1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/09(木) 01:23:12.23 ID:4PsF/+Sa0
今、こうしている間にも僕は手に握った携帯電話のアドレス帳で
何度も彼の番号を表示しては、決心が付かずに待受画面に戻るという
単純かつ無駄な動作を繰り返している。
彼は何をしているだろう。彼のことだから勉強などはしている訳もなく
風呂に入っているのか、それともあのワガママで活発な涼宮さんとメールでもしているのだろうか。
それにしても、いつから僕は彼のことを思って始終胸を痛めるといった
不健康的な生活を始めたのか今となっては検討も付かない。
病は結構重症なのだろうか
あぁ、キョン。君の声が聞きたいよ。
続きは頼んだ。
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/09(木) 01:34:10.13 ID:4PsF/+Sa0
プルルルルルルル
ん?こんな時間に誰だ
やれやれ、またハルヒの気まぐれに付き合わされるのか。
カチャ
!佐々木か
キョン「よう、お久しぶりだな。」
佐々木「ぁあ、キョン。すまないね、こんな時間に電話して」
キョン「大丈夫か?声が震えているみたいだぞ?」
佐々木「(!)いや、僕はいたって平気さ。要らぬ心配をかけたようだね」
キョン「それなら良かった。それに、久しぶりに声を聞けたよ」
佐々木「まったくだよ。僕は君がちょくちょく電話してくれるのではないかと期待していたんだがね。
ある意味君らしいといえば、そうだが」
キョン「それは、すまん」
佐々木「卒業して進路が別れたというだけで、こんな美人と音沙汰もなくなるなんて君は本当に暢気な人だね。くつくつ」
キョン「それを自分で言うか!」
佐々木「ははは、言ってみたかっただけさ」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/09(木) 01:39:03.72 ID:4PsF/+Sa0
すんません、誰か文才のある方書いてください
佐々キョンでお願いいたします
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/09(木) 08:30:34.24 ID:4PsF/+Sa0
キョン「こんな所で話すのもなんだ、まぁ一回上がらないか」
佐々木「そうだね。お邪魔するとするよ」
・・・
佐々木「本当に君は起きたばっかりのようだね
まだ、この部屋に君の香りが残っているよ」
キョン「おいっ、怪しげなことを言うな!」
佐々木「くつくつ、僕はこうして寝起きの君を見ているだけでも楽しいよ
一日中君を眺めていても良いくらいだ」
キョン「なんだそりゃ。でだ、俺もずっとこのままの格好でいる訳にもいかない
着替える間は、少し向こうをむいていてくれないか?」
佐々木「わかったよ、では少しの間、君のベッドを借りるよ
一睡も出来なかった脳をちょっとでも休めることが、今日のためでもあるだろうしね」
キョン「いいぞ、ゆっくり寝てくれ。(おいおい、あまりにも無防備だな・・・)」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/04/09(木) 08:41:58.70 ID:4PsF/+Sa0
キョン「(さてと、着替え終わって洗顔も終わったが・・・
相変わらず、佐々木は良く寝てるな)」
佐々木「スースー」
キョン「(佐々木だって親友とは言え女だ。それに谷口に言わせればAAランク+になるであろうような
美人が俺のベッドですやすやと寝息を立てて寝ている。こんな状況なかなか耐えられたものではないよな・・・)」
・・・
キョン「(いかん、いかん、何を妄想しているんだ、俺は!!
飯でも食ってくるか。)」
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/09(木) 10:27:59.20 ID:4PsF/+Sa0
佐々木「なぁ、キョン」
キョン「なんだ?」
佐々木「君は、その、、、恋ってものには興味があるかい?例えば、好きな人がいたり」
キョン「ん?どうしたんだ、歯切れが悪いな。お前らしくないぞ。」
佐々木「くつくつ、でどうなんだい?」
キョン「まぁ、俺だって健康な男子だから、恋だってしたいさ。でもあの団長さんのいる変な部活にいるせいで、女子とはこれっぽっちも縁が無いようだがね」
佐々木「おやおや、キョン。僕が今こうやってここにいるのにそれはないだろう。一人の女子として、僕は傷ついたよ」
キョン「す、すまん。そういうつもりではなかったんだが・・・」
佐々木「くつくつ、いいのさキョン。ところで、僕が君と、、、そういう関係の女子に、、、なってあげるといったら君はどうするかい?」
キョン「それはだな、えーっと・・・!?」
佐々木「そうだよ。僕が君とお付き合いをしようと誘っているのさ」
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/09(木) 10:29:20.70 ID:4PsF/+Sa0
キョン「それ、マジで言ってるのか?」
佐々木「あぁ、僕が冗談を言っているように聞こえるかい?」
キョン「いや、、、、だが、雰囲気というものもあるだろう」
佐々木「そう言うと思ったさ、ボクはどうもこういうことが苦手でね。くつくつ」
佐々木「じゃあ、単刀直入に言うさ。好きなんだよ。私は君のことが」
キョン「!!」
------
ガバッ
佐々木「ゆ、夢か。。。彼のベッドで、ずいぶん寝てしまったようだ」
103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/09(木) 11:22:49.75 ID:4PsF/+Sa0
キョン「俺だって、女の子の容姿を褒めることだってあるさ」
佐々木「いや、非難した訳ではないんだがね・・・」
佐々木「嬉しかったのさ、君がそういう風に僕のことを見てくれて、、」
キョン「おい、どうした佐々木!?辛いことでもあったのか?」
グスッ
佐々木「嬉しいんだょぉ」
ギュッ
キョン「!!」
ギュッ
佐々木「!!」
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/09(木) 11:26:03.00 ID:4PsF/+Sa0
童貞には、恋模様がうまく書けませぬ
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/09(木) 12:15:32.14 ID:4PsF/+Sa0
キョン「辛かったか?今まで、連絡も取り合わなくてすまなかった・・・
これからは、いつでも会ってやるぞ」
佐々木「ありがとうよ、キョン、、、」
キョン妹「ねぇ〜、キョンく〜ん お菓子持ってきたよぉ〜」
キョン、佐々木「!!」
ガバッ
キョン妹「あー!!キョン君と佐々木さんってカップルだったんだぁー
そうなんだー。お菓子置いとくねぇー」
キョン「やれやれ・・・」
佐々木「やれやれとは、ずいぶん酷い言い草だね、くっく。傷ついたよ」
キョン「・・・どこか、遊びに行こうか」
116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/09(木) 12:36:12.24 ID:4PsF/+Sa0
--
キョン「良かったのか、ここで?」
佐々木「あぁ、ここは雰囲気が良いし、いつも来ているから落ち着くと思ってね」
キョン「そうだな。だが、さすがに日曜日の喫茶店はいつもよりは人が多いようだな」
佐々木「でだ、今日は朝から君にいろいろと迷惑をかけてしまったようだけど
僕のわがままをもう一つだけ聞いてくれないだろうか?」
キョン「団長さんのわがままなら、間髪入れずお断りする所だが
お前の言うことはいくらでも聞くぞ」
佐々木「くつくつ、君は仮にも女の子と二人きりというデートのなかで
他の子の名前を出すのかい。でも、僕のわがままを聞いてくれるようで嬉しいよ」
キョン「で、何なんだ?」
佐々木「まぁ、そんなに焦らなくてもいいじゃないか
まだ注文した紅茶とコーヒーも運ばれてきていないのに」
125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/09(木) 13:04:28.05 ID:4PsF/+Sa0
佐々木「そろそろ>>1も疲れてきたみたいだし、告白するね
好きです」
キョン「僕もです」
HAPPY END
494 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/10(金) 15:27:01.35 ID:T9zNKwyx0
ここは>>1の俺が・・・
国木田「おはよう、キョン。」
キョン「国木田か、おはよう」
国木田「何だか元気ないね。それよりキョン、坂中さんがこの前の日曜日キョンが知らない女の子と
映画館にいるのを見たって言ってたけど、本当にキョンだったのかい?」
キョン「あ、ああ、佐々木だよ」
国木田「へぇ〜、佐々木さんかぁ。キョンは中学の時から仲が良かったからねぇ
今でもそういう関係なのかい?」
キョン「おい、誤解を招く言い方はよせ。それに中学を卒業してからは、この前初めて会ったんだ」
国木田「ふふっ、そうだったのかい。意外だなぁ〜
でもよ、キョン。君は久しく会っていなかった人にいきなり抱きつくような人だったかな」
キョン「!!」
坂中「キョン君、ごめんね。映画館に私もお友達と行ってて、その時見ちゃったんだ・・・」
498 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/10(金) 15:37:37.44 ID:T9zNKwyx0
キョン「え〜っとだ、阪中さん、、、あれは、違うんだ」
阪中「そうなのね、すごくラブラブに見えたけど、、、
涼宮さんとは付き合ってなかったのね?」
キョン「おい、声がでかいぞ。俺は彼女などいない」
国木田「キョンは変な女ばっかりつきまとってるし」
谷口「まったく、何でこいつばっかりモテるのかさっぱり分からん。なぁ、阪中よぉ」
阪中「ぅ、うん」
ハルヒ「おっはよ〜、キョン!ちょっと来なさい!」
509 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/10(金) 16:51:52.24 ID:T9zNKwyx0
キョン「おいっ、佐々木。その耳は!?」
佐々木「くつくつ、やっと気付いてくれたようだね
そうだよ、これは俗にいう猫耳というやつだ。君がきっと好むと思ってね」
キョン「ん、まぁ・・可愛いかな。あとは、その、、、」
佐々木「なんだい?」
キョン「猫みたいな喋り方で頼む」
佐々木「にゃあ、キョン。お膝を貸してくれにゃん」
佐々木「僕は眠たくにゃったから、キョンの膝で寝たいにゃん」
キョン「可愛すぎるっ!反則だ!!」
514 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/10(金) 17:06:56.51 ID:T9zNKwyx0
キョン「佐々木、お前って案外軽いんだな」
佐々木「君は本当に女心に鈍いようだね。僕だって年頃の女の子だ、体重について触れられてあまり嬉しくはないよ」
キョン「人の膝の上で嬉しそうに寝てるお前が言っても説得力がないぞ」
佐々木「くっく、キョンは暖かいにゃん。僕に目線を合わせてくれにゃ」
キョン「ジーッ」
キョン「佐々木、顔が赤いぞ。熱でもあるのか?」
佐々木「ん、、、そうかな(ポッ///)言われてみればそうかもしれないにゃ
しばらくこのまま寝かせてもらっても良いかにゃん?」
キョン「いいぞ、楽になるまで寝ておけ」
佐々木「ありがとにゃん」キュン