1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/05(日) 22:46:48.18 ID:A4w82TXa0
部室
コンコン ガチャ
キョン「うぃーす」
カエル「ヴォー」
キョン「……」
カエル「ヴォーヴォー」
キョン「なんだ、このデカいカエルは…?」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/05(日) 22:49:21.65 ID:A4w82TXa0
ハルヒ「私が今朝見つけて持ってきたのよ」
キョン「やっぱりお前か。こんなのどこで見つけた?」
ハルヒ「学校に来る途中、ドブの中にいたのよ」
キョン「そんなところから拾うな!といか何で連れてきた?」
ハルヒ「何となく面白そうだったから」
キョン「やれやれ」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/05(日) 22:52:21.98 ID:A4w82TXa0
キョン「今朝何度か聞こえてきた悲鳴はお前が原因か、たく…」
長門「種名はウシガエル。無尾目アカガエル科、大きさは185mm。主に池や湿地、河川などに生息する日本最大のカエル」
キョン「解説ありがとさん、長門」
みくる「本当に大きいですね〜」
キョン「朝比奈さんはカエルとか大丈夫なんですか?」
みくる「爬虫類とかはわりと平気なんです、私」
鶴屋「やぁみくる、いるかいっ!」バーン
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/05(日) 22:55:22.35 ID:A4w82TXa0
みくる「鶴屋さん、どうしたんですか?」
鶴屋「まったくみくるはあわてんぼさんだね!教室にカバン忘れてたよ!って、ん?」
ウシガエル「ヴォ?」
キョン「どうしました鶴屋さん?何か顔が引きつってますけど」
鶴屋「ひ…ひ…」
鶴屋「きゃーいやー!!!」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/05(日) 22:58:02.66 ID:A4w82TXa0
キョン「!!鶴屋さん?」
鶴屋「か、カエル…カエル…」ブルブル
キョン「ひょっとしてカエル苦手なんですか?おいハルヒ、カエルをどこか見えない所に!」
ハルヒ「わ、わかったわ!じゃあこのダンボールの中に!」ガサゴソ
ウシガエル「ヴォーヴォー!」ナニスンジャイワレェ
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/05(日) 23:01:04.49 ID:A4w82TXa0
キョン「もう大丈夫ですよ、鶴屋さん」
鶴屋「そ…そうかい…」カタカタ
キョン「それにしてもすごい悲鳴でしたね」
鶴屋「カエルは苦手にょろ…」
キョン「完全無欠に思える鶴屋さんにも苦手なものがあったんですね」
鶴屋「虫も鼠も蛇も平気だけど、カエルだけは本当に駄目なんだよ…」
みくる「私も知らなかったですぅ」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/05(日) 23:04:01.70 ID:A4w82TXa0
キョン「鶴屋さん大丈夫ですか?顔色悪いし、体もまだ若干震えてますが」
鶴屋「あはは…いきなりすごいモノを見ちったからねぇ…」
キョン「ハルヒ、あんなでかいカエルを無造作に机の上に放し飼いにするなよ…」
ハルヒ「むー、悪かったわよ。本当に大丈夫、鶴屋さん?」
鶴屋「あっはっは、大丈夫大丈夫…じゃあみくる、カバン置いとくね」コトン
みくる「保健室に行ったほうがいいんじゃないですかぁ?」
鶴屋「平気平気!それじゃね!」パタン タタタッ
みくる「やっぱり私心配なので、家まで付き添ってきますね。失礼します」ガチャ パタン
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/05(日) 23:07:02.77 ID:A4w82TXa0
キョン「あんな弱弱しい鶴屋さん初めて見たな」
ハルヒ「よっぽど苦手なのね」
キョン「そのカエルは帰りにちゃんと放しとけよ」
ハルヒ「わかってるわよ。みくるちゃんも帰っちゃったし、今日はもう団活終わりにしましょうか」ガサゴソ
古泉「失礼します。遅れてすみません」ガチャ
ウシガエル「ヴォー」
古泉「うおっとぉ!」ビクッ ズザザー
キョン「どうした?」
古泉「いえ、実はカエルは苦手でして…」
キョン「あっそ」
古泉「…」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/05(日) 23:10:02.78 ID:A4w82TXa0
翌日 昼休み
鶴屋「キョ、キョンくん、ちょっといいかな?」
キョン「鶴屋さん?どうしたんですか?」
鶴屋「ここじゃ何だから、昇降口のあたりにでも…」
キョン「ええ、構いませんが…」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/05(日) 23:13:02.73 ID:A4w82TXa0
キョン「それでどうしたんですか?何か相談でも?」
鶴屋「うん、実は今度近くの水族館で『世界のカエル展』が催されることになっててね…」
キョン「そういえば案内のチラシが届いてたよーな…」
鶴屋「鶴屋家もその催し物に協力することになったにょろ…」
キョン「フムフム」
鶴屋「それでなぜか近所の幼稚園の子ども達の案内を、私がやらなきゃいけなくなっちゃったにょろ…」
キョン「何で鶴屋さんが?」
鶴屋「私もそう言ってめがっさ反対したっさ…」
鶴屋「だけどお父さんが『鶴屋家次期当主たるもの苦手なものがあってはならん。これも試練だ』とか言っちゃって…」
キョン「あー…」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/05(日) 23:16:02.56 ID:A4w82TXa0
キョン「鶴屋さん、カエル苦手ですもんねぇ…」
鶴屋「キョンくん、私どうしよう…カエル本当に怖いよ…」フルフル
キョン「鶴屋さん…」
キョン「わかりました。鶴屋さんがカエル嫌いを克服できるよう、協力しましょう!」
鶴屋「ホ、ホントかい、キョンくん…」パァァ
キョン「ええ、俺が何とかしてみせますよ」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/05(日) 23:19:03.08 ID:A4w82TXa0
キョン「それで、その『世界のカエル展』はいつやるんですか?」
鶴屋「今週の土曜日だよ」
キョン「4日後じゃないですか!あんまり時間ないですね…」
キョン「それと案内っていっても具体的にどんなことを?」
鶴屋「基本的にはケースに入れられた様々なカエルのことを解説しながら周るにょろ」
キョン「うーん、それぐらいなら何とかなるかな」
鶴屋「ただ…」
キョン「?」
鶴屋「実際にカエルと触れ合う『ふれあいコーナー』があるんだよ…」
キョン「ありゃりゃ…」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/05(日) 23:22:03.99 ID:A4w82TXa0
キョン「だとすると、相当覚悟を決めないといけないですね」
キョン「ハルヒ達にも話しておきますんで、早速今日から克服のための特訓を始めましょう!」
鶴屋「うん、本当にありがとうキョンくん!私頑張るっさ!」
キョン「そういえば朝比奈さんにはこのことを?」
鶴屋「うん。でも…」
キョン「?」
鶴屋「昨日一緒に帰ってる途中で、みくる足滑らせて川に落ちちゃってね…」
鶴屋「それが原因で、風邪を引いて寝込んじゃったのさ…」
キョン「!」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/05(日) 23:25:03.30 ID:A4w82TXa0
みくる『うん、心配掛けてゴメンね、キョンくん』
みくる『私はしばらく学校に行けそうにないから…』
みくる『鶴屋さんのこと、よろしくお願いします』
キョン「ええ、任せてください。それではお大事に」ピッ
キョン「ふぅ、あとでハルヒ達にも知らせておかないと」
鶴屋「ゴメンねキョンくん。私がついていながら…」
キョン「鶴屋さんが気にすることじゃないですよ。それではまた放課後に」
鶴屋「うん!」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/05(日) 23:30:03.46 ID:A4w82TXa0
放課後 部室
ハルヒ「鶴屋さん、事情は聞いたわ!もちろん私たちも協力するわよ!」
長門「…」コクリ
鶴屋「ありがとう、ハルにゃん、有希っこ!」
古泉「僕はちょっとお役にた
キョン「それでは早速始めましょうか」
古泉「…」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/05(日) 23:33:07.68 ID:A4w82TXa0
ハルヒ「とりあえずどの程度なら大丈夫なのか試してみるわね!」
ハルヒ「この小っちゃいカエルならどう?!」ズイッ
鶴屋「にょ!!」ピョン ズザザ
キョン「こら!いきなり顔の前に突きつけるな!」
ハルヒ「やっぱり本物は駄目か。じゃあこのリアルなカエル人形は?」
鶴屋「ぴぃぃぃ」プルプル
キョン「何だか朝比奈さんを見てるみたいだな…」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/05(日) 23:36:07.65 ID:A4w82TXa0
ハルヒ「それならこのカエルの写真は?!」
鶴屋「ひぃぃん…」カタカタ
ハルヒ「ケ○ロ軍曹のヌイグルミ!」
鶴屋「…ひっく」ジワッ
ハルヒ「この絵は?!」
鶴屋「ふぇぇぇん…」
ハルヒ「重症ね…」
キョン「ハルヒに『腐ったほうれん草』とまで言われた俺の絵でも駄目とは…」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/05(日) 23:39:10.30 ID:A4w82TXa0
ハルヒ「うーん、本番まで時間もないし、いっそのことショック療法で…」
鶴屋「ひっ!」
キョン「まてまて!何でお前はそう短絡的なんだ…俺に代われ」
ハルヒ「なによー」ブー
キョン「鶴屋さん、いきなり実物は無理でしょうから、まずは想像から始めてみましょう」
キョン「この机の上にカエルがいると頭の中で想像してみてください」
鶴屋「う、うん…」ジー
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/05(日) 23:42:02.42 ID:A4w82TXa0
鶴屋「ひ…ひぃ!」
キョン「どうしました?」
鶴屋「あ、いや…昨日のでっかいカエルのショックが強くてさ…」
キョン「いきなりあんなでかいのじゃなくてもいいんです。もっと小っちゃいカエルで」
鶴屋「わ、わかったにょろ…」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/05(日) 23:45:02.46 ID:A4w82TXa0
鶴屋「小っちゃいカエル…小っちゃいカエル…ううう…」
キョン「どうですか?」
鶴屋「カエルがこっちを見てるにょろ…」
鶴屋「目が合ったにょろ!」
鶴屋「飛び掛ってきたにょろ!!」バタバタ
キョン「そんなことまで想像しなくていいんですよ…」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/05(日) 23:48:06.35 ID:A4w82TXa0
鶴屋「な、何とか凝視できるようになってきたよ…」
キョン「よし。では今度はその想像のカエルに触ってみてください」
鶴屋「あ、あいよ!」プルプル
ハルヒ「何もない机に震えながら手を伸ばしている様は何かシュールね」
キョン「こら、こっちは大真面目なんだ。茶化すな」
鶴屋「う、う〜」ツンツン
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/05(日) 23:51:04.00 ID:A4w82TXa0
鶴屋「な、何とか触れたよ…指先だけだけど…」
キョン「そこから徐々に手の平で触ったり、手の上にカエルをのせてみたりしてみてください」
キョン「焦らずにジックリジックリとです」
鶴屋「りょ、了解っさ…」カクカクプルプル
鶴屋「…う、う〜、う〜う〜、ひ〜〜ん…」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/05(日) 23:54:02.39 ID:A4w82TXa0
1時間後
鶴屋「よ、ようやく何ともなくなってきたよ!」
キョン「第1段階クリアですね。それでは次は…」
キョン「絵です。さきほどハルヒと長門に描いてもらいました」
鶴屋「はううあ!」
キョン「まずはこちらのデフォルメされたかわいい絵から。これも徐々に慣れていきましょう」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/05(日) 23:57:02.37 ID:A4w82TXa0
鶴屋「こ、ここ、これくらいなら何とか…」
キョン「大丈夫そうですね。ではもう少しリアルにしたこちらの絵を…」
鶴屋「にょろろ!」
キョン「…鶴屋さん、目を背けちゃだめですよ」
鶴屋「ぬ〜キョンくんのイジワル…」
キョン「頑張ってくださいよ」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 00:00:06.46 ID:F5ltMmxR0
キョン「これもいけるようになりましたね。ではこちらのおもいきりリアルな絵を」
鶴屋「キョンくん、お外はいい天気だね〜」キラキラ
キョン「現実逃避しようとしても駄目です。ほら、頑張りますよ」
鶴屋「ぶ〜わかってるっさ…」グッ
鶴屋「ふにゅうう〜この絵怖すぎるっさ〜…」
長門「力作」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 00:03:02.56 ID:F5ltMmxR0
キョン「何とか目を逸らさず凝視できるようになりましたね。それでは最後に今日の仕上げとして…」
キョン「様々な種類のカエルの写真を用意しました」パラパラパラ
鶴屋「にょわわ〜〜!カエルがたくさん!!」
キョン「さぁ頑張りましょう、鶴屋さん!」
鶴屋「ううう〜こうなったらやってやるっさ!」
鶴屋「ぴいぃぃぃグロテスクにょろぉぉぉぉ助けてぇぇぇぇ!」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 00:06:03.87 ID:F5ltMmxR0
鶴屋「ど、どうだい!どの写真をみても平気になったにょろ!」
キョン「さすが鶴屋さん、今日1日でここまで克服するとは」
キョン「今日はここまでにしておきましょう。写真は持って帰って家でも特訓してくださいね」
鶴屋「本当にありがとうキョンくん!ハルにゃんも有希っこもありがとう!」
キョン「いえいえ」
ハルヒ「どーいたしまして」
長門「…」コクリ
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 00:09:02.83 ID:F5ltMmxR0
鶴屋「でもまだ実物はてんで駄目なんだよね…」
鶴屋「この調子で大丈夫なのかなぁ、私…」ションボリ
キョン「焦りは禁物ですよ、今日だけでもすごい前進ですよ」
キョン「大丈夫、鶴屋さんならできます!俺が保障しますよ」
鶴屋「ホントかい…?えへへ、キョンくんがそう言ってくれるとできるような気がしてくるよ!」
鶴屋「うん!私明日も頑張るよ、キョンくん!」
キョン「その意気です、頑張りましょう!」
ハルヒ「むー…」
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 00:33:05.32 ID:F5ltMmxR0
2日目 放課後
キョン「今日はこいつからいきましょう」
鶴屋「これは…ケ○ロ軍曹のヌイグルミ?」
キョン「それとこちらです!」バッ
鶴屋「これは!…有希っこ?」
キョン「朝比奈さんのコスプレ用のカエルの着ぐるみです」
長門「…ピョンピョン」
キョン「まずはこれらから触れて、慣れていきましょう」
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 00:36:02.48 ID:F5ltMmxR0
鶴屋「一昨日は怖くてたまらなかったけど…今日は何だかかわいいっさ!」モフモフ
鶴屋「有希っこもすっごくかわいいにょろ〜」ギュー
長門「…暑い」
キョン「おおっ、全然平気そうですね。ではもう次いきますか」
キョン「次はこれ、カエルのおもちゃです」ドサドサ
キョン「これもかわいいモノからリアルなモノに順に慣れていきましょう」
鶴屋「ほいきた!」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 00:39:01.27 ID:F5ltMmxR0
鶴屋「アハハッ、これ面白いね」プシュプシュ ピョンピョン
キョン「これも大丈夫っと。ではリアルなのいきましょうか」
鶴屋「うぅ」
キョン「一気に泣きそうな顔にならないでください…」
鶴屋「うにゅう〜なんのこれしきー」ガバッ
キョン「おおっ」
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 00:42:02.47 ID:F5ltMmxR0
キョン「とりあえずリアルおもちゃ程度では動じなくなりましたね」
鶴屋「どんなもんだい!」エッヘン
キョン「では、明日からが本番です。本物のカエルを使います」
鶴屋「…」サー
キョン「大丈夫ですよ。普通はもっと時間をかけないとできないことを、鶴屋さんは僅か2日でここまできたんですから」
キョン「俺も全力でサポートしますから、安心してください」ニコッ
鶴屋「…私やるよ!キョンくん、お願いするっさ!!」ニコッ
ハルヒ「む〜〜」イライラ
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 00:45:02.38 ID:F5ltMmxR0
3日目 放課後
鶴屋「……」
カエル「…ケロロ」
キョン「さあ鶴屋さん、俺が軽く押さえておきますので、触れてみてください」
鶴屋「……」フルフル ソォー
ハルヒ「へっぷし!」
鶴屋「うひゃあ!」ビクッ ズザザッ
キョン「こらハルヒ!邪魔するなよ!」
ハルヒ「うっさいわねバカキョン!ふんだ!」ツーン
キョン「なんだアイツ…」
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 00:48:03.85 ID:F5ltMmxR0
鶴屋「触れるようになったにょろよ…」プニプニ
キョン「それじゃあ手の平の上にのせてみましょうか」
キョン「できれば逃げないように両手でかるく包んでください」
鶴屋「ひ、ひぃぃ感触が…手の中で暴れてる…」オロオロ
鶴屋「助けてぇ〜キョンくん〜」
キョン「我慢です、鶴屋さん」
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 00:51:03.95 ID:F5ltMmxR0
キョン「普通のカエルにならほぼ抵抗なく触れるようになりましたね」
キョン「さすがです。いよいよ明日が最後の試練です」
鶴屋「おうっ、どこからでもかかってくるっさ!」
キョン「その意気です。ではまた明日」
鶴屋「うん!じゃあね!」パタン
キョン「ふう…で、古泉よ、なぜそんな隅っこで体育座りをしている?」
古泉「最近異常に閉鎖空間が発生していましてね…」
古泉「あなたにわかりますか?巨大なカエルの神人に食べ掛けられる恐怖が…」
キョン「ふーん…ま、頑張れよ」パタン
古泉「…」
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 00:55:04.39 ID:F5ltMmxR0
4日目 放課後
鶴屋「……」
ウシガエル「ヴォーヴォー」オウマタアッタナネェチャン
キョン「こいつが最終試練です。こいつさえ克服すればどんなカエルでも大丈夫でしょう」
キョン「ハルヒが自宅でこっそり飼っていたのを連れてきてもらいました」
キョン「……ってあれ?鶴屋さんは?」キョロキョロ
ハルヒ「風のように部室から走り去っていったわよ…」
101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 00:58:06.03 ID:F5ltMmxR0
キョン「ちょっと鶴屋さん、待ってください!」
鶴屋「いやー無理にょろー食べられちゃうにょろーー!!」ブンブン バタバタ
キョン「落ち着いて!大丈夫ですよ、鶴屋さんなら絶対克服できます!」ガシッ
キョン「それにここまで数々の試練を乗り越えてきたじゃないですか!」グイッ
鶴屋「あ、ちょ、ちょ…」(か、顔が…)
キョン「それに、俺もついてますから。あと少し、頑張ってみましょう?」ニコッ
鶴屋「う、うん…」(うわぁ…)ドキドキ
106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 01:02:09.06 ID:F5ltMmxR0
ハルヒ「さぁいきなさい、トラボルタ!」
トラボルタ「ヴォー!」ガッテンダ
鶴屋「ふみぃぃぃぃぃぃぃぃ…」
キョン「何だその名前は…というか、けしかけるな!」
鶴屋「う…う…ひっく」ポロポロ
キョン(トラウマになっちゃったんだろうなぁ、あれは…)
キョン「鶴屋さん大丈夫ですか?やっぱりやめておきますか…?」
鶴屋「…ううん、頑張る!負けてたまるもんか!」グシグシ
109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 01:07:19.00 ID:F5ltMmxR0
鶴屋「ふぅぅぅぅ」ピトッ
キョン「おおっ、少し触れた!」
トラボルタ「ヴォー!!」
鶴屋「!」ビクッ
鶴屋「負けるもんか…負けるもんか…」
鶴屋「お前なんかに絶対負けないっさーー!」グワシッ
キョン「おおおおっ、両手で鷲掴みに!」
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 01:10:03.72 ID:F5ltMmxR0
鶴屋「うううう……何だ、大したことないじゃないかい…」フルフル
キョン「鶴屋さん、やったじゃないですか!ついに克服しましたね!」
鶴屋「キョンくん…キョンくんのおかげっさ…ホントにありがとう!」
鶴屋(何かキョンくんのことを考えてたら、カエルが怖くなくなってたにょろ…)
キョン「いえいえ、おめでとうございます」
キョン「これで明日の本番、頑張るだけですね」
鶴屋「うん!キョンくんのためにも頑張るっさぁ!」
ハルヒ「…」イライラゲシゲシ
古泉「す、涼宮さん、痛い!痛いです!」
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 01:15:01.80 ID:F5ltMmxR0
『世界のカエル展』 当日
鶴屋「それでは!行ってくるっさ!」
キョン「ファイトです鶴屋さん。俺達は少し離れて着いていきますね」
鶴屋「手出しは無用だよ!そんじゃあ出発!」ズンズン
キョン「さて、俺達も行くか」
ハルヒ「そうね、お手並み拝見といくわ」
古泉「あの…どうしても僕も行かなきゃいけませんか…」
長門「…」グイッ
古泉「ドナドナ…」ズルズル
122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 01:18:03.57 ID:F5ltMmxR0
会場
鶴屋「みんなー離れないできちんと並んで、お姉さんについてくるっさー!」
園児「わーーカエルさんがいっぱいいるーー!」ワイワイ
園児「みたことないのばっかりだー」キャッキャッ
ゾロゾロゾロ……
キョン「いよいよか…頑張ってください、鶴屋さん…」
ハルヒ「わーカエルーいっぱいー」キラキラ
125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 01:21:04.72 ID:F5ltMmxR0
鶴屋「こいつはコノハガエル!上からみると葉っぱそっくりにょろよ!」
園児「わーほんとだーおもしろーい!」キラキラ
鶴屋「こっちはモウドクフキヤガエル!こいつは最強の毒を持っててね〜人間もワニもイチコロにょろ!」
園児「こわーい」カタカタ
キョン「ここまではかなり順調だな。…ってあれ?古泉はどこ行った?」
ハルヒ「あそこで緑色の泡を吹いて倒れてるわよ…」
キョン「やれやれ…長門、すまないがあそこのベンチで古泉のことを見ててくれないか?」
長門「わかった」ガシッ ズルズルズル ガンッゴンッ
128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 01:24:07.86 ID:F5ltMmxR0
キョン「いよいよ最後の『ふれあいコーナー』か…」
鶴屋「さぁみんな!このコーナーでは自由にカエルに触れるにょろよ!」
ワーキャーペタペタツンツンキャッキャッ
キョン「おおおっ、鶴屋さん、普通に触ってる!やった!」
キョン「なんだ、俺達がわざわざ心配してついてくることなかったかな」
ハルヒ「これで一件落着ね」
鶴屋(やった…キョンくん!私できたよ!!)
鶴屋(キョンくん、見ててくれたかな…?)
鶴屋(…んん?あっちの隅のほうにも何かいるみたいっさ)
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 01:27:05.72 ID:F5ltMmxR0
鶴屋「みんな!ここにもカエルがいるみ…た…い……」
巨大カエル「グヴォーグヴォー」
鶴屋「………」
キョン「な、なんだあのデカいカエルは…トラボルタの何倍あるんだ…」
ハルヒ「あれは…ゴライアスガエルね。体長は35cm、後肢の長さも含めると1m近くにもなる世界最大のカエルよ」
キョン「なんであんなのが『ふれあいコーナー』に…」
133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 01:30:07.91 ID:F5ltMmxR0
鶴屋(なななななにこれナニコレ!!何でこんなのが!!)オロオロ
ゴラ「グヴォヴォヴォヴォヴォ…」ノッシノッシ
鶴屋(ん?何か壁にメモ書きが…)
『奮発しちゃった♪ 逃げるべからず 父より』
鶴屋「……何考えてんのよーーーー!!!!」
キョン「うお!鶴屋さん?」
135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 01:33:06.15 ID:F5ltMmxR0
キョン「あれはちょっと無理か…あいつは俺でもきつい…」
キョン「鶴屋さ…」
キョン「ん?」
鶴屋(…………負けない!)
鶴屋(こんなに喜んでくれている子供たちのためにも…)
鶴屋(あんなにカエル克服の特訓に付き合ってくれたみんなのためにも…)
鶴屋(そして……誰よりもキョンくんのためにも!!)
鶴屋(私は勝つっさ!!!!)
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 01:36:04.50 ID:F5ltMmxR0
ゴラ「グヴォ?」
鶴屋「ええ〜〜〜〜〜〜〜い!!!」ガッシィ!!!
鶴屋「みんな!こっちを見るにょろ!こんなでっかいカエルがいるよ!」
園児「わ〜〜〜なにそれなにそれ!」
園児「おっき〜〜〜い!!」
ワイワイワイキャッキャッキャッ
鶴屋「ふぅぅぅぅん…」プルプル
キョン「鶴屋さん…」
141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 01:40:03.22 ID:F5ltMmxR0
夕方
鶴屋「それではみんな、気をつけて帰るにょろ!」
園児「ありがと〜おねーちゃん」
園児「たのしかったよ〜」
ガヤガヤワイワイ
鶴屋「…ふぅ」
キョン「…お疲れ様です、鶴屋さん」
鶴屋「キョンくん…」
144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 01:43:04.70 ID:F5ltMmxR0
鶴屋「…」ジワッ
鶴屋「キョンく〜〜ん!」ダキッ
キョン「!」
ハルヒ「!」
鶴屋「ふええええええん、怖かったよぉ」ポロポロ
キョン(ああ、緊張の糸がきれちゃったんだな…)
キョン「本当にお疲れ様です。よく頑張りましたね」ナデナデ
ハルヒ「!!!」
146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 01:46:06.66 ID:F5ltMmxR0
キョン(あ…ちょうどいい位置に頭があったもんだから、思わず撫でちまった…)カァァ
ハルヒ「ちょちょちょっとキョン!あんた何してんのよ!!」
キョン「あ、いや、その…まぁ仕方ないじゃない…か?」
ハルヒ「なにがよ!あーもー!!」イライライラダンダンダン
鶴屋「……」グスッ
鶴屋「……ありがとう、キョンくん」スッ
キョン「落ち着きましたか?」
148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 01:49:03.56 ID:F5ltMmxR0
鶴屋「いやー恥ずかしいところ見せちったねーごめんね、キョンくん、ハルにゃん」
キョン「いえいえ、いいんですよ」
ハルヒ「…ふんだ」プイッ
キョン「さて、帰りますか…って、あ!」
鶴屋「どうかしたかい、キョンくん?」
150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 01:52:06.48 ID:F5ltMmxR0
キョン「長門と古泉のことを忘れていた…」
キョン「長門のことだ、律儀に同じ場所で待ってるんだろうなぁ…」
キョン「早く迎えに行かないと。ちょっと待っててください、行ってきます」
鶴屋「あ、キョンくん、私も行くっさ」
ハルヒ「私もいくわ…」
キョン「それじゃあみんなで行きますか」
152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 01:57:02.44 ID:F5ltMmxR0
キョン「長門ーすまんな、待たせちまった」
長門「別に構わない」パラ・・・パラ・・・
キョン「古泉はまだ目を覚まさないのか?しょうがないな…」
キョン「この小さいカエルをちょいと失敬してっと…」
キョン「古泉〜早く起きないと、口の中にカエル入れちまうぞ〜」ズィ
古泉「むなあああああ!!!」ガバァッ
キョン「おっ、起きたな。それじゃ帰るか」
古泉「あなた鬼ですか!」
154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 02:00:04.12 ID:F5ltMmxR0
鶴屋「キョンくんキョンくん」ツツッ
キョン「何ですか、鶴屋さん?」
鶴屋「もしキョンくんが困ったことになったら、いつでも私に言ってね。今度は私が力になるよ!」ニカッ
キョン「ええ、ありがとうございます」ニコッ
ハルヒ(なによなによ!何か腹立つわね〜…あーもー!)ドガンッ
キョン「うお!おいこらハルヒ!何やってんだ!」
ハルヒ「何でもないわよ!」
キョン「何でもないことあるか!あーあー、大穴あけちゃって…」
155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 02:03:04.66 ID:F5ltMmxR0
キョン「ん?ハルヒ、それ何に穴あけたんだ…?」
ハルヒ「何って…そういや何か『触るな危険♪』とか書いてるわね…」
ハルヒ「中に何かいるのかしら?…ん?」
???「……」キラーン
「グヴォグヴォグヴォグヴォグヴォグヴォグヴォグヴォグヴォグヴォグヴォグヴォグヴォグヴォ」
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
キョン「だーーさっきの巨大ガエルがたくさん!何でこんなところにぃー!」
ハルヒ「おぶ!」ドドドドド・・・・・・・
キョン「ハ、ハルヒがカエルの波に呑み込まれた!」
159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 02:06:03.51 ID:F5ltMmxR0
鶴屋(カ、カエルが…カエルがこんなにたくさん…)
鶴屋(ううん、ハルにゃんが危ないんだ、怖がってる場合じゃないっさ!!)
鶴屋「みんな!急いでハルにゃんを助けるっさ!」
鶴屋「あと職員の人達にも協力してもらって、カエルを捕まえるよ!」
キョン「わ、わかりました!」
長門「了解した」
古泉「」
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 02:09:03.54 ID:F5ltMmxR0
キョン「…何とか全部捕まえましたね」(ほとんど長門が捕まえてたが)
鶴屋「ハルにゃんは大丈夫かい?」
キョン「おもいきり錯乱してます…」
ハルヒ「か、かえるが…がんめんに…からだじゅうに…ねとぉって……」
鶴屋「でも怪我はないようだね。とりあえずほっとしたよ」
キョン「まったく最後の最後で騒ぎを起こしやがって…ほらハルヒ、帰るぞー」
ハルヒ「けろけろけろけろくわっくわっくわっ♪」
キョン「やれやれ」
古泉「」
163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 02:12:06.14 ID:F5ltMmxR0
2日後 月曜日
鶴屋「キョンく〜ん、おっはよ〜」
キョン「鶴屋さん、おはようございます」
鶴屋「いやーあれからどんなカエルでもまったく平気になったっさ!完全制覇にょろ!」
鶴屋「これもキョンくんやみんなのおかげっさ!本当にありがとう!!」
キョン「俺も嬉しいですよ。おめでとうございます。ただ…」
鶴屋「?」
164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 02:15:03.66 ID:F5ltMmxR0
鶴屋「今度はハルにゃんがカエル嫌いになった?!」
キョン「ええ、どうやらアレがかなりトラウマになったみたいで…」
ハルヒ「何よ悪い!」
キョン「うおっとぉ!」
鶴屋「ハルにゃん、おはようっさ!」
キョン「ようハルヒ。トラボルタは元気か?」ニヤニヤ
ハルヒ「うっさい!とっくに逃がしたわよ!このバカキョン!!」ブンブン
キョン「おー怖い怖い。しかしまぁ怪我がなくて本当によかったよ」
ハルヒ「なによ…ふんだ!」イー
鶴屋「あっはっは、やっぱり2人は仲がいいにょろね」
鶴屋「本当に……ね」
167 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 02:18:05.38 ID:F5ltMmxR0
ハルヒ「ふん、別にカエル嫌いで困ることなんかないわよ。鶴屋さんの時は特別だっただけで…」ブツブツ
鶴屋「いや、それはよくないにょろ!」
ハルヒ「?」
鶴屋「今回私は随分みんなに助けられたにょろ…」
鶴屋「今度は私が助ける番にょろ!」
鶴屋「というわけで、今から特訓にょろ!」ガシッ
ハルヒ「ちょ、ちょ、いま朝…」アセアセ
鶴屋「善は急げにょろ!さぁ行くよ!」ダッ
ハルヒ「待って!待ってったら!」
キョン「あーあ…」
168 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 02:21:02.96 ID:F5ltMmxR0
みくる「キョンくんおはようございます」
キョン「朝比奈さん!風邪はもう大丈夫なんですか?」
みくる「ええ。それよりも一昨日はうまくいったみたいですね。よかったですぅ」
みくる「…それで、あの声はなんなんですか?」
キョン「…断末魔の悲鳴ですよ」
みくる「?」
169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 02:22:01.73 ID:F5ltMmxR0
ハルヒ「ちょっと鶴屋さん、いいって!いいってば!!」
鶴屋「遠慮は無用っさ!私に任せるっさ!」
鶴屋「ハルにゃんのカエル嫌いは命に代えても治してみせるっさぁ!にゃははは!」
ハルヒ「いやぁぁぁ助けてぇぇぇぇ」
キョン「やれやれ」
おしまい
175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/04/06(月) 02:25:38.56 ID:F5ltMmxR0
やっと終わったー
最後まで読んでいただき、ありがとうございます
グダグダになっちゃったかなぁ・・・
もっともっと精進します!
それでは、本当にありがとうございました!