ハルヒ「キョ…キョンは好きな人いるの?」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 15:04:10.07 ID:mDwRv5EH0

キョン「んあ?」

ハルヒ「だから!好きな人!…いる…?」

キョン「あ〜…まあSOS団員や佐々木、国木田は好きだな」

ハルヒ「そういう意味じゃなくて!!」

ガチャ

みくる「失礼しま〜す」

キョン「こんにちは。朝比奈さん」

ハルヒ「(もう…)」



7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 15:08:06.82 ID:mDwRv5EH0

ハルヒ「みくるちゃん、お茶淹れてちょうだい」

みくる「はいただ今〜」



ハルヒ「でさ、キョn」

ガちゃり

古泉「これはこれは皆さんおそろいで。遅れて申し訳ありません。掃除をしてまして」
長門「私も掃除当番だった」

ハルヒ「(もっと遅れなさいよバカ副団長!!)」


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 15:13:36.14 ID:mDwRv5EH0

パタン

キョン「さて、帰るか」

古泉「そうですね」

みくる「私お腹空きましたぁ。駅前のミスドでも寄りませんかぁ?」

キョン「いいですねぇ」



ハルヒ「私行かない…」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 15:18:09.30 ID:mDwRv5EH0

キョン「おいおい…ノリ悪いな…まあ無理にとは言わないが」

古泉「残念ですね。でも団長抜きで我々だけで楽しむというのも何か悪い気がします…」

ハルヒ「いいのよ…」

みくる「と…とりあえず行きましょうかぁ」

長門「…」コク

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 15:21:24.60 ID:mDwRv5EH0

キョン「おいハルヒ、出ないのか?」

ハルヒ「うん、もう少しやりたいことあるから」

キョン「そっか。ま、戸締り頼んだぞ。また明日な」

ハルヒ「うん…」

バタン

キョン「さ、行きましょうか」

みくる「はい」









ハルヒ「グス…なんで私って素直になれないのかしら…ヒック…」

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 15:26:25.19 ID:mDwRv5EH0

翌朝

キョン「ようハルヒ。昨日本当に良かったのか?」

ハルヒ「良くないわよ…」

キョン「いや、でもお前が断ったんじゃないか」

ハルヒ「ホントは行きたかったわよ。気付きなさいよね…」

キョン「そ…そうだったのか…すまん」

ハルヒ「いいわよ。キョンのこと大好きだから許してあげるわ」

キョン「ほう。そりゃ良かった」

キョン「ん?お前今なんて言った?」

ハルヒ「いいわよ。キョンのこと大好きだから許してあげるわ」

キョン「ほう…熱でもあるんじゃないか?」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 15:28:20.91 ID:mDwRv5EH0

ハルヒ「熱なんか無いわ。本当のことをつい口を滑らせて言ってしまっただけよ」

キョン「お前…やっぱり保健室に」

ハルヒ「も〜…何なのよ!!!好きじゃいけないの!!?」

キョン「…」

キーンコーン冠婚

岡部「席ついて〜」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 15:31:22.24 ID:mDwRv5EH0

キョン「え〜と…とにかく古泉たちと合流しなければならんな…異常事態だからな…」

ハルヒ「…(また寝てるわ…起こしてやらないと…)」ツンツン

キョン「ぐぉう!」

ハルヒ「起きた?」

キョン「寝てないわ!いてえな!」

ハルヒ「あ…ごめんね…?痛いの痛いの…とんでけ〜」なでなで

キョン「(異常事態だ…)」

33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 15:34:23.41 ID:mDwRv5EH0

休み時間

ハルヒ「キョ〜ン〜…」ギュ〜

キョン「あ〜…すまんがトイレに行きたいんだ。離してくれるか?」

ハルヒ「じゃあ着いて行くわ」キリッ

キョン「あ〜めんどくせえ!」
タタタ…

ハルヒ「行っちゃった…きっと照れてるのね…うふふ…」


37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 15:38:13.23 ID:mDwRv5EH0

古泉「おや?どうされました?」

キョン「おい…ここは昨日までの世界か?」

古泉「ええ…それはもちろん。何も変わり映えしない平凡な昨日までの続きが今日ですよ?」

キョン「ならあのハルヒは…なんなんだ?」

古泉「彼女に何か?」

キョン「放課後にわかる。口で説明するのもめんどうだ…。」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 15:42:23.26 ID:mDwRv5EH0

放課後

古泉「失礼しま…」

ハルヒ「キョン、好きな食べ物何?私が今度作ってきてあげるわ。あと、好きな服装も教えなさい。明日の不思議探索で着ていくから。それと、結婚についてどう考えてるかも教えて。将来設計の参考にするわ。あ〜、あと生年月日もペラペラぺら〜」

キョン「…」

長門「…」

みくる「…」

古泉「す」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 15:45:03.11 ID:mDwRv5EH0

ハルヒ「ふぅ…ごめんね?ちょっとしゃべりすぎて疲れちゃった…」

キョン「あぁ…だろうな」

みくる「あ、お茶淹れますね…」

ハルヒ「ふぁ〜…眠いわ…キョン、膝かして」

キョン「断る」

ハルヒ「おやしゅみ〜…」ドサ…

キョン「…」

ハルヒ「すや…すや…」


古泉「なるほど…」

キョン「そういうことだ」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 15:51:44.34 ID:mDwRv5EH0

古泉「しかし、昨日から閉鎖空間は発生しておりませんし、彼女が何らかの力を使用した場合は、我々が直ちに観測するはずですが、それもなしです」

キョン「じゃあ…なんなんだよ。今俺の膝の上で安眠している生物は」

長門「それは間違いなく涼宮ハルヒ本人。身体上の変化は昨日よりも身長が0.01ミリ伸びたことと体重が0.12kg減ったこと。」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 15:56:00.60 ID:mDwRv5EH0

キョン「ほう…長門、質問なんだが、これは夢か?」

長門「夢ではない。私や涼宮ハルヒ、あなたにも実体があり、意思があり、それに基づいて行動している」

キョン「それは大変だ」

古泉「ふふ…いいではないですか。僕も少しうらやましいくらいですよ」

みくる「私もですぅ」

キョン「はは…」

ハルヒ「すや…すや…」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 16:00:28.82 ID:mDwRv5EH0

みくる「もう8時ですよぅ…?そろそろ起こした方が…」

キョン「ですよね…」

キョン「おいハルヒ。起きろ」ゆさゆさ

ハルヒ「ん…ん〜…!!よく寝たわ!」

キョン「元気のいいこった」

ハルヒ「あ、ごめんね皆!もう帰りましょ!!キョン!一緒に帰りましょ!」

キョン「んあ」

古泉「ふふ…(微笑ましい限りです)」

みくる「あはぁ…(若いっていいなあ)」

キョン「…」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 16:09:07.42 ID:mDwRv5EH0

ハルヒ「キョン、手繋ごう…?」

キョン「なぜだ」

ハルヒ「寒いから…」

キョン「じゃあ俺の手は冷たいからダメだ」

ハルヒ「しょ…しょうがないわねぇ!なら私が温めてあげるわよ!」ガシッ

キョン「…」




物陰

古泉「青春ですね」

みくる「あ〜…御飯3杯はいけますぅ…」

長門「…」カシャッ…カシャ…(シャッター音)

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 16:14:02.95 ID:mDwRv5EH0

ハルヒ「今までごめんねキョン…」

キョン「何がだ?」

ハルヒ「優しくしてあげられなかった…」

キョン「それがお前の優しさの裏返しだったんじゃないのか?」

ハルヒ「え…?」

キョン「何となく言ってみただけだ」

ハルヒ「そう…。あ、ここでお別れね。また明日会いましょ!」

キョン「おう。喫茶店でな」


62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/13(金) 16:24:47.04 ID:mDwRv5EH0

翌日

キョン「おう」

ハルヒ「遅いわ!罰金よ!!」

キョン「ん…?どうした?」

ハルヒ「何がどうしたよ!良いから早く座りなさい!!」

キョン「…」


キョン「おい古泉…どういうことだ?」ヒソヒソ

古泉「何がですか?」ヒソヒソ

キョン「昨日のハルヒはどこに行ったんだ?」ヒソヒソ

古泉「そこにいますよ…?」ヒソヒソ

キョン「…もっと優しくなかったか…?」ヒソヒソ

古泉「いえ…いつも通りの彼女かと…」



キョン「これが腹筋スレって奴か…ちくしょう…」



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