長門「………朝倉にエラー発生を確認」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 17:10:33.96 ID:9zxJV2+6O

長門(……最近の朝倉の行動には異常を感じられる)

長門(……エラーの発生かもしれない)

長門(……しかしその証拠が見つからない)

長門(……調査する必要がある)

朝倉「長門さんどうしたの?お箸が進んでないわよ?おいしくなかった?」

長門「違う、大変美味」

朝倉「本当に!?ふふ、ふふふふ……」

長門(やはりおかしい……)

2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 17:13:36.54 ID:9zxJV2+6O

長門「お風呂に入る」

朝倉「うん!わかったわ!着替えを置いておくわね!」

バタン、シャカシャカ
長門「……やはりビオレに限る」

ゴソゴソ
朝倉「はぁはぁ………」

長門「?朝倉が洗濯物を漁っている……」

朝倉「長門さんの匂い……クンクンクンクン……んはぁ!」

長門「……エラー発生を確認」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 17:16:41.89 ID:9zxJV2+6O

朝倉「はあぁ……摂取したわ……そろそろ上がる頃ね!」パタパタ

長門「やっと行った……」

バタン
長門「……朝倉とは話し合う必要がある」ゴシゴシ

コンコン
朝倉「長門さん!一人で着替えられる!?もしよければ私が!」

長門「……早急な処置が必要」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 17:21:55.57 ID:9zxJV2+6O

朝倉「長門さん、ホットミルク飲む?」

長門「いただく」

朝倉「はい、そ、それでお話って何!?長門さんから誘ってくるなんて……はぁはぁ」

長門「……率直に言う、あなたにはエラーが発生している」

朝倉「なんですって!?いったい私のどこにエラーが……」

長門「あなたはさっき洗濯物の匂いを嗅いでいた。これは正常な行動とは言えない」

朝倉「ば、バレていたの!?完全に気配を消していたはずだったのに……」

長門「………」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 17:26:08.79 ID:9zxJV2+6O

長門「感情に異常な部分を確認、適切な処置が必要と判断する」

朝倉「違うわ!私は異常なんかじゃない!ただ……長門さんが好きなだけよ!」

長門「……好き?」

朝倉「そう、こうやって一緒に生活しているうちに……好きになっちゃったの!」

長門「………そう」

朝倉「お箸を舐め回したり、飲み物によだれを入れて飲ませたりするのもそのせいよ!」

長門「っ!……まさかこのホットミルク……」

朝倉「………てへ☆」

長門「ぶち殺すぞ」

10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 17:30:04.86 ID:9zxJV2+6O

朝倉「でもバレちゃったんじゃしょうがないか……」

長門「……では処置を」

朝倉「これからはオープンでいくわ!よろしくね長門さん!」

長門「……どうしてそうなる」

朝倉「ほら長門さん!ミルク冷めちゃうから飲みましょ!?
なんなら私が口から直接……きゃああああ!」

長門「大変なことになった……」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 17:33:44.59 ID:9zxJV2+6O

チュンチュン
長門「ん………もう朝」

長門「昨日はなんとか布団から追い出したけど……」

ガラッ
朝倉「長門さんおはようございます!目覚めのキスと目覚めのハグどっちがいいかしら!?」

長門「死ね」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 17:36:28.34 ID:9zxJV2+6O

朝倉「朝ご飯できてるから一緒に食べましょう!」

長門「……このご飯にはよだれは」

朝倉「やあねえ長門さん!いくら私でもそんなこと」

長門「じゃあこのお箸は?」

朝倉「………」

長門「今度やったら一切口を聞かない」

朝倉「ごめんなさい………」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 17:39:56.55 ID:9zxJV2+6O

長門「おいしかった、ごちそうさま」

朝倉「はい、お粗末でした」

長門(普通にしていればいいのに……)

朝倉「な、長門さんの使ったお箸……ああん美味しい!」チュパチュパ

長門「目の前でしゃぶるな」

朝倉「隠れてだったらいいのね!」チュパチュパ

長門「………はあ」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 17:43:18.26 ID:9zxJV2+6O

朝倉「今日は土曜日だけど長門さん予定あります?」

長門「特にない」

朝倉「あら!だったら買い物がてら図書館でも行きません!?」

長門「……何をたくらんでいる」

朝倉「もう、何もたくらんでいませんってば!普段どんな目で見てるんですか?」

長門「……説得力がない」

朝倉「友達としてのお誘いです、駄目……ですか?」

長門「友達……わかった」

朝倉「ふふ、ありがとうございます!」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 17:46:28.21 ID:9zxJV2+6O

朝倉「歯磨き粉に洗剤に……と」

長門「ジー……」

朝倉「あら、長門さんどうしたの?」

長門「別に……何でもない」

朝倉「……ふふ、分かってますよ、お菓子も買います」

長門「………そう」

朝倉(ああん!可愛いひいいいいいいいいいいいいん!!!)

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 17:50:09.36 ID:9zxJV2+6O

朝倉「ただし、条件があります!」

長門「なに……?」

朝倉「お菓子一個につきハグ一回です!」

長門「やっぱりこれが狙い………」

朝倉「あ、いえ、今思いつきました」

長門「……余計にたちが悪い」

朝倉「ふふひ………」

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 17:55:12.78 ID:9zxJV2+6O

朝倉「結局3個買うんですね」

長門「………」

朝倉「はっ!もしかして長門さんもハグされたいとか!」

長門「……違う」

朝倉「言ってくれればいつだってしてあげるのに!もう長門さんたら!」

長門「……あなたは誤解している」

朝倉「ああん!そんな素直じゃない長門さんもS・U・K・I!」

長門「………」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 17:58:55.24 ID:9zxJV2+6O

朝倉「ふう、結構買いましたね」

長門「……次は図書館」

朝倉「分かってます、長門さんたら目を輝かせちゃって!」

朝倉(あああなんて可愛さなの!このまま後ろから抱きしめてあんなことやこんなこと……!)

朝倉「うふふふふふ」

長門「殺気を感じる……」

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 18:01:31.81 ID:9zxJV2+6O

長門「………」パラッ

朝倉(長門さん真剣に読んでるわ……可愛い……)

朝倉(っ!真剣に読んでるということは……何をしても気づかれないってことね!)

朝倉(ななな長門さんの耳たぶ……!)ハァハァ

長門「何をしてるの」ガシッ

朝倉「きゃっ!な、何で分かったの!?」

長門「耳にあれだけ吐息がかかれば分かる」メシメシ

朝倉「い、痛い!アイアンクローはやめて!」

長門「拒否」メシメシ

朝倉「いやああああああああ」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 18:03:41.27 ID:9zxJV2+6O

朝倉「はぁ……痛かった……」

長門「……あなたが悪い」

朝倉「でも……なんだか悪くなかった気がするわ!」

長門「まずい……耐性ができてきた」

朝倉「長門さん!またアイアンクローをやってください!」

長門「断固拒否」

朝倉「そんな!放置プレイだなんて………ああん!」ビクンビクン

長門「………もう嫌」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 18:07:23.21 ID:9zxJV2+6O

朝倉「じゃあお昼ご飯作りましょうか、チャーハンでいいかしら?」

長門「かまわない」

朝倉「はい、愛情たっぷり流れ出すほど込めて作りますね!」

長門「……食欲がなくなる」


朝倉「フンフーン長門さんはフフーン♪」ジャー

長門「私の歌を作るな」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 18:13:34.18 ID:9zxJV2+6O

朝倉「はいできあがり!」ドンッ

長門「美味しそう……だけど」

朝倉「よだれは入ってません!スプーンも舐めてません!」

長門「そう………」

朝倉「長門さんに嫌われたくありませんからね!」

長門「……だったらもっと直すべきところがある」

朝倉「?」

長門「でも……それはそのままでいい」

朝倉「?変な長門さん……でもそれも!」

長門「いただきます」

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 18:17:46.48 ID:9zxJV2+6O

朝倉「長門さーん!一緒に昼ドラでも……長門さん?」

長門「すぅ……すぅ……」

朝倉「あら、寝ちゃってるわ……買い物で疲れちゃったのかしら」

朝倉「こ、この寝顔は……あああ駄目よ私!寝てるところを襲うなんて!」

朝倉「ででででもほっぺにチューぐらいなら……ああああん!我慢できない!」

朝倉「ゆっくり……そうっと……」

長門「……何をしようとしてるの」ガシッ

朝倉「ひいっ!また!?何で!?」

長門「うるさくて目が覚めた」メキメキ

朝倉「ストップ!これは本当にやばいですって!」

長門「うるさい」メキメキベキッ

朝倉「いやああああああああああ」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 18:21:00.22 ID:9zxJV2+6O

朝倉「もうっ……いくら何でも頭蓋骨にヒビ入れるなんてひどいですよ……」

長門「……すまない」

朝倉「まあすぐに長門さんが治してくれたからいいです!やっぱり長門さん私のことを……!」

長門「あなたがいなくなると家事が不便になる」

朝倉「………」

長門「ごめんなさい、今のは冗談」

朝倉「長門さん……」ギュッ

長門「………」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 18:24:02.45 ID:9zxJV2+6O

朝倉「じゃあ今日は治してくれたお詫びに一緒にお風呂入りましょう!」

長門「……拒否」

朝倉「じゃあ一緒に一つの布団で寝ましょう!」

長門「拒否」

朝倉「じゃあ一緒にお菓子食べましょう!」

長門「断固拒否……あっ……!」

朝倉「ふーん、じゃあ私一人で食べちゃいますね!」

長門「ぁ………」

朝倉「ふふ、嘘です!一緒に食べましょ?長門さん」

長門「……うん」

朝倉(ああああん!きゃわいいいいいいいいいいいん!!!)

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 18:28:23.60 ID:9zxJV2+6O

朝倉「長門さん、夕飯は何がいいですか?」

長門「……お肉」

朝倉「駄目です、お肉は29日です」

長門「……じゃあ何でもいい」

朝倉「それでは私を夕飯に!……ああん!ダメよまだ高校生なのに!」クネクネ

長門「……今夜は出前にする」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 18:31:56.05 ID:9zxJV2+6O

朝倉「はあ〜、ごちそうさまでした!」

長門「ケプ……ごちそうさま」

朝倉「たまには出前もいいですね」

長門「うん……安全」

朝倉「だからもうよだれは入れませんって……」チュパチュパ

長門「私の割り箸をしゃぶりながら言うな」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 18:34:49.23 ID:9zxJV2+6O

朝倉「長門さん一緒にお風呂」

長門「拒否」

朝倉「じゃあ着替え」

長門「拒否」

朝倉「………」

長門「……脱衣所にも鍵をかけておく」

朝倉「そ、そんな殺生な!それじゃあ脱ぎたてパンツや靴下が嗅げないじゃないの!」

長門「うるさい黙れ」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 18:38:00.48 ID:9zxJV2+6O

ザパァ
長門「ふう……疲れがとれる……」

ガタガタ
長門「!?……涼子」

朝倉「くっ!開きなさい!こんな鍵なんて……!」

長門「……無駄な努力」

朝倉「はあぁ……ふんもっふ!」バキン

長門「!?壊した……」

朝倉「これが愛の力よ!クンクンクンクン……んはぁ!まだまだ!クンクン……」

長門「なんて奴………」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 18:42:37.64 ID:9zxJV2+6O

長門「なぜ涼子は私の衣服を嗅ぐのだろう……」

長門「他人の衣服の匂いには何か秘密があるのだろうか……」

長門「私も………試してみよう」

ザパァ
朝倉「はぁ〜……長門さんの匂いも摂取できたし……極楽ね……」

ゴソゴソ
朝倉「あら?長門さん?いったい何を……!?」

長門「クンクン……?特に異常は見つからない……」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/11(水) 18:45:10.51 ID:9zxJV2+6O

失礼、飯食って風呂入ってきます

61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 19:34:54.38 ID:9zxJV2+6O

保守ありがとうございました


バンッ
朝倉「長門さん!」

長門「ビクッ!……涼子……これは……」

朝倉「やっぱり長門さんも私のことを……!嬉しいわ!長門さん大好き!」ギュッ

長門「違っ……!とりあえず服を着て……」

朝倉「あら!私ったら……着替えたら愛を語らいましょうね!」

トトト
長門「まずいことになった………」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 19:38:04.40 ID:9zxJV2+6O

朝倉「長門さん!」ガバッ

長門「っ!涼子、ちょっと話を」

朝倉「ついに夢が叶ったのね!これで毎晩忍び込んで添い寝する必要がなくなったわ!」

長門「そんなことを………いや、まずは話を」

朝倉「もう一生離さないわ!二人の愛は永遠ぎゃっ!」ガッ

長門「話を聞いて」メシメシ

朝倉「はい……聞きます」

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 19:42:14.26 ID:9zxJV2+6O

長門「かくかくしかじか」

朝倉「なんだ……そうだったのね……」

長門「なぜ匂いを嗅ぎたいのかが理解できない」

朝倉「そうね……好きな人の匂いを嗅いでると幸せな気分になれるからかしら」

長門「……幸せ?」

朝倉「うん!ああ長門さんの匂いだって感じると幸せな気分になるの!」

長門「……理解不能」

朝倉「ふふ、いつか長門さんにも分かるようになるわ」

長門「……そう」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 19:47:49.73 ID:9zxJV2+6O

朝倉「そうだ、お菓子食べましょう!お茶入れますね」

長門「うん」

長門(……クッキーにはミルクが合う)

朝倉「長門さんはホットミルクでいいかしら?」

長門「!……なぜ分かった?」

朝倉「長門さんのことならなんでも知ってますから!
スリーサイズに体重、パンツの枚数と柄まで!」

長門「……聞くんじゃなかった」

71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 19:51:38.35 ID:9zxJV2+6O

長門「……美味しい」ズズ

朝倉「私の体から染み出た愛情がたっぷり入ってますから!」

長門「………」

朝倉「ふふ、長門さん白いヒゲが出来てますよ?」ゴシゴシ

長門「あ……すまない」

朝倉「このぐらいいいでふよ」モグモグ

長門「……朝倉涼子、それはクッキーじゃなくてさっき拭いたティッシュ」

朝倉「あらやだ!私ったら……」ゴクン

長門「便秘になれ」

75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 19:55:57.12 ID:9zxJV2+6O

朝倉「美味しかったですね」

長門「うん……また食べたい」

朝倉「ふふ、じゃあまた今度……あっ!」

長門「?」

朝倉「思い出したわ!ハグさせてもらわなきゃですね!」

長門「しまった……」

朝倉「ハァハァハァ……いきますよ?……ゴクリ」

長門「目が怖い……」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 20:03:07.14 ID:9zxJV2+6O

朝倉「長門さん!」ガバッ

長門「むぅ………」

朝倉「こんな近くで長門さんの匂いが嗅げるなんてクンクンクンクン………んはぁ!」

長門(匂い……朝倉涼子の匂いがする)

朝倉「スンスンクンカクンカ……あっ、ああん……!」ビクンビクン

長門(悪くない………かもしれない)

朝倉「はあぁ……すごく良かった……」

長門「……そう」

長門(……今度はもっとお菓子を買おう)

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 20:06:41.68 ID:9zxJV2+6O

朝倉「まだあと二回ありますからね!大事に取っておきます!」

長門「そう……」

朝倉「あら、もうこんな時間……今日は一緒に」

長門「拒否」

朝倉「いけずぅ……です」

長門「……指をくわえても無駄」

朝倉「………クスン」

長門「……おやすみ」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 20:14:10.34 ID:9zxJV2+6O

チュンチュン
長門「ん………朝」

長門「………来る」

ガラッ
朝倉「おはようございます長門さん!目覚めの(ry」

長門「……朝から騒がしい」

長門「けど………嫌いじゃない」

朝倉「ん?長門さん何か言いました?もしかして両方!?」

長門「……うるさい」

83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 20:17:30.32 ID:9zxJV2+6O

朝倉「ごちそうさまでした」

長門「……ごちそうさま」

朝倉「長門さん今日は何か予定は?」

長門「……今日は不思議探索がある」

朝倉「あら、残念……今日は一緒にケーキでも作りたかったのに……」

長門「すまない……」

朝倉「いいのよ!長門さんはそれが仕事だもんね!」

長門「………」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 20:20:46.82 ID:9zxJV2+6O

長門「……それでは行ってくる」

朝倉「行ってらっしゃい、美味しい夕飯作って待ってるわね!」

長門「……コクン」スタスタ

朝倉「行っちゃった………」

朝倉「………」

朝倉「何をしようかな……」

朝倉「………寂しいな」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 20:24:02.40 ID:9zxJV2+6O

長門(……朝倉涼子は寂しがっていた)

長門(出来るだけ早めに帰ろう……)

ハルヒ「みんな集まったわね!今日は少し服を見たいと思ってたのよ!」

キョン「不思議探索じゃなかったのか?」

ハルヒ「団長が服って言ったら服なのよ!」

キョン「へいへい……」

長門「服………」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 20:27:54.05 ID:9zxJV2+6O

朝倉「………あら、寝てたのね……」

朝倉「もうこんな時間!早く夕飯を作らないと……」

朝倉(早く長門さん帰ってこないかな……)

ガチャ
長門「ただいま……」

朝倉「長門さん!?お帰りなさい!ごめんねまだ夕飯は……!」

長門「………」

朝倉「そ、そのネコみたいな格好はどうしたの……?」

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 20:31:14.86 ID:9zxJV2+6O

長門「……涼宮ハルヒが望んだこと」

朝倉「あ、そうなの………」

長門「あの………変?」

朝倉「ぜ、全然おかしくないわ……寒いから早く着替えたほうが」

長門「……なぜそんなに冷たい?」

朝倉「べべ別に冷たくなんてないですよ!早く着替えてきてください!」

長門「嘘……明らかに態度がおかしい」ピト

朝倉「も、もう……限界です!!!」ガバッ

長門「!?」

90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 20:37:48.48 ID:9zxJV2+6O

長門「朝倉涼子……?何を……」

朝倉「長門さんが可愛すぎるからいけないんです!ずっと我慢してたのに……!」

長門「ま、待って………」

朝倉「待ちません!クンクン……スウゥ……あはっ……ん……」

長門「ちょっとやめ……!」

朝倉「長門さんの鎖骨……美味しいです……!はぁ……ん……」ピチャピチャ

長門「いや………!」

朝倉「長門さん好き!大好き!い、いいよね………!?」

長門「やめて……怖い……ヒック……」ポロポロ

朝倉「あっ……長門さん……!ご、ごめんなさい!私我を忘れて………」

長門「……グスッ……」トトト

朝倉「長門さん!!」

朝倉「………私って最低……」

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 20:42:34.90 ID:9zxJV2+6O

朝倉「あの……長門さん……本当にごめんなさい!」

長門「………わかってる」

朝倉「で、でも………」

長門「私の責任でもある……だからもういい」

朝倉「はい………」

長門「……ご飯」

朝倉「あ、今作ります……」

93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 20:46:23.51 ID:9zxJV2+6O

長門「………」モグモグ

朝倉「………どうですか?」

長門「……美味」

朝倉「あは……ありがとうございます……」

長門「………」モグモグ

朝倉(………嫌われちゃったよね……)

96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 20:49:34.42 ID:9zxJV2+6O

長門「……ごちそうさま、お風呂に入る」

朝倉「あ、はい……じゃあ着替えを」

長門「いい、自分で用意する」

朝倉「え………分かりました」

朝倉(長門さん………)

98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 20:54:49.96 ID:9zxJV2+6O

ザパァ
長門(びっくりした………)

長門(まさかいきなり襲われるなんて……)

長門(………怖かった)

長門(でもちゃんと言ってくれれば………)

長門(……まあこれで少しは反省するはず)

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 20:59:54.42 ID:9zxJV2+6O

長門「……空いた」

朝倉「はい、入ります……」

ザパァ
朝倉(本当……私って最低……)
朝倉(いきなり襲いかかって……完全に嫌われちゃった……)

朝倉(もうこれ以上長門さんに嫌われたくない……)

朝倉(もう………やめよう)

101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 21:04:31.29 ID:9zxJV2+6O

チュンチュン
長門「ん……朝」

長門「そろそろ……」

長門「………?」ゴソゴソ

ガラッ
朝倉「あ、おはようございます」

長門「……おはよう」

長門「………」

103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 21:07:28.97 ID:9zxJV2+6O

朝倉「朝ご飯できてるので食べてくださいね」

長門「………あなたは?」

朝倉「私は……先に食べておきました」

長門「………そう」

長門(まだ気にしてる……)

106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 21:11:35.10 ID:9zxJV2+6O

長門「……朝倉涼子、お菓子が食べたい」

朝倉「うん、わかったわ……」

朝倉「はい、ホットミルクにクッキー」

長門「……あなたは食べないの?」

朝倉「ご、ごめんなさい……今ダイエット中で……」

長門「ダイエット?……あなたはそんなに太っていない」

朝倉「あはは、ありがとう……」

長門「………」

109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 21:15:26.76 ID:9zxJV2+6O

長門(あれから6日……朝倉涼子はずっとあのまま……)

長門(しょうがない……私からいこう)

長門(……そうすればきっとまた元に戻る)

長門「朝倉涼子……今日は予定あるの……?」

朝倉「いえ……特にありませんけど……」

長門「それなら……一緒に買い物に行きたい」

朝倉「!?………ご、ごめんなさい!やっぱり用事を思い出したわ!」

長門「え………」

長門(そんな………)

112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 21:18:56.92 ID:9zxJV2+6O

長門「……どうして私を避けるの」

朝倉「違います!避けてなんか……」

長門「……もう私のこと嫌いになってしまった……?」

朝倉「………そ、そんなわけ……

長門「お願い………嫌いにならないで」ポロポロ

朝倉「そんなわけないじゃないですか!!!」

長門「!………じゃあなぜ……?」

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 21:23:28.27 ID:9zxJV2+6O

朝倉「あのとき……長門さんを泣かせてしまって……嫌われてしまって……」

朝倉「もうあんな思いを長門さんにさせたくなくて………!」ポロポロ

長門「………」

朝倉「だからもう……長門さんのことを好きになるのはやめようって思ってました……」

朝倉「けど……だめでした……」

120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 21:27:03.94 ID:9zxJV2+6O

朝倉「長門さんはいつもは厳しいけど本当は優しくて……」

朝倉「好きって気持ちを忘れようとしても……どうしても忘れられなかった……ごめんなさい」

長門「……私も好き」

朝倉「………え?」

長門「少し怖かったけど……私も好き」

長門「だから……嫌いにならないで」

朝倉「な、長門さん………」

121 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/11(水) 21:31:04.32 ID:9zxJV2+6O

朝倉「それじゃあ……前みたいにしても……?」

長門「かまわない……むしろ望む」

朝倉「………長門さん!」ガバッ

長門「………」ギュッ

朝倉「長門さん好き!大好き!愛してる!クンクン……はあぁ……!」

長門「………そう」

朝倉「幸せすぎて死んじゃいそう………」

長門「……今あなたに死なれたら私は悲しくなる」


朝倉「………今日一緒に寝てもいいですか……?」

長門「………特別」

朝倉「ふふ、今日は寝かせませんよ!」

長門「……それは困る」


終わり

126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/11(水) 21:36:34.05 ID:9zxJV2+6O

考えていたのは全て終わりました
後で残っていたら適当に書くかもしれません

ありがとうございました



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