8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/09(月) 04:37:23.44 ID:mhcaD155O
ちくしょう、僕の気持ちを裏切ったな
キョン「え? レイプですか?」
みくる「そうですよ」
キョン「いや、流石に犯罪ですからね」
キョン「痴漢じゃ駄目なんですか?」
みくる「……ちょっと待って」ピピッ
みくる「服の上からだと駄目ですね」
みくる「触るなら直接にしてください」
キョン「そうですか」スッ
みくる「あっ、や、やめてください」
みくる「キ、キョンくん……やめて」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/09(月) 04:44:40.86 ID:mhcaD155O
キョン「いいじゃないですか」ハァハァ
キョン「いま、この部室には、俺達だけしか居ないんですから」ハァハァ
みくる「でっ、でも、それじゃ」ハァハァ
みくる「和姦になっちゃいます」ハァハァ
みくる「お願い、キョンくん」
みくる「『禁則事項』だから」
みくる「『禁則事項』が『禁則事項』で『禁則事項』になっちゃうの」
キョン「そんな……」ガッカリ
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/09(月) 04:49:51.67 ID:mhcaD155O
長門「……何をしているの」ガチャ
キョン「!」
みくる「!」
キョン「な、長門、コレはだな」
キョン「団員同士のスキンシップだ」
みくる「そ、そうですぅ!!」
長門「……」クンクン
長門「……そう」
キョン(ほっ)
みくる(ほっ)
長門「……栗の花の匂いがする」ボソ
キョン「!」
みくる「!」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/09(月) 05:00:03.19 ID:mhcaD155O
長門「……わたしにもするべき」
キョン「は?」
長門「……わたしにもするべき」
キョン「え?」
みくる(長門さん…、まさか…)
長門「あなたは朝比奈みくると団員同士のスキンシップをしていた」
長門「わたしにもするべき」
キョン「い、いや、それは、」
キョン「……わ、わかったよ」
長門「うれしい」
みくる(ええ!? しちゃうんですか)
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/09(月) 05:04:37.73 ID:mhcaD155O
キョン「じゃ、じゃあ、長門」
キョン「その、恥ずかしいから、目を瞑ってくれないか?」
長門「わかった」
キョン「よーし」
キョン(朝比奈さん、いいですね)チラッ
みくる(………? あっ!!)
みくる(はい、わかりました)チラッ
長門「……」ワクワク
長門「……」ワクワク
長門「?」
長門「どうしたの」
長門「はやく」
長門「?」
長門「……いない?」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/09(月) 05:14:42.95 ID:mhcaD155O
――屋上。
キョン「こ、これで、大丈夫」ハァハァ
みくる「い、いいんですかぁ?」ハァハァ
キョン「長門のやつ、今日は様子がおかしいみたいですからね」
みくる「じゃ、続きをしましょうか」
キョン「えっ、此処でするんですか?」
キョン「そんな…恥ずかしいですよ…」
みくる(ふふふ…長門さん…)
みくる(キョンくんは、渡しませんよ)
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/09(月) 05:20:13.05 ID:mhcaD155O
俺しか居ない予感
――部室。
長門「どこ」
長門「どこにいるの」
長門「でてきて」
長門「……」
谷口「おーい、キョン」ガチャ
谷口「お邪魔しました」ガチャ
長門「……」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/09(月) 05:32:10.98 ID:mhcaD155O
ごめんね。お母さんsageてたから。ごめんね。
――屋上。
みくる「ちゅっ…ん…ぷはぁ……」
キョン「朝比奈さんって、こういう場合には、随分と積極的なんですね」
みくる「ふふ、そうですか?」サワサワ
キョン「あっ、そこはっ…ああっ」
キョン「ひゃうっ」
みくる「ふふっ、まだイっちゃだめですよ」
キョン(なんというテクニシャン)
キョン(これはもうダメかもわからん)
みくる「ほーら、ビクビクしてますよ」
キョン「ああっ、そんな、おおうっ」
みくる(考えてみれば)
みくる(わたしがキョンくんをレイプしてあげれば良いだけだったんですよね)
みくる(ふふっ、わたしとしたことが)
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/09(月) 05:36:27.19 ID:mhcaD155O
――部室の前の廊下。
長門「どこ」
長門「どこにいるの」
長門「かくれないで」
長門「……そう」
谷口「」ブクブク
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/09(月) 05:43:48.99 ID:mhcaD155O
キョン「あ、朝比奈さん、もう、俺」
みくる「もう? もうなんですか?」
みくる「もうイっちゃうんですか?」
キョン「はっ、はい、朝比奈さん」
みくる「キョンくんは、どうされたいんですか?」
キョン「あ、朝比奈さんに、その、」
キョン「……………を……たいです」
みくる「え〜? なんでしゅか〜?」
キョン(くっ、淫語強制責めとは…)
キョン「あ、朝比奈さんに、俺の、」
キョン「俺の『禁則事項』を入れたいですっ!!」
みくる「『おねがいします』は?」
キョン「くっ、お、お願いします」
明け方に、なに書いてるんだろうね俺
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/09(月) 05:54:30.13 ID:mhcaD155O
――屋上。
みくる「はい、よくできました♪」ズニュウッ
キョン「〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!」ビュルッ
――屋上に向かう階段。
長門「……」
長門「まってて」
長門「……」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/09(月) 05:55:41.63 ID:mhcaD155O
――屋上。
みくる「…んあっ…くっ、やっ、あっ」ヌチャヌチャ
キョン「はっ、はっ、はっ、はっ」ヌチャヌチャ
みくる「キ、キョンくんの、おっきな『禁則事項』がっ」ヌチャヌチャ
みくる「わたしの『禁則事項』の、なかでっ、暴れまわってるのぉっ」ヌチャヌチャ
キョン「はっ、はっ、はい、」
キョン「俺も、きもちいい、ですっ」
キョン「ああっ」ビュッ
みくる「ああ…キョンの……が、」
みくる「なかで、でてるぅぅ」ビクビク
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/09(月) 06:02:08.04 ID:mhcaD155O
書いてて思ったんだけど
このままだと長門が暴走する件
みくる「今度はお口でしてあげますね」チュッ
キョン「えっ、いや、ちょ、」
キョン「イったばかりは……」
キョン「〜〜〜〜〜〜〜〜ッッ!!」
屋上の扉「ガチャガチャ」
キョン「!」
みくる「!」
キョン「あ、朝比奈さん!?」
みくる「大丈夫ですよ。キョンくん」
みくる「此処に来る時に、既に鍵は掛けてありますから」
屋上の扉「ガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャガチャ」
キョン「!?」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/09(月) 06:05:53.85 ID:mhcaD155O
???「……」ボソボソ
屋上の扉「……」カチャ
屋上の扉「……」キィ
みくる「……?」シコシコ
キョン「……? うっ」ビュッビュッ
長門「みつけた」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/03/09(月) 06:06:52.65 ID:mhcaD155O
ちょっと小便してくる
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/09(月) 06:23:33.00 ID:mhcaD155O
ハルヒ「キョン!!便所が詰まったわ!!」
――屋上。
キョン「……な、がと?」
みくる「……な、長門さん!?」
みくる(ちっ、情報操作か!!)
長門「ここにいたの」ヒタヒタ
長門「さがした」ヒタヒタ
長門「いなくなったかとおもった」ヒタヒタ
長門「かなしかった」ヒタヒタ
長門「くるしかった」ヒタヒタ
長門「でも」
長門「みつけた」
長門「うれしい」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/09(月) 06:29:00.81 ID:mhcaD155O
キョン「な、長門、さっきは、その」
キョン(何だ? 長門の様子が…?)
長門「いい」
長門「あなたは、いい」ニコニコ
長門「……でも」
長門「朝比奈みくる」
長門「あなたは、」
みくる「ひぃっ!?」ゾッ
みくる(な、なに!?)
長門「彼に、何を、したの?」
長門「こたえて」
長門「はやく」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/09(月) 06:37:32.81 ID:mhcaD155O
長門「……」
みくる(長門さんの様子がおかしい)
みくる(でも、もう手遅れですから)
みくる(だって、キョンくんは、)
みくる(ふふふ、ふふふふふふ…)
みくる「な、なんのことですか!?」
長門「……」
みくる「だ、大体、長門さんには、関係無いことじゃないですか!!」
長門「……」
みくる「彼は、キョンくんは、わたしを選んでくれたんです!!」
みくる「自分の願望を自由自在に実現できる、涼宮さんなら兎も角としても、」
みくる「あなたには、長門さんには、」
キョン「あ…、朝比奈…、さん?」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/09(月) 06:44:15.04 ID:mhcaD155O
みくる「ね? キョンくんも、そう思いますよね?」
みくる「さっきだって、わたしの『禁則事項』が、キモチイイって、何度も何度も…」
長門「……」ピクッ
みくる「ふっ、大体、長門さんみたいな、発育障害の幼児体型じゃあ…」
みくる「キョンくんは、おっきなおっぱいが好きなんですよ? ね?」
キョン「えっ」
キョン(それは、まあ、そうだが)
キョン(この場合は、正直に答えてもいいのだろうか?)
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/09(月) 06:46:39.10 ID:mhcaD155O
もう駄目だ。長門を抑え込むのはムリ。
キョン「あー、いや、その、あの」
キョン「何と言うかだな、俺は、」
長門「……そう」ザシュッ
キョン「え?」
みくる「……え?」ゴフッ
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/09(月) 06:53:06.95 ID:mhcaD155O
みくる「あ、あれ? え? あ?」ゴトッ
みくる「なんで、わたしの、て、が」
長門「もういい」ヒュッ
みくる「!」ゴロン
みくるの胴体「……」
キョン「……え?」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/09(月) 07:01:36.12 ID:mhcaD155O
長門「おわった」
長門「朝倉涼子のときよりも簡単」
キョン「!? あ、朝比奈、さん?」
キョン「朝比奈さん!!朝比奈さん!!」
みくる「……」
長門「もう大丈夫」スッ
長門「あなたは、わたしが守る」ニコニコ
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/09(月) 07:03:33.18 ID:mhcaD155O
キョン「!」ハッ
キョン「ち、近寄るなっ!!」
キョン「長門…、お前は、お前は、」
キョン「朝比奈……、さんを……、」
キョン「長門ォ!!」
長門「なぜ?」
長門「なぜ、おこるの?」
キョン「―――――――!!」
長門「あなたのためにしたこと」
キョン「―――――――!!」
長門「おこらないで」フルフル
長門「ごめんなさい」フルフル
長門「こわい」フルフル
長門「やめて」フルフル
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/09(月) 07:11:53.38 ID:mhcaD155O
>>52
長門はスキンシップの準備は万全です。
谷口はそれを見たのでバックレました。
長門「……?」
長門「ゆるしてくれるの?」キョトン
長門「やはり、あなたは、やさしい」
長門「うれしい」トコトコ
長門「わたしは」トコトコ
長門「あなたがすき」ヒョィ
長門「だいすき」ギュッ
キョン「……」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/09(月) 07:14:43.30 ID:mhcaD155O
長門「今日はウチに泊まって欲しい」
長門「夕飯にカレーも用意する」ニコニコ
長門「あなたの好きな、からあげも」
長門「ほんとうに?」ニコニコ
長門「ずっと?」ニコニコ
長門「うれしい」ニコニコ
長門「もう、はなさない」ギュッ
キョンの胴体「……」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/09(月) 07:23:15.21 ID:mhcaD155O
……それからのことをお話しましょう。
数日後、彼(の一部)と長門さんは、
彼女のマンションで発見されました。
学校の屋上や部室は、情報操作により、
完全にもとの状態に戻されていました。
それ故に、発見が遅れてしまった、と。
ええ、機関が警察から受けた報告では。
未来人は『規定事項』が乱れたために、
恐らくは何らかのトラブルが起こったと
ええ、あの『彼』が、藤原さんがです。
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/09(月) 07:29:18.73 ID:mhcaD155O
情報統合思念体は、今回の騒動に関して
インターフェイスに、積もり積もった、
『エラー』の所為であるとの結論です。
今後は、別のインターフェイスでの観察を継続していくそうですがね。
んっふ。困ったものです。
まあ、彼女が、『涼宮ハルヒ』が、
世界を崩壊させなかったのは、
不幸中の幸いと言えますかね。
尤も、彼女は、もう、彼等のことなど、
思い出すことは出来ないのですけれど。
ええ。そうです。全て。丸ごとね。
人間、脳に極度のストレスが掛かると、
自己防衛の為に、記憶を失うことがあるそうです。
まあ、僕は医者では無いですが。
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/09(月) 07:31:49.63 ID:mhcaD155O
えっ? これからどうするのかですか?
ふふっ、さて、僕には分かりませんよ。
ただ、僕にとって、いや、僕等にとって
『最も大切なもの』は
全て失ってしまいましたからね。ふふ。
おわり
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/09(月) 07:35:55.39 ID:mhcaD155O
即興で文章を書くのは初めてでしたが、正直、長門が非常に厄介でした。マジ。
携帯だと改行の間隔も分かり難いので、
パソコンからだと読み難いと思います。
読んでくれた皆様、有難う御座いました。