251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/02(月) 15:14:15.92 ID:14Uy0MEOO
今俺は鶴屋家の蔵で先輩と二人っきりなったわけだが。
何故こんな事になったかと言うとだ。
たまたま文芸部に遊びに来た先輩に、あのハルヒがいつものお世話になっているお礼がしたいと申し出たのだ。
ハルヒがそんな事を言うのにも驚きだが、先輩が「それじゃあキョン君を貸してくれっさ。ちょいと力仕事を任せたいだよ。」
と、文字通り鶴の一声でハルヒのお礼が、俺のレンタルに決まった訳だ。
やれやれ。
「それでこの蔵で何をすればいいんですか?」
252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/02(月) 15:16:38.31 ID:14Uy0MEOO
「それはねキョン君。ちょいと片付けて掃除してソファやら何やら持ち込むのだよ。簡単に言えばリフォームだね!」
「そんなの簡単に言わんで下さい!」
「とにかくちゃかちゃか始めるよ!」
ってな事で始まったリフォームの匠だが、これが案外簡単に片付けていく。
その理由の第一として先輩がシャパネット博多で購入した、シャパネットお掃除セットのお陰だろう。
しつこい汚れもみるみる落ちていく。
お昼を回る頃には埃まみれだった壁床はすっかり綺麗になり、鎧やら何やらは綺麗に片付いていた。
「このペースなら今日中に何とかなりそうですね。」
「さすがキョン君だね!借りて正解だよ!」
「いやいや、先輩の段取りのよさとシャパネットのお陰ですよ。」
「にゃっはっはぁ。買っといてよかったよシャパネット!
それよりお腹空いたねぇ。ひとっ風呂浴びてご飯にしよう!何なら一緒に入ろっか?」
「いっ一緒にって?!からかわんで下さい。」
「キョン君は入りたくない?そんなに嫌かにゃぁ???」
今書いてるから遅くてすまん。電話ですまん。
エロっている?鶴屋さんと風呂入りたい?
259 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/02(月) 15:49:32.51 ID:14Uy0MEOO
「にゃははキョン君をからかうのは面白いなぁ♪…けどちょっと本気かな。」
「え?」
「ほらほら!温泉にいっくよぉ。」
やれやれ。この人は時々冗談か本気か解らんからな。
しかし、温泉は本当に家の中に温泉が湧いていようとは思わなかったのは言うまでもない。
その後プロ顔負けの先輩特製のスタミナ定食を美味しく頂き、リフォームの仕上げである家具の搬入に取り掛かった。
「これがラストですね。」
「完成だね!」
260 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/03/02(月) 15:52:51.65 ID:14Uy0MEOO
なんと言うことでしょう。
先程まで砂誇りに汚れていた床には畳が敷き詰められ、古い土壁は真っ白の壁に変わっています。
部屋の真ん中には暖をとるこたつが置かれ、眠くなったときには、ソファを倒せばベッドに早変わり。
これが匠です。
「やれば出来るもんだね。キョン君ありがとう。」
そう言いながらこっちを見てくる先輩の顔は、何とも素敵な笑顔だった。
「ここまでして貰ったんだからキョンには何かお礼をしなきゃだね。」
「そんなの良いですよ。今の笑顔で満足です。それより先輩。言葉遣いが「好きな人の前では普通の女子だよ。活発で明るい鶴屋さんは今居な〜いの♪にゃははぁ。」
終
駄文に付き合ってくれてありがとうございます。
やっぱ鶴屋さんぽさを出すのは難しい!全然ぽく無くて申し訳ありません。
エロ有りか無しか聞いてよかった。自分の中じゃエロまっしぐらだったから。