229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 09:37:34.35 ID:bpzVyjrcO
キョン「次の授業は体育…プールか」
国木田「谷口が生きてたら喜んだろうね…」
キョン「だろうな。あいつの生き甲斐そのものだったからな」
国木田「そろそろ半年になるね…」
キョン「そうだな。墓参り行くか」
国木田「うん」
231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 09:49:48.77 ID:bpzVyjrcO
――――放課後――――
キョン「ハルヒ!すまんが今日は用事あるから先に帰る」
ハルヒ「なっ!?今日は大事な夏合宿の会議って言ったでしょ!!」
キョン「すまん。今日はあいつの墓参りなんだ」
ハルヒ「っあ…仕方ないわね!明日は絶対来ること!いい?」
キョン「恩に着る。あと、古泉も連れてくぞ」
ハルヒ「わかってるわよ」
234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 10:04:37.50 ID:bpzVyjrcO
古泉「あの戦いからすでに半年ですか…時が経つのは早いものですね」
国木田「結局、みんなが谷口に助けられたもんね」
キョン「認めたくもないが、あの勇気だけは憧れたよ」
「ところで古泉、例の写真はちゃんと用意してあるのか?」
古泉「んっふ♪もちろんです。涼宮さん、朝比奈さん、長門さん、眉毛、鶴屋さんetc...より取り見取りですよ」
キョン「ご苦労!じゃあ行くか」
国木田(…なんで僕のスクール水着写真が入ってるの)
242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 10:21:06.72 ID:bpzVyjrcO
――――半年前――――
バシャパシャ キャッキャッ
キョン「おい谷口!本当にやるのか!?」
谷口「当然だろ!一寸先は桃源郷だ!!ゲレンデマジックは無理だったが、混浴は逃しはせんぞ!」
国木田「混浴よくじゃなくてただののぞきだけどね」
古泉「んっふ♪スキー合宿の醍醐味を今、味わっていますよ」
キョン「なぜ古泉がいる。つか、顔が近い。鼻息が荒い。そして、なぜ体を密着させる!?」
国木田(…古泉くんの息子が直滑降だ)
246 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 10:43:10.10 ID:bpzVyjrcO
谷口「こっこの板の先が…桃園への扉に今、たどり着いたぜ!」
国木田「もう帰っていいかな?」
キョン「国木田の意見に賛成だ。しかし、その前にこの変質者を剥がしてくれ。想像したくもないが、貞操の危機を感じる」
古泉「ぅんっんふ♪離しませんよ!さぁ共に桃園へ旅立ちましょう!」
249 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 10:48:20.01 ID:bpzVyjrcO
国木田「やーめーなーよー古泉くんー!ハァハァ全然離れないや…」
キョン「くそっは・な・れ・ろ!」
古泉「無理です!不可能ですよ!」
谷口「何やってんだよおまえら…ま、お先に桃園に旅立たせてもらうぜ!」
ガタッ!
252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 11:03:04.35 ID:bpzVyjrcO
谷口「ウッハー!これが桃園だ…おまえら見ろ!!このツルツルのワレメを!ふっくらしたボディライン!まさにロリ!!」
「こんなに近くで見れるとは人生最良の日だ!!!しかし、近い!近すぎるぅ!」
長門「…丸聞こえ」
谷「…あっ」
キ・古・国「へっ?」
長門「…谷口を敵性と判断、これより滅却行動に入る」
キョン「まっ待て長門!」
長門「…無理」
255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 11:21:38.15 ID:bpzVyjrcO
長門の頭上に光りの槍のようなものが無数に現れ、その全てが俺達の向いていた…
もうダメだ。そう思った時、突然眼の前においなりさんが現れた。
谷口「おまえら早く逃げな…ここは俺が引き受けた」
キ・古・国「あっじゃよろしく^^」
谷口「あっさり過ぎだろぉぉぉぁぉ!」
ゴオォォォォン
俺達が逃げ去る背後で轟音と共に一際光りが増した。その直後、眼の前に黒焦げた谷口が…飛んできた
キョン「谷口ぃぃぃ!!!」
谷口「へっ…白々しいんだよ…なぁ…キョ…ン。夏…に……スッ…ク水………見たかっ…た………なぁ…ガクッ」
キョン「いや別に」
258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 11:27:43.24 ID:bpzVyjrcO
みてるひといる?
264 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 11:44:57.55 ID:bpzVyjrcO
焼け焦げた谷口を3人で抱えながら、俺達は光りの先を見た…
長門「…お風呂は静かに入るべき」
キョン「長門!頼む後生だ許してくれ!!」
国木田「一体どうなってるの!?」
古泉「男色はそんなにイケないことですか?!」
長門「…貴方たちには静かにしていれば危害は加えない」
キョン「本当か!あの…もし良ければ谷口を情報操作で生き返らしてほしいんだが…」
長門「…それは無理。蛆虫を生き返らせる趣味は無い」
キ・古・国「ですよね^^」
267 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 11:56:38.75 ID:bpzVyjrcO
――――谷口の墓前――――
キョン「谷口…あれから半年経ってプール開きになったよ…。古泉頼む」
古泉「はい。谷口さん、せめてもの償いです受け取ってください。」
そう言うと、古泉は墓に水をかけるように、本日撮れたてのスク水写真をかけた…
国木田(…なんか僕のスク水写真多くない?)
―fin―
272 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 12:08:33.78 ID:bpzVyjrcO
遅筆&誤字脱字で読みにくかったとは思いますが、見てくれた方ありがとうございました。
実は、初めて書きました。気分で書いたので、構成やら展開無茶苦茶です。ま、ご愛顧ってことでご勘弁を!