2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/26(木) 21:57:36.65 ID:3xjQmoZGO
何で立つんだよ畜生…orz
「ただの人間に興味はありません!この中に宇宙人、未来人、異世界人がいたら私のところへ来なさい!!以上!!」
教室での自己紹介の時間。そこには筋骨隆々の紫モヒカンがいた。
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/26(木) 21:59:34.25 ID:3xjQmoZGO
キョン(とんでもないクラスに来ちまった…)
ハッサン「……」
キョン(こいつどう見ても男だよ…何で女子の制服着てるんだよ…誰かツッコめよ…)
ハッサン「…!」
キョン(ヤベッ!目があった!)
ハッサン「……」ジー
キョン(見てる!メッチャ見てるよ!誰か助けてくれよ!!そうだ、国木田!!)サッ
国木田「!」プイッ
キョン(目ぇ逸らすなよぉぉぉ!友達じゃねぇのかよぉぉぉ!!)
ハッサン「…おい」
キョン「ッ!!」ビクッ
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/26(木) 22:05:08.55 ID:3xjQmoZGO
ハッサン「さっきから俺の事見てるよな?何か用か?」
キョン「い、いや用って程でも…あ、そ、そう!自己紹介!さっきのアレ本気で言ってたのか?」
ハッサン「あったりめーよ!一度っきりの高校生活だぜ?楽しくやらなきゃ損ってモンだろ!」
キョン「あ、うんそうですね」ビクビク
ハッサン「しかしお前、早速興味持ってくれるとか中々見所あるじゃねぇか!気に入ったぜ!!」
キョン「え!?ただの人間に興味は無いんじゃ!?」
ハッサン「気にすんな、俺は細かい事にはこだわらねーんだ」
キョン(そこはこだわってくれ!!)
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/26(木) 22:07:24.81 ID:3xjQmoZGO
ハッサン「改めて自己紹介させてもらうぜ!俺は涼宮ハッサン!気軽にハッサンと呼んでくれ!!」
キョン「は、はいそうですか…」ビクビク
ハッサン「ん?どうした?元気ねぇな?」
キョン「い、いやそんな事は…」ビクビク
ハッサン「そうだ!お前の事は何て呼んだらいい?」
キョン「(ビクッ)い、いや別にそんなに親しくして貰わなくてm」
国木田「彼は中学時代からキョンと呼ばれてるんだよ」
キョン(国木田ァァァァッ!!)
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/26(木) 22:10:22.20 ID:3xjQmoZGO
ハッサン「そうか、キョンかぁ!うんうんいいな、よし!これからよろしく頼むぜキョン!!」ガシッ
キョン(よろしくしたくNEEEEEEEEEE!!)
国木田「うんうん、仲良き事は美しいよね」
キョン「国木田貴様コンチクショー!!」
ハッサン「ところでお前は何て呼べばいいんだ?」
国木田「え?僕?」
ハッサン「おう」
国木田「……」
キョン「……」
ハッサン「……」
国木田「……アディオス!!」シュバッ
キョン「逃げやがった!?」
ハッサン「うおっ、速ぇ!!」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/26(木) 22:19:52.83 ID:3xjQmoZGO
谷口(騒がしいな…ん?あれはキョンか?)
谷口(よーし、後ろから脅かしてやるかwww)
ハッサン「しかしえらく素早い奴だったなぁ」
キョン「国木田…後で覚えてろ…」
谷口(そーっと、そーっと…よし、今だ!!)
谷口「WA! ハッサン「っ!?殺気!!」
ハッサンは とびひざげりを はなった!
たにぐちに 158の ダメージをあたえた!
たにぐちを やっつけた!
谷口「WAAAAAAA!!」
キョン「谷口イイイイィィィィ!!!」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/26(木) 22:27:50.38 ID:3xjQmoZGO
>>12
ハッサンですから
そんな悪夢(主に谷口が)のような出会いから数日が経ったある日の事…
ハッサン「よう、キョン!」
キョン「お、おう…」
ハッサン「何だ元気が無ぇなぁ!気合が足りねーぞ!!」バシッ
キョン「イテッ!(お前のせいだよ…)」
ハッサン「あ、そうそう!この学校の部活、試しに体験入部してみたんだけどよ」
キョン「(そういやそんな話してたな)ど、どうだったんだ」
ハッサン「…ダメだな、話にならねー。イマイチしっくり来ねーんだ」
キョン「そ、そりゃ残念だったな(関わりたくねぇ…)」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/26(木) 22:32:45.45 ID:3xjQmoZGO
ハッサン「そーなんだよ…もっとこう、ハートにせいけんづき的な何かが欲しいんだよなー」
キョン「意味がわからん…」
ハッサン「なあキョン、どうしたらいいと思うよ?」
キョン「俺に聞くなよ…そうだなぁ…あ、アレだ、自分で部活作っちゃえばいいんじゃないか?」
ハッサン「……」
キョン「だ…ダメか?」
ハッサン「…それだ!お前頭いいな!!」
キョン「そ、そりゃどうも」
ハッサン「そうと決まれば善は急げだ!!」ダッ
キョン「ってハッサン!?授業始まるぞ!?おーい!?」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/26(木) 22:37:43.90 ID:3xjQmoZGO
放課後
キョン「…結局戻ってこなかったな…どこ行ったんだアイツ」
ハッサン「よう!」
キョン「うおっ!?どこ行ってたんだよ、授業丸々サボって」
ハッサン「準備を進めてたんだよ、色々と!」
キョン「準備…?」
ハッサン「まあ聞いてくれ!まずは俺が立ち上げる部の名前だ!!」
キョン(コイツの事だから『世界をおおいに盛り上げる涼宮ハッサンの団』略してSOS団とかだろうな)
ハッサン「その名もファルシオンだ!!」
キョン「なん…だと……?」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/26(木) 22:44:35.56 ID:3xjQmoZGO
キョン「いや待て!待ってくれ!!」
ハッサン「どうした?」
キョン「何だよその馬みたいな名前!?」
ハッサン「馬?俺は今部活の話をしてるんだぜ?」
キョン「ハルヒSS的な意味で問題あるんだよ!もっとこう…SOS団みたいのがいいと思うぞ!」
ハッサン「えすおー…何だって?」
キョン「そうだ!それがいい!そうしよう!な!」
ハッサン「…まあお前がそこまで言うんだったらそれでいいぜ」
キョン(ほっ…)
ハッサン「しかしお前がそこまで真剣に考えてくれてるとはな!嬉しいぜ!!」
キョン(しまった!)
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/26(木) 22:59:49.06 ID:3xjQmoZGO
キョン「…で?部活の内容は?」
ハッサン「世の中の不思議を探すんだよ」
キョン「ふーん…自己紹介の時言ってた奴らを見つけたらどうするんだ?」
ハッサン「みんなで遊ぶんだよ!とりあえずハッスルダンスとかで」
キョン「ハッスル…?」
ハッサン「知らねーか?ハッスルダンスってのは 谷口「げ!涼宮!?」
ハッサン「お!谷口じゃねーか!この前は悪かったな!」
谷口「い、いやいいよもう…」
ハッサン「まだ完治してないんだな…そうだ!お詫びにハッスルダンス踊ってやるよ!!」
谷口「ハッスル…?」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/26(木) 23:06:34.97 ID:3xjQmoZGO
谷口「い、いやいいよ!マジで!!」
ハッサン「遠慮すんなよ!元気になれるんだぜ!!」
国木田「いいじゃないか谷口、踊って貰おうよ」
谷口「国木田ァァァァァッッ!!」
ハッサン「よぅしそれじゃいくぜ!!」ムキーン
谷口「ヒッ!!」
ハッサン「そ〜れ ハッスルハッスル!」ムキーンムキーン
谷口「あがっ!?あがっ!?」
ハッサン「あなたもハッスル!わたしもハッスル!」ムッキリムッキーン
谷口「ぎゃああああああああああ!!!」
キョン「谷口ィィィィィィィィッッッ!!!」
ハッサン「ありゃ?」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/26(木) 23:14:34.06 ID:3xjQmoZGO
キョン「た、谷口!しっかりしろ谷口!!」
谷口「あばばばばばばばばばwwwwwwwww」
キョン「なんてこった…谷口が…壊れちまった…」
ハッサン「おっかしいなー、ミレーユとかはこれで元気になったのに」
キョン「誰だよミレーユって!?つーか谷口がある意味死んだぞ!?ハッスルダンスっつーか死の踊りじゃねーか!!」
ハッサン「いやあ失敗失敗wwwww」
キョン「笑い事じゃねー!!」
国木田「まあいいじゃない、谷口だし」
ハッサン「おっかしいなー…よしもう一回 キョン・国木田「アディオス!!」シュバッ
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/26(木) 23:21:35.70 ID:3xjQmoZGO
キョンたちは にげだした!
しかし まわりこまれた!
ハッサン「おいおい、俺を置いてどこ行くんだよ」ガシッ
キョン「いやあああああああっ!!」
国木田「キョン、君の事は忘れないよ☆」シュバッ
キョン「国木田テメェェェェ!!」
ハッサン「よし、それじゃもっかいハッスル…」
キョン「待て!待ってくれ!!」
ハッサン「ん?」
キョン「今はほら!部活の事が先だろ!?だからダンスはまた今度に…な!な!」
ハッサン「しょうがねぇなあ…よし!次は部室の確保だ!!」
キョン「危なかった…」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/26(木) 23:28:47.79 ID:3xjQmoZGO
ハッサン「よし!ここに決めた!」
キョン「いや駄目だろ…文芸部って書いてあったぞ」
ハッサン「いいじゃねーか、誰もいねーんだから」
キョン「いるだろ!そこ!本読んでる!」
長門「……」ペラッ
キョン「な?アンタも勝手に部室取られたら困るだろ?」
長門「問題ない」ペラッ
ハッサン「ほら!大丈夫だろ?」
キョン「ホ、ホントにいいのか!?他に部員はいないのか!?」
長門「私一人。問題無い」ペラッ
ハッサン「アンタ一人なのか…よしアンタもSOS団に入れてやるよ!」
長門「了解し(チラッ)ブーーーーー!!?」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/26(木) 23:35:55.03 ID:3xjQmoZGO
長門「あ、あわわわわ…」ビクビク
ハッサン「そうかそうか、これでアンタもSOS団の一員だぜ!!」
キョン「怯えてるじゃねーか…」
ハッサン「しかし快く部室を譲ってくれるなんてアンタいい奴だな!名前は?」
長門「な、長門有希…」ガクブルガクブル
ハッサン「そうか!なら有希って呼ばせて貰うぜ!俺は涼宮ハッサン!よろしくな!!」
長門「よろ…し…く…」ビクンッビクンッ
ハッサン「いやぁ、有希はいい子だなぁ!ハッハッハッハッ!」
長門「………」ブクブクブクブク
キョン(かわいそうに…)
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/26(木) 23:41:38.70 ID:3xjQmoZGO
ハッサン「これでSOS団も3人!あと1人入れば部活として活動できるぜ!!」
キョン「その1人はどうするんだ」
ハッサン「それをこれから探してくるんだよ!ひとっ走り行ってくるぜ!!」ダッ
キョン「あ、おい!…全く、困った奴だな………ん?」
>ハッサン「これでSOS団も3人!あと1人入れば部活として活動できるぜ!!」
>ハッサン「これでSOS団も3人!あと1人入れば部活として活動できるぜ!!」
>ハッサン「これでSOS団も3人!
>3人!
>3人!
>3人!
キョン「…入れられてる!?」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/26(木) 23:49:22.06 ID:3xjQmoZGO
キョン「俺の平穏な高校生活が…orz」
キョン「うう……ん?」
長門「…………」
キョン「そ、そうだ…おい!長門さん、だったか!?とにかく大丈夫か!?」ペチペチ
長門「………ッ!?」ビクッ
キョン「よかった、気がついたか」
長門「………彼女は…?」
キョン「もう1人連れて来るって言って出てったよ」
長門「………そう」ホッ
キョン「……ん、んじゃ俺帰るから!ハッサンによろしく伝えといてくれ!」
長門「!?」
キョン「そ、それじゃ!」ダッ
長門「待って!」ギュッ
キョン「!?」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/26(木) 23:56:49.96 ID:3xjQmoZGO
キョン「あー長門…さん?離してくれないか?」
長門「行かないで」ギュッ
キョン「悪いけど妹が待ってるから…さ」
長門「私を一人にしないで」ギュッ
キョン「いやだから…」
長門「お願い…」ギュウ
キョン「あ…その…」
長門「…………」ポロポロポロポロ
キョン「わ、わかった!わかったから泣かないでくれ!!」
長門「グスッ……ありがとう…」
キョン「はぁ…やれやれ…」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 00:04:22.32 ID:h1c3RdthO
長門「………」ピト
キョン「あの…長門さん?」
長門「呼び捨てで構わない」ギュウ
キョン「そ、そうか…じゃあ長門」
長門「何」ギュウ
キョン「…離してくれないか?」
長門「断固拒否する」ギュゥゥ
キョン「いや困るんだよ!当たってるからさ…色々と」
長門「問題無い」ギュウ
キョン「俺が問題あるんだよ!!」
長門「私という個体としてはあなたと接触する事になんら問題は感じていない」ギュウ
キョン「いやだから…困るんだよ、健全な男子的な意味で!!」
長門「………そう」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 00:09:56.10 ID:h1c3RdthO
キョン「な?そういう事だから離してくれ」
長門「…今あなたを離した場合、あなたはそのまま帰宅してしまう可能性がある」
長門「そうなるとその後『彼女』への対応を私一人で行わなくてはならなくなる」
長門「それだけは断固として避けたい」ギュウウウ
キョン「(や、柔らかい…)…そんなに怖かったのか……」
長門「……」コク
キョン「…わかった、帰ったりしないと約束するよ。だから離してくれ、な?」
長門「…本当?」
キョン「ああ、本当だ」
長門「………了解した」パッ
キョン「……やれやれ」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 00:14:18.33 ID:h1c3RdthO
キョン「……まあ、アイツも悪い奴じゃないんだ。ただちょっと…いやかなり濃くて強引ってだけで…」
長門「……」
キョン「だからよかったら仲良くしてやってくれ、な?」
長門「…了解した」
キョン「にしてもアイツ遅いな…一体何処まで行ったんだ」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 00:24:07.83 ID:h1c3RdthO
その頃ハッサンは
ハッサン「う〜ん…誰がいいかな〜…お?」
朝倉「……」テクテク
ハッサン「委員長じゃねーか!お〜い!」
朝倉「(ビクッ)す、涼宮さん!?」
ハッサン「今帰りか?」
朝倉「え、えぇ…涼宮さんは?」
ハッサン「俺は今部活メンバーを探してる最中なんだ」
朝倉「そ、そうなんだぁ〜」
ハッサン「今は俺とキョンと有希の3人だからあと1人欲しいんだけど…誰かいい奴知らないか?」
朝倉「残念だけど心当たりは……って有希!?まさか長門さん!?」
ハッサン「ん?知り合いか?」
朝倉「ヤベッ」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 00:40:43.53 ID:h1c3RdthO
朝倉「え、えぇ…同じマンションに住んでるのよ」
ハッサン「ほ〜…奇遇だな」
朝倉(間近で観察するとは言ってたけど…まさか同じ部活に入るなんてね…)
その時、一陣の風が吹いた!
ピュウウ…
朝倉「きゃ… ハッサン「きゃあ!」
朝倉「 」
ハッサン「ふぅ…悪戯な風だな!スカートめくれちまったぜ」
朝倉「 」
ハッサン「おっと、こうしちゃいられねぇ!委員長!また明日な!」ダッ
朝倉「 」
朝倉(殺ルシカナイ…ヤッテヤル…ヤッテヤル……)ブツブツ
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 00:53:24.73 ID:h1c3RdthO
文芸部部室
長門「!」
キョン「ん?どうした?」
長門「…何でもない(…朝倉涼子…ひどく混乱している…何があった…?)」……ドタドタドタドタ!!
キョン「お、戻ってきたか?」
ハッサン「(ガチャ)ただいま戻ったぜ!」
キョン「おう…ってその脇に抱えてる人は?」
ハッサン「部員4号だぜ!」
みくる「 」
キョン「…何かグッタリしてるぞ」
ハッサン「そういやそうだな…おい、大丈夫か?」ペチペチ
みくる「 」
キョン「…長門」
長門「へんじがない ただのしかばねのようだ」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 01:16:13.71 ID:h1c3RdthO
もうだけ少し書くよ…でも2時までね
ハッサン「まあいいか!これで部員は揃ったぜ!!」
キョン・長門(いいんだ…)
ハッサン「SOS団始動だ!お前ら、張り切っていくぞー!!」
キョン・長門「…お〜」
ハッサン「どうした!もっと気合いれて!いくぞー!!」
キョン・長門「………おぉ〜!!」
こうして、SOS団は活動開始した。はてさて、どうなる事やら…
みくる「 」
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 01:26:26.19 ID:h1c3RdthO
明日っていうか今日5時には仕事があってな…
それから数日後……
ハッサン「よう、キョン!聞いてくれ!!」
キョン「どうした?」
ハッサン「何でも、隣のクラスに転校生が来るんだとよ!」
キョン「この時期にか?珍しいな…」
ハッサン「謎の転校生とかミステリアスにも程があるってモンだ!今日早速スカウトするぜ!!」
キョン「おい、いくら何でも転校初日に気が早過ぎだろ」
ハッサン「大丈夫だって!俺に任せとけ!!」
キョン「不安だ…」
朝倉(ニゲラレナイヨウニテアシノケンヲキッテイヤヤッパリウシロカラグサリトブツブツ…)
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 01:34:36.38 ID:h1c3RdthO
放課後
キョン「(ガチャ)うっす…お、長門は今日も一番乗りか」
長門「……」ペラ
キョン「ハッサンの奴、今日は転校生をスカウトするって張り切ってたよ」
長門「そう」ペラ
キョン「まったく、アイツにも困ったもんだよな」
長門「ほんとそう」ペラ
キョン「ところで…」チラ
みくる「 」
キョン「…どうしようか、この人」
長門「……」ペラ
キョン「何か…イヤな臭いがし始めてるんだが」
長門「問題無い…多分」
キョン「多分って…」
みくる「 」
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 01:44:43.43 ID:h1c3RdthO
ハッサン「(ガチャ)お、揃ってるな」
キョン「おう」
長門「!」ビクッ
みくる「 」
ハッサン「キョン、やったぜ!スカウト成功だ!」
キョン「マジで?」
古泉「失礼します」
キョン「うおっ!?普通に入ってきた!?」
古泉「はじめまして、古泉一樹と申します」
キョン「普通に挨拶した!?」
長門「そんな馬鹿な」
古泉「いやあ、涼宮さんの理念に感動しましてね。僕から是非にとお願いして入団させて貰ったんですよ」
キョン・長門・みくる「正気ですか!?」
キョン・長門「って復活してる!?」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 01:52:59.68 ID:h1c3RdthO
みくる「あまりの衝撃に思わず黄泉還っちゃいました!」
キョン「よかったぁ、死んでるのかと思ってましたよ(臭いけど)」
長門「無事でよかった(臭いけど)」
古泉「おやおや、早速奇跡が起きたようですね(臭いけど)」
ハッサン「古泉、紹介するぜ。あの冴えないのがキョン、無愛想なのが長門、臭いのがみくるちゃんだ」
古泉「ハハハ、皆さんよろしくお願いしますよ」
キョン「ああ、よろしくな古泉」
長門「よろしく」
みくる「よろしくお願いします♪それじゃ私お茶をいれますね〜♪」
古泉「ハハハ、臭いなぁ」
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 02:03:21.08 ID:h1c3RdthO
ハッサン「さあて、今日はこの辺でお開きだ!」
キョン「ん?今日は早いんだな?」
ハッサン「明日は不思議探索初日だからな!早めに休んで鋭気を養ってくれ!!」
古泉「なるほど」
ハッサン「よし!解散!」
キョン「やれやれ…ん?」
長門「…これ」
キョン「本…?俺に?」
長門「読んで。感想を聞かせて欲しい」
キョン「ドラゴンクエスト6公式ガイドブック下巻知識編…わかった、じゃあまた明日」
長門「さよなら」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 02:11:45.47 ID:h1c3RdthO
キョン「ただいま〜」
妹「お帰りキョンく〜ん!ハサミかして〜!!」
キョン「おいおい、帰ってきたばかりだってのに。何に使うんだ?」
妹「うん!このハサミでハルにゃんをグサッといくの〜!」
キョン「ハッサンの筋肉にハサミが通じないのはわかってるだろ?この前も折れたじゃないか」
妹「こんどは大丈夫だよ!筋肉のすき間をぬって刺すの!!」
キョン「程々にしとけよ、そのハサミ36本目なんだからな」
妹「うん!私がんばるね!」トテトテ
キョン「やれやれ………やっぱりハッサンに会わせるべきじゃなかったな」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 02:21:06.20 ID:h1c3RdthO
キョン「さて、と」
キョン「公式ガイド読んで何の感想を言えって言うんだ長門の奴…ん?しおり?」
『まんまるボタンはおひさまボタン。小さなボタンで扉が開く。はじめは東。次は西』
キョン「PM10:00公園にて待つ、か…長門の奴何考えてるんだ?」
『びぇぇぇぇん!!ギョンぐぅぅぅぅぅん!!』
キョン「もう帰ってきたか…だから言ったろ!程々にしとけって!!」
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 02:33:40.47 ID:h1c3RdthO
妹「やだあああ!!ギョンぐん行っぢゃやだあああああ!!!」
キョン「しょうがないだろ、友達に呼ばれたんだから」
妹「ひぐっ…でもっ!ギョンぐんをハルにゃんがら守らなきゃいげないんだもんっ…ギョンぐんは私だけのギョンぐんだもんっ…!」
キョン「だからハッサンは悪い奴じゃないって言ってるのに…」
妹「違うもん!あれは魔物だもん!私の左腕がきょーめーしてるもんっ!!」
キョン「はいはい、とにかく行ってくるからな」
妹「グスッ…行ってらっしゃい…」
キョン「…何であんな風になったんだあの妹は」
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 02:45:10.06 ID:h1c3RdthO
公園
キョン「待たせたな、長門」
長門「…呼び出し応じてくれた事に感謝する」
キョン「気にするな。で、何の用だ?」
長門「本来は私のマンションで話をする予定だった、でも…」
朝倉『ナニヨハモノガツウジナイトカアレホントニニンゲンナノアアカミダッタワネダッタラベツノホウホウヲカンガエナイトイケナイジャナイソウダコウナッタラカワリニキョンクンヲウフフフフフフフ』
長門「…朝倉涼子がまともに会話出来る状態ではなかった為にやむを得ず公園を指定した」
キョン「…よくわからんがお前も大変だな」
長門「……これから話す事をよく聞いて欲しい」
………
……
…
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 02:57:27.11 ID:h1c3RdthO
キョン「…なるほど、お前と朝倉は情報統合思念体が作り出したアンドロイド」
長門「そう」
キョン「そしてハッサンは願望を実現する力を持った神様ってか」
長門「そう」
キョン「…信じるよ」
長門「…飲み込みが早くて助かる」
キョン「まあアレを見たらな。お前達の事は流石に驚いたけど」
長門「時期がくるまで説明出来なかった」
キョン「けど前もってハッサンの事知ってたのに気絶したんだな、お前」
長門「っ…!」
キョン「まあいいじゃないか、その方がかわいいし」ポムポム
長門「…からかわないで///」
133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 12:28:33.73 ID:h1c3RdthO
翌日
ハッサン「よう、来たか」
キョン「なんだ、俺が最後か」
長門「おはよう」
古泉「おはようございます」
みくる「おはようございますキョン君♪」
キョン「みんなおはよう!(朝比奈さんは朝からキッツイですね)」
ハッサン「よし、集まったところでくじ引きだ!二組にわかれて探索するぞ」
キョン「その前に何か食わせてくれ。俺朝飯食わないできたんだ」
古泉「ハハハ、朝比奈さんの臭いを嗅ぎながら朝食とか正気ですか」
ハッサン「しょうがねぇなぁ。よし、そこのファミレス行くか」
古泉「マジかよ」
134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 12:30:14.77 ID:h1c3RdthO
ファミレス
店員「お待たせしま臭っ!?」
キョン「来た来た、モーニングセット」
ハッサン「有希、朝からビーフカレーとはなかなかやるな」
長門「あなたのTボーンステーキもおいしそう」
古泉「いやはや、僕はコーヒーで充分です」
みくる「私ファブリーズなんて頼んでないです…」
キョン「うん、うまい!」モグモグ
ハッサン「肉うめー!」モギュモギュ
長門「ガツガツガツガツガツガツガツガツガツ」
古泉「うん、いい香りですね。ずっとコーヒーの香りを嗅いで生きていきたいですよ」ンーマンダム
みくる「………」シュコシュコ
136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 12:31:31.93 ID:h1c3RdthO
ハッサン「ごっそさーん!」
キョン「たまにはみんなで食べるのもいいモンだな」
長門「……ケプ」
古泉「さて、探索に行くとしましょう」
みくる「すみません、ファブリーズ持ち帰りで…え、無い?じゃあ無香空間を」モグモグ
店員「食っとる…」
ハッサン「組合せは決まったな」
古泉「あなたと二人っきりですね」
キョン「気持ち悪い言い方するな」
古泉「んっふ、これは手厳しい」
ハッサン「じゃあ2時間後にここに集合だ、遅れるなよ!!」
古泉「では行くとしましょう」
キョン「近い!もっと離れろ!」
137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 12:36:00.46 ID:h1c3RdthO
古泉「さて、せっかく二人っきりになった事ですし、僕の事をお話させて貰いますね」
キョン「別にお前の事に興味は無いんだが」
古泉「…涼宮さんが関係していても、ですか?」
キョン「ハッサンが…ってまさかお前も」
古泉「その様子だと長門さんからある程度事情を聞いているようですね。ならば話は早い」
キョン「お前も宇宙人関係か」
古泉「いえ、僕はれっきとした人間ですよ。超能力者なんです」
キョン「超能力者?」
古泉「ええ、まず我々が所属している機関についてお話します…」
………
……
…
138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 12:37:54.86 ID:h1c3RdthO
古泉「…以上が我々の機関の役割です」
キョン「ハッサンのストレスの為に戦うとはホントにご苦労な事だな」
古泉「幸い彼女はストレスを溜め込まない性格ですからね、閉鎖空間の発生もそうそう無いのが救いです」
キョン「(…あいつストレス感じるのか?)だからこそ発生したらヤバイって訳か」
古泉「ええ。彼女自信の強さ故か、出現する神人の強さも恐るべきものです」
古泉「昨年出現した神人…我々が『ムドー』と呼称した存在によって世界崩壊の危機に瀕した事もありました」
古泉「あれは思い出しただけで身震いしますよ」
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 12:39:27.60 ID:h1c3RdthO
キョン「そんなにヤバイのか」
古泉「あの戦いで死者が出なかったのはそれこそ奇跡ですよ。」
古泉「まあ、あのレベルの神人は一生のうち一度会えるか会えないかくらいですがね」
キョン「で、それを俺に話した理由は?」
古泉「…あなたは涼宮さんによって選ばれた存在…彼女にとっての『鍵』なのです」
キョン「は?俺が?」
古泉「はっきりと言いましょう。彼女はあなたを愛しています」
キョン「気持ち悪い事言うな」
141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 12:41:07.15 ID:h1c3RdthO
古泉「滅多な発言は控えて下さい!何処で聞いているかわからないんですから!!」
キョン「わ、悪かったよ」
古泉「…とにかく、あなたが鍵であるが故にあなたの行動次第で世界が崩壊する可能性すらあるという事を覚えていて下さい」
キョン「一生あいつの顔色伺ってろってのか」
古泉「いえ、その必要はありません。むしろその行動こそ彼女にストレスを与える原因てなりますからね」
キョン「まあ、アイツの性格からしたらそうだよな」
古泉「…信じてくれるのですね」
143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 12:43:53.59 ID:h1c3RdthO
キョン「ああ。宇宙人や超能力者より、アイツが女って事の方がよっぽど信じられんからな」
古泉「何を言うんです?彼女程美しい女性はいないでしょう」
キョン「なん…だと……?」
古泉「あの胸板!あの腕!あの脚!彼女の丸太の様な脚で股間を蹴られる様を想像するだけで僕は…僕は……!!うっ…!!」ビクンビクンッ
キョン「 」
古泉「ふぅ…すっかり長話してしまいましたね。そろそろイキましょう」ンフー
キョン「お前今イッたばかりだろ。とりあえずコンビニでパンツ買ってこい」
145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 12:47:02.78 ID:h1c3RdthO
タイムアップ\(^O^)/
この続きはどんなに早くても9時くらいになります
残ってたら書くよ
191 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 21:43:33.24 ID:h1c3RdthO
ハッサン「よし、午後の探索を始めようぜ!」
古泉「ではくじ引きをどうぞ」
……………
みくる「今回は私とペアですね」
キョン「朝比奈さんと、か…よろしくお願いします」
みくる「はい、よろしくお願いします♪」ニコリ
キョン(ああ…朝比奈さんの微笑み…まるで天使だ…)ウットリ
みくる「それじゃ、張り切っていきましょう!」モワ〜ン
キョン(これで…これで臭くなかったら完璧なのに!神様、あんた残酷だよ!!)
ハッサン「おいキョン!何デレデレしてんだよwwww」バシッ
キョン(あ、神様ってコイツだっけ)
193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 21:46:00.39 ID:h1c3RdthO
公園
キョン「ここでテキトーに時間潰しますか」
みくる「…キョン君」グッ
キョン「ど、どうしたんですか、突然」
みくる「大切なお話があるんです!」モワッ
キョン(ああ!朝比奈さんの顔がこんなに近くに!!でも口臭パネェ!!)
みくる「実は私は…この時代の人間じゃないんです!!」
キョン(唾が!唾が飛んで!!うわ鼻の下についた!!くっせえええええ!!)
みくる「突然こんな事を言っても信じて貰えないかもしれませんが…それでも聞いて下さい!!」
キョン(ああ…何だか意識が遠くなってきた…)
195 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 21:49:14.57 ID:h1c3RdthO
みくる「…という訳で未来からやってきたんです」
キョン「 」
みくる「…ってキョン君?聞いてますか?」
キョン「 」
みくる「…むむぅ!その顔は信じてませんね!?」
キョン「 」
みくる「わかりました!それなら証拠を見せます!ちょっと待ってて下さいね!」テッテッテッ
キョン「 」
キョン「 …はっ!?」
キョン「あ、あれ?俺寝てたのか?」
キョン「…しかし変わった夢だったな。死んだじいちゃんが川の向こうで手を振ってた…」
キョン「って、アレ?朝比奈さんは何処に?」キョロキョロ
197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 21:56:33.17 ID:h1c3RdthO
キョン「…勝手に動きまわる訳にもいかないし…待つしかないか」
キョン「ん?誰かこっちに向かってきてるな」
キョン「誰だろ…心なしか朝比奈さんに似てズフォオッ!?」
キョン「な、何だこの悪臭は!?まだ距離があるのにこの臭さ!?」
キョン「これで近付かれたら俺どうなるんだ…!?」ガクブルガクブル
キョン「…逃げよう」
キョン「朝比奈さんには悪いがやむをえん!スペースランナウェッ」
みくる大「久しぶりね、キョン君ー♪」ブシュウウウ
キョン「ヤダッヴァアアアアアアッッッ!!?」ビキリビキリ
みくる大「キ、キョン君!?」
199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 22:01:54.31 ID:h1c3RdthO
みくる大「…そっか…やっぱり私…臭いのね…」
キョン「 」
みくる大「高校卒業して初めて気付いたわ…体臭がすっごいって」
キョン「 」
みくる大「…色々ね、努力したの。身体も丹念に洗ったり、規則正しい生活習慣を心掛けたり」
キョン「 」
みくる大「でも仕事柄中々うまくいかなくて…一日でもお風呂に入らなかったらすぐに臭ってきて…」
キョン「 」
みくる大「…あなたはいつもそう…話を黙って聞いてるだけで何も答えてくれない」
キョン「 エフッ」
204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 22:21:57.64 ID:h1c3RdthO
みくる大「キョン君どうしたの?大丈夫?」
キョン「…う、う〜ん」
みくる大「キョン君!」
キョン「…ヒィッ!」
みくる大「キョン君!?」
キョン「な、何なんだアンタ!?ここまで悪臭撒き散らして!!何者だ!?」
みくる大「いやだから私よ!未来の朝比奈みくる!!」
キョン「嘘だッ!!」
みくる大「!?」
キョン「いくら朝比奈さんでもここまで臭くない!この最臭兵器彼女め!!目的は何だ!?」
みくる大「むうぅ〜!!こうなったら…キョン君!!これを見て!!」グッ
キョン「!?」
207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 22:32:50.89 ID:h1c3RdthO
みくる大「ホラこれ!!胸元のホクロ!!これならわかるでしょ!!」
キョン「これは!?」
みくる大「ね!?わかったでしょ!?」
キョン(何て事だ…朝比奈さん以上の豊乳とは…しかも張り・ツヤ・形…どれを取っても至高の乳!!まさに人類の宝!!)
みくる大「キョン君?」
キョン(……でも……くっせええええええっっっ!!)
みくる大「キ、キョン君!?」
キョン(目に染みる!!いや痛い!!染みるを通り越して痛い!!)
キョン「目が!目がああああああああ!!」
みくる大「キョンくーん!?」
209 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 22:39:24.79 ID:h1c3RdthO
キョン「いてぇ!!いてぇよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」ダダダダ…
みくる大「キョン君どこ行くのー!?」
みくる大「……」ポツン
みくる大「…あ」ピピピピ…
みくる大「時間…来ちゃった…」
みくる大「…大事な事…何も伝えられなかった……」
みくる大「……グスッ…キョン君のバカ…」
みくる大「………帰ったらお風呂入ろう…」パシュン
キョン「ふぅ…酷い目にあった…」
キョン「でもあの臭い人朝比奈さんそっくりだったな…」
キョン「…親戚か何かか?」
212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 22:46:31.59 ID:h1c3RdthO
みくる「キョンくーん」テッテッテッ
キョン「あ、臭い人…じゃなくて朝比奈さん」
みくる「どうでしたか?これで信じて貰えますよね?」
キョン「え?何の話ですか?」
みくる「え」
キョン「それよりそろそろ行かないとみんな待ってますよ」
みくる「は、はい…」
みくる(あれ…おかしいな…ちゃんと会えなかったのかな…)
キョン「……」クンクン
みくる「ひゃあ!?な、何ですか!?」
キョン「い、いやすみません!何でもないんです!」
キョン(あの人に比べたら朝比奈さんは全然マシだな…臭いけど)
213 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 22:54:06.61 ID:h1c3RdthO
みくる(キョン君ったら突然匂いを嗅ぐなんて…わ、私の匂いが好きなのかな…///)ドキドキ
キョン(しかし素材が最高だっただけに勿体なかったなぁ、あの人。例えるなら…そう、果物の王様ドリアンだな)
みくる(キョン君が望むなら好きにしても…って、何考えてるの私!?禁則事項よ!?///)アタフタ
キョン(女性を臭い人、って呼ぶのも失礼だし…よし!)
みくる(キョン君には悪いけどちゃんと断らないと…よし!)
みくる「あの、キョンく…」
キョン「ドリアン海王と呼ぶ事にしよう!!」
みくる「…海王?」
217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 23:03:05.78 ID:h1c3RdthO
ハッサン「おう、遅かったな!」
古泉「どうでしたか?」
キョン「駄目だ、さっぱりだな」
ハッサン「そうか〜、そいつは残念だ」
古泉「気を落とさないで下さい、不思議とは中々見つからないからこそ見つけた時の喜びもひとしおなのですから」
ハッサン「それもそうだな!いい事言うぜ古泉!!」バシッ
古泉「アフンッ……うっ!…ふぅ」
キョン「………」
長門「…あれで74回目」
キョン「出しすぎだろ」
ハッサン「よし、今日はこれで解散!また明日学校でな!!」
………………
220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 23:13:45.71 ID:h1c3RdthO
学校・授業中
キョン「…ん?」カサ…
キョン(手紙…何々、『放課後教室にて待つ』…何だコレ)
朝倉(フ…フフ…)
キョン(まさか朝倉が…?)
ハッサン「キョン、何だその紙切れ」バッ
キョン「あっ!」
朝倉「!?」
ハッサン「何々…『放課後教室にて待つ』」
キョン「何読み上げてるんだよ!!」
朝倉(アイツ…!アイツ…!何処までも邪魔をして…!!)
ハッサン「キョン!これは間違い無い!!」
ハッサン「果たし状だ!!」
キョン・朝倉「え」
222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 23:23:15.66 ID:h1c3RdthO
谷口「おいおいキョン!お前誰から恨み買ったんだよ?」
キョン「知るか!俺には誰かに恨まれる覚えなんてねーよ!!」
国木田「そうだよね、SOS団の関係者なんてむしろ避けるよね」
キョン「(´・ω・`)」
ハッサン「コイツは面白くなって来たぜ!よし、今日の団活はキョンvs謎の挑戦者の無制限一本勝負に決まりだ!!」
キョン「ちょwwwwwww」
ハッサン「そうと決まればこうしちゃいられねぇ!!ひとっ走り行って来るぜ!!」ダッ
先生「おい待て涼宮!授業中だぞ!?おーい!?」
朝倉「…あれれー?」
226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 23:40:13.81 ID:h1c3RdthO
昼休み
キョン「えらい事になった…」
朝倉(ああもう!こんなに注目されたら放課後動けないじゃない!!)
谷口「お前も大変だな、キョン」
キョン「谷口、代わってくれ」
谷口「だが断る」
朝倉(…もう今動くしかないわ)
朝倉「キョン君!」
キョン「朝倉…?」
朝倉「話があるの、来て」グイッ
キョン「なっ…お、おい!」
ガラララ…ピシャ!!
谷口「キョンと朝倉が二人っきりに…何てこった」
228 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/27(金) 23:52:30.73 ID:h1c3RdthO
体育用具室
朝倉「ここなら邪魔は入らないわね」
キョン「お、おい朝倉…」
朝倉「何よ」
キョン「話って何なんだ?その…こんな暗がりに連れてきて」
朝倉「何って……」
注)薄暗い体育用具室にうら若き男女が二人きり
朝倉「…あ…い、いやっ…違っ…違うの!これはそういうアレじゃなくて!!」
キョン「じ、じゃあ何なんだ!?」
朝倉「とにかく!話を聞いて!!」
キョン「お、おう」
朝倉「…コホン。昔から言うわよね?やらずに後悔するよりやってから後悔した方がいいって」
キョン「!?」
232 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 00:02:46.54 ID:JQTWNE+DO
朝倉「だから…」
キョン「や、やっぱり!」
朝倉「え」
キョン「やっぱりそーいう話じゃないか!ヤるとかヤらないとか!!」
朝倉「だから違ーう!!と、とにかく!!あなたを殺して涼宮ハッサンの出方を見る!!」チャキッ
キョン「ナ、ナイフ!?」
朝倉「さあ覚悟して貰うわよ!!」
キョン「朝倉!!いかん!!レイプはいかんぞ!!こういう事は好きあってる者同士合意の上で」
朝倉「だから違うってばー!!あーもう、死になさい!!」ダッ
キョン「か、体が動かない!?」
234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 00:11:04.38 ID:JQTWNE+DO
その時、焦った朝倉は跳び箱に足をひっかけた!
朝倉「きゃっ!?」
キョン「うおっ!?」
ズデーン
朝倉「いたた…あ」
キョン「……」
注)敷かれたマットの上に騎乗位状態で男を押し倒す女の図
朝倉「あ…///ご、ごごごごごめんなさい!殺すって言っても生物学的な意味であって決して性的な意味じゃ////」ワタワタワタ
キョン「あ、朝倉…」
朝倉「ふぇ!?」
キョン「体が動かない以上もうなすがままになるしかない…だから…その…や、優しく頼む…」ポッ
朝倉「違う…違うの…!…違うのにぃ〜…」グスッ
239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 00:23:51.32 ID:JQTWNE+DO
キョン「朝倉…?」
朝倉「涼宮ハッサンにあんな物(>>61)見せられてからずっとこうなの…」
朝倉「長門さんのバックアップの仕事も駄目、何をやっても上手くいかないのよ…」
朝倉「だから…ヒッ…思念体への大きな情報を提供する手段はもうこれしか無かった…これしか無かったのに…グスッ」
キョン「(お、体が動く)そうか…お前も大変だな…」
朝倉「有機体の同情なんて要らないわよ!!…あなたを殺す事にも失敗したんだもの…後で長門さんに消されるわ、敵性として…」
241 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 00:34:29.45 ID:JQTWNE+DO
キョン「あ〜、その事だけど。俺が長門に執り成してやるよ」
朝倉「え…」
キョン「現にほら、俺は殺されなかったし」
朝倉「あ、あなた馬鹿じゃないの!?自分を殺そうとした相手を助けるなんて…」
キョン「いやまあ…ハッサンの犠牲者ってのが他人の気がしなくてな…」
キョン「それにその様子じゃ誰にも相談出来なかったみたいだしな、だから辛かったんだろうなー、って」
朝倉「な、何よそれ…意味がわからないわ…」
キョン「…そろそろどいてくれ、授業が始まる」
朝倉「う、うん」サッ
244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 00:51:13.46 ID:JQTWNE+DO
ネタ\(^O^)/キレタ
248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 01:02:04.63 ID:JQTWNE+DO
いや実を言うと俺ハルヒは原作もアニメも見た事無くてさ
VIPのSSスレとかWikiとか見ながら書いてたんだ
で、この後藤原と決闘→佐々木団と遭遇→色々あって閉鎖空間発生→ハッサンのポニテ萌え
って展開考えてたんだが正直限界ですorz
252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/28(土) 01:13:52.16 ID:JQTWNE+DO
もう誰もいないみたいだけど
最後まで書けなくてごめんなさい
そしてこんなスレを支援してくれてありがとう