古泉「射精が止まらなくなりました」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/02/21(土) 04:06:26.83 ID:tOUT/Rr/0

キョン「……何を言ってるんだ古泉」

古泉「残念ですが事実です」

キョン「すまん、俺の聞き間違いだったと思うんだが、もう一度言ってk」

古泉「うっ!」

キョン「!?」

古泉「……ふぅ。――と、この様な状態なんですよ」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 04:08:24.16 ID:tOUT/Rr/0

キョン「待て待て待て! お前、今何をした!?」

古泉「お察しの通り、射精ですよ」

キョン「……マジか」

古泉「見ますか?」

キョン「俺は絶対に見んぞ!」

古泉「そうですか。それは残念です」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 04:11:06.56 ID:tOUT/Rr/0

キョン「……一つ聞いて良いか?」

古泉「ああ、パンツだったら心配ありませんよ。オムツをはいていますから」

キョン「古泉。俺が、いつ、お前のパンツの心配をした?」

古泉「おっと、これは失礼。早とちりでしたか」

キョン「やれやれ、いらない情報が増えちまった」

古泉「ご安心ください。横モレ防止ですから」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 04:14:13.76 ID:tOUT/Rr/0

キョン「お前のオムツの詳細など聞いとらん」

古泉「おや? では、貴方はダダモレでも構わないと?」

キョン「……知るか」

古泉「すみません。話がそれてしまいましたね」

キョン「正直、この話はもうやめたいんだが」

古泉「同感ですね」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 04:16:49.86 ID:tOUT/Rr/0

キョン「まぁ、なんだ。お前の射精が止まらないのもハルヒのせいだってのか?」

古泉「十中八九間違いありません」

キョン「……お前が何か特殊な体質という可能性は?」

古泉「ありえませんね。僕は健康ですが、あまりに元気すぎます」

キョン「!? おい、古泉! ちょっとズボンに染みてきてるぞ!」

古泉「おやおや、これは失礼しました」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 04:18:55.90 ID:tOUT/Rr/0

キョン「謝罪はいらん。すぐにオムツを取り替えて来い」

古泉「それは出来ません」

キョン「何故だ」

古泉「既に、替えのオムツを切らしてしまいました」

キョン「多めに持って来いよ……!」

古泉「おっしゃる通りです。反省していますよ」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 04:22:28.01 ID:tOUT/Rr/0

キョン「それで、何でまたハルヒは……」

古泉「それは僕が聞きたいですね。何か心当たりは?」

キョン「そんなもんある訳がないだろう」

古泉「涼宮さんが僕の射精が止まらないという願望をもつのは、有り得ないと思いませんか?」

キョン「まあ、確かにな」

古泉「だから、必ず原因となる事があったはずです。思い出してください」

24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 04:24:55.50 ID:tOUT/Rr/0

キョン「思い出せと言われてもだな……」

古泉「ほんの些細な事で構いません」

キョン「むう……」

古泉「でなければ、僕の男性機能は遠からず崩壊を迎えます」

キョン「……そんなにか?」

古泉「ええ。狂うのが先か、尽きるのが先か……という状況です」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 04:27:34.92 ID:tOUT/Rr/0

キョン「ちなみにだが聞いていいか?」

古泉「どうぞ。何が解決の糸口になるかわかりませんから」

キョン「その……出るペースはどの位なんだ?」

古泉「すみません。まず、僕の射精が止まらなくなった最初から説明するべきでした」

キョン「いや、正直なところ聞きたくは無い」

古泉「はい。僕も貴方の立場だったら拒否しています」

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 04:30:36.27 ID:tOUT/Rr/0

キョン「……まあいい。で、止まらなくなったのはいつからなんだ?」

古泉「そうですね。三日前から――正確には、74時間前からです」

キョン「聞くまでもないが、お前は74時間前に……」

古泉「突然射精をしたんですよ。あの時は、本当に焦りました」

キョン「そりゃそうだろう」

古泉「性的な興奮は一切していませんでしたからね。驚きましたよ」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 04:31:49.32 ID:tOUT/Rr/0

俺は誰でもない

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 04:34:08.68 ID:tOUT/Rr/0

キョン「状況を聞いてもいいか?」

古泉「ええ、勿論です」

キョン「74時間前というと……」

古泉「丁度、部活の始まる2時間前ですね」

キョン「授業中かよ……」

古泉「早退しようかと思いました。もっとも、周囲にバレたら自主退学していましたが」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 04:37:00.94 ID:tOUT/Rr/0

キョン「む? 待て、古泉」

古泉「何でしょうか」

キョン「お前、確かその日は部活に出ていたよな?」

古泉「ええ。涼宮さんが、週末の不思議探索の予定を決めるとおっしゃっていたので」

キョン「……まさかお前、あの日」

古泉「お察しの通り、ノーパンでしたよ」

38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 04:40:53.92 ID:tOUT/Rr/0

キョン「古泉。俺はお前がノーパンで歩き回る人間だとは思ってなかったぞ」

古泉「では、精液が付着したままのパンツをはいたままでいろ、と?」

キョン「そうじゃない。他に、何か手段があっただろうが」

古泉「残念ですが、途中で学校を抜けてパンツを買いに行くという選択肢はあり得ません」

キョン「何故だ」

古泉「僕は、涼宮さんの中では優等生です。それが奇妙な行動をとったと知れたら、余計な不信感を煽りかねませんから」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 04:44:03.50 ID:tOUT/Rr/0

キョン「俺は、お前が不信感を抱かれようと不審者になってはもらいたくなかったぞ」

古泉「はは、中々上手いことを言いますね」

キョン「悪いが、褒められても全く嬉しくない。むしろ不愉快だ」

古泉「これは失礼。――とにかく、その日から僕の射精は止まらなくなったんですよ」

キョン「成る程な。さて、話もすんだようだし俺は帰ろうかな」

古泉「待ってください!」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 04:48:05.42 ID:tOUT/Rr/0

キョン「……ハッキリ言おう古泉」

古泉「なんでしょう」

キョン「俺は心当たりなどないし、正直お前はイカ臭い」

古泉「そうですか。……ですが、今帰られるのはやめておいた方が良いでしょう」

キョン「引き止めるつもりか?」

古泉「明日登校して、机が白濁まみれになっているのは嫌でしょう?」

キョン「脅迫するつもりか……」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 04:52:06.26 ID:tOUT/Rr/0

キョン「……どうやら、俺はお前の股間の問題を解決せねばならんようだな」

古泉「申し訳ありません。出来れば、あの手段は使いたくなかったんですが……」

キョン「一生使われない事を祈るさ、マジで」

古泉「お話しておきたいのは、もう一点」

キョン「勿体つけるのはやめろ。本当に聞きたくないんだからな」

古泉「失礼しました。……射精をするペースが、段々と早くなってきているんです」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 04:55:25.75 ID:tOUT/Rr/0

キョン「ペースが早くなってきている、だと?」

古泉「はい。正確には、射精から射精までの間隔が、ですね」

キョン「……ちなみに、今はどの位の間隔なんだ?」

古泉「今はですね……うっ!」

キョン「……およそ三十分感覚か。お前、そろそろ死ぬんじゃないか?」

古泉「恥ずかしいものですね。射精の間隔を把握されるというのは」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 04:59:40.71 ID:tOUT/Rr/0

キョン「それで、今までの三日間でやった対策は?」

古泉「恐れ入りました。既に、僕が手をうっていた事をご存知だとは」

キョン「そりゃ、男だったら誰だって何とかしようと思うからな」

古泉「確かにその通りでした。いやしかし、さすがですね」

キョン「顔が近いんだよ気色悪い。イカ臭いんだよ気持ち悪い」

古泉「さすがに後者は傷つきますね。――そんなに臭いですか……?」

キョン「改めて聞くな。言わせるな」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 05:03:12.65 ID:tOUT/Rr/0

古泉「まず僕が試したのは、全て出し切ってしまう、という方法でした」

キョン「僕が? 組織の人には相談しなかったのか?」

古泉「配慮に欠けた発言ですね。もし、貴方が僕の立場におかれたら……」

キョン「あ〜……誰にも言えんな」

古泉「貴方に相談したのも、命の危機を感じた上での事です」

キョン「すまなかった。ちょいと失言だった」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 05:07:21.48 ID:tOUT/Rr/0

古泉「結論から言えば、その方法は失敗でした」

キョン「それはそうだろう。でなきゃ、俺に相談する訳が無い」

古泉「少し違いますね。止まらない射精――ナチュラルファイアリングを止めるか否かでは有りません」

キョン「何格好良く言ってるんだ」

古泉「結果的に、通常の射精の疲労感が増すだけでした。オカズについても?」

キョン「それは言わなくて良い」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 05:10:58.25 ID:tOUT/Rr/0

古泉「ナチュラルファイアリングの疲労感、プラス、通常の射精の疲労感」

キョン「古泉。とりあえず、その言い方はやめろ」

古泉「? 何故ですか?」

キョン「危機感というものが薄れる」

古泉「火は、イメージ的に赤を連想させます。そして、射精は白をr」

キョン「帰る」

古泉「ちょっとした冗談ですよ。ですがお気に触ったようですね、すみません」

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 05:15:40.58 ID:tOUT/Rr/0

古泉「次に、物理的に射精を止めようとしました」

キョン「物理的、だと?」

古泉「ええ。具体的には、竿の部分を紐で縛ったんですよ」

キョン「……それで、結果は?」

古泉「睾丸が爆発するかと思いました」

キョン「ええい、結果を言え! 結果を!」

古泉「勃起したペニスが縛っていた紐を引きちぎったため、結局射精してしまいましたよ」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 05:19:52.39 ID:tOUT/Rr/0

古泉「あの時は驚きましたね」

キョン「……気分が悪くなってきた」

古泉「おや、大丈夫ですか? リポビタンDを飲みますか?」

キョン「いや、それはお前が飲め。死ぬぞ」

古泉「――結果的に射精の回数は減らせましたが……」

キョン「まあ、ある程度の効果はあったのか」

古泉「いえ、その一回で……それまで出さなかった時の分が一気に出ました」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 05:23:50.81 ID:tOUT/Rr/0

古泉「そうですね、時間で計算すると約7回分でしょうか」

キョン「それが一気に出たってのか!?」

古泉「あの時は神に祈りましたね」

キョン「ハルヒにか?」

古泉「断じて違います。むしろ、あの時僕は涼宮さんを呪っていましたよ」

キョン「まあ、そうだろうな。……だが、呪われてるのはお前の方だが」

古泉「この呪いが教会でとけるのでしたら、僕はすぐにでも改教します」

69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 05:28:04.95 ID:tOUT/Rr/0

古泉「そして最後に、流れに身を任せてみたんです」

キョン「言い方は良いが、放置していただけ、って事だろう?」

古泉「正確には、涼宮さんが飽きるのを待つ、ですね」

キョン「それで、結局どうにもならなかったって訳か」

古泉「一定の間隔でくる射精に怯えるよりは、よっぽど建設的でしょう?」

キョン「結果的にどうにもなってないんだから時間の無駄だっただけだろう」

古泉「……はは、手厳しいですね」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 05:32:56.80 ID:tOUT/Rr/0

古泉「……そして、一人では解決出来ないと悟った僕は――」

キョン「――俺に相談した、って訳か」

古泉「あれは、確か60回目の射精を迎えた直後でした」

キョン「言うな、頼むから」

古泉「お願いです。この射精を止めるのに……協力してください」

キョン「……あまり期待はするなよ?」

古泉「!……このご恩、一生忘れません……!」

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 05:36:31.08 ID:tOUT/Rr/0

キョン「まず、状況を整理してみよう」

古泉「そうですね。現場百万回とも言いますし」

キョン「現場はここだ。……とりあえず、最初の射精の時の事を考えるぞ」

古泉「確かにその通りですね。しかし、証拠品の提示はご遠慮させてください」

キョン「そんなもん、こっちから願い下げだ」

古泉「助かります」

76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 05:40:16.21 ID:tOUT/Rr/0

キョン「まず、お前が最初に射精した時の状況だ」

古泉「まさか、僕がどのようにしてパンツを汚したかを語れとでも?」

キョン「違う。原因の方だ」

古泉「……なるほど。涼宮さんが何をしていたか、ですね」

キョン「ああ、必ず何かがあったんだろうな」

古泉「僕の射精が止まらなくなる何か、ですか。……想像がつきませんね」

80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 05:44:29.57 ID:tOUT/Rr/0

キョン「とりあえず古泉。俺はいまいち思い出せんのだが……」

古泉「? 何がですか?」

キョン「今から74時間前、お前は何をしていた?」

古泉「ああ、僕が射精した時は昼休みでしたよ。正確には、74時間と50分前ですが」

キョン「……ああ、そうか。それなら、こっちも昼休みだったな……うん」

古泉「貴方は今、『10分後にまた射精かよ』と思いましたね。……そういう計算はやめてください」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 05:48:11.86 ID:tOUT/Rr/0

キョン「……とにかく、昼休みにハルヒはとんでもない事を思った」

古泉「そう考えて間違いないでしょうね」

キョン「やれやれ、昼休みに何を考えてるんだアイツは」

古泉「ですが、授業中よりはマシでしょう。人として」

キョン「……古泉。お前、怒ってないか?」

古泉「そうですね。僕の理性がもう少し弱ければ、あなたの友人の――佐々木団に入団していたでしょうね」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 05:52:13.35 ID:tOUT/Rr/0

キョン「昼休みか……」

古泉「思い出してください。僕の命がかかっているんです」

キョン「確か……その日もハルヒと一緒に弁当を食っていたな」

古泉「犯人は貴方です! 貴方が涼宮さんに何かを吹き込んだんでしょう!?」

キョン「落ち着け古泉!」

古泉「……申し訳有りません。あと5分で射精かと思い、取り乱してしまいました」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 05:55:43.41 ID:tOUT/Rr/0

キョン「気持ちはわからんでもないが、今は冷静になれ」

古泉「……ふふ、大丈夫ですよ。あと3分程で……」

キョン「席をはずしていた方が良いか?」

古泉「いいえ、僕は構いませんよ」

キョン「すまん。俺がお前が射精する瞬間を見たくない」

古泉「これは気がつきませんでした」

87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 05:58:33.34 ID:tOUT/Rr/0

     ・    ・    ・

ガチャッ

キョン「――終わったか?」

古泉「何の滞りもなく」

キョン「……股間の染み、広がってるぞ」

古泉「これは仕方のない事です。もう、オムツの中はタプタプしていますから」

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 06:01:25.32 ID:tOUT/Rr/0

キョン「話を戻そう。……俺は、ハルヒと一緒に弁当を食べていた」

古泉「それはいつもの事ですか?」

キョン「最近はな」

古泉「良い傾向ですね」

キョン「団長を一人にさせて、不愉快にさせるわけにもいかんだろう?」

古泉「そういう事にしておきましょうか」

95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 06:05:17.30 ID:tOUT/Rr/0

キョン「ちなみに、俺の弁当のオカズは唐揚げとハンバーグ。ハルヒはt」

古泉「すみませんが、それは必要な情報でしょうか?」

キョン「可能な限り思い出した方が良いと思ったんだが」

古泉「協力してもらっている身で失礼ですが申し上げます」

キョン「構わんぞ。むしろ、お前は被害者なんだからな」

古泉「絶対にオカズの内容は関係ありません。……いや、あるかもしれない……」

97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 06:08:56.03 ID:tOUT/Rr/0

キョン「――オカズだけに、というやつか?」

古泉「ええ。そこから、射精に繋がる何かを連想した可能性が無いとは言い切れません」

キョン「……ハルヒはそんな奴じゃないと思うぞ?」

古泉「確かに、彼女は非常に理性的な人間でもあります」

キョン「そうかね」

古泉「ですが、何があったとしても“射精が止まらない人間”という想像はしないでしょう」

キョン「つまり、真性のアホってことか」

古泉「身も蓋も無い言い方ですが、そうなりますね」

100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 06:12:38.25 ID:tOUT/Rr/0

キョン「……それじゃあ、弁当の内容も正確に思い出した方が良さそうだな」

古泉「可能な限りで構いません。お願いします」

キョン「俺は、さっきも言った通りから揚げにハンバーグ。あとは野菜炒めと……まぁ、シンプルなものだったよ」

古泉「茶色が多目、ですね。野菜炒めが彩りですか?」

キョン「人んちの弁当にツッコミを入れるな。一応、赤い梅干も入っていたぞ」

古泉「すみません。失言でした」

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 06:15:14.83 ID:tOUT/Rr/0

キョン「ハルヒの弁当もオーソドックスなもんだったな」

古泉「何か、手がかりになるような情報があれば良いんですが」

キョン「まず、ウィンナー」

古泉「すみません。もう、その時点で……」

キョン「待て待て。ウィンナーなんて、誰の弁当にでも入ってるだろ? それだけが原因とは思えん」

古泉「……確かにそうですね。続けてください」

108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 06:20:24.54 ID:tOUT/Rr/0

キョン「他には、玉子焼きに――」

古泉「ドロリとした淡白を連想させる……」

キョン「――ああ、そうそう。たしかプチトマトも入ってた」

古泉「丸い玉……玉……赤玉……」

キョン「あとは、デザートにオレンジが入ってた位だ。他にもあったかもしれんが、思い出せん」

古泉「可能性は十分に……」

キョン「しかし、女子の弁当ってのはどうしてあんなに小さいんだろうな。……古泉?」

古泉「……ああ、すみません。少し考え事をしていました」

109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 06:21:37.77 ID:tOUT/Rr/0

一服

116 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 06:29:50.96 ID:tOUT/Rr/0

キョン「どうした。何か手がかりでもあったのか?」

古泉「まだ推測の域を出ませんが、気になる所はありました」

キョン「そうかい。良ければ、教えて貰えると嬉しいんだがな」

古泉「いえ、ここで僕の考えを言ってしまうと、思考がそちらに偏ってしまう恐れがあります」

キョン「成る程。とりあず最後まで話してから、って事か」

古泉「申し訳有りません」

119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 06:33:23.46 ID:tOUT/Rr/0

キョン「まあ、弁当を食べながら二人で他愛の無い話をしていた訳だ」

古泉「他愛の無い話、ですか?」

キョン「まあ、気にするほどの事でもないぞ。前の授業の先生がムカつくとか」

古泉「いえ、それも重要かもしれません。ちなみに、何の授業だったんですか?」

キョン「保健体育だ」

古泉「……重要どころではありませんよ、それは」

122 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 06:36:36.17 ID:tOUT/Rr/0

キョン「そうか? 先生への愚痴が射精に繋がるとは思えんが」

古泉「授業科目が射精に一番繋がるものだとは思いませんか?」

キョン「一理あるな」

古泉「ちなみに、範囲はどこを?」

キョン「ジェンダーとセックスについてだ」

古泉「すみません。貴方は真剣に僕の止まらない射精を解決するつもりがありますか?」

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 06:41:42.49 ID:tOUT/Rr/0

キョン「当たり前だろう。でなけりゃ、すぐにでもこのイカ臭い部屋を出てるぞ」

古泉「……そう、ですね」

キョン「まあ、内容に関しちゃテキストを順番に読んでいくって普通のもんだったぞ」

古泉「何か、授業で普段と変わった事はありませんでしたか?」

キョン「む?――そういえば読む人間を当てる時に、『いつもは前からだから今日は後ろから』ってハルヒから当てられてたな」

古泉「……それ、明らかに連想する言い方ですよね」

127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 06:44:23.28 ID:tOUT/Rr/0

キョン「まあ、先生への愚痴なんてそれに関してさ」

古泉「……成る程」

キョン「授業の態度点が欲しい奴に、挙手させて読ませれば良いのにって怒ってたな」

古泉「まあ、涼宮さんらしいといえばらしいですね」

キョン「しかし、アイツが挙手するとは思えんがね」

古泉「同感です」

130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 06:48:07.35 ID:tOUT/Rr/0

キョン「――そして、そんな事を話してたら……」

古泉「? 何かあったんですか?」

キョン「いつものように、谷口と国木田も合流してきたんだ」

古泉「彼には失礼ですが、とても嫌な予感がします」

キョン「何? 国木田が何かしたとでも言うのか?」

古泉「もう片方の人ですよ。正直、彼が元凶だという予感がします」

133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 06:51:44.69 ID:tOUT/Rr/0

キョン「谷口がハルヒに射精に関する事を吹き込んだ? いやいや、それは有り得ん」

古泉「何故、そうまで言い切れるんですか?」

キョン「いいか? 谷口はハルヒにあれだけの目に合わされてるんだぞ」

古泉「まあ、同情はします」

キョン「その谷口が、なんでハルヒに――しかも、お前が射精し続けるって事を吹き込むと思うんだ」

古泉「……言われてみれば、確かにその通りですね」

136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 06:55:16.57 ID:tOUT/Rr/0

キョン「だろう? アイツをかばうつもりはないが、さすがに今のはな」

古泉「失言でした」

キョン「まあいいさ、ぶっちゃけて言うと谷口だしな」

古泉「至言ですね」

キョン「……とにかく、そこから四人で話しながら弁当を食ってた訳だ」

古泉「四人での会話……続けてください」

140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 06:59:17.58 ID:tOUT/Rr/0

キョン「会話といっても、いつもと大して代わり映えしないもんだったぞ」

古泉「ですが、毎回同じ会話をするわけではないでしょう?」

キョン「まあな」

古泉「その時にだけ、射精――そして、僕に関する話題が出た……違いますか?」

キョン「あ〜……なんだかしたような気がするな」

古泉「弁当の内容よりも、会話の内容の方が重要です。誰もがそう思いますよ」

143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 07:02:58.66 ID:tOUT/Rr/0

キョン「確か……谷口が彼女が欲しいとかかんとか……」

古泉「思い出してください!」

キョン「無茶言うな。三日前だし、ほぼ毎日話してるような事なんだぞ?」

古泉「お願いします……!」

キョン「むぅ……それで、国木田が『谷口はいつもそれだね』とツッコミをいれて……」

古泉「明らかに重要ではない会話は、何故正確に思い出せるんですか……!?」

146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 07:07:22.48 ID:tOUT/Rr/0

キョン「その後、いつものようにゴチャゴチャ言ってて昼休みが終わっt」

古泉「待ってください。待ってください」

キョン「どうして二回言ったんだ」

古泉「貴方が大事な事を言わないからです」

キョン「やれやれ、困ったもんだ。顔が近いぞ、離れろ」

古泉「困っているのはこち――うっ!」

キョン「……うわぁ」

古泉「……ふぅ。…………すみません」

149 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 07:11:45.52 ID:tOUT/Rr/0

キョン「大丈夫か古泉?」

古泉「正直、僕はもう駄目かもしれません」

キョン「……不謹慎だが、この場合死因は何になるんだ?」

古泉「生死をわける精子だけに、失精死とでも言えば良いんですか?」

キョン「やるな」

古泉「褒めて貰わなくて結構ですよ。死にたくなりますから」

152 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 07:16:06.55 ID:tOUT/Rr/0

キョン「お前はあれだな、顔も良いのにそういう頭の良さもあるから腹が立つ」

古泉「ですが、元凶はわからず原因ははっきりしている射精によって死にます」

キョン「ヤケになるな。……ああ、そう言えば」

古泉「どうかしましたか?」

キョン「彼女云々の話になった時、お前の話題が出たな」

古泉「それを最初から思い出して欲しかったというのは、ワガママでしょうか?」

153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 07:19:49.33 ID:tOUT/Rr/0

キョン「確かあれだ。古泉なら、彼女の一人や二人はいるんだろうなって話になって……」

古泉「そう思われて正直悪い気はしませんが、現状を思うと複雑ですね」

キョン「どんどん話が大きくなって……」

古泉「ふむ」

キョン「最終的には、毎日とっかえひっかえしてるかも知れないって話になったんだ」

古泉「!?」

156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 07:24:22.30 ID:tOUT/Rr/0

キョン「ああ、そうだ。完全に思い出したぞ!」

古泉「誰がそんな事を言ったんですか!?」

キョン「……」

古泉「……まさか」

キョン「お前の笑顔は嫌味ったらしいほど爽やかだよな、古泉☆」

古泉「今は僕の笑顔の話ではありませんし、最後の“☆”が腹立たしいです」

160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 07:28:35.73 ID:tOUT/Rr/0

キョン「いや、待て。俺はむしろ褒めてたんだぞ」

古泉「……どのように、ですか?」

キョン「いつも妙なまでに爽やかだし、冷静で頭も良い、ってだ」

古泉「お褒めに預かり光栄です……が」

キョン「……すまん。『SOS団の賢者』って言った」

古泉「……やはり元凶は貴方だったんですね……!」

164 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 07:32:47.00 ID:tOUT/Rr/0

キョン「待て、結論を出すには早すぎる!」

古泉「いいえ、もう結論は出ました。貴方のおかげで、僕は涼宮さんにこう思われるようになった――」

キョン「おい、何故笑っているんだ!?」

古泉「――女にだらしなく、射精をしまくっている、SOS団の白濁賢者だと……!」

キョン「別に白濁はつけてなかったぞ」

古泉「そういう問題ではありま――うっ!…………どうすれば良いんですかね、僕は」

169 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 07:38:25.55 ID:tOUT/Rr/0

キョン「古泉、まさか……お前」

古泉「貴方の考えている通りですよ。僕は今、射精をしました」

キョン「30分間隔じゃなかったのか!? まだ15分しか経ってないぞ!」

古泉「……どうやら、また間隔が縮まったようです」

キョン「……!」

古泉「はは……どうやら僕は、最終的に射精をし続ける存在になりそうですね」

キョン「……一応、それも不思議だぞ」

古泉「U(アンリミテッド)M(マスターベーション)A(アニマル)ですか」

174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 07:42:11.21 ID:tOUT/Rr/0

キョン「とにかく、まだそうなるまでは時間がある」

古泉「いいえ、もう間に合いませんよ」

キョン「諦めるな!」

古泉「お気持ちは嬉いのですが――うっ!……ふぅ……こういう事です」

キョン「!? 古泉……」

古泉「気になさらないでください。死んだら、しっかりと呪いますから」

177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 07:46:34.99 ID:tOUT/Rr/0

キョン「くっ……何か方法はないのか!? そうだ、長門に電話して来てもらうぞ、いいな!」

古泉「! 女性にこの問題を暴露するんですか!?」

キョン「そんな事も言ってられんだろ!」

prrrrr!prrrrr!

古泉「やめてください! 貴方も男なら僕の気持ちがわ――うっ!……ふぅ」

prrrrr!prrrrr!

キョン「……――くっ、どうして電話に出ないんだ!?」

181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 07:50:38.82 ID:tOUT/Rr/0

キョン「まさか……長門はこの事を知ってて関わりたくないとでも思ってるのか!?」

古泉「知られている時点で、かなり死にたい気ぶんうっ!……ふぅ」

キョン「朝比奈さんに未来の技術で……!」

古泉「彼女の事ですから、どうせ禁則事項ですよ。……もう、良いんです」

キョン「弱音を吐くな! そして、毒も吐くな!」

古泉「あぁ、もうすぐオムツが駄目になりそうで――うっ!……ふぅ」

190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 07:54:48.97 ID:tOUT/Rr/0

キョン「くそっ! ハルヒはどうして部室に来ないんだ!」

古泉「そういえば、遅れると言っていたらしうっ!……ふぅ」

キョン「アイツが、古泉は射精をしまくる人間じゃないと思えば良いんだ……!」

古泉「無駄ですよ。余程の言葉で無い限り、彼女は考えを変え――うっ!……ふぅ」

キョン「なら、余程の言葉がアイツに届けば――!」

古泉「何か良い案でもあうっ!……ふぅ」

197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 07:58:59.76 ID:tOUT/Rr/0

キョン「あるにはある……だが……」

古泉「ふふ、慰めはいりうっ!……ふぅ……いりませんよ」

キョン「古泉……俺は、お前を助けてやりたい」

古泉「えうっ!?……ふぅ。それは、何故ですうっ!……ふぅ……か?」

キョン「副団長様が、情けない死に方をしたなんて恰好がつかないだろ?」

古泉「うっ!……ふぅ。はは、そうでうっ!……ふぅ。そうですね――うっ!……ふぅ」

211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 08:04:19.67 ID:tOUT/Rr/0

キョン「だが、この方法は危険も伴うんだ」

古泉「構いまうっ!……ふぅ……せんようっ!……ふぅ」

キョン「正直、俺はこれが正しいのかわからん。それでも良いか?」

古泉「あのうっ!……ふぅ……良いでうっ!……ふぅ……すから早うっ!……ふぅ」

キョン「本当に……良いんだな? 後悔はしないな?」

古泉「うっ!……ふぅ、おねうっ!……ふぅ、早くうっ!……ふぅうっ!……ふぅ」

222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 08:09:29.40 ID:tOUT/Rr/0

キョン「古泉。俺は、最初はお前の事をうさんくさいと思ってたんだ」

古泉「うっ!……ふぅ早うっ!……ふぅ死うっ!……ふぅうっ!……ふぅ」

キョン「けどな……お前はもう、大切なSOS団の仲間だ」

古泉「うっ!……ふぅうっ!……ふぅうっ!……ふぅうっ!……ふぅ」

キョン「俺は、そんなお前を助けたい! 例え、後で恨まれ様ともだ!」

古泉「うっ!…ふうっ!…ふうっ!…ふうっ!…ふうっ!…ふうっ!…ふうっ!」


239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 08:15:42.80 ID:tOUT/Rr/0

キョン「今助けてやるからな、古泉!」

ガラッ!

古泉「うっ!…うっ!…うっ!…うっ!…うっ!…うっ!…うっ!」

キョン「北高の皆さ―――〜〜〜んッ!!」

古泉「うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!うっ!」

キョン「古泉一樹は―――〜〜〜ッ!!」

古泉「う!う!う!う!う!う!う!う!う!う!う!う!う!う!う!」

キョン「実は―――〜〜〜ッ!!」

古泉「うううううううううううううううううううううううううううううううううううううう!!」


キョン「インポなんで―――〜〜〜〜〜〜すッ!!!」


古泉「…………ふぅ」

258 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 08:21:58.00 ID:tOUT/Rr/0

キョン「止まっ――た……?」

古泉「……」

キョン「っ! 古泉、しっかりしろ! 古泉! 生きてるか!?」

古泉「……ええ、なんとか」

キョン「賭けだったな。今のをハルヒがどこかで聞いてなきゃ、射精は止まらなかった」

古泉「涼宮さん以外にも、確実に聞かれましたよね」

キョン「お前の命を救うためだ。とりあえず、グラウンドには野球部がいたぞ」

古泉「……」

271 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 08:26:21.76 ID:tOUT/Rr/0

キョン「……とりあえず、床の掃除をしないとな」

古泉「……そうですね」

キョン「まあ、とりあえずハルヒを探し出して部活は中止にさせた方がよさそうだ」

古泉「確かに。今女性陣にこの部屋に来られたら、非常に厄介な状況になるというか僕は舌を噛みます」

キョン「それじゃあ、掃除頑張れよ」

古泉「あの……手伝っては貰えないんですか?」

キョン「ははっ、断固拒否」

278 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 08:29:44.65 ID:tOUT/Rr/0

     ・    ・    ・

キョン「――それで、その後はどうだ?」

古泉「男子生徒からは同情の目を向けられ、女子生徒からは応援されます」

キョン「そうかい」

古泉「まあ、それとお察しの通り勃たなくなりました」

キョン「まあ、そうだろうな」

285 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 08:33:19.94 ID:tOUT/Rr/0

古泉「ちなみに、これは長門さんでもどうしようもないそうです」

キョン「それは……残念だったな」

古泉「朝比奈さんは、やはり禁則事項でした」

キョン「……結局、皆に知られちまったな」

古泉「ええ。先ほど、涼宮さんからも励ましのお言葉を戴きましたよ」

キョン「なんだ。アイツもそういう事に気を使うなんて、良い所あるじゃないか」

古泉「そうですね。僕は思わず我を忘れそうになりましたよ。殺意的な意味ですが」

296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 08:38:02.36 ID:tOUT/Rr/0

古泉「ですが、僕も人間ですからね。そこはグッとこらえました」

キョン「そうかい。まぁ、一件落着って所か」

古泉「――何せ、涼宮さんには伝えなくてはならないことがありましたから」

キョン「ん? なんだそれ」

古泉「簡単な事ですよ。……僕に比べて、貴方は若さが余っているようで羨ましい、と」

キョン「お前が俺を羨ましがる? おいおい、一体そりゃ何の冗談――」


キョン「――うっ!……ふぅ」


キョン「…………えっ? どうしていきなり射精を――」


おわり

305 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/21(土) 08:39:15.92 ID:tOUT/Rr/0

こんなくだらないもん最後まで読んでくれてありがとう
上で書いたが、俺は何の人でもない
おやすみ



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