1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 13:30:42.33 ID:8If54I1Q0
キョン「なあ」
キョン「しょっぱなの自己紹介のアレ。どのへんまで本気だったんだ?」
ハルヒ「……」
キョン「聞いてるか?」
ハルヒ「……」ダッ!!
キョン「行っちまった…」
ハルヒ(どうしよう、どうしよう!!すっごい可愛い子があたしに話しかけてきた!!)
ハルヒ(何あれ?制服は男子用のブレザーなのに顔と体格は女の子じゃない!!)
ハルヒ(友達になりたい、友達になりたいな)
ハルヒ(そうだ!!自分で部活作って、あの子を入部させちゃえ!!)
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 13:32:49.77 ID:8If54I1Q0
ハルヒ「ちょっと、キョン!!」
キョン「ん?」
ハルヒ「あう……(ドキッ)」
ハルヒ「あ、あたし、部活を作ることにしたんだけど、特別にあんたを部員第一号として入部させたげるわ」
ハルヒ「ありがたく思いなさい!」
キョン「なんで俺が」
ハルヒ「ええい、つべこべ言わずに入ればいいの!!」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 13:34:38.02 ID:8If54I1Q0
ハルヒ「じゃーん、ここがSOS団の部室よ!!」
キョン「文芸部じゃないか。それに部員の人がいるんだろ?」
ハルヒ「いいの!!そのたった一人の部員がいいって言ってるんだから!!」
キョン「そうは言ってもな……、ええと、」
長門「……長門有希」
キョン「長門さんか、本当にいいのかい?」
長門(ズキューン)
長門(可愛い)
長門「いい、好きにして」テレテレ
キョン「?」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 13:36:50.48 ID:8If54I1Q0
昼休み
キョン「…というわけで、無理矢理涼宮の作ったSOS団とやらに入れられちまった」
国木田「キョン、また変わった女の子に目をつけられちゃったね」
国木田「中学のときも佐々木さんとのレズ疑惑をかけられていたくらいだし」
キョン「バカ言うな。俺は男だ。仮に佐々木と付き合っていたとしてもレズにはならんだろ」
国木田「好んで髪型をポニーテールにしているくせに。外見が女の子なんだから説得力ないよ」
谷口(はあはあ、キョン可愛いすぎだぜ。これで男だってのがまたそそる……)
キョン(谷口の俺を見る目が気持ち悪い……)
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 13:39:29.49 ID:8If54I1Q0
キョン「悪い、岡部から呼び出しくらってたの忘れてた。また後でな」
国木田「はあ、でも、素直にうらやましいな。あんな可愛い子と仲良く出来てさ」
谷口「涼宮はツラはよくても中学時代から奇人変人で通ってからな、別にうらやましくなんかないぜ」
谷口「逆に、キョンと仲良くしてる涼宮が俺はうらやましい」
国木田「…………」
国木田「なんて罪作りなんだ、キョンは」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 13:42:24.09 ID:8If54I1Q0
放課後
ハルヒ「キョン!!部室にいるときはこれに着替えなさい」
キョン「なんだこりゃ、メイド服?」
ハルヒ「あ、あんたのために用意したわけじゃないのよ。たまたま通販で手に入れただけなんだから!」
キョン「こんなもんをどうやったらたまたま手に入れられるんだ。それにサイズがぴったりだ」
ハルヒ「ブーッ!!なにナチュラルに着てるのよ!!」
キョン「着ろって言ったのはお前だろうが」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 13:44:26.08 ID:8If54I1Q0
ハルヒ「そ、そうだけど……(やば、可愛すぎて押し倒したい……)」
キョン「こういう服は初めてだな。女物の服は結構着たりしてるんだが」
ハルヒ「え?キョンって女装するの?」
キョン「ん、まあ女装……か。親が昔から俺に女物の服を着せたがってな。おかげで私服のほとんどは女物だ」
キョン「妹の着てる服はみんな俺のお下がりだしな。この学校の制服だって親が女子用のまでついでに買ってしまったし」
ハルヒ(せ、セーラー服を着たキョン……見たい)ダラダラ
キョン「お、おい、鼻血でてるぞ!大丈夫か!?」
長門(わたしも見たい)
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 13:47:10.07 ID:8If54I1Q0
翌日
ハルヒ「おはよー、キョン……ってあんた何でセーラー服なのよ!!」
キョン「おお、涼宮。昨日の夕飯がカレーうどんだったんだが、うっかり飛び跳ねた汁で制服を汚してしまってな」
キョン「クリーニングに出してあるからその代わりだ。一応学校にも許可取った」
岡部『キョンは可愛いので、特別に許可!』
ハルヒ「ふ、ふーん……」
ハルヒ「…………」
ハルヒ「うへへへ」ジュルリ
キョン「?」
谷口「セーラー服を着たキョンか……今日のおかずは決まったぜ」
キョン(谷口の視線……気持ち悪い……)
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 13:49:12.74 ID:8If54I1Q0
ハルヒ「聞いてよ、キョン!!転校生が来たのよ!!」
キョン「へえ、こんな時期にか」
ハルヒ「珍しいもんだからついついSOS団に入れたちゃった!」
古泉「どうも、古泉一樹で……」
古泉「!!!?」
キョン「ん?どうかしたか?」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 13:53:28.29 ID:8If54I1Q0
古泉(な、なんと可愛らしい方なんでしょうか。何もかもが僕の好みにぴったりだ)
キョン「おい……」
古泉「あ、あの……これからよろしくお願いします!!」
キョン「あ、ああ」
ハルヒ「むっ」
長門「ちっ」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 13:54:44.52 ID:8If54I1Q0
ハルヒ「ああ、そうそう、古泉君は新入りだから、SOS団の雑用係ね。わかった?」
古泉「…………」ぽーっ
ハルヒ「聞いてるの!!?」
古泉「は、はい!!」
ハルヒ「さっそくだけど、お茶入れて頂戴」
古泉「え、しかしここにはお茶の葉っぱも急須も見当たらないんですが……」
ハルヒ「無けりゃ買って来い!!」
古泉「はいい!!ただいま!!」
ハルヒ(ふふ、いい気味。キョンに見とれてた罰よ)
長門(古泉一樹を敵性と判断。彼に手を出したら即消去する)
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 13:57:31.01 ID:8If54I1Q0
鶴屋「やあやあ、みくるどうしたんだい?元気が無いじゃないかっ」
みくる「あ、あの、あたし今書道部にいるんですけど」
鶴屋「うん、知ってるよっ」
みくる「ほ、本当は今書道部にいたらいけなくて」
鶴屋「うん?」
みくる「えっと、なんでもないです……」
キョン「メンバーはこれ以上増やさないのか?」
ハルヒ「部に昇格させるには五人必要だけどね。とりあえずこのままでいいわ」
ハルヒ(萌え担当のキョンさえいれば他のメンバーなんかほんとはどうでもいいのよ
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 14:01:40.12 ID:8If54I1Q0
ハルヒ「パソコンって色々便利よね」
キョン「まあ、そうだな」
ハルヒ「画像とかも保存できるんでしょ?」
キョン「デジカメの画像を保存するのはもちろん、いろいろ編集したりもできるらしいな」
ハルヒ(じゃあキョンの隠し撮り画像にあーんなことやこーんなことも?……うへへへ)
キョン「?」
ハルヒ「だったらSOS団にも一台必要ね!!」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 14:04:12.70 ID:8If54I1Q0
コンピュータ研究部部室
ハルヒ「というわけで、パソコン一台もらいにきました」
部長「帰れ」
ハルヒ「いいから、さっさとよこしなさい!!」
部長「そんな横暴が許されるか!!なんだかんだで今まで盗られ続けてきたんだ!!今度ばかりは譲れないね!!」
ハルヒ「なにわけのわかんないことほざいてるのよ!!」
ハルヒ「いいから、SOS団のためにパソコンの一台くらい献上しなさい!!」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 14:09:37.80 ID:8If54I1Q0
キョン「おい、やめろって……さすがに無茶だぞ」
ハルヒ「きょ、キョン……でも……」しゅん
部長「おや?そ、そこの可愛らしいお嬢さんもSOS団とやらの一員なのかな?」ムハーッ
ハルヒ「……そうだけど?(こいつもキョンのこといやらしい目で見てる)」
部長「し、仕方ないなぁ。パソコンくらいこの僕がなんとかしてあげようじゃないか。この最新式のパソコン持ってけ!!」
キョン「そんな、悪いですよ」
部長「いいんだよ。気にしなくて。ところで君、よかったら掛け持ちでもいいからうちに入部してみ」
ハルヒ「ほら、さっさとパソコン持っていくわよ!!それとウチのキョンに馴れ馴れしくないでちょうだい!!」
キョン「なんていい草だ。失礼だぞ、ハルヒ」
ハルヒ「だ、だって……」
部長「ははは、いいんだよ、キョンちゃん。じゃ、ネットにも繋いであげるからちゃっちゃと運んじまおう!!」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 14:13:34.75 ID:8If54I1Q0
キョン「なんだかんだでパソコンを手に入れたわけだが」
キョン「具体的には何をしたいんだ?」
キョン「画像がどうとか行ってたが」
ハルヒ「あう……(キョンの隠し撮り画像のことなんて言えないわ)」
ハルヒ「えっと、そうだ、SOS団のサイトを作るために必要だったのよ!」
キョン「サイトを作るのはいいんだが、SOS団って結局なにをする集まりなんだよ」
ハルヒ「えっと、あの、その……」
ハルヒ「……そうそう、宇宙人や未来人や超能力者を探し出して一緒に遊ぶのよ!!」
キョン「そういや、最初の自己紹介でも似たようなこと言ってたよな」
ハルヒ(そうだった……最近キョンのことばかり考えて自分でも忘れてたわ……)
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 14:14:54.06 ID:8If54I1Q0
ハルヒ「じゃ、古泉君、サイト作っておいて」
古泉「わかりました」
キョン「手伝おうか?」
古泉「お気遣いありがとうございます」
古泉「でも大丈夫です、結構コンピュータには強いほうなので」キリッ
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 14:16:21.09 ID:8If54I1Q0
ハルヒ「だったら、一日で万単位のアクセス数にのぼるサイトを作っといて」
古泉「え?それは……」
ハルヒ「コンピュータには強いんでしょ?」ニヤニヤ
古泉「あの……それとこれとは話が……」
キョン「おい、ハルヒ、あんまり古泉をいじめるなよ」
古泉「!!いえ、平気です。作って見せますよ、この僕が!!」
ハルヒ(……何よ、キョンの前だからってかっこつけちゃってさ)
ハルヒ(ああ、ムカムカする!!)
長門「……死ね」ぼそっ
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 14:19:23.70 ID:8If54I1Q0
____
/ \ /\ キリッ
. / (ー) (ー)\
/ ⌒(__人__)⌒ \
| |r┬-| | コンピュータには強いほうなので
\ `ー'´ /
ノ \
/´ ヽ
| l \
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、.
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
____
/_ノ ヽ、_\
ミ ミ ミ o゚((●)) ((●))゚o ミ ミ ミ
/⌒)⌒)⌒. ::::::⌒(__人__)⌒:::\ /⌒)⌒)⌒)
| / / / |r┬-| | (⌒)/ / / // だっておwwwwwwwwwwwwwwwwwww
| :::::::::::(⌒) | | | / ゝ :::::::::::/ だったら一日で万単位のアクセス数にのサイトを作れおwwwwwwww
| ノ | | | \ / ) /
ヽ / `ー'´ ヽ / / バ
| | l||l 从人 l||l l||l 从人 l||l バ ン
ヽ -一''''''"~~``'ー--、 -一'''''''ー-、 ン
ヽ ____(⌒)(⌒)⌒) ) (⌒_(⌒)⌒)⌒))
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 14:22:22.74 ID:8If54I1Q0
キョン「なんだ、今日はハルヒはまだきてないのか」
長門「そう」
キョン「古泉もか?」
長門「おそらく彼は当分来ないと思われる」
閉鎖空間内
古泉「こんな数の神人を相手にするのは初めてです!!」
古泉「一体、何が涼宮さんにこれほどまでのストレスを与えてしまったんでしょうか!?」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 14:24:49.71 ID:8If54I1Q0
キョン「ふーん、まあ一応着替えておくか」ヌギヌギ
長門「……」じーっ
キョン「♪」
長門「……」じーっ
キョン「よし、着替え完了!」
長門「!!?なぜ肝心なところが見えない?」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 14:26:51.02 ID:8If54I1Q0
長門(今日は彼に大事な用があるんだった)
長門「これ」スッ
キョン「ん?」
長門「読んで」
キョン「小説?」
長門「面白いから、是非」
キョン「ん、わかった」
長門(彼とこんなに長く会話したのは初めて)ぽーっ
キョン「?」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 14:29:50.88 ID:8If54I1Q0
キョンの部屋
キョン「ん?なんだこりゃ?栞?」
キョン「『午後七時。光陽園駅前公園にて待つ』?」
キョン「やれやれ」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 14:32:36.96 ID:8If54I1Q0
公園
キョン「長門、待ったか?」
長門「まったく待ってない。四時間も前から待ってない」
キョン「?そうか」
長門「そう」
キョン「で、何の用なんだ?わざわざこんな回りくどい方法で」
長門「とりあえず、うちに来て」
キョン「わかった」
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 14:36:29.57 ID:8If54I1Q0
マンション
長門「うまく言語化できない。情報の伝達に齟齬が生じるかもしれない」
長門「でも、聞いて」
長門「……わたしは、あなたが好き」
キョン「……え?」
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 14:38:54.16 ID:8If54I1Q0
長門「!!?」
長門「ちがう、間違えた」
長門「今度こそちゃんと言う。聞いて」
キョン「あ、ああ」
長門「あなたのことを愛している」
長門「……あれ?」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 14:43:15.43 ID:8If54I1Q0
長門「ち、ちがう」ぽろぽろ
長門「ほんとうにちがう」ひっく
長門「……ぐす」
キョン「…………」
キョン「ごめん」
キョン「俺、好きな人がいるから」
長門「……そう」ぽろぽろ
キョン「ごめん」
長門「……いい」
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 14:46:22.09 ID:8If54I1Q0
キョン「帰るよ」
長門「また……」
キョン「え?」
長門「また明日」
キョン「明日……そうか、不思議探索だっけか」
長門「そう」
キョン「うん、じゃあまた明日。おやすみ」
長門「おやすみなさい」
バタン
長門「うっ……」ぽろぽろ
79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 14:47:45.58 ID:8If54I1Q0
翌日
キョン「休日くらいゆっくり家で休みたいものだが」
ハルヒ「いいの!不思議なことを探し出すのがSOS団の目的なんだから!!」
ハルヒ(私服姿のキョン……むちゃくちゃ可愛いよぅ……はあはあ)←これが目的
長門「…………」
長門(いつもなら彼の可愛さに目を奪われるはずなのに)
長門(まともに見ることが出来ない)
長門(もう、彼との関係は壊れてしまった)
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 14:52:04.75 ID:8If54I1Q0
キョン「長門、昨日のことは胸にしまっとくからな」ぼそっ
長門「!!」
キョン「だからこれからも今までどおりによろしくな」
長門「……そう」ぱあ
ハルヒ「むっ」
ハルヒ「ああ、じゃあ、あそこの喫茶店に入ってミーティングにしましょ」
ハルヒ「古泉君の奢りでね」
古泉「え?」
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 14:55:39.76 ID:8If54I1Q0
キョン「おい、ハルヒ、いくら雑用でも古泉にだけ払わせるのはどうかと思うぞ」
キョン「俺も出すよ」
ハルヒ「!!そんな、キョンは払わなくていいの!!」
キョン「いや、しかし」
古泉「そうですよ、ここの払いくらい僕一人で大丈夫です」
古泉「一応バイトもしてるんで、余裕はあるんです」
キョン「うーん、しかしな」
ハルヒ「本人もこう言ってるんだから、いいじゃない!!」
古泉「そうですよ」
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 14:57:05.44 ID:8If54I1Q0
キョン「そうか、じゃあよろしく頼むよ」
古泉「はい」
古泉(ふふ、これで彼女の僕に対する好感度があがりましたね)
ハルヒ(なんだか古泉君の評価を上げたことになったような……ああ!!イライラする!!)
ぴりりり
古泉「!!?と、すみません。急にバイトが……僕は行きますけど、これで好きなものを頼んでください。では」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 14:58:59.35 ID:8If54I1Q0
キョン「お金だけ渡して行ってしまった……」
ハルヒ「バイトじゃ仕方ないわね」
ハルヒ(よっしゃぁあ!!邪魔者が消えてラッキー!!)
キョン「しかし、なかなかできることじゃないと思うぞ」
キョン「古泉にはいろいろと世話になってしまってるな」
ハルヒ「そ、そうね……」
ハルヒ(何よ、何よ、何よ!!古泉君ばっかり!!)
古泉「ぐわああああ!!!神人がまたさらに凶暴になって、んはああ!!」
古泉「一体、一体何が彼女をそこまで、ぶはあああ!!!」
108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 15:31:11.00 ID:8If54I1Q0
ハルヒ「さてと、これから不思議探索を開始するわけだけど」
ハルヒ「……古泉君がいなくなったからグループに別けるわけにはいかないのよね」
キョン「じゃあ三人一緒に回るわけか」
ハルヒ「そうよ」
キョン「うーん、それなら不思議探索と言わずに普通に遊ぼうぜ?」
キョン「そっちのほうが高校生らしくて健全だろ」
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 15:33:36.07 ID:8If54I1Q0
ハルヒ(そ、それってまさか……)
ハルヒ(キョンとデートってこと!?)
ハルヒ(ど、どうしようどうしよう!!このままだと、あたし……)
ハルヒ(……うへへへ)
長門(彼とデート)
長門(彼に一度は断られたけど)
長門(チャンスはまだある)
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 15:37:26.34 ID:8If54I1Q0
キョン「よし、じゃあまずはどこ行く?」
ハルヒ「とりあえず楽しいところ!!」
長門「静かなところがいい」
ハルヒ・長門「!!」
ハルヒ・長門(……)
キョン「?」
115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 15:38:51.43 ID:8If54I1Q0
ハルヒ(有希も古泉君みたいにどっか行っちゃえばいいのに)
ハルヒ(あーあ、こんなことならもう一人くらい入部させておけばよかった)
ハルヒ(そうしたら、グループ別けでキョンと二人っきりになれるチャンスがあったのに)
「あ、あのぉ」
ハルヒ「ん?」
「えっと、涼宮ハルヒさんですよね?」
ハルヒ「そうだけど、あなたは?」
「あの、あたし二年の朝比奈みくるって言います」
ハルヒ「なんであたしのこと知ってるの?」
みくる「だって、有名ですよ?SOS団団長の涼宮さん」
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 15:40:31.96 ID:8If54I1Q0
みくる「学校のアイドル・キョンくんと一番仲がいいって」ぼそっ
ハルヒ「!!?」
ハルヒ「ま、まあね!!」
キョン「?」
長門「…………」むすっ
123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 15:46:27.87 ID:8If54I1Q0
ハルヒ「それで、みくるちゃん、あたしに何か用かしら?」
みくる「いえ、別に用ってほどではないんですけど」
みくる「喫茶店に入っていく姿が見えたので、ちょっと気になって」
みくる「今日は揃って何をしてるんですか?」
ハルヒ「実はねぇ、今日はSOS団の活動を……」
ハルヒ「!!」
ハルヒ「そうだ、みくるちゃん!!あなたもSOS団に入りなさい!!」
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 15:47:53.92 ID:8If54I1Q0
みくる「え?」
ハルヒ「今日は一人用事で抜けちゃって困ってたのよ」
キョン「おい、ハルヒ。いきなり先輩に向かって失礼だろ」
みくる「いえ、いいんです」
みくる「わかりました。じゃあ、お世話になります」
ハルヒ「やったぁ!!きまりね!!」
ハルヒ(これでグループ別けができる!!キョンとデートできる!!)
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 15:50:37.80 ID:8If54I1Q0
ハルヒ「……なんでこうなるの?」
長門「それはこちらの台詞」
ハルヒ「……みくるちゃん……新入りのくせに生意気ね」
長門「同感」
キョン「じゃあ朝比奈さん、行きましょうか」
みくる「は、はい……(うう、なんだか寒気が)」
128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 15:54:45.89 ID:8If54I1Q0
みくる「あ、あの……」
キョン「はい?」
みくる「本当に……男の子……なんですよね?」
キョン「ああ、すみません、紛らわしくて。やっぱり女物の服は似合わないですかね」
みくる「い、いえそんなことないです!!とっても似合ってます!!」
キョン「あ、ありがとうございます」
みくる(どうしよう、予想以上の可愛さだ……学校のみんなが夢中になるのもわかるなぁ……)
132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 16:04:31.58 ID:8If54I1Q0
みくる(な、何を考えてるんだろ、あたし。今日はキョンちゃん……じゃなくてキョン君に言わなければいけないことがあるのに)
みくる「あ、あの……」
キョン「なんですか?」
みくる「あたし……ずっと前からキョン君に言いたいことがあったんです」
キョン「…………」
みくる「あ、あたし、実は」
みくる「キョン君のこと……」
ハルヒ「ちょっと、みくるちゃん、何やってんのよ?」ひょこ
みくる「ひょええええええ!!?」
136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 16:08:26.19 ID:8If54I1Q0
みくる「す、涼宮さん……」
ハルヒ「心配してあとをつけてみれば……」
ハルヒ「ちょっと、さっきキョンに何言おうとしてたのよ?」
みくる「え、えっと……その……」
みくる(あれ、おかしいな……あたしが未来からきたって告白しようと思ってたのに)
みくる(い、いつの間にか愛の告白みたいに……)カーッ
ハルヒ(この娘もライバルってわけね……)
ハルヒ(我ながら墓穴をほったものだわ)
199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 19:08:33.26 ID:8If54I1Q0
古泉「がっ……はあ、はあ……」
古泉「ここのところ、閉鎖空間の発生頻度も神人の強さも上がってきています」
古泉「そろそろ、鍵である彼女に涼宮さんのことを話さねば。上もうるさいことですしね」
201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 19:09:48.86 ID:8If54I1Q0
キョン「で、話ってなんだ」
古泉「実は、僕はあなたのことが好きなんですよ。んふ」
キョン「そうなのか(気持ち悪い)」
古泉「……ん?」
古泉「……あああああああ!!!僕はなんてことを!!!」
キョン「な、なんだぁ?」びくっ
203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 19:14:41.11 ID:8If54I1Q0
古泉「い、いえ、本当はあなたに愛の告白をするつもりはなかったのです」
古泉「で、ですが、この口が勝手に」
古泉「いえ、決してあなたに好意を持っていることは嘘ではありませんよ」
古泉「しかし、僕が本当に伝えたかったことは……」
キョン「いや、まあそれはともかくとして、俺は男だからお前の好意にはどちらにしろ受け取れないということだけは理解しといてくれ」
古泉「はい」
古泉「え?」
204 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 19:17:07.16 ID:8If54I1Q0
古泉「あなたが男性?」
古泉「ははは、またまたご冗談を」
キョン「いや、事実だが」
古泉「し、証拠!!男である証拠を見せてください!!」
キョン「お前、それはセクハラだぞ」
古泉「い、いえ……別にそういうつもりは……」
古泉「し、少々お待ちください」
206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 19:19:19.64 ID:8If54I1Q0
森『鍵は女性じゃなかったのかですって?』
森『古泉、あなたはちゃんと資料に目を通しましたか?』
森『鍵は正真正銘男です。まあ、見た目は愛らしい少女のようであるとは聞いてますけど』
森『おかしいですね、確かに何度も確認したはずですが』
古泉「お、おかしいのは僕じゃない、彼女……いえ彼の存在です……」
207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 19:21:45.19 ID:8If54I1Q0
キョン「古泉も長門も朝比奈さんも、告白以外になんか俺に言いたいことがあるようだったな」
キョン「まあ、結局言わなかったんだから、たいしたことじゃないんだろうけど」
キョン「あれ?下駄箱に何か……」
『放課後誰もいなくなったら一年五組の教室にきて』
キョン「また呼び出しか」
208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 19:23:24.19 ID:8If54I1Q0
朝倉「遅いよ」
キョン「すまん。部室に寄ってたもんでな」
朝倉「ふーん、涼宮さんにはなんて言ってきたの?」
キョン「それが、今日はまっすぐ帰ったみたいでな」
朝倉「へえ……」
朝倉「ふふふ」
キョン「な、なんだよ」
朝倉「ねえ、人間はさあ、よく『やらなくて後悔するよりも、やって後悔したほうがいい』って言うよね」
朝倉「これ、どう思う」
キョン「言葉通りの意味だ」
211 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 19:26:51.02 ID:8If54I1Q0
朝倉「そうね。だから、あたしはやって後悔するほうを選んだわけなのよ」
キョン「ん?」
朝倉「好きなのよ。付き合ってくれない?」
キョン「やれやれ、またか」
朝倉「え?」
キョン「でも悪いな、付き合うつもりはないから」
朝倉「いや、違うのよ。これはあたしの思ってたのとは……」
がしゃーん!!
長門「朝倉涼子」
朝倉「な、長門さん!!」
217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 19:29:55.38 ID:8If54I1Q0
長門「バックアップの分際で、彼に近づくとは」
朝倉「あ、あのね、長門さん、誤解なのよ」
長門「何が誤解?」
長門「彼に手を出そうとしたことが、誤解?」
朝倉「あう……」
長門「あなたは……」
朝倉「ひい!!」
キョン「まあまあ、ケンカはよせよ」
長門「!!あなたがそういうなら……」
220 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 19:31:50.91 ID:8If54I1Q0
キョン「へえ、朝倉は長門と同じマンションに住んでるのか」
長門「そう」
朝倉「…………」
朝倉(おかしい、彼を殺して涼宮ハルヒの動向を見るはずが……)
朝倉(何故、彼に……こ、告白なんて……)カァァァァッ
長門「……」じっ
朝倉「ご、ごめんなさい」びくっ
キョン「こら、あんまり朝倉をいじめるなよ」
長門「わかった」
朝倉「もう……なんなのよ……」ぐすん
222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 19:33:32.56 ID:8If54I1Q0
谷口「おいおい、キョンが朝倉と長門相手になにやってんだよ……」
谷口「あの糞女どもめ……さては俺のキョンを誘惑してやがるのか」
谷口「そうはいくか……」
226 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 19:35:05.41 ID:8If54I1Q0
ハルヒ「ちょっと、キョン!!昨日、有希と朝倉に告られたって本当!?」
キョン「どこからの情報だ、それは」
ハルヒ「アホの谷口が学校中に言いまわってるのよ!!」
キョン「ほんとうにあのアホは……」
ハルヒ「で、どうなの!?」
キョン「一応事実だ、と言っておこう」
ハルヒ「そ、んな……」がーん
ハルヒ「も、もちろん……!」
キョン「ああ、断った」
ハルヒ「そ、そっかぁ」ほっ
キョン「俺には他に好きな人がいるからな」
ハルヒ「へ?」
231 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 19:37:54.45 ID:8If54I1Q0
ハルヒ(キョンの……好きな人?)
ハルヒ(嘘よ、嘘。そんなの嘘)
ハルヒ(だって、あたしはキョンこと好きなんだよ?)
ハルヒ(だから、キョンもあたしのことを好きにならなくちゃダメなんだよ?)
ハルヒ(どうしよ、どうしよ、このままじゃキョンがあたしに振り向いてくれない)
ハルヒ(だ、だったら……)
ハルヒ(先に既成事実を作ってしまえばいいのよ!!)
うへへへへへへへへへ
235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 19:39:49.39 ID:8If54I1Q0
ハルヒ「キョン!!あんたの家族構成は?」
キョン「両親と妹が一人だが?」
ハルヒ「じゃあその親御さんと妹ちゃんが家にいない日ってのはある?」
キョン「さあな。ゴールデンウィークに祖母の家に遊びに行くけど、俺も一緒に」
ハルヒ「じゃああんたは家に残りなさい」
ハルヒ「代わりにあたしと遊ぶわよ!!」
キョン「……はあ」
236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 19:41:19.14 ID:8If54I1Q0
キョン宅
妹「ええー、キョンちゃんはおばあちゃんの家行かないの?」
キョン「ああ、ちょっと友達と約束しちまってな」
妹「……もしかして、女の子?」
キョン「ああ」
妹「好きなの?その子」
キョン「……さあ」
240 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 19:44:04.58 ID:8If54I1Q0
そしてゴールデンウィーク
ハルヒ「へえ、やっぱりあんたの部屋って女の子の部屋みたい」
キョン「そうか?」
ハルヒ「うん、ぬいぐるみとかは無いけど、雰囲気がね」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「あのさ」
ハルヒ「な、なによ」
キョン「どうして、俺って女みたいなんだろうな」
ハルヒ「え?」
242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 19:46:12.64 ID:8If54I1Q0
キョン「昔から……全然疑問に思ってなかったんだ、女みたいな扱いされること」
キョン「自分で言うのもなんだけど、容姿は女みたいだし、周りからちやほやされて悪い気はしなかった」
キョン「そのほうが楽だったからな」
ハルヒ「…………」
キョン「でも、中学のときに初めて女の子を好きになって気づいた」
キョン「このままじゃいけないって」
キョン「でも、急に男らしくなろうとしても、どうすればいいのかわからなかった」
245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 19:49:34.41 ID:8If54I1Q0
ハルヒ「…………」
キョン「……今はもう諦めてるんだ。もう俺はこんな中途半端な生き方しかできないんだって」
キョン「だから」
ハルヒ「何甘えてんのよ、あんた」
248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 19:52:26.75 ID:8If54I1Q0
キョン「ハルヒ……」
ハルヒ「結局自分から変わる事が怖くて、逃げ出してるだけじゃないの?」
ハルヒ「そういう台詞はね、精一杯努力してから言いなさいよ!」
キョン「…………」
ハルヒ「今でも好きなんでしょ、その初恋の相手のことが」
キョン「……ああ」
ハルヒ「だったら、あたしも応援してあげる!!」
ハルヒ「その初恋が……成就するように」
ハルヒ「精一杯!!」ぽろぽろ
254 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 19:54:17.53 ID:8If54I1Q0
キョン「……なんで泣いてるんだよ」
ハルヒ「う、うるさい!!バカキョン!!」
キョン「それに、応援するだけかよ」
ハルヒ「だ、だからそれが甘えっていうのよ!!」
キョン「……ありがとうな、ハルヒ」
ハルヒ「何言ってんのよ」
ハルヒ「団員の面倒を見るのも」
ハルヒ「団長の務めなんだから!!」
256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 19:55:32.33 ID:8If54I1Q0
キョン「んあ……」
佐々木「お目覚めかい、キョン?」
キョン「ああ、なんか夢見てた」
佐々木「夢?」
キョン「……なんか、俺が女らしくなってて……」
佐々木「君が女らしく?それは傑作だ。君には女装の願望があるのかもしれないな」
キョン「…………」
佐々木「泣いているのかい?」
キョン「ああ」
キョン「何故だか、な」
佐々木「僕の胸、貸してあげるよ」
佐々木「存分に泣くといい」
キョン「……すまん」
完
273 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 19:59:57.17 ID:8If54I1Q0
力量不足でうまく書けなかったが、
女らしいキョンが普通の男っぽくなった世界にハルヒが改変したということで……
285 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/15(日) 20:08:44.91 ID:8If54I1Q0
読んでくれた人はありがとう
エロシーンは飽きたから自重した
ノシ