1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 15:37:53.58 ID:qyx0GanP0
ハルヒ「部活を作るわ!」
キョン「よしがんばれ」
ハルヒ「アンタも手伝うのよ!」
キョン「えー」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 15:39:09.07 ID:qyx0GanP0
ハルヒ「部室を確保したわ」
キョン「よろしく」
長門「よろしく」
ハルヒ「あとは部員ね」
キョン「勧誘とかめんどくさい」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 15:41:31.02 ID:qyx0GanP0
ハルヒ「新勧ビラを配りましょ」
キョン「おれらも新入生なんだけど」
ハルヒ「とりあえずあと2人集めるわよ!」
長門(…入れられてる!?)
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 15:44:05.92 ID:qyx0GanP0
みくる「しゅいましぇーん」
キョン「はーい」
みくる「ビラ見てきましゅた」
キョン「お茶をどうぞ」
ハルヒ「!?…ちょっとキョンこっちきて」
キョン「おおハルヒ!さっそく入部希望者だぞ!あの子かわいいよ最高!」
ハルヒ「あの子はダメよ」
キョン「なに言ってんだよ絶対かわいいって!」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 15:48:57.68 ID:qyx0GanP0
ハルヒ「2年○組朝比奈みくる…北高危険人物の中でも最高レベルの化け物よ」
キョン「えー」
ハルヒ「彼女と関わる人間はことごとく不幸になっていくの」
キョン「考えすぎだって」
長門「彼女は書道部に所属していた」
キョン「じゃあなんでここに?」
ハルヒ「ちょうど昨日書道部が廃部になったわ」
キョン「…ゴクリ」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 15:54:21.85 ID:qyx0GanP0
ハルヒ「なんとか穏便に追い返すのよ」
キョン「そんなこと言わないでよ」
みくる「あのおー」
キョン「はいはい、とりあえず入部希望者はここに名前と連絡先書いて下さい」
ハルヒ(バカキョン!)
みくる「ひゃあい」カキカキ
キョン(…ひどい字だ)
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 16:02:57.71 ID:qyx0GanP0
次の日
ハルヒ「どうすんのよ」
キョン「なんとかなるって」
ガチャ
みくる「遅かったでしゅね」
ハルヒ(もう来てる…)
キョン(めっちゃくつろいでる)
みくる「あのお」
キョン「なんですか?」
みくる「このぱしょこん動かなくなっちゃったんでしゅけど…」
ハルヒ(…グッバイ私の入学祝い)
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 16:06:28.56 ID:qyx0GanP0
キョン「えーと、朝比奈さん」
みくる「なんでしゅか」
キョン「どうしてメイドのカッコしてるんですか?」
みくる「ただの趣味でしゅ」
キョン「そ、そうですか」
ハルヒ(ところどころ墨汁で汚れてるわね…)
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 16:10:01.76 ID:qyx0GanP0
みくる「ところでこの部活はなにをするところなんでしゅか?」
キョン(ぶっちゃけ俺も知らない)
ハルヒ「宇宙人とかと一緒に遊ぶことよ」
みくる「ぷぷ」
ハルヒ(鼻で笑われた…)
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 16:15:18.96 ID:qyx0GanP0
ハルヒ「そろそろ帰るわよ!」
長門「……」
キョン「ん?どうした?」
長門「これ読んで」
キョン「なにこれめっちゃ分厚い!無理無理」
長門「お願い」
キョン「絶対無理だって!」
長門「じゃあ今日の夜に○○公園に来て」
キョン「えー、めんどくさい」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 16:18:35.12 ID:qyx0GanP0
その日の晩
キョン「……」
キョン「あ、長門の約束忘れてた」
キョン「……」
キョン「急におじいちゃんが亡くなったので行けなくなりました…っと」
キョン「これでよし」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 16:25:29.71 ID:qyx0GanP0
次の日
長門「……」
キョン「お、おはよう。昨日は大変だったよ」
長門「そう」
『ギャー!』
『なんだあのバイクは!』
キョン「なんか騒がしい!」
みくる「ぼっおけんでっしゅ♪でっしゅ♪ほーんとがーうしょに♪」ブイーン
キョン「朝比奈さんバイク通学!?だっせえ原付!ていうか人倒れてる!」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 16:29:30.23 ID:qyx0GanP0
教室
キョン「あれ?ハルヒ休みかな」
ハルヒ「キョーン」
キョン「ハルヒ!どうしたのその包帯!」
ハルヒ「みくるちゃんに轢かれて保健室行ってた」イテテ
キョン「あれハルヒだったの!?」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 16:33:23.07 ID:qyx0GanP0
ハルヒ「今日は部活休みね」イテテ
キョン「ていうか病院行けよ」
キョン「…というわけで今日は休みだ」
長門「あなたに話がある」
キョン「長くなる?」
長門「……」コクリ
キョン「えー」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 16:37:06.27 ID:qyx0GanP0
キョン「長門こんなマンションに一人暮らしなの!?」
長門「そう」
キョン「すげえ!金持ち!」
長門「飲んで」
キョン「ジュースないの?」
長門「……」コクリ
キョン「じゃあいらない」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 16:38:59.14 ID:qyx0GanP0
長門「この銀河を統括する情報統合思念体によって造られた
対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイス、それが私」
キョン「え?」
長門「この銀河を統括する情報統合思念体によって造られた
対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイス、それが私」
キョン「ごめんもう一回言って」
長門「この銀河を(ry
キョン「なに言ってんのか全然わかんない」
長門「……」イラ
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 16:46:03.83 ID:qyx0GanP0
長門「わかりやすく言うと私は宇宙人」
キョン「最初からそう言え」
長門「わたしの仕事は涼宮ハルヒを観察して、入手した情報を統合思念体に報告すること。
生み出されてから3年間、私はずっとそうやって過ごしてきた。この3年間は
特別な不確定要素がなく、いたって平穏。でも最近になって無視出来ない
イレギュラー因子が涼宮ハルヒの周囲に現れた。それが、あなた。」
キョン「……」
長門「情報統合思念体にとって銀河の辺境に位置するこの星系の第3惑星に特別な価値など
なかった。でも現有生命体が地球と呼称するこの惑星で進化した二足歩行動物に知性
と呼ばれる思索能力が芽生えたことにより、その重要度は増大した。もしかしたら自分
たちが陥っている自律進化の閉塞状態を打開する可能性があるかも知れなかったから。
宇宙に偏在する有機生命体に意識が生じるのはありふれた現象だったが、高次の知性
を持つまでに進化した例は地球人類が唯一だった。統合思念体は注意深くかつ綿密に
観測を続けた。そして3年前。惑星表面で他では類を見ない異常な情報フレアを観測し
た。弓状列島の一地域から噴出した情報爆発は瞬く間に惑星全土を覆い、惑星外空間
に拡散した。その中心にいたのが涼宮ハルヒ。以後3年間、あらゆる角度から涼宮ハル
ヒという個体に対し調査がなされた。しかし未だその正体は不明。それでも統合思念体
の一部は、彼女こそ人類の、ひいては情報生命体である自分たちに自律進化の切っ掛
けを与える存在として涼宮ハルヒの存在を解析を行っている。情報生命体である彼らは
有機生命体と直接的にコミュニケートできない。言語を持たないから。人間は言葉を抜
きにして概念を伝達する術を持たない。だからわたしのような人間用のインターフェイス
を作った。情報統合思念体はわたしを通して人間とコンタクト出来る」
」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 16:48:45.22 ID:qyx0GanP0
長門「涼宮ハルヒは自律進化の可能性を秘めている。恐らく彼女には自分の都合の
良いように周辺の環境情報を操作する力がある。それが、わたしがここにいる理由。あなたがここにいる理由」
キョン「……」
長門「信じて」
キョン「え?何を?」
長門「……」イラ
長門「わたしの仕事は(ry
キョン「すまん俺がわるかった!」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 16:53:46.88 ID:qyx0GanP0
キョン「なんかさっき宇宙人とか言ってなかった?」
長門「……」コクリ
キョン(…やべえこいつ絶対いってる!)
長門(…これはやべえこいつ絶対いってると考えてる顔)
長門「宇宙人スキル、情報操作ー」さわわー
キョン「!?なんだこの空間!」
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 16:57:13.86 ID:qyx0GanP0
いろいろあって
キョン「なんかいろいろすごい体験した!」
長門「信じて」
キョン「うん」
長門(百聞は一見にしかず)
キョン「あ、もしもしハルヒ!すごいこと教えてやるぞ!」
長門(やはり説明は重要)
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 17:08:25.55 ID:qyx0GanP0
次の日
ハルヒ「昨日の電話なんだったの?」
キョン「そうそう!長門がすごいんだって!」
ハルヒ「有希がどうしたの?」
キョン脳内
長門『正体をバラしたらコロス。不思議な力でコロス』
キョン「……」ガクブル
ハルヒ「なによ」
キョン「そ、そうそう。あいつすげえ高そうなマンションに住んでるんだよ」
ハルヒ「なんで知ってるの?」
キョン「え、えーと、ヒマだったから後つけた」
ハルヒ「なにやってんのあんた」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 17:10:58.88 ID:qyx0GanP0
放課後
古泉「入部したいんですが」
キョン(なんか普通のやつだな)
ハルヒ(まともそうね)ホッ
古泉「よろしくお願いします」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 17:15:35.63 ID:qyx0GanP0
みくる「お茶をどうぞ」
ハルヒ「ありがと」
古泉「いただきます」
キョン「おれジュースがいい」
ハルヒ(…まずい)
古泉(…まずい)
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 17:19:38.82 ID:qyx0GanP0
土曜日
ハルヒ「遅い!30分遅刻よ!」
キョン「あれ、うちの時計ズレてたみたい」
古泉(小学生レベルの言い訳ですね)
キョン「朝比奈さんは?」
古泉「まだ来ていませんね」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 17:23:42.32 ID:qyx0GanP0
1時間後
キョン「ハルヒ、あの喫茶店でメシ食ってるの朝比奈さんじゃないか?」
ハルヒ「あ、ホント!」
長門「彼女は2時間前からあの場所にいる」
ハルヒ「それ先に言えよ!もーなに考えて生きてんのこいつら!」
古泉「お、落ち着いてください」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 17:29:58.89 ID:qyx0GanP0
みくる「遅いでしゅよ」
ハルヒ(……)イラ
古泉「おっと申し訳ありません。急にアルバイトが入ってしまったので、
ここで失礼させてもらいますよ」
キョン「えー、これからってときにテンション下がるなあ」
長門(おまえが言うなよ)
古泉「ホント申し訳ありません。この埋め合わせは後日必ず」
みくる「しゅいましぇーんAランチお願いしましゅ」
ハルヒ「まだ食べるのみくるちゃん?」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 17:55:19.75 ID:kyt9xt0e0
ハルヒ「それじゃチーム分けね。はいくじ引き」
キョン「なんかハズレって書いてある!」
ハルヒ「じゃあキョンはみくるちゃんとコンビね」
キョン「それイジメじゃん!」
長門「いじめかっこ悪い」
ハルヒ「悪ノリしましたごめんなさい」シュン
みくる「わかればいいんでしゅよ?」
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 17:59:29.27 ID:kyt9xt0e0
ハルヒ「じゃあ昼にまたここ集合ね」
キョン「もう1時間ぐらいしかないぞ」
ハルヒ「誰のせいだと思ってんのよ!」
みくる「先行ってましゅよ」ブイーン
キョン「え?なんで原付!?ていうかどこ行くの待って!」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 18:02:18.43 ID:kyt9xt0e0
夙川公園
キョン「…ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ」
みくる「遅いでしゅ。そしてちょっとキモいでしゅ」
キョン「……」
みくる「聞いてくだしゃい。私は未来からきましゅた」
キョン(このタイミングで!?)
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 18:07:08.02 ID:kyt9xt0e0
キョン「しょ、証拠はあるんですか?」wktk
みくる「ありましぇん」
キョン「何しにきたんですか?」
みくる「えーと、忘れましゅた」
キョン「どうやって帰るんですか?」
みくる「忘れましゅた」
キョン(どうしようこの子)
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 18:10:39.09 ID:kyt9xt0e0
キョン「そんなことよりちょっと喉渇いたんでジュース飲んでいいですか?」
みくる「……」テキパキ
キョン「ちょ、なにメットかぶってるんですか!しかもだっせえメット!」
みくる「……」キュルルル
キョン「ちょ、待って!エンジンかけないで!」
みくる「ぼっおけんでっしゅ♪でっしゅ♪」ブイーン
キョン「置いてかないで!」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 18:13:44.92 ID:kyt9xt0e0
集合場所
キョン「…ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ」
ハルヒ「キモいわよ」
長門「まずは昼食をとるべき」
みくる「お腹が空きましゅた」
ハルヒ「みくるちゃんまだ食べるの!?」
キョン「俺ジュース!」
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 20:18:24.66 ID:QxGTjPaO0
キョン「はー生き返った」
ハルヒ「昼から班変えするわよ」
キョン「俺もう歩きたくない」
長門「あなたは私とペア」
ハルヒ「サボっちゃダメよ!」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 20:21:14.17 ID:QxGTjPaO0
長門「……」
キョン「…どっどこ行きたい?」
長門「…どこでも」
キョン「長門の行きたい場所でいいよ」
長門「…図書館」
キョン「えー」
長門「文庫版のマンガがたくさんある」
キョン「すぐ行こう!」
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 20:24:03.36 ID:QxGTjPaO0
キョン「ちょっと待ってジュース買うから」タッタッタ
長門「飲食禁止」
図書館
キョン「うわすっげ!ブラックジャック全巻ある!」
長門「声が大きい」
キョン「おれこのへんにいるから!」
長門「……」
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 20:29:02.47 ID:QxGTjPaO0
3時間後
長門「そろそろ集合時間」
キョン「うっそ、まだ全然読んでないよ」
長門「はやく行かないと」
キョン「図書カード貸して!お願い!」
長門「わかった」
キョン「やった!10冊全部借りよ」
長門(…私の借りる分が)
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 20:33:17.35 ID:QxGTjPaO0
集合場所
ハルヒ「…ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ」
みくる「疲れたので先帰りましゅね」ブイーン
キョン「俺も帰るわ!はやく続き読みたい!」wktk
長門「私も」オナカスイタ
ハルヒ「……」
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 20:38:40.07 ID:QxGTjPaO0
翌日
古泉「昨日はお疲れさまです」
キョン「徹夜で全部読んじゃった」
古泉「?それよりあなたに話があるんですが」
キョン「眠いから今度にしてよ」
古泉「コーヒーでもおごりますよ」
キョン「ジュースがいい」
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 20:46:24.07 ID:QxGTjPaO0
古泉「簡単に言えば僕は超能力者です」
キョン「えーおまえもなの!」
古泉「すでにお二人からアプローチがあったようですね」
キョン「なんかやってみてよ」wktk
古泉「残念ながら通常時には使えないんです」
キョン「なにその設定!ウソくさい!」
古泉「申し訳ありません」
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 20:51:50.89 ID:QxGTjPaO0
古泉「われわれの機関はいろいろあって涼宮さんに注目しています」
キョン「ふーん」
谷口「ようキョン!なにしてんの?」
キョン「なんかコイツ実は機関に所属してる超能力者なんだって」
古泉「いきなりバラしちゃだめー!」
谷口「そっそれホントか?」
キョン「なんか話があるって言われてもったいぶって聞かされた」
谷口「これは痛いwwwwwwwwww」
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 20:55:50.63 ID:QxGTjPaO0
キョン「あーあ、おまえの高校生活終わったな」
古泉「……もういいです。帰ります」
キョン(図書館行って他のマンガ借りよっと)
キョン「ハルヒ、今日妹の病院に付き添いだから帰るわ」
ハルヒ「お大事にね」
108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 21:02:10.14 ID:QxGTjPaO0
翌日
キョン「下駄箱になんか入ってる」
キョン「…放課後教室に来て下さい」
キョン「やった!」
ハルヒ「なにそわそわしてんの?」
キョン「なんでもない!」ソワソワソワソワ
朝倉「ふふふ」
109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 21:06:24.37 ID:QxGTjPaO0
放課後
キョン「ちょっと用事あるから先行ってて!」
ハルヒ「あっそう」
キョン「……」ソワソワソワソワ
キョン(まだ人が残ってるな…)
キョン(ちょっとジュース買ってこよう)
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 22:05:31.76 ID:QxGTjPaO0
2時間後
キョン(ジュース選ぶのに時間かかった!)
朝倉「遅いよ。入ったら?」
キョン「やった!大当たり!」
朝倉「そう?意外でしょ」
キョン「なんか用!?」ソワソワ
朝倉「用があることは確かなんだけどね。ちょっと訊きたいことがあるの。
人間はさあ、よくやらなくて後悔するよりも、
やって後悔したほうがいいって言うよね。これ、どう思う?」
キョン「え?」
朝倉「やらなくて後悔するよりも
やって後悔したほうがいいって言うよね!」
キョン「別にそんなこと言わないけど!」
朝倉「……」イライラ
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 22:08:52.41 ID:QxGTjPaO0
朝倉「じゃあさあ、たとえ話なんだけど、現状を維持するままでは
ジリ貧になることは解ってるんだけど、どうすれば良い方向に
向かうことが出来るのか解らないとき。あなたならどうする?」
キョン「ごめんもっかい言って」
朝倉「現状を維持するままではジリ貧になることは解ってるんだけど!どうすれば良い方向に(ry
キョン「ごめん妹から電話!」
朝倉「もうめんどくさいから殺す!」ザク
キョン「痛い!」
123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 22:15:28.27 ID:QxGTjPaO0
キョン「なんか血が出てる!」
朝倉「じゃあ死んで!!」
ガラガラ
朝倉「誰!」
みくる「キョンくーん、1000円貸してくだしゃい」
キョン「このタイミングで!?しかも後輩から借りるの!?」
みくる「急ぐからはやくしてくだしゃーい」
キョン「しかもなんかせかされてる!カバンにサイフ入ってます」
みくる「たすかりましゅ」
朝倉「……」
みくる「今度返しましゅね」ガラガラ
127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 22:21:02.88 ID:QxGTjPaO0
朝倉「…じゃあ改めて、死んで」
キョン「ザ・パンチ風に言ってみて」
朝倉「図鑑に載ってないキノコ食べて〜」
長門「……」
朝倉「……(聞かれた?///)」
長門「一つ一つのプログラムが(ry
キョン「何事もなかったかのように!大人!」
132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 22:25:51.42 ID:QxGTjPaO0
いろいろあって朝倉を倒した
キョン「痛い!まだ血が出てる!」
長門「……」ドクドク
キョン「こっちはもっと血が出てる!生きてるのが不思議!」
谷口「WAWAWA忘れ物〜」
ガラガラ
キョン「……」
長門「……」
谷口「ギャー修羅場!」
135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 22:30:54.53 ID:QxGTjPaO0
翌日
キョン「また下駄箱になんか入ってる」
キョン「…昼休み部室に来てくだしゃい」
キョン「朝比奈さんだろこれ」
キョン「直接言えばいいのに。めんどくさいなあ」
138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 22:35:21.27 ID:QxGTjPaO0
昼休み
キョン(部室で待ってたらいいのかな…)
みくる(大)「ひさしぶりでしゅ」
キョン「あんただれ?」
みくる(大)「みくる(大)でしゅ」
キョン「大人になってもまだそのしゃべりなの!?いい歳して恥ずかしい!」
みくる(大)「なつかしいでしゅ」
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 22:38:48.97 ID:QxGTjPaO0
キョン「なんか用ですか?」
みくる(大)「えーと、忘れましゅた」
キョン「……」
みくる(大)「とにかく気をつけてくだしゃい。それだけでしゅ」
キョン「なにしにきたんだこの人」
みくる(大)「あ、そうそう忘れてましゅた。1000円返しましゅね」
キョン「何年借りっぱなしだったの!」
150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 22:45:52.53 ID:QxGTjPaO0
教室
ハルヒ「キョン、帰りに朝倉の家に寄りましょ」
キョン「えー、なんで?」
ハルヒ「突然引越しだなんておかしいと思わない?」
キョン「おかしくないよ。だって昨日死ん…
不思議な声
長門『真実を話したらコロス』
ハルヒ「なによ」
キョン「なんでもない!」
ハルヒ「じゃあ部活は休みね!」
153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 22:52:35.40 ID:QxGTjPaO0
帰り
キョン「めずらしく元気ないね。あの日?」
ハルヒ「アンタさ、自分がどれだけちっぽけな存在か考えたことある?」
キョン「ない!」
ハルヒ「私はあるわ。小学生の、六年生の時。家族みんなで野球を見に行ったのよ球場まで。」
あたしは野球なんか興味なかったけど。着いて驚いた。見渡す限り人だらけなのよ。
野球場の向こうにいる米粒みたいな人間がびっしり蠢いているの。
日本の人間が残らずこの空間に集まっているんじゃないかと思った。
でね、親父に聞いてみたのよ。ここにはいったいどれだけ人がいるんだって。
満員だから五万人くらいだろうって親父は答えた。試合が終わって役まで行く道に
も人が溢れかえっていたわ。
それを見て、あたしは愕然としたの。こんなにいっぱいの人間がいるように見えて、
実はこんなの日本全体で言えばほんの一部に過ぎないんだって(中略)」
キョン「なんで興味ないのに野球見に行ったの?」
ハルヒ「食いつくとこソコかよ!」
154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 22:55:26.30 ID:QxGTjPaO0
キョン「つまりハルヒは中二病なんだね」
ハルヒ「もういいわ。バイバイ!」
キョン「若いなあ…」
キョン「マンガ借りにいこっと」
156 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 22:59:34.34 ID:QxGTjPaO0
晩
キョン「今日は早く寝ないといけない気がする」
キョン「……」
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158 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 23:01:19.51 ID:QxGTjPaO0
ハルヒ「起きろーバカキョン!」
キョン「あれ?なんで学校にいるんだ?」
ハルヒ「わからないわ」
キョン「すごい!ここ見えない壁がある!」
ハルヒ「なにいってんの?」
159 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 23:04:06.13 ID:QxGTjPaO0
ハルヒ「落ち着かないから部室に行きましょ」
キョン「その前にジュース買ってくる!」
キョン「お金入れたのに自販機動かない!」
162 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 23:07:17.39 ID:QxGTjPaO0
部室
ハルヒ「キョン!なんか出た!」
キョン「なんだあれ!」
ハルヒ「ちょっと見てくる!」ダッ
古泉「やっと侵入できました」
キョン「ギャー赤い化け物!」
古泉「イベントを飛ばすからそうなるんですよ」
163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 23:11:32.27 ID:QxGTjPaO0
キョン「つまりおまえは古泉の真の姿なんだな」
古泉「いや、真の姿ってわけじゃないんですが…まあいいです。
それよりこれは異常事態です」
キョン「そうそう、さっき自販機に金入れたのに全然反応しなかったんだよ」
古泉「それはおいといて、世界が終わろうとしています」
キョン「この会話録音して谷口に聞かせていいか?」
古泉「なんで僕だけこんな扱いなの?」
166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 23:18:03.12 ID:QxGTjPaO0
古泉「〜というわけで、あなたたちは新世界のアダムとイブです」
キョン「そんな!まだ心の準備が!」
古泉「つっこんでください」
キョン「どうしよコンドーム持ってない!」
古泉「それから長門さんと朝比奈さんから伝言です。まずは朝比奈さんから…
えー、『みくるでしゅ』……以上です」
キョン「なにを伝えたいんだあの人は!」
古泉「長門さんからは、パソコンのスイッチを入れるようにとのことです」
キョン「パソコン朝比奈さんが壊したままなんだけど」
古泉「……」
キョン「……」
古泉「それでは健闘を祈ります」
キョン「無責任!」
171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 23:27:14.02 ID:QxGTjPaO0
ハルヒ「キョーン!なんかいっぱい出たわ!」
キョン「どうしよう!何やっていいのかまったくわかんない!」
ハルヒ「とりあえず外出ましょ!」
キョン(古泉によるとここはハルヒがなんか怒って作り出したらしい)
キョン(……)
キョン「ハルヒごめん!実はあのパソコン俺がウィルスひっかかっちゃって壊しちゃったんだ!」
ハルヒ「なにい!」
キョン「ひぃ」
172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 23:29:03.44 ID:QxGTjPaO0
自宅
キョン「…なんか怖い夢見た」
キョン「……」
キョン「二度寝しよっと」
174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 23:32:01.50 ID:QxGTjPaO0
翌朝
キョン「なんか学校行くのいやだなあ…」
キョン「熱出てないかな」
キョン「マイ体温計で」
妹「あ、キョンくんが体温計ライターであぶってる!」
キョン「こ、こら!」
175 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/13(金) 23:34:21.23 ID:QxGTjPaO0
教室
キョン「朝から怒られちゃった」
ハルヒ「……」
キョン「お、おはよう」
ハルヒ「はいこれ」
キョン「なにこれ?」
ハルヒ「パソコン修理代の請求書」
キョン「えー」
おわり