ハルヒ「私の力をみせよう」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:23:23.02 ID:8IoBAmBj0

 俺(キョン)はビックリした。
 ハルヒが突然、力をみせようなんて言ってからだ。
「お前、力に気付いていたのか?」
 ハルヒは頷いてした。
「力とはエネルギーなのよ、そのエネルギーどこからきてると思います?」
 俺は首を振った。わからないから「いいえ」と答える。
「エネルギーは、何処からかこないと生まれないのよ!」
 ハルヒは怒った風に机を叩いた。きっと怒っているのだろう。
 しかし俺は何を怒っていらっしゃるのかがわかりません。なので、困惑とかしたりした。
「は、ハルヒ! 何を怒っているんだ!」

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:29:45.68 ID:8IoBAmBj0

「死んだ! 世界は死んだのよ!」
「な、なんだって?」
 俺はビックリした。古泉と朝比奈さんと長門もビックリした。
 だって世界が死んだりしたんだぜ。それは驚くもするのでしょう。
「世界が死んだってどういうことなんだ!」
 朝比奈さんが聞いて尋ねる。
「その通りの意味ですよ」
 古泉が言う。何か分かったようなふうな口の聞き方を喋った

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:32:44.66 ID:8IoBAmBj0

「どういうことなんだ、古泉よ?」
「そこから先は私が言う」
 ハルヒが言った。俺はビックリした。世界について、ハルヒが言うからだ。
「は、ハルヒ! お前、力に気付いていたのか!」
「えぇ、とっくの前にね」
 俺は震えた。俺たちは、ついにハルヒという武器を鎖を外したりして、自由にしてしまったのだ。この世界はもう終わった。
「私を殺すのよ!」
「涼宮さん、いけない!」
 朝比奈さんがハルヒの握られた包丁を刺そうとしているのを見て、急いで静止した。

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:35:59.66 ID:8IoBAmBj0

「離すんだ! 私がいれば、世界が乱れる!」
 長門が「うん」と言った。
 俺は怒りがすごくなって、目の前が赤くなるのを感じた。そうか、これは怒りだ!
「ハルヒ、ばかやろう!」
 俺はハルヒに向かって手を出した、ハルヒを殴ったのだ。そう、ハルヒの頬を。
「痛い!」
 ハルヒが痛がった。俺が殴ったから、痛かったにちがいないからだ。
「ハルヒ、死ぬのはやめろ! 俺が守ってやるからな!」
「き、キョン!」
 ハルヒはなきながら俺のほうへと走ってきた。俺はそれを反撃するように抱きかかえる。

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:38:05.72 ID:8IoBAmBj0

「世界は、終わらせしないぞ!」
 古泉と朝比奈さんが「あぁ!」と首を縦に頷いた。
「長門も協力してくれ!」
 古泉が長門の方へと行って近づく。
「長門さん、力を貸してください」
 朝比奈さんが長門の方へと行って近づく。
「長門さん、力を貸してください」
 長門も古泉と朝比奈さんに行って近づく。
「可能である」
 俺たちは、SOS団なのだ!団結した!

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:40:34.56 ID:8IoBAmBj0

「敵は、神人です!」
 古泉が窓を指差した。窓の方には、窓の外で神人が暴れていた。
「おいおい、マジかよ!」
 古泉と朝比奈さんと長門とハルヒと俺が驚いた。そう、みんな驚いた。
「あいつが、なんでここに!」
「きっと世界が閉鎖空間になったりしているんですよ!」
 ハルヒが手をあげた。意見を言うらしい。俺たちはヒッソリと静まりかえって息をひそめた。
「やつが敵よ!」
「やっぱりか!」
「世界は終わるの!無から生まれるエネルギーなんてないもの!世界改変能力には、エネルギーがいるのよ!それが世界よ!」
 俺は驚いた。

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:42:57.83 ID:8IoBAmBj0

「な、なんてことだ。ハルヒ、そいつはマジメな話なのかよ?」
「こんな時に冗談やウソなんてつかないわ、私は正確だもの」
「長門さん、本当ですか!」
「本当である」
 どうやらマジらしい。俺は汗をかいた。冷や汗である。
 神人が、世界を喰っている。まさか、そんなことが。でも確かに窓の方では、窓の外で神人がでかいビルとかそういうのを食っていた。やつらは、コンクリートとかでも食べれるらしい。
「古泉!」
 古泉が赤くなった。そう、古泉の超能力である赤いモードであるのだ。


11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:45:03.70 ID:8IoBAmBj0

「戦う!」
「古泉君、その姿は!」
 ハルヒが驚く。そう、ハルヒは知らなかったのだ。
「あれは古泉だ!戦うんだ!」
「がんばって!」
 ハルヒは納得したようだ。俺たちは、そう、もう非現実という現実に叩きのめされているのだから、ハルヒのこの判断とかも納得できるものがある。
「うおおおお!」
 古泉が赤き光で特攻する。
「うわああああ!」
 神人が悲鳴をあげた。よし、効いているぞ!その調子だぜ!

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:47:16.52 ID:8IoBAmBj0

「今日は一段と力が凄いパワーですよ」
 古泉が戻ってきていった。神人を倒したのだ。
 しかし神人は復活した。やつらめ、再生能力を有している模様です。
「くそ、なんだっていうんだ!」
「やっぱり私が死ぬしか!」
「ばかやろう!俺が守ってやる!見てろ!」
 俺は古泉と長門を集合させた。
「お前らだけが頼りだ」
「まかせてください」
「了解である」
 長門が呪文を唱えて、古泉が赤くなって神人と戦った。
 神人はその食したエネルギーを利用し、それを防ぐ。
 しかし、攻撃も当たったりしていた。五分五分といった闘いであったが、だけども神人はダメージを受けるたびに再生している。
 コチラの方が圧倒的に不利だ。

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:48:48.79 ID:8IoBAmBj0


「私も戦いますよ」
 あ、朝比奈さんまで神人に向かっていった。あの無力な朝比奈さんでさえもが。
 俺はその場で崩れ落ちて、膝をついて崩れ落ちた。
「これが、SOS団の団結の力なんだ! みんなが死ぬ気で戦う力なんだ!」
 俺は感動がきわまって泣いた。これは感動して流している涙なので、決して痛いとか怖いとか悲しいわけでない。むしろ心が熱い。俺は感動していた。

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:50:26.97 ID:8IoBAmBj0

「ハルヒよ、これがSOS団!」
「えぇ、そうよ!」
 ハルヒは胸を張った。
「みんなが死ぬ気で戦う団結! 凄い力だわ!」
「あぁ! 俺もこうしちゃいれないぜ、いくぞ!ハルヒ!」
「えぇ!」
 俺たちも神人に闘いを挑んだ。
 しかし、だがである。
「俺は一般人だったから、戦う力はないんだった……」
 俺は跪いた。自分の力の無さにだ。

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:53:34.96 ID:8IoBAmBj0

「俺はなんて無力なんだ」
「何言っているの、早くいきなさいよ!」
 ハルヒが怒鳴った。凄い怒鳴り声で怒っているらしかった。
「みんなが必死で戦っているというのに、アンタはここでそうメソメソしているわけですか!そんなのキョンじゃないわ!」
「は、ハルヒ!」
 俺は気付いた。力とか、そういうのじゃない。
 俺は、戦うということから逃げていたんだ。ハルヒが、それを正してくれた。
「そうか、俺は、俺は」
「そうよ、行ってらっしゃい!」
 俺は駆け出して、走った。そう、神人を倒すためだ。
 俺は確かにふがいない男だが、しかしそれでも戦うのだ。

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 22:57:51.66 ID:8IoBAmBj0

「うわぁ!」「うわぁ!」「うわぁ!」
 神人が凄いパワーで、古泉と長門と朝比奈さんを弾き飛ばした。みんな飛んでいく。
「しねぇ!」
 神人がハルヒに拳を向ける。
 バカな、奴め自ら自らを終わらせるつもりか。いや、違う。ハルヒがそれを望んだのだとしたならば、それは違うことではない。
「ハルヒ!ばっかやろう!」
 俺は回れ右をしてから、再び走った。そう、ハルヒの元に向けて。
「キョン、来てはダメよ! 私は死んで世界を救うの!」
「なら俺はお前を救って世界を救ってやるさ!」
 俺は過去の俺、といっても俺なのだが、俺について語ることにした。
「俺は、ジョン・スミスなんだ!」
 ハルヒが驚いた顔をして驚きの声を上げて驚いた。
「キョンが、スミス…!」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:02:33.76 ID:8IoBAmBj0


 世界はきっと君だけを傷つけたりはしない。
 俺が好きな、俺の言葉だ。
 ハルヒにその言葉を送りたかった。意味とかも語りあいながら。
 しかし、時は急で、俺は間に合わない。
 俺はなんて無力なんだ。

 だから、だから!
 力を貸してくれ、俺に宿りしもう一人の俺!

 ジョン・スミス!彼の名を、みんな叫べ!


「ハルヒイイイイイイイイイイイイイイ!!!!!」


25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:07:04.79 ID:8IoBAmBj0


 瞬間、俺に力が集まるのが分かった。
 これが、ジョン・スミスの力なのか!
 俺はSOS団の団結した力を全右手にかきあつめた。
 古泉が手を伸ばす。
「僕のパワーを!」
 長門も力を送ってくる。
「あとはあなたに託したのである!」
 朝比奈さんが瞬間移動して、俺の背中に手を置いた。
「エネルギーが爆発寸前です、今です!」
 俺は覚醒した。ジョン・スミスとして!
「うおおおおおおおおおお!

『ジ・アマテラス・ギガ・エンド・ナックル』

!!!」
 俺は右手で神人を殴りぬけるようにして、殴った。エネルギーが、そう友情という名の∞(無限大)エネルギーが、ハルヒを助けるために、神人を殴ったのだ!俺の右手が!
「うわあああああああ!」
 神人が消えた。ということは、世界は救われたんだ。

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:12:49.28 ID:8IoBAmBj0

「キョン!」
 ハルヒが涙を流しながら、俺に抱きつく。それは俺を受け止める。
「俺はキョンじゃない、ジョン・スミスだ」
「いいえ、あなたはキョンよ!」
 俺はそういうことかと納得した。キョンはあだ名だから、俺の本質が変わってしまおうと、キョンはキョンであるのです。
「俺、SOS団でよかった! ハルヒと出会えてよかった! お前を救える仲間たちがいるんだから、よかった!!」
 古泉とかも「そうだ! これは我々の勝利でしょう!」と言った。
 世界は壊れてしまったけど、一部だけ。でもエネルギーがある限り、再生する。そう、再生のない破壊は終わったんだ。ハルヒはもう、世界におびえなくてもいい。優しい女の子、ハルヒよ!
「キョン、好きよ!」
「ま、まいったなぁ!」
 俺は照れた、ハルヒの突然に言動に。古泉が「ほう」と言い、長門が「ふむ」と言う、朝比奈さんが「きゃあ」と言った。みんなの前で、照れるじゃねぇかよぉ!
 ていうかよ、ていうかだな!
「これって、まさに、ハッピーエンドじゃねぇかよ!」
 俺はハルヒを抱き上げた。キスもした。
 そう、俺たちはSOS団なのだから!

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:14:46.19 ID:8IoBAmBj0

 EDテーマ
『きっと世界は君を愛してる』

キョン「そう、世界は君を愛してる」
ハルヒ「私もキョンを愛してる」
外野「やんややんや」
キョン「照れるじゃないか、世界もな」
ハルヒ「私も好きよ、世界をね」
長門「はぁーよいよい」
古泉「さぁ、ここからは皆さんも一緒に!」
キョン&ハルヒ「そうなぞなぞみたいな世界の答え、方程式♪」
朝比奈「さぁもういっちょ!」
キョン&ハルヒ「そうなぞなぞみたいな世界の答え、方程式♪」

キョン「ハルヒよ、世界はきっと君だけを傷つけたりはしない。センキュウ!!」

 おわり

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:18:50.71 ID:8IoBAmBj0

みんなのことが大好きだから書きました。
きっと僕も、キョンみたく世界を救う日がきます。
だからその時のために書きました。
ハルヒを救ったのはキョンの力による再生だったのです。
この辺はガンダム00とかと被りますが、僕の書いたほうはハルヒですので、
もっとシビアで熱い展開になったと思います。
それではさようなら。

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/12(木) 23:28:12.47 ID:8IoBAmBj0

そうそう、まとめブログの方とかがいたならば、これを載せてもいいですよ
世界の愛っていうのを、もっと世界に知ってほしいですからね。
ハルヒを知ってる方なら、誰でも読めるでしょうし、戦争とかを終わらせる愛もあります。
歴史を変える人物とかになりたいなら、是非協力すべきですね



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