6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/06(金) 18:21:45.22 ID:1BEeAwmQ0
キョン「なあハルヒ、突然つかぬことを聞くがお前はカップヌードルは何が好きだ?
関係無いがシーフードが好きな女は良いな。個人的に守ってやりたい。」
ハルヒ「……し、シーフーd」
キョン「ああ待て待て待て!是非ともそいつを今日古泉の前で言ってくれ。」
・・・
ハルヒ「そうね!あたしはシーフードかしら!」
古泉「・・・・そ・・・それは大変・・・結構・・か、と・・・」
キョン「ニヤニヤ)おい古泉、お前なんだっけ。昨日は通ぶってるのがどうtふがっ!」
古泉「シーフード・・・!良いじゃないですか!」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/06(金) 18:31:41.61 ID:1BEeAwmQ0
次の日の朝休み
キョン「よう、おはようさん。」
ハルヒ「あ、キョンじゃない!聞きなさいよ!昨日の夜はシーフードヌードルよ!
べ、別にあんたがあんな事言ったからじゃないんだからね!偶然よ偶然!」
キョン(それ以前に晩飯にカップヌードルだけなんて偶然もクソもないと思うが・・・)
「・・・そ、そうか・・・そりゃ良かったな。ところでハルヒ、俺思うんだが・・・
カップヌードルのノーマル・・・ありゃ最悪だな。この世から消えちまえば良いんだよ、あんなもんは。
そうは思わんか?俺はこの世からノーマルが消えちまってくれれば、もっと恋愛とか勉強に専念できる気がする。
シーフード好きな女を守りたいのは山々だが、ノーマルの存在が邪魔してるって感じg
キーンコーンカーン
キョン「・・・と、すまん。まあお前に愚痴っても仕方ないよな・・?さて、前向いておくか・・朝から怒られたくない。」
ハルヒ「・・・」
(恋愛・・・専念・・・守る・・・なんでノーマルなんかあるのよ・・・ノーマルなんか消えちゃえば良いのに・・っ!!!)
その日、世界は改変された
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/06(金) 18:42:37.29 ID:1BEeAwmQ0
キョン「・・・という訳だ。」
長門「古泉一樹はチーズカレーを嘲り笑った。当然の報い。」
みくる「な、なんの事か分からないですけどスカッとしましたぁ・・・♪」
ガチャ
古泉「・・・おや?はは、昨日はどうも。思ってもみないことを口にしていると疲れますよ。
・・よろしければ、あのような真似は慎んでいただけますか?」
キョン「ああ、昨日はちょいとやりすぎたかもな。まあアレだ、300円やるからカップヌードルでも買えよ、放課後に。」
古泉「そこまでのお気遣いは要りませんが・・・あなたの気持ちを無にするのもなんですからね。
ええ、お互いこれでチャラ・・・ということで。」ニコリ
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/06(金) 18:44:06.62 ID:1BEeAwmQ0
キョン「ああ・・・」ニヤニヤ
古泉「!?」(なんか今・・・)
長門「・・・。」ペラ・・ペラ・・・・フッ。
古泉「!!?」(今なんかあの長門さんが、野口さんみたいな顔した!)
みくる「はぁい、これお茶です♪カ ッ プ ヌ ー ド ルの事は分かりませんけど、
お茶は分かりますからぁ♪」
古泉「はは・・・どうも・・・」
(・・・みんな・・・根に持っているのか・・・?
ちょっとイメチェンしてみようと思っただけだったのに・・・
居づらい・・とりあえず今日はもう、帰って彼の言う通りにカップヌードル買って食べよう・・)
古泉「あ、あの・・すみませんバイトが・・」
キョン「ああ、そう。 ・・・あ、朝比奈さん違いますよ、ここはこう・・・」みくると将棋してる
みくる「ふぇ・・・ごめんなさぁい、私ドジで・・・あ、さよなら。」
長門「ちがう、彼に勝つにはこう責めるべき・・・。 ・・・(チラッて古泉見るだけ」
言っておくけど俺>>1じゃないよ、そして飯食べる
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/06(金) 19:03:47.35 ID:1BEeAwmQ0
古泉「さて・・・それじゃあ今夜はヌードルパーティと行きますか・・・
あ・・・ノーマル買う前に皆の好きって言っていたのを買っておきましょうか。
やはり、僕にとってSOS団の皆さんは掛け替えの無い友人である事も事実ですからね。」ニコニコ
古泉「・・・えっと、彼と涼宮さんがシーフード。長門さんがチーズカレーでしたね。
朝比奈さんには・・そうですね、ミルクシーフードなんかどうだろうか?フフ、きっと喜んでくれるでしょう。
明日は皆さんの喜ぶ顔が楽しみですね。・・・さて、僕のしょう油は、と・・・」
古泉「・・・ん・・・?」スマイル顔のまま
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/06(金) 19:09:28.05 ID:1BEeAwmQ0
古泉「え・・・あれ、可笑しいな、ありませんよ。いつもシーフード、チーズカレー、塩と来て・・
・・・・・・しょう油なのに。無い、赤いカップヌードルが見当たらない。」
・・・『キムチ』がその場所に居座っていた。
皆さん、形は違えど『大切な物』ってあるんじゃないんでしょうか?
たとえばそう、アニメや映画、ドラマといった映像作品でも構いませんし、
勿論漫画、ゲーム、スイーツ(笑)・・・なんでもいい。
とにかく、その大事な物があるジャンルから・・・自分の『大事な物』だけが
ぽっかりと世界から姿を消した時、人は平静で居られるのでしょうか?
答えは『NO』です。
少なくとも僕には到底耐えられない・・・
これはVIPPERで言うなら、自分の嫁に関する一切の情報が
自分の脳内を除いてこの世から一切の痕跡も無く消え去ったようなものです。
・・・
クックック・・・ヒヒヒ・・・
ヒヒハハハ・・・
・・ううう・・・ぐす・・・
古泉「うわああああああああああああああああああああ!!!」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/06(金) 19:20:18.25 ID:1BEeAwmQ0
結論から言っちまうと、古泉はその日から学校に来なくなっちまった。
まあ流石に悪い事しちまったかな?と俺が思ったかと言うと、別に思っていない。
何故って?そりゃあ、こうなる事を前提とした作戦だったからさ。
古泉はどうやら寝込んでるらしい。
今日はお見舞いに行ってやるつもりさ、長門が構成した、この世界に
正真正銘たった3つだけしか残されて居ない、『カップヌードル しょう油味』を
俺、朝比奈さん、長門で見せびらかしてやる為にな。
「キョン!何してんの!お見舞い行くんでしょ!行くわよ!」
ハルヒが俺の手を取る。
可愛い奴め、あの日からハルヒの扱い方が分かった俺は、人生について何の心配もなくなった。
テスト前には
「テストの点がよけりゃ、テスト明けは暇だな。もしそうなったら遊びにでも行くか?」
と言ってやれば、俺のテストは常時100点キープになる。
金が欲しくなったら
「お、なんか無償にデートしたいな。デートしたい・・・あ、でも金無いからな・・お金あったらなぁ・・・」
と独り言を、休み時間にでも呟けば良い。
まあ流石に俺の自転車のカゴに100万円入った封筒があった時にゃ驚いたがな。
・・・・・
キョン「・・・と、言う夢を見たんだが。」
古泉「何を言っておられるのですかあなたは。」
おわり