9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/04(水) 01:11:48.99 ID:ZVY6fqUAO
ある日の朝、いつも通りクソ面白くない会社を目指し歩いていると
どことなく疲れたオーラをまとう女が向かいから歩いてきた
キョン「(キャバ嬢、いや風俗嬢か・・・・?!)ハル、ヒ?」
↓
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/04(水) 02:08:28.47 ID:ZVY6fqUAO
会社帰りハルヒと食事をすることにして、そこでそんな話を聞いたのだった
キョン「しかしお前変わったな」
ハルヒ「そうかしら?まぁあれから10年経つものね」
キョン「あぁ」
ハルヒ「懐かしいわね」
キョン「みんなどうしてるだろうな?」
???「もしかして、キョン君、涼宮さんですかぁ!?」
???「おやおや、これは懐かしい顔ぶれですね」ニコ
???「・・・・」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/04(水) 02:29:53.13 ID:ZVY6fqUAO
ハルヒ「みくるちゃん?古泉君!有希まで!」
キョン「おっおい、ハルヒちょっとここにいてくれないか。三人共ちょっと来てくれ。」
キョン「なぜここに朝比奈さん、長門、それに古泉までいるんだ?!」
みくる「キョン君お久しぶりですね。私は詳しい事は禁則事項なんですが、命令で高校卒業から今までここで働いてたんです」
古泉「僕は長門さんに以前お会いしまして、ここに来るように指示されていたんです」
長門「涼宮ハルヒの力の回復を確認した」
キョン「それはつまり・・・」
古泉「えぇ僕たちは集まるべくして集まったのでしょう。つまりこれは必然です。」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/04(水) 02:42:07.67 ID:ZVY6fqUAO
キョン「相変らず顔が近いんだよ気色悪い。だがマジか?」
古泉「失礼しました。ですがえらくマジですね。僕にも失われた超能力が戻ったのを感じています。」
キョン「長門、これはどういうことだ?」
長門「退学と同時に失われた涼宮ハルヒの力があなたとの接触により、復活したと思われる。」
古泉「あなたもつくづく罪深い人ですね」ニコ
キョン「殴るぞお前。しかし・・・ん?朝比奈さん?」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/04(水) 04:41:33.14 ID:ZVY6fqUAO
一時間かけてオナニーしてきたぁ〜腹痛い
キョン「いやすまんな。せっかく集まったんだ、これから皆で飲まないか?明日は休日だしな」
ハルヒ「いいわね!そうしましょう!ねっみくるちゃん、古泉君、有希?」
みくる「そっそうですね!お仕事も後少しで上がれますので待ってて頂いてよろしいですかぁ?」
古泉「全くもってよい案ですね」ニコニコ
長門「・・・・・・」コク
ハルヒ「決まりね!場所は私の部屋でいいわ!じゃみくるちゃん、待ってるから速くするのよ!」
みくる「はいぃっわかりましたぁ」トテトテ
朝比奈さんは仕事に戻り、俺らは朝比奈さんが仕事を終えるのを待っていたわけだが、
俺の心中が穏やかでなかったのは言うまでもないだろう。
一体どうなってやがるんだ?ハルヒに力が戻り、あのメンバーが揃った
これはお前が望んだことなのか?ハルヒ
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/04(水) 04:59:03.03 ID:ZVY6fqUAO
ハルヒの住んでいる所はここから近いらしく、朝比奈さんが仕事を終えた後
一同は歩きながらハルヒ宅を目指していた。
先頭はハルヒと朝比奈さんでその後ろを俺らが歩いているのだが、なんとも懐かしい。
まるで昨日の事のようにあの頃を思い出せる。
キョン「長門さっきの話だが本当なのか?」
古泉「間違いないでしょう。我々機関の者たちも力が戻っているようです」ニコ
キョン「お前には聞いていない」
長門「間違いない。現に私たちがここにいることがその証。」
古泉「困ったものです」ニコ
キョン「お前の場合全く困ったように聞こえないんだがな」
古泉「ふふ」ニコ
キョン「まぁ俺も久々に会えて嬉しくはあるな」
長門「・・・私も」コク
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/04(水) 05:20:05.98 ID:ZVY6fqUAO
ハルヒ「さっ着いたわよ!ここの三階に住んでるの」
キョン「おぉ普通のマンションだな。いやそれが普通なんだが」
ハルヒ「はぁ?何言ってるのバカキョン」
キョン「すまん。気にしないでくれ」
ハルヒ「ささ!入って入って!あっみくるちゃんにはこれ着てもらうから!」ニコッ
みくる「ふぇ〜メイド服ですかぁ?!何で持って、あっやっ自分で着れます〜!」
キョン「・・・ぷっアハハ。なんか懐かしいな」
古泉「えぇそうですね」ニコ
長門「・・・・」コク
その後はひとまず朝比奈さんのお茶を10年ぶりに飲み、
途中で買ってきた酒とつまみで10年分の積もり積もった話をした。
あぁ楽しかったさ。まるであの頃に戻ったような感覚。
しかしなんだろうこの妙に悲しい気持ちは・・・
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/04(水) 05:37:15.47 ID:ZVY6fqUAO
朝比奈さんはチューハイを一杯飲んだだけで顔を真っ赤にしてダウンしていた。
容姿といい本当に10年たった朝比奈さんなんだろうか?
古泉「僕が朝比奈さんを送っていきますよ」ニコ
とこいつはこいつで10年間で随分とクソハンサムに磨きがかかったものだ、仕事はホストか?
ハルヒ「あら古泉君もう帰るの?」
古泉「申し訳ありません。実は明日も仕事なもので。ぜひまた皆さんでお会いしましょう」ニコ
ハルヒ「そう・・ね!また会えるものね」
古泉「もちろんです。では長門さん朝比奈さんを運ぶのを手伝って頂けますか?」
長門「・・・・」スク
ハルヒ「あっ有希も明日仕事、なの?」
長門「そう・・・」コク
キョン「そうかじゃぁ俺も〜」
古泉「いえ、あなたは泊まっていかれてはいかがですか?どうですか涼宮さん?」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/04(水) 05:48:09.21 ID:ZVY6fqUAO
キョン「おい古泉!なに言ってやがる!?」
ハルヒ「えっわっ私は別に構わないけどね!アンタも終電ないんでしょっ!」
キョン「なっそれはそうだが」
古泉「ふふ決まりですね。それに迎えに来る車は4人乗りなもので」ニコ
キョン「むぅ」
古泉「ではまた近々お会いできることを楽しみにしています。では」ニコ
ハルヒ「行っちゃったわね」
キョン「あぁ」
ハルヒ「ホント懐かしいわね。あの・・頃に・・・戻ったみたい・・・・でさ」
キョン「おいハルヒ?」
・・・・・
古泉「これでいいのですか?長門さん」
長門「・・・・・・・」コク
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/04(水) 06:08:13.48 ID:ZVY6fqUAO
古泉「涼宮さんの力が戻るなんて機関の誰もが予想していることでなかったので、始め貴女からお話を聞いた時は驚きました。」
古泉「神人を狩ることが使命であると信じていましたから、力を失った時僕個人としてもとても落胆していました。」
古泉「ただ確かに僕の力は戻りましたが、それ以上を望むのは罪ですかね?」
長門「私もそれを望んでいる。罰があるなら進んで受ける。」
古泉「僕もです。罰があるならいくらでも受けましょう。後は彼に任せるだけですね」
長門「・・・・・・」コク
みくる「スースー」コックリコックリ
古泉「ふふ、ただ朝比奈さんの年齢が進行していないとこを見ると・・・・何なら賭けましょうか?」
長門「賭けにならない」フルフル
古泉「参りましたね、僕もそう思います」
みくる「スースー」コックリコックリ
・・・・・・・
キョン「おいハルヒ、泣いてるのか?」
ハルヒ「うっうるさいわね!アホキョン・・・」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/04(水) 06:19:23.95 ID:ZVY6fqUAO
遅くてゴメス。そろそろ終わらす感じにします!
ありがとう!
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/04(水) 06:38:55.21 ID:ZVY6fqUAO
なぜだろうか、ハルヒが泣いている理由がわかる
俺もハルヒと同じことを思っているからだろうか
キョン「ハルヒ・・・」
ハルヒ「キョン。私ね、ずっと後悔してた。意地張って学校辞めちゃってさ」
ハルヒ「海外探険の資金調達なんて嘘。行く気なんてないの」
ハルヒ「私ねSOS団が大好きだった。あのメンバーだから不思議探しも楽しかったんだなってさ」
ハルヒ「気付いた時には何もなくて・・・誰もいなくてね・・・」
ハルヒ「だから今日皆に会えて嬉しかった、楽しかったの。今日改めて思ったの・・・私・・・帰りたいよぅ」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/04(水) 06:49:03.56 ID:ZVY6fqUAO
キョン「ハルヒ!俺もだ、俺も帰りたい。お前がいなかった高校生活は最高につまらなかったぞ」
キョン「なんだかんだ言って俺もあの団が、お前が朝比奈さんが長門が、ついでに古泉が好きだった。」
キョン「お前を引き止めなかった俺らも悪かった。罰があるなら皆で受けよう」
キョン「だから、帰ろう!ハルヒ!」
ハルヒ「帰るったって、そんなの・・・」
キョン「無理なんて言うな!お前は俺の団長だろ?団員の願いの1つや2つくらい叶えてくれ!」
キョン「なぁハルヒ、次お前が意地張ったら・・・俺が全力で止めてやる!」
キョン「だから、帰ろうハルヒ!!」ダキッ
ハルヒ「うん、キョン!」グス
47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/04(水) 07:06:23.56 ID:ZVY6fqUAO
キョン「はっ!!・・・俺はなんちゅう夢見てんだ!?マジで涙流してるなんて、フロイト先生も困惑だな」
キョン「ってまだ7時か、あと少し寝れるな・・・」
・・・・・・
キョン「!?なんなんだこの感覚は? ん〜目覚めちまったし、少し早いが学校に行くかな」
妹「あれ〜キョン君起きてる〜早起き〜?」
キョン「あぁ。ちょっと早いが行ってくる」
――学校職員室前――
キョン「ん?あれは岡部とハルヒ?(この感覚は?!)」
岡部先生「涼宮ハルヒ。素行不良の件につき、1週間の停学を命じる」
ハルヒ「はぁ?!意味わかんないわ!何で私が停学なのよ!だったらこんな学校」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/04(水) 07:18:31.05 ID:ZVY6fqUAO
キョン「ハルヒ!!!」
みくる「う〜涼宮さん〜」
古泉「岡部先生お話があります」ニコ
長門「待って・・・」
ハルヒ「キョン!、みくるちゃん、古泉君、有希までどうしたのよ?」
キョン「わからん、だが待て!頼む」
みくる「頭痛いです〜命令通り動きましたよぅ〜」
古泉「その件なんですが」ゴニョゴニョ
岡部先生「何?校長が?そういうことなら・・・」
岡部先生「あ〜SOS団だったか?お前ら連帯責任で三日間の謹慎処分だそうだ」
長門「(情報操作成功・・・)」
ハルヒ「ちょっなんで―」キョン「はいっ!」
みくる「ひぇ〜」
古泉「かしこまりました」
長門「・・・・・・」コク
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/04(水) 07:31:14.63 ID:ZVY6fqUAO
ハルヒ「ちょっとあんたたち!何勝手に―」
キョン「ハルヒ、よく考えてみろ、学校から貰った休日だ。どこでも行けるぞ。なっ古泉?長門?」
古泉「全くその通りかと」ニコニコ
長門「・・・・・・」コク
みくる「私、何で頭痛いんでしょう〜お酒飲んでないのに二日酔いでしょうかぁ」
ハルヒ「まぁ〜それもそうね!じゃ早速有希の家で作戦会議よ!皆いれば怖くないわよね!」
キョン「あぁ」
古泉「えぇ」ニコ
長門「・・・・」コク
みくる「ふぇ〜」
なんだか後ろから岡部の声が聞こえる気がするが気にしないでいいだろう。
なぜなら俺たちはハルヒが団長を務めるSOS団だからな
完
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/02/04(水) 07:46:16.20 ID:ZVY6fqUAO
付き合ってくれてありがとうございました!
初だったのですが電話からだと手が痛い!お仕事行ってきます!