1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 12:59:40.12 ID:g0Xc0aNL0
ハルヒ「もう嫌だ・・・。」
今しがた何かハルヒの口から問題発言が吐き出された様な気がしたが、触らぬ神に祟り無しという先人の言葉に倣って、
俺は何も聞いちゃいない様相を貫くつもりだったが、そうは問屋が卸さない、もといハルヒが許してくれなかった。
ハルヒ「ねぇキョン。あんた今日の放課後何も無いわよね?」
キョン「ん?残念ながら予定は何もないが、どうかしたか?」
どうせ俺に予定があったとしても、お前はそんなことお構いなしに俺の時間を奪うんだろ?とは、絶対に口に出せないので、俺はその言葉を心の奥に存在する小箱に収納して封をしっかりとし、
そして、そんな箱の存在など最初から無かったかのように、忘却の彼方に放り投げておくことにした。
そもそもあいつは、普通の人間には最初から備わっているはずの、"人の意見を聞く耳"というものを持っていないのだ。
もっとも、ハルヒが普通の人間でないことは、SOS団の人間もそれ以外の人間も、もう重々承知していることなのでここでは敢てつっこまないでおく。
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 13:02:21.53 ID:g0Xc0aNL0
ハルヒ「放課後ちょっと付き合って。」
キョン「別にいいが・・・部室には行かないのか?」
ハルヒ「ちゃんと行くわよ。団員には断っとかないと、団長のメンツが立たないじゃないの。」
全くもってハルヒは勝手な奴だと俺は心底思ったね。
こんなどうでもいい時にはしっかりと断りを入れるくせに、肝心な時にはいつもこちらには何も言ってこない。
まぁしかし、ハルヒの自分勝手な行動にも俺は慣れちまったのか、不思議と腹は立たない。
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 13:08:30.69 ID:g0Xc0aNL0
-授業終了後の教室-
ハルヒ「じゃあちょっと部室に顔出してくるから、あんたはここで待ってなさい。」
キョン「分かった。じゃあ俺はこのまま机に突っ伏して、束の間の惰眠を貪ることにするよ。」
俺の面白いボケを聞くか聞かないか・・・恐らく聞いちゃいないだろうハルヒは、一言残してさっさと教室を出て行ってしまった。
キョン「突っ込んで行けよ・・・ったく。さて、五月蝿い奴もいなくなったところで、暫く休憩させてもらうとするか・・・。」
国木田「あ、ちょっとキョン。何やってんの?とっくに授業終わったよ?」
キョン「うるさいな。分かってるよ。ちょっとばかし昼寝をしようと思ってだな・・・。」
国木田「それはかまわないけどさ、他所でやってくれないかな?今から掃除だから机をどかしたいんだけど・・・。」
周りを見れていなかったのは寧ろ俺の方だったのかもしれない。
顔を上げると数人のクラスメイトが(特に女子が)面倒くさそうな顔で俺を見てやがった。
お前らこの俺を誰だと思ってやがる!この世界を何度も救ってやってるんだぜ?ちょっとくらい昼寝させてくれてもいいじゃないか。
・・・とは、やっぱり言い出せない俺だった。言ったところで、皆の鬱陶しそうな顔が急速にひきつり、俺を見る目が米軍仕様のコンバットナイフの如き鋭さを放つに違いないからな。
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 13:25:02.38 ID:g0Xc0aNL0
-廊下-
そうして俺は廊下で暫く手持ち無沙汰でぼさっと立っていたのだった。
そんな俺のもとへ一人の来訪者がいた。
古泉「やぁどうも。一体こんなところで何を?」
キョン「訳あってここで待たされているんだが、まぁ詳しくは聞くな。ところで、お前部室には行かないのか?今さっきハルヒが向かったぞ。」
古泉「そうですか。いや、これから向かうところですが、実は少しあなたに言っておきたいことがありましてね。」
キョン「なんだ?まさかまた灰色空間か?」
古泉「鋭いですね。まさにその通りです。もしかして、超能力に目覚めましたか?」
キョン「黙れ。」
古泉「失礼、冗談です。実は、数日前から今までに無い規模の閉鎖空間が出来ているのです。」
キョン「・・・ハルヒがまた何か考え込んじまってるのか?」
古泉「そこまでは僕には分かりかねます。が、いつもと違うのはサイズだけではないのです。」
キョン「?」
古泉「いつも閉鎖空間が登場すると同時に必ず神人も現れたのですが、今回は一向に出てくる気配がないのです。」
キョン「どういうことだ?」
古泉「つまり、涼宮さんはここ数日何かを悩んでいる。それは閉鎖空間の大きさから考えて、今までに無いような重大な問題のはずです。ただ、神人が現れないということは、何かに苛立ったり、立腹しているわけではないであろうということです。」
キョン「・・・つまりハルヒは今までに無かったようなことで悩んでるって訳か。」
古泉「そういうことです。神人が現れない以上、こちらは何も出来ません。」
キョン「なるほど、自分は手伝えないって忠告に来たわけだな。」
古泉「まぁそうです。くれぐれも涼宮さんの機嫌を損ねるようなことは・・・あ、噂をすれば・・・。」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 13:27:50.21 ID:g0Xc0aNL0
ここまで書いて思ったんだが全く需要なさげですね。
ふぁーっと書いた駄文だし・・・もう寝ようかしら・・・。
需要あります?
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/24(土) 13:29:35.01 ID:g0Xc0aNL0
ハルヒ「あ、古泉君。ちょうどよかった。今部室で2人に言ってきたんだけど、今日はもう解散ね。」
古泉「そうですか。部室に行く手間が省けましたのでよかったです。」
ハルヒ「じゃあそういう訳だから・・・さぁキョン行くわよ。古泉君、また明日。」
キョン「おう。それじゃあな古泉。」
古泉「また明日。お気をつけて。」
何の真似だあの野郎。
古泉は別れ際、俺にウインクをしやがった。
気持ちが悪い。
ハルヒにも付き合わされるし、今日は厄日らしい(もっとも、ハルヒに付き合わされるのはいつものことだが)。
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2009/01/24(土) 13:33:43.61 ID:g0Xc0aNL0
キョン「で、今からどうすんだ?」
ハルヒ「ん・・・ちょっとね。」
キョン「どっか行くのか?まさか、何かの悪巧みに付き合わせるつもりじゃないよな?」
ハルヒ「うっさいわね!黙ってついてきなさい!」
なにやら俺には見えざる意図があるらしい。
黙ってしずしずとハルヒについていくことにした。
がんばる!
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/24(土) 13:39:05.77 ID:g0Xc0aNL0
小分け把握支援thx
キョン「どこまで行くんだ?」
学校を出てからもう30分も経った。
俺はひたすらハルヒの背中を見つめ続けさせられ、そんでもって歩かされている。
ハルヒ「もうすぐそこだから・・・。」
ハルヒはなんだか、何かを決心しているような・・・そんな顔をコチラに一度向けて、
そしてまた前を見て歩き始めた。
何かを考えているであろうハルヒの顔見てしまったが為に、俺は黙って付いていくしかなかった。
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/24(土) 13:46:19.53 ID:g0Xc0aNL0
それから少し歩いたところで、ハルヒは1件の家の前で立ち止まった。
ハルヒ「着いたわよ。」
その家はミステリーハウスでも、ましてや宇宙人の秘密アジトでもなく、どこにでも
あるような普通の家であった。
キョン「なんだよここ?」
ハルヒ「私の家よ。」
キョン「え?ここお前んちか?」
ハルヒ「さ、あがって。」
キョン「・・・。」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/24(土) 13:54:46.76 ID:g0Xc0aNL0
俺は訳の分からないままハルヒの家へと招かれたらしい。
お邪魔します。と、つぶやいてから俺はその家に進入した。
別段何も無い、普通の家だ。
そうしてハルヒについて行き、俺は"ハルヒ"という札のかかった部屋への進入に成
功した。
罠なんてのはどこにもみつからなかった。
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/24(土) 14:00:57.29 ID:g0Xc0aNL0
-ハルヒの部屋-
果たして、そこはこざっぱりとした普通の部屋だった。
床にアベルの召還魔方陣が描かれているわけでもなく、棚にフラットウッズ・モンス
ターのフィギュアが置かれているわけでもなく、極々普通の、いや寧ろさっぱりとしす
ぎている部屋だった。
ただ、本棚には大量のオカルト本が整然と並んでいた。
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/24(土) 14:06:20.35 ID:g0Xc0aNL0
キョン「どうしたんだよ?何か話があんのか?」
ハルヒ「・・・。」
ハルヒは何も言わずにすくっと立ち上がって、おもむろに制服を脱ぎ始めた。
こいつは、男子をジャガイモかなんかだとしか思っていないらしく、体育の時間にも、
度々男子が残った教室で着替えをしたりしていたが・・・。
だが、男子と2人きりの部屋で、しかもハルヒは黙っていればずば抜けた美少女なわけで、
つまり小さな部屋の中、俺の目の前で美少女が脱衣し始めたのだ。
これは健全な男子には毒と言うもので、健全たる男子のうちの一人である俺もまた、
ハルヒ相手におかしな気分にならざるを得ないではないか。
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/24(土) 14:16:52.96 ID:g0Xc0aNL0
キョン「ちょちょちょちょちょ、ちょっと待て!なんのつもりだ!?」
ハルヒ「今日は親いないから。」
キョン「え?」
一体コイツは何を考えているのだろうか?いつぞやの雪山の館で見た幻影か?
なんてことを考えているうちに、あっという間に、スカートは履いたまま上はブラジャーだけになってしまったハルヒは、
真剣で、そして何かを決心した顔をして俺に言った。
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/24(土) 14:24:25.56 ID:g0Xc0aNL0
ハルヒ「あの・・・キョン・・・その・・・アタシ臭くない?」
キョン「へぇっ?」
意表を突かれた俺は、思わず素っ頓狂な声をあげてしまった。
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/24(土) 14:28:11.26 ID:g0Xc0aNL0
キョン「臭いって?なんだそれ?」
ハルヒ「あのね・・・なんかアタシ体臭が気になるの・・・その・・・臭わない?」
キョン「いや、っていうか・・・。」
ハルヒ「この前アタシ銭湯に行ったのよ。そしたら、同い年くらいの女の子で凄い臭い子がいたの。多分ワキガ・・・。ほら、よく自分の臭いは分からないって言うじゃない?だから・・・。」
こいつはいつも意味が分からない。どうやら思ったままに行動するというより、思うより前に体が勝手に動くという感じらしい。
そして、正直に言うと、最早俺には臭いを判別する余裕など皆無であった。
全くなんということだろう。
古泉が言っていた、今までに無い規模の閉鎖空間とは、ハルヒが自身の体臭を気にして発生していたのか。
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/24(土) 14:33:04.30 ID:g0Xc0aNL0
目の前にいる下着姿の美少女は、少しだけ、本当に少しだけその瞳を潤ませ、俺に滲み寄ってきた。
なんという可愛さだろう。その姿は魅力満点であり、普段のあの独裁っぷりが吹き飛んで、
点数はプラマイ0どころか、いまやグングンとプラス値が上昇していた。
臭ってない!と、しっかり言ってやらないといけないのだけれど・・・。
ハルヒ「ねぇ?臭くない?」
キョン「く、臭くないよ。」
ハルヒ「ほんとに?ちゃ、ちゃんと臭ってみてよ・・・。」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/24(土) 14:39:13.86 ID:g0Xc0aNL0
ハルヒはあろうことか、最早まっすぐ立てない俺のもとへとジリジリと歩み寄り、そして、なんと体を密着させてきた。
そしてその瞳はどこまでも真剣であった。
ハルヒ「ねぇ。臭くない?どう?本当に臭くない?」
キョン「あ、あぁ・・・臭いか・・・よく分からん・・・。もうちょっと臭ってみないと・・・。」
ハルヒ「え?・・・分かった。」
ハルヒは俺に密着して、そうしてそのまま腕を挙げ、頭の後ろに両手を組んだ。
ハルヒは顔を真っ赤に染めていた。
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/24(土) 14:44:45.54 ID:g0Xc0aNL0
くぅ・・・なんという可愛さだろうか。最早、未来人や宇宙人は霞の向こう側に行ってしまった。
ハルヒ「ね、ねぇ・・・どう?」
冷静になって臭ってみると、なんとも甘い女子な匂いがした。
ひとつも臭くない。ハルヒも年頃の女子であり、自身の体臭が気になる年頃なのだ。
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/24(土) 14:50:18.49 ID:g0Xc0aNL0
キョン「臭くねーよ。つか・・・いい匂いだ。」
ハルヒ「ななななな何言ってんのよ!!」
キョン「その・・・なんだ。めちゃくちゃ可愛いよ。」
ハルヒ「ばばばばばば、バカじゃないの!?で、でも臭くないのよね?ね?」
キョン「あぁ。断じて臭くないぞ。」
ハルヒ「本当?信じるわよ?」
キョン「あぁ。嘘は言わねーよ。」
ハルヒ「よかったぁ・・・。」
心底安堵した顔をしているハルヒは、とても素敵だった。
件のポニーテールに並ぶぞこれは。
78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/24(土) 15:00:40.54 ID:g0Xc0aNL0
果たして、俺はまっすぐ立てない状況に陥っていた。
そうして、ここまで突っ走ってきたハルヒは、ふいに我に返ったようで、とても顔を赤くしていた。
ハルヒ「・・・。」
キョン「・・・。」
2人とも何も言わないまま、時間だけは刻々と過ぎていた。
沈黙の中、小部屋で見つめあう男女。
思春期の高校生で、とりわけこういったことに耐性の無い俺とハルヒには刺激が強すぎたらしい。
サイコロは悪い方向へ?と、転がったらしい。
一種の気の迷いだったのであろう。いや、そうであったと思いたいし、そういうことにしておいてくれ。
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/24(土) 15:09:27.88 ID:g0Xc0aNL0
キョン「・・・ハルヒ。すげぇ可愛い。その・・・抱きしめてもいいか?」
ハルヒ「・・・うん。・・・いいわよ。あ・・・や、優しくしてね。」
「優しくしてね。」という一言が2人の想像をさらにかきたてた。
何をどう優しくするのだろうか?という疑問が2人の間を駆け巡る。
瞬間俺はどうしようもなくなって、ハルヒを抱きしめた。
ハルヒ「・・・んぅ。」
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/24(土) 15:20:18.24 ID:g0Xc0aNL0
小さく声を漏らしたハルヒに答えるように、俺は少しだけ腕を緩めた。
とても甘い匂いが俺の鼻腔に大量に流入したとほぼ同時に、ハルヒの腕が俺の背に廻った。
どれくらいかは分からないが、俺達は見つめあった。
まるでこうしているのが本来の姿であるかのように、俺達は極々自然に目線を合わせ、
そして、おもむろに2人はどちらからということも無く瞼を閉じた。
お互いの息使い、動悸が伝わり合い、お互いを感じ、そうして色々な苦しいことや辛いことなんかはすっぽりと抜け落ち、
2人の間にはただ異常なまでの温もりだけが行きかった。
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/24(土) 15:25:49.49 ID:g0Xc0aNL0
やがてそのまま唇が近づいた。
俺はハルヒの唇が近づいてるのが、瞼を閉じていてもしっかりと感じれた。
もう少し、あと少しで俺とハルヒの唇が触れる。
柔らかいのか?
甘酸っぱいのか?
暖かいのか?
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/24(土) 15:31:16.82 ID:g0Xc0aNL0
色々な思考が巡り、今当に触れ合わんとしたその時に、
沈黙を破ったのは大音量の携帯電話の着信メロディであった。
ハルヒ「!?」
キョン「!?」
電気が走ったかのように2人はさっと離れた。
そうしてハルヒはさっと服を着てしまった。
残念。と、思うまもなく焦った俺はさっと携帯を手にとり、画面を見た。
画面に映っていたのは・・・
「着信中 古泉一樹」
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/24(土) 15:36:18.64 ID:g0Xc0aNL0
-翌日-
古泉「おはようございます。昨日はお邪魔してしまったみたいですいません。」
キョン「・・・あ、いや・・・別に。」
俺は曖昧に返事をした。
古泉「昨日電話した時、あなたはとてもご立腹の様子でしたが、何かあったのですか?」
古泉のニヤケ顔は全てを見ていたかのように俺をみつめるので、俺はたまらなく恥ずかしくなり、一言うるせぇと言い放った。
古泉「そうですか。しかし、あなたのおかげでまたこの世界は救われたみたいですよ。おっと、もうこんな時間ですね。僕は教室に戻ります。お邪魔しました。また放課後。」
キョン「あぁ・・・またな。」
101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/24(土) 15:37:52.53 ID:g0Xc0aNL0
昨日、即座に電話に出た俺は、古泉から閉鎖空間が突如消え去ったと告げられた。
俺はあまり覚えてないが、古泉には俺が怒っていたように聞こえたらしい。
寧ろ、あの状況をぶち壊されて怒らない思春期男子はいないのではないだろうか?
少なくとも思春期ど真ん中男子な俺は、はっきりと言い切れるが、ぶち切れていた。
しかし、ハルヒが傍にいたために、そんな雰囲気は微塵も表に出していないつもりだったのだが・・・。
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/24(土) 15:43:39.76 ID:g0Xc0aNL0
そうそう、今日は俺の後ろの席の住人は休みだ。
なんでも風邪をひいたらしい。HRで担任がそう告げた。
今日の放課後見舞いに行こうか?
だがしかし、顔を合わせると・・・。
2人とも、きっと赤くなってしまうだろうが、ハルヒには「風邪で熱がある。」という言い訳がある。
言い訳出来ない俺はハルヒを前にして顔を赤くしてしまったら・・・何も言わずにおこうか。
きっとハルヒも分かってくれるはずだ。
あの時の動悸や感情が何も言わなくても伝わったように、俺のこの気持ちもハルヒに伝わるはずだ。
そうだちょっと聞きたいんだが、淡く燃え始めた、このなんだかもやもやした気持ちも、もしかしてハルヒに伝わっちまうかね?
-完-
112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/24(土) 15:49:29.06 ID:g0Xc0aNL0
すまんねw朝に仕事終わって帰ってきて、飲みながら書いたもんだからw
初ssだし、酔っ払いが書いてるってことで勘弁してくださいwwww
じゃあ皆乙
読んでくれてありがとね