1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 15:37:27.66 ID:7gnTTxQY0
古泉「おや、朝比奈さんだけですか?」
みくる「ええ、私も今来たところなんですけど」
みくる「まだ誰も来てないんですよ。長門さんまで」
古泉「…そうですか」ニヤッ
みくる「!」ゾクッ
みくる「(何か今日の古泉君怖い…、寒気が…)」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 15:40:04.57 ID:7gnTTxQY0
みくる「こ、古泉君、お茶…どうぞ」
古泉「ありがとうございます」ゴクッ
古泉「うん、今日も美味しいですね。いつもありがとうございます」
みくる「いえ、そんないいですよ」
みくる「(良かった…いつもの古泉君だ)」
古泉「できれば今度個人的に僕のためにお茶を淹れてほしいですね」ボソッ
みくる「!?」
みくる「(な、なにか聞こえた…)」
古泉「んふっ、どうかしましたか?」
みくる「へ!? いえっ、何も…!」
古泉「そうですか? ふふふ…」
みくる「(い、いつもより笑ってる…気がする…)」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 15:48:25.76 ID:7gnTTxQY0
みくる「(お願い、早く誰か来てぇ…!!)」
古泉「あの、朝比奈さん」
みくる「は、はひっ!? なんですか!?」
古泉「今日はメイド服に着替えないんですか?」
みくる「え…、あ…! わ、忘れてました! 今から着替えますね!」
古泉「ええ」
みくる「…あの」
古泉「はい」
みくる「(聞こえなかったのかな…)」
みくる「"今から"着替えますね!」
古泉「はい」
みくる「…」
古泉「…」
みくる「(何で出て行かないのこの人…)」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 15:51:49.97 ID:7gnTTxQY0
みくる「えと…着替え…見られたら恥ずかしいので…あの」
古泉「…ああ、大丈夫ですよ。僕しかいませんから」
みくる「は、はぁ…」
古泉「僕は気にしないので、どうぞ着替えてください」
みくる「わ、分かりまし…」
みくる「(はっ!! 違う、間違ってる!)」
みくる「こ、古泉君が気にしなくても私が気にします! だから出てってくださ
い!!」
古泉「…」
みくる「…」
古泉「…分かりました」
みくる「ほっ…」
古泉「はぁ〜あ…」
みくる「(深い…ため息…)」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 15:56:20.80 ID:7gnTTxQY0
みくる「(どうしよう…、着替え終わったけど…)」
みくる「(誰かが来るまで古泉君を呼ばない…なんてダメかな、やっぱり)」
コンコン
みくる「ひっ!?」
古泉「朝比奈さん、まだですか?」
みくる「(や、やっぱり怖い…!)」
みくる「え…と、もう…ちょっと…」
古泉「そうですか…」
古泉「じゃあ開けますね」
みくる「へ!?」
ガチャ
古泉「…なんだ、やっぱり着替え終わってるじゃないですか」ニコッ
みくる「あ…、あはは…」
みくる「(もう何がなんだかわかりません…!!)」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 16:02:36.34 ID:7gnTTxQY0
古泉「それにしても皆さん遅いですね」
みくる「そうですねぇ…」
みくる「(ホントに遅いですよ…! 誰か来てください…!!)」
古泉「でも、たまには朝比奈さんと二人きり、というのも良いかもしれませんけどね」
みくる「はっ…はい、そうですね…」
みくる「(今…"二人きり"を強調された…)」
古泉「…」じー
みくる「あ…わっ、私の顔に何かついてますか!?」
古泉「いえ、やっぱりお似合いになられてるなと思いまして。メイド服」
みくる「ふ、服?」
みくる「(今顔しか見てなかったのに…)」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 16:05:21.86 ID:7gnTTxQY0
古泉「しかし色々ありますよね、コスプレ衣装」
みくる「はい…」
古泉「僕もやってみようかなあ…コスプレ」
みくる「え、古泉君が?」
古泉「はい、変ですか?」
みくる「いえっ、そんなことないです! でも…衣装あるんですか?」
古泉「そうですよね、涼宮さんにわざわざ用意していただくわけにもいきませんし。ですから…」
みくる「…?」
古泉「こちらの朝比奈さん用のをお借りしましょうか」
みくる「!!!!?」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 16:08:31.01 ID:7gnTTxQY0
みくる「あ…あの、冗談…ですよね?」
古泉「色々あって迷いますね。どれにしましょうか…」
みくる「(冗談じゃないみたい…!!)」
みくる「ちょっと待ってください!」
古泉「なんですか?」
みくる「お、おかしいですよ! 男なのに女物の服着るなんて!」
古泉「そうでしょうか? そういう需要もあるかと思いますけど」
みくる「ありませんよそんなの!」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 16:11:38.38 ID:7gnTTxQY0
みくる「だっ、大体、私と古泉君じゃサイズが全然違いますし!!」
古泉「案外ぴったりかもしれませんよ」
みくる「そんなわけないです!!」
みくる「身長だって、脚の長さだって、スリーサイズから何から何まで違います!!」
古泉「スリーサイズも…ですか」
みくる「ひゃっ!? どこ見てるんですか!」
古泉「胸です」
みくる「堂々と言い切らないでください!!」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 16:15:59.23 ID:7gnTTxQY0
古泉「そこまで言うのなら諦めましょう、着るのは」
みくる「着るのは…って」
古泉「着ないので僕にください、朝比奈さんの服」
みくる「なっ…!! ダメですよ! 何に使うんですか!」
古泉「何にってそれは…んふふ…」
みくる「(なんていやらしい笑顔!!)」
みくる「絶対にあげません!!! そもそもあれは私のじゃなくて涼宮さんのですよ!!」
古泉「ああ…そうでしたね」
古泉「残念です」
みくる「(うぅ…誰か助けてぇ…!!)」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 16:21:38.54 ID:7gnTTxQY0
古泉「そうだ」
みくる「…」
古泉「…」ゴソゴソ
みくる「いきなり財布を取り出して何をする気ですか」
古泉「いえ、涼宮さんから衣装を買い取らせていただこうと思いまして」
みくる「…!! わ、私は涼宮さんを信じますからね!」
古泉「どうぞどうぞ^^」
みくる「くっ…!!」
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 16:28:03.92 ID:7gnTTxQY0
古泉「いくらなら大丈夫でしょうか」
みくる「私に訊かないでください」
古泉「…怒ってます?」
みくる「当たり前ですよ…」
古泉「…すみません」
みくる「今更謝っても…」
みくる「…」
みくる「…どうしてこんなことしたんですか?」
古泉「そ、それは…」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 16:30:46.25 ID:7gnTTxQY0
古泉「ぼ、僕が、あなたのことを…」
みくる「…はい」
古泉「好k」
ガチャ
鶴屋さん「やっほーいみくる! 遊びに来たよー!」
みくる「あっ、鶴屋さん!(良かったー、人が来てくれた!)」
古泉「…」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 16:34:23.93 ID:7gnTTxQY0
鶴屋さん「おや? みくると古泉君だけかい?」
みくる「そうなんですよー」
鶴屋さん「へぇ、それは珍しい…ん?」
古泉「…」
鶴屋さん「どしたの古泉君顔怖いよー? ほら、いつもみたいに笑って笑って」
古泉「あははは」ヒクヒク
みくる「(こわ…)」
鶴屋さん「よしよし、それでこそ古泉君!」
みくる「(顔引きつってるけど…いいんだ…)」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 16:40:36.73 ID:7gnTTxQY0
古泉「鶴屋さん、のど渇きませんか?」
鶴屋さん「んー別にー?」
古泉「僕がお茶を淹れましょう」
鶴屋さん「のど渇いてないって言ってんのに? まあいいや、よろしくー」
みくる「あ、古泉君、お茶なら私が…」
古泉「いえ、僕に任せてください」ニコッ
みくる「(あれは…なにかするつもりだ…)」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 16:44:23.68 ID:7gnTTxQY0
みくる「鶴屋さん、古泉君が淹れるお茶は飲まない方がいいですよ」
鶴屋さん「なんで? おいしくないの?」
みくる「いえ、そうじゃなくて…」
鶴屋さん「んじゃいいじゃん、みくるも飲もうよ」
みくる「絶対いりません!」
鶴屋さん「変なのー」
古泉「(朝比奈さんに使おうと思っていたこの睡眠薬…仕方ありませんね)」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 16:48:12.24 ID:7gnTTxQY0
古泉「さあ、どうぞ」
鶴屋さん「わお、美味しそうだね」
みくる「(どうしよう…なんとかしなきゃ…)」
鶴屋さん「いただきまーす!」
みくる「待ってください!」
鶴屋さん「わっ、何!?」
みくる「古泉君…、味見はしたんですか?」
古泉「! …も、もちろん」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 16:53:43.33 ID:7gnTTxQY0
みくる「本当ですか? お客様にまずいお茶を出すなんてSOS団お茶汲み係の私が許しませんよ?」
鶴屋さん「ついに自称した!」
みくる「(あなたのためなんだから黙っててください!)」
古泉「朝比奈さん、僕が嘘をついているとでも?」
みくる「ええ、思います」
古泉「…」
みくる「さ、鶴屋さんの前に古泉君が…」
鶴屋さん「ぷはーっ、ごちそうさまー! 美味しかったよ古泉君」
みくる「え…」
古泉「(勝ったッ)」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 16:58:30.22 ID:7gnTTxQY0
みくる「どうして飲んじゃったんですか!?」
鶴屋さん「えー、だってせっかく出してくれたんだしさー」
みくる「…っそ、それで身体、何ともありませんか!?」
鶴屋さん「? うん。元気だよ?」
古泉「それは良かった」ニコッ
みくる「(…本当に何とも…? いや、絶対に何か…)」
鶴屋さん「あ」
みくる「!?」
古泉「♪」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 17:05:21.79 ID:7gnTTxQY0
みくる「な、なんですかなんですか!!?」
古泉「静かに、朝比奈さん。きっと眠いんですよ、そうでしょう鶴屋さん?」
みくる「(睡眠薬!?)」
鶴屋さん「うん…なんか…急に…」
みくる「そんな…」
古泉「そんなに眠いのなら帰られた方がいいと思いますよ?」
鶴屋さん「うん…」
鶴屋さん「いや、ここで寝るよ。みくる、膝枕しておくれ」
みくる「え?」
古泉「!!!」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 17:09:32.90 ID:7gnTTxQY0
鶴屋さん「古泉君、悪いんだけど椅子並べてくんないかなー? 横になりたいから」
古泉「ひざ…まくら…朝比奈さんの…」
鶴屋さん「? いいや、自分で並べよーっと」
みくる「鶴屋さん、大丈夫ですか?」
鶴屋さん「だいじょぶだよ、それよか、みくるは膝枕スタンバイしといて」
みくる「でも、ちょっと恥ずかしいですよ…古泉君もいますし」
鶴屋さん「いいじゃん、いつもやってるでしょー?」
古泉「いつも!!?」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 17:19:02.04 ID:7gnTTxQY0
古泉「あ、あの…ちょっと訊きたいんですけど…お二人は、その、どのようなご関係で?」
鶴屋さん「どのようなって…ねぇ?」
みくる「わ、私の口から言わせないで下さいよ…恥ずかしいです…」
鶴屋さん「あはは、可愛い奴めー…って、そろそろ本気で眠くなってきたよ」
みくる「あ、じゃあ…いいですよ、膝枕」
鶴屋さん「悪いねー…ふぅ…やわらかぁい」
みくる「ふふ、お休みなさい、鶴屋さん」
鶴屋さん「うん、お休みー…」
古泉「…」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 17:22:11.97 ID:7gnTTxQY0
みくる「ふふ、眠っちゃいましたよ。見てくださいこの可愛い寝顔」
古泉「そうですねー…」
古泉「…」
古泉「朝比奈さん、さっきまで僕のこと怒ってませんでしたか?」
みくる「え、そうでしたか?」
みくる「鶴屋さんの可愛い寝顔をみたらそんなどうでもいいこと忘れちゃいました」
古泉「ど、どうでもいい…」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 17:32:53.38 ID:7gnTTxQY0
古泉「えーと…いつもしてあげてるんですか? 膝枕」
みくる「はい、頼まれたときだけですけどね」
古泉「はぁ…」
みくる「あ、でもこのまえ、初めて逆に鶴屋さんにしてもらったんですよ」
古泉「はぁ…」
みくる「すっごく気持ちよく眠れたんです! あんなにいいものだったんですね、膝枕って」
古泉「はぁ…」
みくる「あんなに幸せだったのはいつ振りだったかなぁ…」
古泉「あの、もうお腹いpp」
みくる「そうだ、初めて鶴屋さんと手をつないだときです!」
古泉「('A`)」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 17:42:52.39 ID:7gnTTxQY0
古泉「(もうノロケ話はたくさんですよ…誰か来てください…)」
古泉「(そして朝比奈さんの暴走を止めてください…)」
みくる「古泉君、聞いてますか?」
古泉「ええ、それはもう」
みくる「そうですか…あれ? どこまで話したかな…そうだ、この前鶴屋さんちにお泊りに行ったんですけどー」
古泉「…幸せそうに寝てますね…鶴屋さん…」
鶴屋さん「んぅ…みくるぅ…くー…」
みくる「わ、今寝言で私の名前言ってましたよ!? 私の夢見てるんでしょうか!」
古泉「そうですね…ハァ」
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 17:49:47.22 ID:7gnTTxQY0
みくる「…はぁ、ちょっと話疲れちゃいました」
古泉「ではもうやめましょう、ね? ね?」
みくる「そうですか? まだ続きあるんですけど…」
古泉「明日また聞きますから、今日はもう勘弁してください!」
みくる「わ、解りましたよ」
古泉「助かった…」
みくる「(なんでこんなに必死に遠慮してるんだろう)」
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 18:05:51.29 ID:7gnTTxQY0
古泉「(しかし…二人がそんな関係だと解った以上、僕にはどうすることもできませんね…)」
古泉「(さようなら…僕の初恋…って、言ってみたかっただけですけど)」
みくる「そういえば古泉君、さっき何か言いかけてましたよね?」
古泉「はい?」
みくる「ほら、鶴屋さんが入ってきちゃって言うのをやめたやつですよ」
古泉「…」
古泉「(い、今さらそれを聞くのか…!!)」
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 18:12:21.72 ID:7gnTTxQY0
みくる「何を言おうとしてたんですか?」
古泉「それはー…」
古泉「言えるわけないでしょう、今更あなたが好きだなんて(なんでしたっけ、忘れてしまいました)」
みくる「え…?」
古泉「あ…(逆だ…ベタだ…終わった…)」
古泉「う…うわああああああああ!!!」
みくる「こ、古泉君!?」
ガチャ
バタン!
みくる「で、出て行っちゃった…」
101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 18:20:38.83 ID:7gnTTxQY0
国木田「今から部活行くの?」
キョン「ああ、面倒だがな」
谷口「とかなんとか言って、けっこう楽しんでんだろ」
キョン「…だったら代わってみるか?」
谷口「朝比奈さんのお茶を飲む役ならいいぜ」
キョン「ふざけんな、それだけは絶対に譲らn」
古泉「うわあああああああああああああああ!!!」
キョン「…」
国木田「ねえ、今廊下を絶叫しながら走ってたの…」
キョン「知らん、俺にあんな知り合いはいない!」
谷口「おいおい…」
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 18:28:56.00 ID:7gnTTxQY0
屋上
古泉「ハァ…ハァ…何をやってるんでしょうね、僕は…」
キョン「まったくだ…追いかける身にもなりやがれ…」
古泉「え…!? どうして…」
キョン「谷口たちがうるさいから仕方なく、それと、普段見られなさそうなお前のマヌケ顔が見られそうだったからな」
古泉「…あの」
キョン「なんだ」
古泉「僕、ノーマルですよ? 変なフラグ立ってませんよね」
キョン「…死ね。氏ねじゃなくて死ね!」
105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 18:35:28.68 ID:7gnTTxQY0
キョン「で? なにがあった?」
古泉「…朝比奈さんにフられました」
キョン「…ざまぁ、でいいのか? それともご愁傷様、か?」
古泉「どっちでもいいですよそんなの」
キョン「まあその…元気出せ」
古泉「…ありがとうございます」
キョン「…なんて告白したのか聞いていいか」
古泉「…>>92あたりをどうぞ」
110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 18:40:07.39 ID:7gnTTxQY0
キョン「意外とアホだなお前」
古泉「動揺してましたからね、あの時は。もうだいぶ落ち着きましたけど」
キョン「そうか、それでどうするんだ」
古泉「何をです?」
キョン「朝比奈さんだよ、あきらめるのか?」
古泉「…はい。その…いい勉強になったと、思うことにします」
古泉「安心してください、彼女への対応は直に今までと同じものに戻しますから」
キョン「…そっか(勉強ってなんだ?)」
古泉「部室、戻りましょうか。ちょっと冷えてきましたし」
キョン「…ああ」
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 18:47:45.19 ID:7gnTTxQY0
部室
ガチャ
鶴屋さん「みくるぅ…愛してるよぉ」
みくる「つ、鶴屋さん…私も…」
鶴屋さん「みくるぅ!」
みくる「鶴屋さん!」
キョン「…」
古泉「…」
長門「…」
キョン「長門、来てたのか」
長門「これはなに」
キョン「何って…なんなんだろうな…」
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 18:56:55.04 ID:7gnTTxQY0
古泉「実は…少しは僕のことを心配してくれているのではないのかと、期待していたのですがね…」
キョン「き、気を落とすなよ…なかなかショッキングな映像だが」
長門「がんばって(よくわからんけど)」
古泉「…二人とも、ありがとうございます…」
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 19:04:47.87 ID:7gnTTxQY0
キョン「とりあえず、空気読んでそろそろ帰るか」
古泉「はい…これ以上ここにいたら死にたくなりますし…」
長門「私は平気」
古泉「僕は平気じゃありません」
長門「どうして」
古泉「それはですね…」
キョン「もういいから、行くぞ!」
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 19:13:13.67 ID:7gnTTxQY0
ガチャ
ハルヒ「お待たせ―!」
キョン「げ」
ハルヒ「ん、どうしたのみんな固まって…ん?」
鶴屋さん「ハァハァ…」
みくる「ハァハァ…」
ハルヒ「な…なにしてんの…二人とも裸で…こんな…」
キョン「さ、さぁな…。(ていうか、これで閉鎖空間発生なんてことは…)」
長門「閉鎖空間の発生を確認した」
キョン「…」チラ
長門「…」チラ
古泉「ゲッソリ」
134 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 19:24:07.72 ID:7gnTTxQY0
古泉「逝ってきます」
キョン「待て、字が違う(あながち間違いではないかもだが)」
長門「逝ってらっしゃい」
キョン「やめろ長門、乗るな乗るな!」
古泉「…男古泉一樹を、みせてあげますよ」
キョン「いや、閉鎖空間じゃみれないし、あんまカッコ良くないぞそれ」
古泉「…がーん」
長門「さらにショックを与えた」
キョン「すまん、つい」
138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 19:33:04.29 ID:7gnTTxQY0
古泉「…気を取り直して、涼宮さんの方は任せますね。僕は行ってきます」
キョン「ああ、やれるだけな」
長門「さっきから空気だけど百合の絡みは続いている。あれは?」
キョン「ほっとくぞ」
長門「…」コク
古泉「お互い頑張りましょう。では」
キョン「ああ、おいハルヒ!」
SOS団の戦いは始まったばかりだ!
おわり
長門「…(やることない)」
140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/20(火) 19:34:54.27 ID:7gnTTxQY0
すみません
いまからメシなんでここで打ち切りとさせていただきます
たくさんの保守や支援ありがとうございました
いろんな感想書き込みのおかげでここまでやることができました
感謝です
では失礼します