国木田「涼宮さんってキョンのなんなの?」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/01(木) 22:40:55.95 ID:xx92MoZs0

キョン「………はっ?な、なんだ?国木田」

国木田「だから、キョンと涼宮さんってどういう関係なの?」

キョン「どういうってお前…団長と団員Aっていうか…」

国木田「ふうん…」ジトー

キョン「な、なんだよ…そんな目で見るなよ…」

国木田「…付き合ってるの?」

キョン「ちがう!変なこと考えてないで勉強しろ!」

国木田「教わる人が言うことじゃないよね。それ」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/01(木) 22:44:03.45 ID:xx92MoZs0

キョン「えっとー…ここの問い3ってさっきのと形違うんだけど」

国木田「ああこれ。ここを移行してこっちで計算するとほら、さっきの形に…」

キョン「おぉ、ほんとだ」

国木田「で、あとは因数分解すればいいでしょ?」

キョン「うんうん」

国木田「僕終わったから本読んでるねー」

キョン「おお…」

キョン「…なあ国木田。因数分解ってどうやるんだっけ」

国木田「もー…」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/01(木) 22:49:11.93 ID:xx92MoZs0

キョン「なーわからん!長文なんて訳せん!」

国木田「落ち着いてやればできるよ。えーとほらここのthatは…」

キョン「うーん…どうも感覚で訳すクセが抜けない…」

国木田「まあ、出来ればそれでもいいって人もいるけどね…」

キョン「出来ないけどな」

国木田「はい、ここ単語間違えたー答えは『大使館』」

キョン「ぬあー」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/01(木) 22:53:00.86 ID:xx92MoZs0

国木田「…」ペラ

キョン「ふぬぬぬぬ…」

国木田「…」ペラ

キョン「うううんんんん…」

国木田「…」ペラ

キョン「ぐぬぬぬぬぬ…」

国木田「…」ペラ

キョン「なあ国木田、さっきから何読んでんだ?」

国木田「ああこれ?『人間機械論』っていう本」

キョン「…面白い?」

国木田「んー。ユニーク」

キョン「なっ!」

国木田「ふぇ?」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/01(木) 22:56:36.48 ID:xx92MoZs0

キョン「大体さ。不公平だって思うわけ。お前とかハルヒとか勉強できて」

国木田「キョンはやれば出来る方だと思うんだけどねー」

キョン「じゃあ谷口は」

国木田「あー…」

国木田「涼宮さんと一緒に勉強したりとかしないの?」

キョン「あいつと一緒に?冗談だろ」

国木田「なんで?涼宮さん成績いいじゃん」

キョン「まー確かに成績はいいが…」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/01(木) 23:00:58.05 ID:xx92MoZs0

キョン「とにかくまー人にものを教えるなんて出来る奴じゃないんだ!」

国木田「…じゃあ古泉君は?」

キョン「あいつも頭はいいがシャクだな」

国木田「…長門さんは?」

キョン「あいつの場合まず意思の疎通に色々と難関があってだな…」

国木田「…じゃあ朝比奈さんは?」

キョン「…国木田?」

国木田「…僕は都合がいいの?」

キョン「え…?」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/01(木) 23:04:57.25 ID:xx92MoZs0

国木田「…なんでもない…」

キョン「い、いやその…感謝してるぞ?本当お前にはいつも勉強で助けてもらって…」

国木田「最近はそればっかりだよね…今日だって久しぶりにキョンの家によばれたのに…」

キョン「あ…いや…本当すまない…助けてもらってばっかで…」

国木田「…ううん。ごめん。ただ、最近キョンと遊んでないなって」

キョン「ああ…そうだな。じゃ、今度また遊ぼうな」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/01(木) 23:08:46.57 ID:xx92MoZs0

国木田「…じゃ、じゃあさ」

キョン「おう」

国木田「あ、明日とかさ…映画みに行かない?駅前までいけばなんか面白いのやってるよ」

キョン「明日?」

国木田「うん!ほら、そんでお昼食べてさ、また一緒に街の方まで…」

キョン「あ、悪い国木田…明日は部活っていうか不思議探しが…」

国木田「…」ガタッ

キョン「国木田?」

国木田「…帰るよ、もう…」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/01(木) 23:15:22.48 ID:xx92MoZs0

キョン「え?ちょっちょっと待てって!」

国木田「なんだよ!もう宿題終わっただろ!?もう用ないんでしょ!?」

キョン「ま、待てよ。なんで怒るんだよ」

国木田「いっつもそうだよ…キョンはそうやって部活ばっかりで…僕のことなんか…」

キョン「国木田…」

国木田「僕は…僕が一番キョンと長くいるのに…キョンのことを知ってるのに…」

国木田「いっつもいっつも涼宮さん達とばっかり遊んで…もう僕のことなんかどうでもいいんでしょ…」

キョン「そ、そんな訳ないだろ!?お前がどうでもいいなんて…」

国木田「………」

キョン(な、なんだ?なんでこいつ急に怒り出したんだ?こいつが怒るなんて…)



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/01(木) 23:20:26.69 ID:xx92MoZs0

国木田「…ごめんね。なんでもないよ。うん、ちょっとイライラしちゃった」

キョン「いや…お前が怒るのももっともだ」

国木田「キョン…」

キョン「そうだよな。勉強で困るとお前に頼るくせにろくに遊びに誘いもしないで
    ハルヒ達とばっかりじゃ…うん。すまない、国木田」

国木田「い、いいよもう…さっきのは忘れて…」

キョン「そのさ、明日は無理でも…今日いっぱいは遊んでいけよ」

国木田「う、うん!」

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/01(木) 23:27:26.09 ID:xx92MoZs0

国木田「あ、僕の組んだ軽量二脚のデータまだ残ってる」

キョン「うっし俺の新しい機体で勝負だ!」

国木田「あ、また中量二脚だ」

キョン「これが一番やりやすいからな。それマシンガン喰らえ」カチカチ

国木田「このゲーム性格でるよねー。はい分裂ミサイル」カチカチ

キョン「谷口はタンクだったっけ?げっいつのまに後ろに」カチカチ

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/01(木) 23:33:12.07 ID:xx92MoZs0

国木田「谷口機体の組み方わかってないんだよね。それグレネード」

キョン「ハルヒだったらバカみたいに武装積んで積載制限に文句つけんだろな…」

国木田(また涼宮さんの話…)

キョン「ぬあ!ブレードくらった!?うわ!ちょ、タイム!あ、迎撃ミサイルきれた!」

国木田(せっかくキョンと同じ高校に進んだのに…なんだよ…)

キョン「わ!ちょ、ちょっと待てあー!オーバーヒート!」

国木田「ここからいなくなれー!」

キョン「うわー!」ブスブスブス

キョン「なんでお前俺のゲームなのに勝っちゃうんだよ…」

国木田「ふん…」

キョン(あ、あれ?またおこってる?)

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/01(木) 23:39:14.22 ID:xx92MoZs0

キョン「次はwiiだ!ゴルフやるぞ!」

国木田「あ、wiiあったんだー」

キョン「ああ。体動かせるから楽しいぞ」



国木田「あれー?全然飛ばないやー」

キョン「んー、お前フォームが悪いんだな。ちょっと構えてみろ」

国木田「うん。こうでしょ?」

キョン「そうそう。もうちょっと腰をこう…」スッ

国木田「はわ!」

キョン「?」

34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/01(木) 23:43:07.31 ID:xx92MoZs0

国木田「え、えっと…こうかな?」

キョン「うーんもっとこう前のめりになってさ」

国木田(きょ、キョンが…キョンが僕の後ろから包み込んでる…)

キョン「で、こう振りかぶって…」

国木田「う、うん…」

キョン「で、まっすぐにストーンと」

国木田「うん…うん…」

キョン「…なんだ?ぼーっとして」

国木田「え!?そ、そんなことないよ!」

キョン「よし。じゃ、やってみな」

国木田「えっと…その…」

キョン「?」

国木田「も、もう一回教えて…?」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/01(木) 23:48:15.09 ID:xx92MoZs0

国木田「…あれ?そういえば今日静かだね。妹ちゃんは?」

キョン「ああ、家族と一緒に親戚のうち行ってる。割と近い方のな」

国木田「へぇ…」

キョン「あ、そうだ。なんだったら今日泊まっていくか?」

国木田「え、い、いいの?」

キョン「もちろん。あーでもお前にも都合があるか…」

国木田「ううん、大丈夫!なんか久しぶりだねー」

キョン「そうだな」(よかった。機嫌なおったみたいだな…)

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/01(木) 23:51:43.66 ID:xx92MoZs0

キョン「えっとじゃあ…国木田悪いけど下に布団で…」

国木田「うん、全然気にしないよ」

キョン「ん、じゃあお休み」

国木田「お休みー」


国木田「…」

キョン「…」

国木田(キョン、もう寝たかな…)

キョン「すー…」

国木田「…」ムクリ

39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/01(木) 23:54:51.26 ID:xx92MoZs0

国木田(寝てる…よね)

キョン「ふがー…」

国木田(ちょっとだけ…ちょっとだけ一緒に寝かせて…キョン)

モゾモゾ
ゴソゴソ…

国木田(えへへ…キョンと同じベッド…あったかいや)

国木田(キョンのぬくもり…キョンの匂い…キョンの寝息が…)

キョン「…おい、国木田」

国木田「!きょ、キョン!」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/01(木) 23:58:40.99 ID:xx92MoZs0

キョン「何やってんだよお前…」

国木田「い、いやその…これはだねキョン…」

キョン「ま、あんだけ世話になっといて下で寝ろってのもな…」

国木田「え?」

キョン「しょうがない、貸してやるよ。ただし半分だけだぞ」

国木田「う、うん!」

キョン「まったく…はは…」

国木田「えへへ…」

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/02(金) 00:02:13.41 ID:bKINFMZ+0

国木田「でもキョンは…そうやってみんなに優しいから…かえって傷つく人もいるかもよ」

キョン「な、なんだよ急に」

国木田「ふふ、なんでもないよ。でもベッド貸すなんてさ。誰にでもしちゃだめだよ」

キョン「おいおい、誰にでもってわけじゃないぞ。お前だからいいんじゃないか」

国木田「え?」

キョン「女だったらもちろんダメだ。俺だってその辺はちゃんとわかってるさ」

国木田「じゃあ、谷口や古泉君だったら?」

キョン「ベッドからけり出す」

国木田「あはは…じゃあ、僕だけだね」

キョン「うん。そうかもな」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/02(金) 00:06:33.89 ID:bKINFMZ+0

国木田「じゃあ…さ。涼宮さんだったらどうなの?」

キョン「は!?な、なんでハルヒが出てくるんだよ!」

国木田「女の子は誰でもって訳じゃなくてもさ、涼宮さんならいいんじゃない?」

キョン「あのなあ、あいつはそんなんじゃ…」

国木田「本当のこと言ってよ…」

キョン「国木田…」

国木田「涼宮さんのこと、どう思ってるのさ…」

キョン「…」

国木田「…」

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/02(金) 00:12:04.93 ID:bKINFMZ+0

キョン「…俺にも…まだわからないんだ…」

国木田「うん…」

キョン「あいつ、本当にわがままで…たまに本気で腹が立つし、つかれるし…」

国木田「…うん…」

キョン「でも…なんていうかあいつなしじゃ今の俺って多分ないんだ…」

国木田「…」

キョン「ごめんな。曖昧で」

国木田「…SOS団のこと、もっと聞かせてよ」

キョン「うん?」

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/02(金) 00:17:02.75 ID:bKINFMZ+0

キョン「だってお前…その話すると怒るじゃ…」

国木田「ううん。キョンにとって大事な人たちだから、僕も知りたくなった」

キョン「国木田…」

国木田「朝比奈さんは、どんな人?」

キョン「きれいで、優しくて、おとなしくて…ドジだけど一生懸命」

国木田「最高だね」

キョン「それでも色々抱えて頑張ってるんだ。自分が出来ることを精一杯」

国木田「うん…」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/02(金) 00:23:30.51 ID:bKINFMZ+0

国木田「長門さんは?」

キョン「無口で、なんでもできて…でも吐き出すことを知らないから心配になる」

国木田「最小限しかしゃべらないよね…」

キョン「長門ってな。お前と合うと思うんだ」

国木田「え?どういうとこが?」

キョン「小さくてかわいくて小動物っぽいとことか」

国木田「…」ドスッ

キョン「あた、叩くことないだろ」

国木田「それ、褒めてない」

キョン「ま、まあそれは冗談としてさ、話も合いそうだし…お前みたいに
    知的で…それでいて穏和で…お前みたいな人にあいつを支えてほしいんだ。」

国木田「キョン、なんだか長門さんのお父さんみたい」

53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/02(金) 00:27:35.78 ID:bKINFMZ+0

国木田「古泉君は?格好良くてやさしそうだよね」

キョン「ああ…たしかに人当たりはいい…でもどっか嘘があるんだ」

国木田「あれ?嫌いなの?」

キョン「いや、そうじゃないさ。でもあいつもあいつなりに苦労があってな。
    俺みたいにつねに本音で生きてられないんだと思うんだ」

国木田「ふうん…」

キョン「それって、凄く辛いことだろ?」

国木田「うん…」

キョン「だから…お前にも思ってることを言ってほしい」

国木田「…え?」

キョン「お前…最近なんか不安げだぞ」

55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/02(金) 00:31:50.45 ID:bKINFMZ+0

国木田「そ、そんなこと…」

キョン「長いつきあいだろ?わかるよ」

国木田「キョン…」

キョン「な?俺になら言えるだろ?」

国木田「キョン…僕は…」

国木田「………」ボロボロ

キョン「なっ、ど、どうしたんだ?泣くほど辛いことがあるのか?」

国木田「…キョン…僕…僕は…キョンが…ひくっ…うっ…」

キョン「あ、ああ…」

国木田「…キョン、僕のことを忘れないで…」

キョン「国木田…?」

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/02(金) 00:37:08.44 ID:bKINFMZ+0

国木田「キョンと一緒の学校に進んで…クラスまで同じになれて…すごくうれしかった…」

キョン「ああ…」

国木田「なのに…なのに…キョンは涼宮さんたちとばっかり遊んでて…僕…怖いよ…」

国木田「キョンがそのうち僕を忘れちゃうんじゃないかって…僕のことなんか忘れて…
    涼宮さん達と…涼宮さんと…」

キョン「国木田…」

国木田「ひどいよ…キョン…僕が北高を選んだのは…僕が北高にいるのは…」

キョン「…」

国木田(言っちゃだめだ…言っちゃだめだ…でも…)

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/02(金) 00:44:28.55 ID:bKINFMZ+0

キョン「国木田…お前が同じ学校で、同じクラスで、俺もすごくうれしかったぞ…」ポンポン

国木田「え…」

キョン「俺がお前のこと、忘れるわけないだろ?中学の時から今も。
    これからもずっとずっと忘れないさ。俺も一緒にいたいって思うんだから」

国木田「キョン…」ギュウ

キョン「でもごめんな。ずっとほったらかしで。長いつきあいだから、
    気持ちが通じてると思ってついおろそかにしちまったんだ」

国木田「うん…ありがと」

キョン「これからまた、一緒にあっちこっち遊ぼうや」

国木田「うん…」

キョン(しかしこんなに密着されると危険だ!色々と!)

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/02(金) 00:48:27.34 ID:bKINFMZ+0

キョン「明日、お前も不思議探しに来いよ」

国木田「え?で、でもあれSOS団の…」

キョン「お前も準団員だろ」

国木田「…涼宮さん、良いって言うかな…」

キョン「ダメなら俺も帰るって言うさ。お前がいると3対3でちょうどいいんだ」

国木田「ふふ、そうだね」

キョン「古泉はハルヒを押さえるのが上手いからハルヒ。俺が朝比奈さんで、
    お前は長門と組にしてもらえ」

国木田「…キョンは涼宮さんと組みなよ」

キョン「お、おいおい…」

国木田「自分の気持ち、はっきりさせなきゃ」

キョン「ん…ああ…」

64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/02(金) 00:52:03.66 ID:bKINFMZ+0

キョン「すー…」

国木田「…」

国木田「キョン…もう寝たよね…今度こそ寝たんだよね…」

キョン「すこー…」

国木田「…キョン…」チュッ

キョン「…すかー…」

国木田「…ありがとう。おやすみ…」

キョン「…すー…」

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/02(金) 00:58:22.10 ID:bKINFMZ+0

国木田(ごめんね…こんなことして…でもキョン、好きだって言ったら、僕のそばにいてくれる?)

国木田(きっと友達でいてくれるって信じてるけど…でも…やっぱり怖いよ)

国木田(だから…勇気が出るまで友達でいてね…キョンは振り向いてくれないけど…でも…)

国木田(もしキョンと友達のまま…誰か女の子を好きになれたら…)

国木田(僕もSOS団になれて、キョンと遊んで、普通の恋が出来たら…)

国木田(…そんなのずるいよね…)

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/02(金) 01:00:42.52 ID:bKINFMZ+0

キョン(ごめんな…国木田…お前の気持ち、気づいてやれなくて…)

キョン(中学に入ったときからお前は友達だ…お前の気持ちがどうあれそれは変わらないさ…)

キョン(だからお前を嫌いになんて絶対にならないけど…答えてやることも…)

キョン(だから国木田、俺と友達のまま、他の女の子を好きになってくれないか…)

キョン(こういう考えは、やっぱり卑怯なんだろうか…)

キョン(そもそもお前が俺をどう見ているのか、まだ自信を持てないでいるけれど…)

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/01/02(金) 01:11:33.78 ID:bKINFMZ+0

国木田(明日、キョンと組になれたらいいのに。でも男女ペアの方が自然か)

キョン(明日の組み合わせ、長門に仕込んでもらおうかな。くじだろうし)

国木田(長門さんとペアになったら話できるかな…頑張らなきゃ…)

キョン(ハルヒとペアってあんまり無いんだよな。あいつ俺とは嫌なのかな…)

国木田(SOS団って結局何するんだろう?僕もみんなで遊べたらいいな…)

キョン(でもあいつ国木田にメイド服着せるとか言い出しかねないからな…)

国木田(涼宮さんとも友達になれたらいいな…なんか…そう…思う…)

キョン(あ、でもそれはそれで見てみたいかも…って…なに…考えてんだ…俺……)

国木田(…)

キョン(…)

国木田「くーくー…」

キョン「すーすー…」




おわり

78 名前:国木田ラバー ◆2z2T7nsGOY [] 投稿日:2009/01/02(金) 01:16:01.21 ID:bKINFMZ+0

セリフだけのSSを初めて書きました。特に筋のない話なんでなんとかなったけど
結構書きにくいですね。ちなみに
ハルヒ「最近キョンと国木田が仲良いのよね」
http://www.vipss.net/haruhi/1226141429.html
の前日談のつもりです。ついでに
国木田「あれ…長門さんだ」
http://www.vipss.net/haruhi/1229684967.html
も俺です。3作目なのでトリつけてみました

カップリングの種類を問わず国木田に愛を。誰か作って同人誌。
2009年は9にきだイヤー。

80 名前:国木田ラバー ◆2z2T7nsGOY [] 投稿日:2009/01/02(金) 01:17:20.94 ID:bKINFMZ+0

あら、なんだかみんなの期待をうらぎってしまったようでごめん…でもエロは無理で…。
だれか続きを書いてくれたら大変うれしいですが俺はもう寝ないといけません…ノシ



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