朝倉涼子が幼くなったら


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:両津「ワシの言う通りにしろ!」カイジ「え・・・?」

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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 10:43:56.72 ID:1/zwQ91bO

キョン「なぁ、長門これは一体どういうことなんだ?」

長門「…わからない」

朝倉「長門お姉ちゃん、キョンくん、こんにちわ」ペコリ

3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 10:46:14.99 ID:1/zwQ91bO

キョン「だいたい、朝倉は消えたんじゃなかったのか?」

長門「そのはず」

朝倉「えへへー」

長門「説明を求める」

朝倉「えっとね、あの、えっとね」

キョン「とりあえずおちつけ」

5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 10:52:18.96 ID:1/zwQ91bO

朝倉「あのね、なんだか、ばっくあっぷがね、あの…うー…」

キョン「うーん、説明しきれていないな」

長門「おそらく涼宮ハルヒを監視するため」

朝倉「うん!それ」

キョン「でもいいのか?前みたいに暴走したらどうするんだよ」

朝倉「それは大丈夫なの!」

キョン(えっへんとでも言いたそうだな)

朝倉「なんでも、じょーほーそーさができないように、せーげんを…
せんげんだったかな?」

長門「おそらく制限をかけている」

キョン「なるほど」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 10:56:55.50 ID:1/zwQ91bO

朝倉「ちゃんと説明できたよー」

キョン「…にしても、頭のレベルまで幼児化してるとはな」

長門「おそらく、それも制限によるもの。
知性を制限することにより、行動も制限される」

キョン「そういうことか」

朝倉「褒めて褒めてー」

キョン「ん?よしよし偉いな」ナデナデ

朝倉「えへへー」

キョン「ところで…」

長門「…………」

キョン「ん?どうかしたか?」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 11:01:03.75 ID:1/zwQ91bO

キョン「しっかし、どうしたもんかね。
朝倉は転校…いや留学だったか?
してるわけだし、第一こんな小さくなっちゃってどうするんだよ」

朝倉「抱っこ抱っこー」

キョン「ん?ああ」ヒョイッ

長門「………」

キョン「長門、なんかいい案はないのか?」

長門「再度消滅させるのがベスト」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 11:06:04.10 ID:1/zwQ91bO

キョン「まてまてまてまて!
消滅ってお前…」

長門「朝倉涼子はやはり危険。消すのが一番」

キョン「いや、お前さっき無害だっていってただろ」

長門「それが本当だとは限らない。
朝倉涼子が嘘をついている可能性もある」

キョン「だからって!」

朝倉「めーーーっ!」

キョン「!?」
長門「………」


朝倉「ケンカしちゃめーっなの!」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 11:09:32.41 ID:1/zwQ91bO

キョン「いや、別にケンカしてるわけじゃないんだぞ」

朝倉「めなの!ケンカしちゃ駄目なの!」

キョン「だから…おい、長門も何か言ってやれ…」

長門「………」

朝倉「ケンカは…ひっく…駄目なの…ぐすっ…」

キョン「お…おい、泣くな!ケンカはしてないんだ!本当だ!」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 11:14:33.88 ID:1/zwQ91bO

朝倉「ひっく…本当?」

キョン「ああ本当だとも、なぁ長門」

長門「そう、喧嘩はしていない」

朝倉「…よかった」
………
……


キョン「…寝ちまったぞ」

長門「そう…」

キョン「どうするんだよ、これから。
この朝倉じゃあ、一人で暮らすのなんて無理そうだし」

長門「問題ない、私が引き取る」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 11:23:11.83 ID:1/zwQ91bO

キョン「そうか、それならすぐ帰ったほうがいいな」

長門「何故?」

キョン「いや、古泉や朝比奈さんならともかく、
ハルヒに見つかったら面倒な事になるだろ」

ガチャ

ハルヒ「みんな集まってるー?」

長門「…面倒なことになった」

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 11:25:01.12 ID:1/zwQ91bO

朝倉「すぅ…すぅ…」

ハルヒ「って、その子だれ?」

キョン「あ…あのだな…」

ハルヒ「なんか誰かに似てるような」

長門「朝倉涼子」

キョン「長門!?」

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 11:29:06.42 ID:1/zwQ91bO

ハルヒ「朝倉…ああ、似てるわね」

キョン(なんてこった…)

長門「朝倉涼子の妹」

ハルヒ「どうりで似てるわけね。
でもなんで妹ちゃんがこんなところに?」

長門「朝倉涼子の親の仕事の事情で帰ってきた。
さらに事情に事情が重なって今は私が預かっている」

ハルヒ「でも、なんで有希が?」

長門「私と朝倉家は家族ぐるみの付き合い」

ハルヒ「へぇ、そうだったんだ」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 11:33:26.81 ID:1/zwQ91bO

キョン(家族ぐるみ…あながち嘘でもないんだよな)

長門「彼女は今睡眠中、許可がもらえるのなら家で寝かせたい」

ハルヒ「うん、いいわよ」

キョン(うまい)

ハルヒ「じゃあキョンも一緒に行ってあげなさい」

キョン「なんでだ?」

ハルヒ「妹ちゃんは寝てるんだからおぶって行くしかないでしょ。
有希におぶらせて帰す気なの?」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 11:37:22.65 ID:1/zwQ91bO

キョン「こんな小さい子でもおぶって帰るとなると結構大変なんだな」

朝倉「むにゃむにゃ、キョンくん…長門お姉ちゃん…」

キョン「しかし、長門はお姉ちゃんなのに何で俺は、くん付けなんだろうな」

長門「わからない」

キョン「…そうか、なんか釈然としないな」

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 11:41:36.89 ID:1/zwQ91bO

朝倉「むにゃ…ふぁあああ」

キョン「お、起きたみたいだな」

朝倉「あ、キョンくんだー」

キョン「寒くないか?」

朝倉「んーん、キョンくんの背中あったかいもん」ムギュー

キョン「そうか、それはよかっ…長門?」

長門「やはり朝倉涼子の消滅を推奨する」

キョン「なんでだよ!」

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 11:44:29.18 ID:1/zwQ91bO

キョン「ふぅ、やっと着いた」

朝倉「もっとおんぶー」

キョン「…勘弁してくれ」

朝倉「やだーやだやだー」

長門「彼はあなたを運んだことにより疲れている。
ここは我慢するべき」

朝倉「…はーい」

キョン「なんだかお母さんみたいだな」

長門「………そう」

56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 11:47:50.32 ID:1/zwQ91bO

キョン「じゃあ俺は帰るな」

朝倉「やだ、もっとキョンくんと一緒がいい」

キョン「うーん…」

長門「すこしここで休んでいくといい」

キョン「…そうするか」

朝倉「わーい、やったー!」

58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 11:53:10.58 ID:1/zwQ91bO

長門「………」

コトッ

キョン「おう、すまん。別にお茶なんて出してくれなくても良かったんだぞ」

長門「かまわない、それよりも…」

朝倉「えっへへー、キョンくん椅子ー」

長門「…あなたには別の座布団を用意した。
彼の膝の上から即座にどくべき」

朝倉「なんでー?」

長門「………」

朝倉「長門お姉ちゃんもキョンくんのお膝に座りたいのー?」

長門「………特別に許可する」

キョン「……ははは」

59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 11:57:11.71 ID:1/zwQ91bO

キョン「もう遅いな…そろそろ帰るわ」

朝倉「えーーー」

長門「我慢」

朝倉「……はーい」

キョン「じゃあな」

朝倉「ばいばーい」フリフリ

キョン「おう」フリフリ

長門「………」フリフリ

キョン「…な…長門?」

長門「気にしなくていい」

62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 11:59:26.34 ID:1/zwQ91bO

朝倉「長門お姉ちゃん」

長門「なに?」

グゥゥウウウウウ

長門「……食事にする」

朝倉「晩御飯はなーに?」

長門「カレー」

朝倉「わーいカレーだー!」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 13:03:56.38 ID:1/zwQ91bO

長門「………」

コトッコトッ

朝倉「わー、おいしそー」

長門「手は洗った?」

朝倉「うん」

長門「なら食べてもかまわない」

朝倉「いただきます!」

88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 13:06:40.07 ID:1/zwQ91bO

朝倉「おいしーね」

長門「………」コクリ

朝倉「はむっもぐもぐ」

長門「口のまわりにカレーがついてる」フキフキ

朝倉「えへへー」

長門「もっと綺麗に食事するべき」

89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 13:09:09.16 ID:1/zwQ91bO

朝倉「ごちそうさまでした」

長門「片付ける」

朝倉「お手伝いするー」

長門「いい」

朝倉「するのするのするのー!」

長門「…コップを持ってきて」

朝倉「はーい!」

124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 17:32:15.93 ID:1/zwQ91bO

朝倉「おっ風呂ーおっ風呂ー」ヌギヌギ

ポイッ

長門「脱ぎっぱなしにしない。
洗濯カゴに入れるべき」

朝倉「はーい!」

長門「そう」

朝倉「褒めてー」

長門「いい子」ナデナデ

朝倉「えへへー…くちゅん」

長門「早く浴槽にはいらないと風邪をひく」

125 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 17:35:14.46 ID:1/zwQ91bO

長門「目を開けちゃ駄目」

朝倉「んー…」

ワシャワシャワシャ

長門「泡を流す」

ザッパーン

朝倉「あぶっ…」

128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 17:44:30.53 ID:1/zwQ91bO

長門「体を洗う」

ワシャワシャワシャ

朝倉「あははっ、くすぐったい」

長門「我慢」

ワシャワシャワシャ

長門「………」

朝倉「どうしたの?」

長門「この時点なら勝っている」

朝倉「なにがー?」

長門「なんでもない」

148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 20:06:54.00 ID:1/zwQ91bO

朝倉「うー…あつい…もう出ていい?」

長門「ゆっくり十数えてから」

朝倉「うん、いーち、にー、さーん…」

長門「四、五…」


朝倉「じゅーうー!もう出ていい?」

長門「滑るから気をつけて」

154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 20:14:34.68 ID:1/zwQ91bO

ブォーン

朝倉「まだじっとしてないと駄目なの?」

長門「もう少し、髪が乾くまで」

朝倉「わかった」

長門「でも、あなたのパジャマが何故うちに?」

朝倉「えっとね、じょーほー…とーごー?」

長門「情報統合思捻体」

朝倉「うん、それがね。長門お姉ちゃんのお部屋に用意してくれたの」

長門「………」

155 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 20:17:02.44 ID:1/zwQ91bO

朝倉「………」ウトウト

長門「もう遅い。寝るべき」

朝倉「…うん、おやすみなさい」

長門「歯磨き」

朝倉「うん……」コクリ…コクリ…

長門「歯磨き前に寝ては駄目。虫歯になる」

160 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 20:43:13.42 ID:1/zwQ91bO

朝倉「すぅ…すぅ…」

長門「……お腹がでている。これでは風邪をひいてしまう」
パサッ

朝倉「むにゃ…長門…お姉ちゃん…」

長門「………」ナデナデ

165 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 21:23:51.35 ID:1/zwQ91bO

長門「すぅ…すぅ…」

モゾモゾ

長門「………」

朝倉「えへへー」

長門「あなたには別の布団を用意したはず」

朝倉「…一緒に寝ちゃだめ?」

長門「………」

朝倉「………」ウルウル

長門「…卑怯」ムギュー

137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 19:22:27.41 ID:X8scscxcO

朝倉「あなたを殺して涼宮ハルヒの出方を見る」

そう言うと朝倉はその手に余る程巨大なナイフを振り上げ……

朝倉「きゃっ!?」

後ろにすっコケた。
まあただでさえ必死になって持っていたナイフだ、振りかぶればバランスを崩すのは必死だろう。
しかし……

キョン「こらっ!」

朝倉「!!」

キョン「子供が刃物で遊んじゃ駄目だろう! 殺すなんて言葉も使っちゃいけません!」

朝倉「あ……う……」

キョン「ごめんなさい、は?」

朝倉「……ごめんなさい」

138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 19:26:42.13 ID:X8scscxcO

長門「…………」

朝倉「あ、ゆきちゃん」

朝倉の言葉に振り返ると、いつ来たのか長門がたたずんでいた。

キョン「長門……」

長門「涼子の事はこちらの責任。謝罪する」

キョン「ああ、もう謝ってもらったしいいよ」

長門「それでは教育によくない」

そう言うと長門は朝倉に向き合う。

長門「涼子ちゃん」

朝倉「なーに、ゆきちゃん」

140 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 19:30:38.16 ID:X8scscxcO

長門「お仕事熱心な事はとても良いこと。でも、人を傷つけてはいけない」

朝倉「……ぅん……」

長門「帰ったらお尻ぺんぺん」

朝倉「え?」

キョン「お、おい長門……」

長門「これはけじめ」

そう言うと長門は朝倉の手を引いて帰って行った。
大変なんだな、お姉ちゃんも。



終わり

141 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/31(水) 19:31:48.88 ID:X8scscxcO

保守代わりのパイナポゥでした

>>139本当だ! 俺のIDすげえ!



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