1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 11:31:02.39 ID:Cl7+Ir9B0
キョン「最近、パソコンも本も読んでないよな?」
キョン「いくらなんでも、それじゃあ暇だろ?」
キョン「なにか面白い物を見つけたのか?」
長門「……」
長門「あなた」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 11:34:38.13 ID:Cl7+Ir9B0
キョン「……は?」
長門「あなたに興味がある」
キョン「……」
長門「あなたに特別な感情を持ってる」
キョン「……」
長門「それはこの星では愛と呼ばれている」
キョン「そうか、お前冗談が言えるようになったんだな」
長門「……」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 11:38:32.61 ID:Cl7+Ir9B0
キョン「はは、初めて会った時とは大違いだな」
長門「冗談ではない」
キョン「いや、いいんだ。照れ隠ししなくても」
長門「……」
キョン「今度はもっと面白い事言ってくれよ、じゃあな」
長門「そう」
長門「……目から水がこぼれている、何故?」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 11:44:02.74 ID:Cl7+Ir9B0
長門「彼は私の発言を冗談だと思った」
長門「この感情は本物、冗談ではない」
長門「何故?彼は冗談だと思ったの?」
長門「私には感情がないと思ってるの?」
長門「それはありえない、彼は私の一番の理解者」
長門「私の事に興味がないのだろうか」
長門「この感情はなに?」
長門「……目から水が止まらない」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 11:53:03.14 ID:Cl7+Ir9B0
長門「……」
古泉「長門さん、見てましたよ」
長門「……いつから?」
古泉「最初からですね」
長門「そう」
古泉「しかし、長門さんが涙を流すとはね」
長門「涙、この水は涙なの?」
古泉「えぇ、そうですよ、寂しいとき、つらいときに流すものです」
長門「そう」
長門「……寂しい」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 11:57:52.77 ID:Cl7+Ir9B0
夜、長門宅
長門「私は涙を流した」
長門「私はあの時寂しかった」
長門「彼が私の気持ちを理解していなかったから?」
長門「私は、彼にとってただの人形なの?」
長門「彼にとっての私は何なの?」
長門「寂しい、とても」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 12:01:16.40 ID:Cl7+Ir9B0
翌日、部室
キョン「お、長門だけか」
長門「そう」
キョン「そうか」
長門「……」
キョン「……暇だな。誰か早く来ないかなぁ」
長門「!」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 12:07:26.03 ID:Cl7+Ir9B0
長門「私は?」
キョン「は?」
長門「私が居ても暇なの?」
キョン「暇だな、お前と話してもつまらんからな」
長門「……そう」
タッタッタ
キョン「出て行ってしまった、どうしたんだアイツ?」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 12:12:15.93 ID:Cl7+Ir9B0
古泉「遅れました、古泉です」
キョン「おう、古泉か。長門の様子が変だったんだよ」
古泉「ほう、変とは?」
キョン「長門が突然、部室を飛び出してな。そういや昨日も変だったな」
古泉「ほう、詳しく聞かせてください」
古泉(彼は長門さんの気持ちをわかってないんでしょうか?)
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 12:20:08.86 ID:Cl7+Ir9B0
バキッ
キョン「古泉!何しやがる!」
古泉「それはこちらの台詞ですよ!」
古泉「貴方は彼女の気持ちを踏みにじったのですよ」
古泉「それを、貴方はヘラヘラと」
古泉「いくらなんでも酷すぎますね」
古泉「早く長門さんに謝りに行ってきてください」
キョン「……解ったよ」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 12:29:09.63 ID:Cl7+Ir9B0
キョン「ったく古泉の奴、おもいっきりぶん殴りやがって」
キョン「だいたい何が面白くて宇宙人に謝らなくちゃいけないんだ」
キョン「あいつの事だ、別に怒ってる訳じゃないだろ」
キョン「あん時みたいに、バグやらエラーが起こってるんだろう」
キョン「……謝らなくてもいいか、帰ろう」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 12:35:32.88 ID:Cl7+Ir9B0
その夜、長門宅
長門「私が居ても面白くない」
長門「私との会話は彼にとっては暇」
長門「図書館のときも、暇だったの?」
長門「寂しい、辛い」
長門「彼に嫌われたくない、嫌われたくないよぅ」
長門「また、涙が……」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 12:40:47.33 ID:Cl7+Ir9B0
翌日
キョン「はぁ、今日も長門だけかぁ…」
長門「……そう」
キョン「あ、長門。昨日はすまんかった」
長門「……そう」
キョン「お詫びに今度、図書館に連れて行ってやるからな」
長門「!、嬉しい」
キョン「だからな、長門。昨日謝ったことにしてくれ、な?」
長門「?」
キョン「いいから、いいから」
長門「わかった」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 12:46:04.55 ID:Cl7+Ir9B0
古泉「おや、あなたと長門さんだけですか」
キョン「あぁ」
古泉「ちゃんと謝りましたか?」
キョン「あぁ昨日ちゃんと言われたとおり謝ったぜ」
長門「!」
古泉「本当ですか?長門さん」
長門「……本当」
古泉「そうですか、それならいいんです」
長門「……」
キョン(ふぅ、危なかったぜ、ナイス俺!)
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 12:54:41.87 ID:Cl7+Ir9B0
そして不思議探索
キョン「長門とペアか」
長門(彼と一緒、嬉しい)
キョン「じゃあ約束どおり、図書館にいくか?」
長門「そう」
キョン「……めんどくさいなぁ」
長門「!」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 13:02:57.02 ID:Cl7+Ir9B0
図書館
長門(彼はずっと寝たまま)
長門(少し寂しい)
長門(本当は、本にはあまり興味は無い)
長門(本よりも彼のことが気になるから)
長門(彼と一緒にいたい)
長門(ずっとずっと……)
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 13:06:52.97 ID:Cl7+Ir9B0
その夜
長門「今日は彼の寝顔が見れた」
長門「嬉しい、それだけで十分」
長門「でも、私の願望がかなうのなら」
長門「彼が私のことを好きになって欲しい」
長門「……どうしたら彼に好かれるのだろうか」
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 13:16:17.35 ID:Cl7+Ir9B0
部室
みくる「あ、今日は長門さんだけですか」
長門「そう」
みくる「お茶入れますね〜」
長門「朝比奈みくる」
みくる「は、はいなんでしょう?」
長門「どうすれば、彼に好かれるの?」
みくる「え、ええぇ!?」
長門「知りたい」
みくる「そ、そうですか…」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 13:21:45.51 ID:Cl7+Ir9B0
みくる「ず、ずばりキョン君に好かれる為には、甘えることです」
長門「甘える?」
みくる「そう。長門さんはクールですから」
長門「……」
みくる「そんなクールな女の子が甘えてきたらキョン君はビックリです」
長門「本当?」
みくる「本当です、もうキョン君は長門さんにメロメロですよ」
長門「メロメロ……」ゴクリ
長門「わかった、朝比奈みくる。甘え方を教えてほしい」
みくる「はい、もちろんです!」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 13:32:58.55 ID:Cl7+Ir9B0
キョン「お、今日は朝比奈さんが居るのか」
長門(私はノーカウント…)
みくる「あ、キョン君。お茶いれますね」
キョン「あ、どうも」
みくる(がんばってね、長門さん……)
長門(甘える、甘える、甘える……)
長門(……緊張する)
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 13:46:01.40 ID:Cl7+Ir9B0
みくる「すみません、今日はもう帰らせていただきます」
キョン「な、なんでですか?また未来からの……」
みくる「違いますよ。今日は友達と約束をしてるんです」
キョン「そうですか、解りました。ハルヒには俺から伝えときますよ」
みくる「はい、たすかります」
キョン「いえいえ」
ガチャ
長門(今がチャンス)
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 13:54:54.91 ID:Cl7+Ir9B0
長門「撫でて」
キョン「……何を?」
長門「頭」
キョン「何故だ?」
長門「……エラーが発生したから」
キョン「撫でたら直るのか?」
長門「そう」
キョン「解ったよ、撫でたらいいんだな」
長門「!」
スリスリ
キョン「直ったか?」
長門(う、嬉しすぎて声が出ない…)
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 14:04:50.37 ID:Cl7+Ir9B0
その夜
長門「今日は彼に頭を撫でてもらった」
長門「嬉しい」
長門「すべては朝比奈みくるのお陰」
長門「明日、お礼をしなければ」
長門「今日はもう寝よう」
長門「……」
長門「……」
長門「……眠れない」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 14:11:23.09 ID:Cl7+Ir9B0
翌日、部室
キョン「今日は長門だけか……」
長門「そう」
キョン「長門、お願いがあるんだが」
長門「何?」
キョン「お金を作ってくれないか?」
長門「……」
キョン「お前なら出来るだろ?」
長門「それは、貴方の為にならない」
キョン「そこを何とか、頼むぜ長門!」
長門「……わかった」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 14:14:50.75 ID:Cl7+Ir9B0
キョン「流石長門だな。三万円ぐらい欲しいんだが」
長門「そう」
長門「高速詠唱中」
キョン「スッゲエ!本当に三万円出てきたぜ、じゃあな!」
バタン
長門「出て行ってしまった」
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 14:18:52.56 ID:Cl7+Ir9B0
翌日、部室
キョン「今日も長門だけか」
長門「そう」
キョン「お願いがあるんだが……」
長門「……」
キョン「またお金を作ってくれないか?これが最後だからさ」
長門「本当に最後?」
キョン「あぁ本当だ!約束する」
長門「わかった」
中略
キョン「スッゲェ!本当に4万出てきたぜ、じゃあな」
バタン
長門「また出て行ってしまった」
101 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 14:22:56.66 ID:Cl7+Ir9B0
翌日、部室
キョン「今日も長門だけか」
長門「そう」
キョン「お願いがあるんだが……」
長門「……」
キョン「またお金を作ってくれないか?これが本当の最後だからさ」
長門「昨日最後だと言ったはず」
キョン「すまん。もう絶対に本当の最後だからさ」
長門「絶対」
キョン「ああ」
中略
キョン「スッゲェ!本当に10万出てきたぜ、じゃあな」
バタン
長門「これが、本当の最後……」
104 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 14:29:52.00 ID:Cl7+Ir9B0
翌日、部室
キョン「今日も長門だけか……」
長門「そう」
キョン「お願いがあるんだが……」
長門「断る」
キョン「そんな、頼むよ!お金作ってくれよ!」
長門「昨日が最後だと言ったはず」
キョン「このとおりだ!頼む」
長門「貴方の為にならない」
キョン「チッ!もういいよ。こんな奴に頼んだ俺が馬鹿だった!」
長門「!」
キョン「はぁ、せっかく利用できそうだったのに」
バタン
長門「私は、正しいことをした……」
長門「また涙が……」
109 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 14:36:25.48 ID:Cl7+Ir9B0
翌日、部室前
長門「今日は来るのが遅れてしまった」
長門「彼は先に来ているかもしれない」
長門「……部室から声が聞こえる」
部室
キョン「朝比奈さん、お金貸してくださいよ」
みくる「そんな、キョン君の為になりません」
キョン「お願いですよ、本当に困っているんです」
みくる「しょ、しょうがないですね」
長門「……」
113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 14:41:09.17 ID:Cl7+Ir9B0
翌日、部室
キョン「今日は長門だけか」
長門「そう」
みくる「こんにちは〜」
キョン「あ、朝比奈さん!お願いが…」
みくる「もう、絶対駄目ですよ!」
キョン「そこをなんとか…」
中略
キョン「朝比奈さん!必ず返しますから!」
バタン
みくる「ほ、本当に良かったんでしょうか?」
長門「私にもわからない」
119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 14:47:18.05 ID:Cl7+Ir9B0
翌日、部室
キョン「お、今日は長門だけか」
長門「……そう」
キョン「もうな、パチンコや競馬に金使うのはやめたよ」
長門「そう」
キョン「俺にはギャンブルなんて向いてなかったんだよ」
長門「そう」
キョン「だからさ、長門。こんどは株取引で金をもうけようと思うんだ」
長門「……」
キョン「お金を俺に投資してみないか?何十倍にして返すぜ」
長門「……」
123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 14:54:39.19 ID:Cl7+Ir9B0
キョン「そうだ、いつでも頭を撫でてやるぞ」
長門「本当に?」
キョン「俺にお金を投資してくれたらな」
長門(彼の為にならないけど、彼に優しくしてもらえるのなら……)
長門「わかった」
キョン「流石長門。やっぱりお前は可愛いな」
長門「そう?」
キョン「ああ、じゃあ20万投資してくれ」
長門「わかった」
中略
キョン「スッゲェ!本当に20万出てきたぜ、ありがとよ」
スリスリ
長門「これでいい、これで……」
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 14:58:30.27 ID:Cl7+Ir9B0
翌日、部室
みくる「キョン君。お金返してください!今ピンチなんです」
キョン「五月蝿いなぁ。今度返すよ、今度」
みくる「そ、そんな…」
キョン「そんなに金が欲しけりゃ体売れば?」
みくる「ひ、ひどい!キョン君の馬鹿ぁ!」
バタン
キョン「長門、もう30万俺に投資してくれ」
スリスリ
長門「……わかった」
133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 15:03:09.25 ID:Cl7+Ir9B0
翌日、部室
キョン「あぁ〜なにやってんだよ、また株価下落してんじゃん」
長門「……」
キョン「畜生、いくら不景気だからって此処まで下がるとは」
キョン「長門、もう40万俺に投資してくれ」
長門「わかった」
キョン「偉いなぁ、さすが長門」
スリスリ
長門(彼がほめてくれる、私は正しいことをしている…)
137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 15:10:52.39 ID:Cl7+Ir9B0
翌日、部室
古泉「長門さん、すこし時間をいただけませんか?」
長門「何?」
古泉「とりあえず、場所を変えましょう。中庭でいいですか?」
長門「かまわない」
中庭
古泉「単刀直入にいいます。これ以上彼にお金をあげてはいけません」
長門「何故?」
古泉「貴方だってわかっているはずです。彼がどんどん駄目人間になっていることを」
長門「……それでも私は彼を愛している、彼も私を愛してくれる」
古泉「貴方は利用されているだけですよ」
長門「わかっている。でも彼に冷たくされるのはもう嫌」
138 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 15:16:51.88 ID:Cl7+Ir9B0
古泉「そうですか…」
長門「用件はそれだけ?」
古泉「ええ」
長門「なら私は彼のところに戻る」
タッタッタ
古泉「……」
その頃
キョン「長門ぉ!何処だぁ!170万投資してくれぇ!」
144 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 15:23:09.91 ID:Cl7+Ir9B0
廊下
長門(古泉一樹に言うとおりだ)
長門(彼はどんどん駄目になっている)
長門(私のせいだ、私が甘やかしたんだ)
長門(それでも、彼に頭を撫でられたい、褒められたい)
長門(彼が好き、好き)
長門(どうしたらいいの……?)
147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 15:29:09.27 ID:Cl7+Ir9B0
部室
長門「……」
キョン「お、長門!何処行ってた!金だ!金」
長門「……」
キョン「早くよこせ!早く!」
長門「もう止めて」
キョン「は?」
長門「もう株取引なんてやめて」
キョン「……」
148 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 15:34:54.67 ID:Cl7+Ir9B0
長門「最近のあなたはおかしい」
キョン「……」
長門「昔のあなたに戻って、優しかったあなたに」
キョン「な、なにい、ってるんだ?お、俺は、おかしくないぞ…」
長門「全部私のせい、私が貴方を駄目にしてしまった」
キョン「そ、そうだ!お前のせいだ!!お前のせいで…」
キョン「慰謝料はらえよ!!」
長門「……」
153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 15:41:24.73 ID:Cl7+Ir9B0
長門「責任は私が取る」
キョン「な、長門?なにいってんだ?」
長門「ごめんね、私のせいで」
キョン「おい、なんでナイフもってんだ!、おい」
長門「貴方を元に戻す、優しかった貴方に」
キョン「ふざけんな!こっち来んな!」
長門「大丈夫、私はずっと傍にいる」
キョン「い、嫌だ!助けてくれぇ!!!」
157 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 15:47:12.72 ID:Cl7+Ir9B0
長門「これで貴方は元に戻った」
キョン「……」
長門「もう動かない。でももうおかしくならない」
キョン「……」
長門「あの優しかった彼はここに居る」
長門「ずっとずっと……」
長門「嬉しい、嬉しいけれど涙が止まらない」
長門「何故?」
完
161 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/27(土) 15:48:58.46 ID:Cl7+Ir9B0
1です
俺は長門もキョンも好きだから
鬼畜に出来なかった
だからこんな落ちになっちゃた