ハルヒ「いたた、昨日はキョンとセックスし過ぎたわ…」


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15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 02:10:56.63 ID:zaKhzFuoO

いつもと変わらぬ朝。
俺はいつもと変わらず学校へと向かっていた。
最近はハルヒやそれを取り巻く陰謀やらなんやらがひとまず落ち着いて、俺は一時の安息を得ていた。
やれやれ、今までの俺の苦労を誰かが労ってくれてもバチは当たらないと思うんだがなぁ。


さて、学校に着いたがどうしようか。
・教室へ向かう
・部室へ向かう

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 02:13:24.91 ID:uM6wzAxx0

>>15
・部室

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 02:22:52.93 ID:zaKhzFuoO

時間もあるし、部室へ寄っていくか。俺は部室棟へと行くことにした。

部室棟への廊下で、偶然にも朝比奈さんに遭遇した。

「朝比奈さんじゃないですか」

「あ、キョン君!おはよう」

「こんな所で何してるんですか?」

「昨日部室に忘れ物しちゃったんで、取りに行ってたんです」

朝比奈さんの手には小さなポシェットが握られている。

「そうだったんですか。・・・・・・部室には誰かいましたか?」

「長門さんがいましたよ。あ、私今日日直なんでした!もう行きますね!」

「また放課後に会いましょう」

朝比奈さんは麗しい姿を維持したまま、廊下を走り去っていった。

さて、部室には長門がいるみたいだな。
挨拶でもしに行くか。

21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 02:32:12.71 ID:zaKhzFuoO

部室に入ると、聞いた通り長門がいた。
いつものパイプイスに座ってハードカバーの本を読んでいる。

「よう長門。早いな」

「・・・・・・」

長門はこちらを一度見ると、また本へと目を戻した。

「・・・・・・やることがあった」

「なんだ?お前も日直か何かか?」

「違う。別件」

「・・・・・・ハルヒや情報なんたら体とかについてか?」

「・・・・・・そうでもない。あなたの気にすることではない」

「そうかい」

長門がそう言うんだから、俺がこれ以上首を突っ込むことでもないんだろう。
俺は軽く部室を整理して、長門にまた放課後、と言って教室へ向かった。

22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 02:41:38.95 ID:zaKhzFuoO

教室に入って一番始めに目に入ったのは、ハルヒのしかめっ面だった。
クラスから少し浮いた空間を作り出しているハルヒのオーラは、あまりに近付きがたい。こういう時は、触らぬ神に祟りなし、だ。そっとしておこう。

俺は黙ってハルヒの席の前にある自分の席に座った、その時ハルヒに後ろ襟を強く掴まれてそのまま後ろへ倒される。

「のわっ!」

俺の上半身はハルヒの机の上に乗っかり、その目の前にはハルヒの顔がある。しかめっ面だ。

「あんた・・・・・・」

「何だよ」

「・・・・・・」

ハルヒにしては珍しく歯切れが悪い。
ハルヒは俺の目を捉えて離さない。どうにも逃げ道はないみたいだ。
さて、どうしたものか。

・いきなり何するんだ、と怒る
・言いたいことがあるならはっきり言え、と諭す

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 02:42:50.81 ID:0ZleiAGvO



24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 02:54:05.75 ID:hsse/HjtO



25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 02:58:20.31 ID:zaKhzFuoO

「言いたいことがあるならはっきり言え。らしくないぞ」

「・・・・・・」

ハルヒは口を開こうとはしない。このままじゃ拉致があかん。

「まぁ言いたくなきゃいいんだけど。言いたくなったらいつでも言ってくれ」

「・・・・・・」

ハルヒは俺の襟から手を離した。無言の了解なのだろう。
俺は不安定な体勢の体を戻して、席に座り直した。
丁度その時担任岡部が教室へ入ってきてホームルームが始まった。




26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 02:59:25.58 ID:zaKhzFuoO

「朝っぱらから大変だったなぁキョン」

昼休み、そうのたまうのは谷口だ。何を今さら。というか見てたのか。

「そりゃあんだけ派手やれば分かるよ」

「お前は可哀想な奴だなキョン。涼宮なんかに目を付けられて」

お前に哀れがられるとは。人生の汚点だ。

「そう言うなよキョン。谷口は心配してるんだよ。キョンを涼宮さんに取られるのを」

気持ち悪い。そういう心配は可愛らしい女子にして欲しいものだ。・・・・・・例えば朝比奈さんとかだな。

「例えば、涼宮さんとは?」

それは・・・、多分違う。
恋愛対象じゃないんだよ、あいつは。
と言いかけた時、ハルヒが勢いよく立ち上がり教室を出ていった。
さて、どうしたようか。

・追いかける
・教室にいる

27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/12/22(月) 03:03:25.79 ID:XIr0cWxYO

追いかける

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 03:06:27.97 ID:PHsZmV3e0

追いかけるに決まってるだろぉぉぉぉぉ

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 03:13:41.80 ID:zaKhzFuoO

俺は谷口たちにトイレと言い、慌てて教室を出る。
廊下にはもうハルヒの姿は見えない。
普段のあいつなら中庭か部室あたりにいる、のだが何故か俺は屋上へと足を向けていた。
平時は閉まっている屋上の扉は開いていて、突風が階段を吹き抜けている。
俺は顔を腕で守りながら、屋上へ出た。そこには、柵に寄り掛かって空を眺めているハルヒがいた。

「いい天気だな」

ハルヒは驚いたような顔でこっちを見ると、すぐにしかめっ面に戻して空を眺め返す。
俺はハルヒの横に行き、ハルヒと同じ体勢で空を眺める。

「・・・・・・何よ」

「いや、何でも」

ハルヒは俺の方をちらちらと見ている。
俺がたまにハルヒの方を見て目が合うと、ハルヒは慌てて顔を空の方へ向ける。

30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 03:26:00.76 ID:zaKhzFuoO

「さて、そろそろ昼休みも終わりだな。教室に戻るぞ」

俺は立ち上がって体を一度伸ばす。俺が扉の方へ歩こうとした時、服が後ろから引っ張られる感覚がした。
振り返って見ると、ハルヒが俺の服を掴んでいた。

「あ、あの・・・・・・」

ハルヒは目を合わせようとせずに、俯いた状態で口を開いた。

「ん?」

「あんたって、好きな人とかいるの?」

俺は一瞬クラッとした。それを言うハルヒの顔が、あまりにも可愛らしかったから。
俺はすっかり平常心を忘れてパニクる。

「え?あ、ああ、えーと、その・・・・・・」

ハルヒは俺の曖昧な返事を聞くと、もう一度軽く服を引っ張る。
その力はかなり弱く、昔長門にされた時と同じような感じだ。

「いるの?」

「俺は・・・・・・」


・いる
・いない

31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 03:27:40.63 ID:ZCww0dW2O

いる

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 03:38:04.75 ID:zaKhzFuoO

「俺は・・・・・・いるぞ。好きな人」

「へ?へ、へぇ。そうなんだ。意外ね、あんたに好きな人がいるなんて」

「俺だって男だからな。好きな人の一人くらいいるさ」

ハルヒは少し前までのしかめっ面はどこへやら、顔を少し赤らめて口元は少しではあるが緩んでいるように見える。

「それで、それは誰なのよ」

「え・・・・・・。それは言いたくないんだが」

「いいから言いなさいよ!団長命令よ!」

ハルヒはいつの間にか俺の目の前に立っていた。
俺のネクタイを握りしめて、逃がさんとばかりの目をしている。
どうにもこうにも、言わざるを得ないみたいだな。

「さ、早く言いなさいよ!誰にも言わないから!」

小学生かお前は。

「だったら校内放送する?」

「俺が悪かった。じゃ言うぞ。俺が好きなのは・・・・・・」

・お前だ、ハルヒ
・長門なんだ
・朝比奈さんなんだ
・古泉なんだ

32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 03:38:04.75 ID:zaKhzFuoO

「俺は・・・・・・いるぞ。好きな人」

「へ?へ、へぇ。そうなんだ。意外ね、あんたに好きな人がいるなんて」

「俺だって男だからな。好きな人の一人くらいいるさ」

ハルヒは少し前までのしかめっ面はどこへやら、顔を少し赤らめて口元は少しではあるが緩んでいるように見える。

「それで、それは誰なのよ」

「え・・・・・・。それは言いたくないんだが」

「いいから言いなさいよ!団長命令よ!」

ハルヒはいつの間にか俺の目の前に立っていた。
俺のネクタイを握りしめて、逃がさんとばかりの目をしている。
どうにもこうにも、言わざるを得ないみたいだな。

「さ、早く言いなさいよ!誰にも言わないから!」

小学生かお前は。

「だったら校内放送する?」

「俺が悪かった。じゃ言うぞ。俺が好きなのは・・・・・・」

・お前だ、ハルヒ
・長門なんだ
・朝比奈さんなんだ
・古泉なんだ

43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 03:52:08.76 ID:zaKhzFuoO

「古泉なんだ」

「へぇそうなんだ、そうよね。・・・・・・あれ?今、何て言った?」

「だから、俺は古泉のことが好きなんだ!あいつを見る度に、俺の心は高鳴るんだ!」

「な、何言ってるのキョン・・・・・・。冗談でしょ?」

「本当さ。・・・・・・それに、俺と古泉、もうやってるんだ」

「は?・・・・・・何を?」

「言わなくても分かるだろ」

「・・・・・・そんな・・・・・・。ホント、本当に!?本当にそうなの?」

「・・・・・・悪いなハルヒ。俺は女に興味ないんだ」

俺はそう言うと、目の前に立っているハルヒを退かして扉へ歩く。
ハルヒの体に力は入っていなくて、ハルヒはまるで人形のようにその場に崩れ落ちた。俺はそれを気にせず階段を降りる。
後ろから、微かに誰かの泣き声が聞こえていた、気がした。


その日の夜、世界は終わりを迎えた。

BAD END『ホモ』

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 03:55:01.83 ID:zaKhzFuoO

何レス目からコンティニューする?

現在エンド数1
BAD END『ホモ』

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 03:59:11.83 ID:9HeoIX8EO

>>32

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 04:00:35.83 ID:zaKhzFuoO

「俺は・・・・・・いるぞ。好きな人」

「へ?へ、へぇ。そうなんだ。意外ね、あんたに好きな人がいるなんて」

「俺だって男だからな。好きな人の一人くらいいるさ」

ハルヒは少し前までのしかめっ面はどこへやら、顔を少し赤らめて口元は少しではあるが緩んでいるように見える。

「それで、それは誰なのよ」

「え・・・・・・。それは言いたくないんだが」

「いいから言いなさいよ!団長命令よ!」

ハルヒはいつの間にか俺の目の前に立っていた。
俺のネクタイを握りしめて、逃がさんとばかりの目をしている。
どうにもこうにも、言わざるを得ないみたいだな。

「さ、早く言いなさいよ!誰にも言わないから!」

小学生かお前は。

「だったら校内放送する?」

「俺が悪かった。じゃ言うぞ。俺が好きなのは・・・・・・」

・お前だ、ハルヒ
・長門なんだ
・朝比奈さんなんだ

50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 04:01:11.55 ID:YYL9yuS/O

長門

57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 04:10:25.35 ID:zaKhzFuoO

「長門が好きなんだ」

それを聞くと、ハルヒはネクタイを握っていた手の力を抜いて離した。
そして数歩後ろへ下がった。

「へ、へぇ。有希のことが好きなんだ。い、いいんじゃない、お似合いだと思うわよ」

「そうか?ありがとよ。っとさすがに時間ヤバイな、急いで戻るぞ」

「・・・・・・うん」


午後からのハルヒはまさに元気がないの一点張りで、帰りのホームルームを受けずに早々に帰宅した。

「なぁキョン。涼宮の奴どうしたんだ?まぁあいつがホームルームに居ないのは日常茶飯事だが、帰るってのは初めてのパターンだぞ」

「それに午後はなんか元気なさそうだったね」

と言われても。俺はあいつのスポークスマンでもなんでもないんだ。知らん。

「昼休みに何かあったんじゃない?ほら、キョン鈍感だから知らない内に涼宮さんに酷いこと言ったとかさ」

「そうそう。お前鈍感だからなぁ」

お前には言われたくない。

60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 04:20:18.29 ID:zaKhzFuoO

「それで何を言ったの?」

「いや何を言ったと言われても。・・・・・・う〜ん、そうだな、好きな人を教えろって言われて答えただけだぞ」

谷口と国木田はそれだと言わんばかりに指を立てた。

「それで何て答えたんだ?」

「何でお前に言わねばならんのだ。言いたくないぞ」

国木田は何かを理解したような顔で、違う質問をしてきた。

「涼宮さん、以外の人って言った?」

「・・・・・・あぁ」

「なるほど。キョン、やっぱ君は鈍感だよ」

国木田と谷口は頷くだけである。全く分からん。

「相手のことも考えて言わないと。特にこういうことはさ」

「普通はな。相手がハルヒならなんの問題もないだろ?あいつが俺のことを好きなはずがないんだから」

「なんでそう思うのさ」

「なんとなくだが、普段の俺に対する態度を見れば明らかだろ」

63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 04:31:48.40 ID:zaKhzFuoO

その後、俺は国木田と谷口に散々言われてようやく解放された。
あいつら曰く、「女心を理解しろ」だと。出来たら苦労しないさ。
それに俺だって本当に長門のことが好きなわけじゃない。確かに良い奴だとは思うけど、いまいち恋愛対象とは思えれない。あの場で咄嗟に出た嘘、といえばそうだ。
だってそうだろ。俺は今、好きな人がいないんだから。朝比奈さんも、好きとは違う。愛らしい部類だ。
・・・・・・好きってなんだっけ。最近たまにそう思う。
ま、いつか分かる時がくるさ。とにかく今は部室へ向かうか。


「おや、今日は涼宮さんはどうしたんですか?」

部室に入るなり、古泉がにやけづら全開で言う。

「とっくに帰ったぞ」

「そうですか、残念です。お渡ししたいものがあったのですが」

古泉がさも残念そうなジェスチャーをする。

「何を渡そうとしたんだ?」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 04:50:45.73 ID:zaKhzFuoO

「恋愛成就の本ですよ」

へぇ。恋愛成就ねぇ。ハルヒがそんな本読みたいなんて、珍しいな。

「そんなことはないでしょう。涼宮さんにも好きな人の一人はいますよ。あなたはお気付きではないんですか?」



「・・・・・・はぁ。涼宮さんの意志もありますからあまり私の口からは言いたくないんですが、あなたの鈍感さなら言わざるを得ないですね」

何をだ。

「涼宮さんが好きなのは、あなたなんですよ」

・・・・・・は?いや、まさか・・・・・・。

「本当です。私は度々涼宮さんから恋愛の相談を受けていましたから」

・・・・・・マジでか?

「至極マジです。その為に用意した本ですから」

どうにも俺はとんでもないことをしてしまったようだった。
俺は慌てて部室を飛び出し、学校を出た。
さてどうしようか。

・ハルヒに電話する
・長門に電話する

67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 04:51:14.49 ID:YYL9yuS/O

長門に

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 05:00:28.80 ID:zaKhzFuoO

とりあえず長門に連絡することした。

「こちら留守番電話サービスです・・・・・・」

繋がらない。長門にしては珍しいことだ。
仕方ない、ハルヒに掛けよう。
何コールかして、ガチャと音がした。

「・・・・・・もしもし」

それは紛れもない、ハルヒの声である。

「は、ハルヒか。俺だ、キョンだ」

「・・・・・・どうしたの?」

「今日のこと、謝りたいなって思って。今どこにいる?」

「・・・・・・家」

「そうか。駅前まで来てくれないか?頼む」

「・・・・・・分かった。私も言いたいこと、あるし」

「じゃあ待ってるからな」

電話を切ると、俺は急いで駅前へと向かった。

72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 05:12:34.67 ID:zaKhzFuoO

夕方の駅前は、帰宅途中のサラリーマンや学生で溢れかえっている。
俺はいつもSOS団が集合場所としている喫茶店の付近で待機することにした。
待つこと数分、ハルヒがこちらへ来るのが見えた。俺は思わず手を振る。

「悪いな、わざわざ」

「・・・いいのよ、気にしないで」

ハルヒはあからさまに元気がなさそうである。
俺はハルヒの前に立って、頭を下げた。

「悪いハルヒ。俺、お前の気持ちに気付かなくて、傷付けるようなこと言って」

「謝る必要、ないよ・・・・・・。だってキョンが有希のことを想う気持ちは変わらないし」

「あの時言ったことは、嘘だ」

「え?」

「ごめん。咄嗟に嘘ついて。俺別に好きな人なんて居ないんだ」

「キョン・・・」



75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 05:18:11.62 ID:zaKhzFuoO

「お前が俺のこと好きなら、俺もお前のことを好きになるようにするさ」

「キョン、ありがとう・・・・・・」

こうして二人は結ばれましたとさ。めでたしめでたし。

BAD END『狭い幸せ』


もう再開しなくていいですよね?
gdgdになってきたんで

99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 11:26:28.06 ID:zaKhzFuoO

現在エンド数2
BAD END『ホモ』
BAD END『狭い幸せ』

人いないだろうから勝手に進めます
>>26から

「朝っぱらから大変だったなぁキョン」

昼休み、そうのたまうのは谷口だ。何を今さら。というか見てたのか。

「そりゃあんだけ派手やれば分かるよ」

「お前は可哀想な奴だなキョン。涼宮なんかに目を付けられて」

お前に哀れがられるとは。人生の汚点だ。

「そう言うなよキョン。谷口は心配してるんだよ。キョンを涼宮さんに取られるのを」

気持ち悪い。そういう心配は可愛らしい女子にして欲しいものだ。・・・・・・例えば朝比奈さんとかだな。

「例えば、涼宮さんとは?」

それは・・・、多分違う。
恋愛対象じゃないんだよ、あいつは。
と言いかけた時、ハルヒが勢いよく立ち上がり教室を出ていった。
さて、どうしようか。

・教室にいる


100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 11:37:55.26 ID:zaKhzFuoO

まぁハルヒだって一人になりたい時くらいあるだろう。
俺は追い掛けずに、教室で谷口たちとダベって昼休みを過ごした。

ハルヒは少しすると教室に戻ってきた。その表情は、何か吹っ切れたようなさっぱりした顔だ。
そうなると午後からのあいつは、朝のそれとはうってかわっていつものハルヒに戻っていた。
俺は一人、そっとしておいたのが良かったのだろう、と思った。

五限目の授業の用意をしようと鞄を開けて、俺はあることを思い出した。
随分前に長門から借りた本を返そうと、朝鞄にいれたんだったな。
俺は本を持つと、残り少ない昼休みの時間を気にしながら長門の教室へと足を向けた。

102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/22(月) 11:43:27.76 ID:zaKhzFuoO

教室を見渡すが、教室に長門の姿は見当たらない。
俺はやむなく、近くにいた女子に長門の所在を尋ねる。

「長門さんなら昼休みが始まってすぐ教室を出ていったわよ」

「どこに行ったか分かりますか?」

「う〜ん、そこまでは分かんない」

「そうですか・・・。ありがとうございます」

どうも長門は何処かへ行ってしまってるらしい。
別に本を返すくらい、放課後部室でも出来るんだが。
どうしようか。
・長門を探す
・諦める



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