5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/11(木) 23:43:35.91 ID:3zDw9lyw0
前回のあらすじ
ハルヒに嫌がらせしていたらついエスカレートして顔に精子かけちゃったキョン。
一体どうなってしまうのか。
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/11(木) 23:48:09.41 ID:3zDw9lyw0
ハルヒ「…なにこれ」
キョン「俺の精子だ。英語でいうとsperm」
ハルヒ「そんなこと聞いてない!!なに考えてんのアンタ!」
キョン「ハイパー賢者タイムに突入した。今の俺に説教は無用」
ハルヒ「信じらんない!!」ガチャバタン
長門「……」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/11(木) 23:50:23.64 ID:3zDw9lyw0
ガチャ
みくる「終わりましたかあ」
キョン「大成功です朝比奈さん。エロ動画も最高でした」
みくる「それはよかったです」
ガチャ
古泉「涼宮さんへのフォローは我々機関におまかせください」
キョン「頼んだぞ古泉」
みくる「ほんと頼りになりますねえ」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/11(木) 23:54:04.20 ID:3zDw9lyw0
キョン「賢者タイムに突入したら少し冷静になった」
みくる「そういうものなんですかあ」
キョン「わりととんでもないことしちゃいましたよね俺」
みくる「それはもう」
キョン「これからどうしたらいいんでしょうか」
みくる「やっちゃったことは仕方ないですよ」
キョン「それもそうですね」
長門「……」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/11(木) 23:57:53.22 ID:3zDw9lyw0
みくる「それじゃ先に帰りますねえ」
キョン「俺はもう一発抜いてから帰ります。フェラのとこで抜いちゃったんで続きが気になってまして」
みくる「おつかれさまあ」
長門「……」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/12(金) 00:01:49.64 ID:0othazYs0
翌日
キョン(さすがにハルヒは口聞いてくれないだろうな)
ハルヒ「キ、キョン…昨日のことは水に流してあげるわ」
キョン(さすがは古泉!ナイスフォローだぜ)
ハルヒ「アンタもいろいろ大変なのはわかるけど、これからは突然ああいうことするのやめてよね」
キョン(よくわからんが古泉の説明で納得してくれたらしい)
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/12(金) 00:04:38.63 ID:0othazYs0
この件で味をしめたキョン(とみくる)の嫌がらせはさらにエスカレートしていった。
キョン「ハルヒ、顔より手が大きかったらガンって知ってたか?」
ハルヒ「え?ウソ!?(顔に自分の手のひらを近づける)」
キョン「今だ!」バッチーン
ハルヒ「あいだー」
みくる「ぷぷぷー」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/12(金) 00:06:55.48 ID:0othazYs0
キョン「ハルヒ、闘魂注入してやろうか?」
ハルヒ「なんなのよそれ」
キョン「いらないの?ふーんじゃあいいや」
ハルヒ「あっちょっとまって。いるいる」
キョン「じゃあいくぞ」バッチーン
ハルヒ「あいだぁ」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/12(金) 00:11:37.40 ID:0othazYs0
キョン「ハルヒー、じゃんけんしようぜ。朝比奈さんも一緒に」
みくる「わかりましたあ」
ハルヒ「なによ突然」
キョン「ほらもたもたすんなー。いくぞー!」
ハルヒ「ちょちょちょちょっとまって!」
キョン「ジャーンケーン!エロ本何冊ー」 キョン→グー ハルヒ→パー ミクル→グー
キョン「うわおまえエロ本五冊持ってんのかよー」
みくる「へへへヘンタイですう」
ハルヒ「ばっちっちがうわよ!」
長門「……」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/12(金) 00:13:41.95 ID:0othazYs0
キョン「ハルヒー、おまえの昼メシのパン全部食べといたぞー」
ハルヒ「え?ちょ、なんで」
みくる「おなかいっぱいです」
長門「……」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/12(金) 00:17:00.34 ID:0othazYs0
ハルヒ「遅い!罰金!」
キョン「多数決をとります!俺が罰金でいいと思う人挙手!」
ハルヒ「え?とっ当然でしょ!」
キョン「ではハルヒが罰金だと思う人挙手!」
みくる「はーい」
キョン「俺1票ハルヒ2票で今日はハルヒのオゴリということが決定しました!」
みくる「ひゃあー」
長門「……」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/12(金) 00:22:32.37 ID:0othazYs0
キョン「SOS団のみんなにお年玉を渡そうと思う。はい古泉」
古泉「恐縮です」
キョン「はい朝比奈さん」
みくる「はひゃー」
キョン「はい長門」
長門「……」
キョン「はいハルヒ。いくぞー、落とし玉!」
ハルヒ「なによこれ?私だけただのピンポン玉じゃない」
キョン「あけおめwwwwwww」
みくる「ことよろwwwwwwww」
ハルヒ「え?ちょっと待って、なんで私だけ」
長門「……」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/12(金) 00:25:16.71 ID:0othazYs0
前回顔に精子をかけられたハルヒは大抵のことに動じなくなっていたが
それでもキョンと朝比奈さんの連携プレーで確実にハルヒのストレスは蓄積されていった。
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/12(金) 00:33:40.62 ID:0othazYs0
キョン「ハルヒ、このページ見てくれよ」
ttp://www17.plala.or.jp/suigin/shin.html
ハルヒ「なによこれ」
キョン「奥の入り口付近になんか写ってるらしいんだけど見えるか」
ハルヒ「なんにも写ってないわよ」
キョン「もっとよく見てくれよ」
長門「……」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/12(金) 00:37:30.20 ID:0othazYs0
ハルヒ「私の消しゴム知らない?」
キョン「さっきちぎって遊んでたの忘れてた。ほれ(1cmぐらいのかけら)」
ハルヒ「ちょっと、なによこれ!」
キョン「おまえの消しゴムだろ?」
みくる「消しゴムにしかみえませえん」
長門「……」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/12(金) 00:40:27.58 ID:0othazYs0
キョン「おまえの体育館シューズでかた結びの練習させてもらったぞー」
みくる「ガッチガチやぞ!」
ハルヒ「と、解けない…」
長門「……」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/12(金) 00:44:28.38 ID:0othazYs0
そして運命のときがやってきた!
谷口「あっあれはなんだ!」
国北「巨人…?」
キョン(あれは…神人?)
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/12(金) 00:48:11.57 ID:0othazYs0
古泉「涼宮さんのストレスが限界に達してついに閉鎖空間がこの世界を侵食し始めました。
世界が崩壊してしまうのもあとわずかです」
キョン「なんだってー!」
古泉「ご安心を。後は我々機関にお任せください」ドシュウ
キョン「あいかわらず頼りになるヤツだ」
長門「今度ばかりは難しい」
キョン「なんだってー!」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/12(金) 00:52:34.58 ID:0othazYs0
長門「今こそあなたがこれを使って世界を救うとき」
キョン「そ、それは…いやだ!そんなのいやだ!」
長門「世界が崩壊しても?」
キョン「世界の運命なんかよりもっと大事なことがあるんだ!」
長門「わかった。もうなにも言わない。…これはあなたに渡しておく」
キョン「こんなもの必要ない!」
長門「……」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/12(金) 01:00:35.92 ID:0othazYs0
キョン(まだ終わりになんかしたくない…まだ終わりになんか……)
みくる(大)「もう終わりにしましょうキョン君」
キョン「とっ特盛りさん」
みくる(大)「人はいつまでも子供でいられるわけじゃない。いつまでも子供の遊びを続けているわけにはいかない。
……もう気づいてるんでしょう?」
キョン「……いやです。俺は大人になんかなりたくない。いつまでもこうしていたいんです」
みくる(大)「……わかりました。私の出番はここまでです。あなたは強い人だからきっと正しい答えを選べるはずよ」
キョン「朝比奈さん、もう会えないんですか?」
みくる(大)「あなたのことはいつでも見守ってますよ」
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/12(金) 01:03:28.16 ID:0othazYs0
キョン(俺は…俺はどうしたら……)
『うわー!巨人が学校を壊し始めたぞ!』
谷口「キョン!逃げるんだ!はやく!」
国北「ここにいたらあぶないよ!」
キョン「に、逃げるってどこに?」
谷口「ボサっとすんな!行くぞ!」
キョン「お、おい……」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/12(金) 01:07:23.03 ID:0othazYs0
キョン(そうか…俺は逃げていたのか…)
『みくる(大)「人はいつまでも子供でいられるわけじゃない」』
『長門「今こそあなたがこれを使って世界を救うとき」』
キョン「わかったよ長門、朝比奈(大)さん…俺もう逃げない!」
みくる「キョンくーん!」
キョン「朝比奈さん!?その中華鍋は?」
みくる「極上の八宝菜です!最後の仕上げはあなた自身の手でお願いしまあす」
キョン「八宝菜…?そうか!わっかりました!!」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/12(金) 01:15:00.96 ID:0othazYs0
屋上
キョン「ハルヒ!ここにいたか」
みくる「見て!涼みやさんの頭がチリチリになってます」
キョン「やはりそういうことか」
ハルヒ「キョン?みくるちゃん?ダメよこっちへ来ちゃ!」
キョン「朝比奈さんお願いします」
みくる「わかりましたあ」
ハルヒ「みっみくるちゃん、なにするの」
みくる「おとなしくしてくださあい」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/12(金) 01:16:56.51 ID:0othazYs0
キョン「いいですよ朝比奈さん、そのままハルヒを押さえつけたままで」
みくる「今でえす!」
キョン「よっしゃ!このアッツアツの八宝菜をハルヒの頭へ……かける!」
ハルヒ「あぢいいいいいいい!!あちゃあああああああああ!!!」
キョン「まだまだ!」
ハルヒ「あっちいいいいいいいいいいい!!!」
みくる「かた焼きそばみたいですう」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/12(金) 01:20:05.97 ID:0othazYs0
ハルヒ「あちいいいいいいいいいいいいい!!」
キョン「朝比奈さん」
みくる「なんですかキョンくん?」
キョン「俺、この嫌がらせが終わったら受験勉強始めますよ」
みくる「キョンくんの頭じゃAランクは無理だと思いますよお?」
ハルヒ「あっちいいいいいいいいいいい!!」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/12/12(金) 01:21:25.54 ID:0othazYs0
なんだこれ
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/12(金) 01:35:06.51 ID:0othazYs0
キョン(始まりがあれば終わりがある……俺の少年時代はここで終了だ。
今こそ長門から受け取ったこのプラカードで)
ハルヒ「あっちちち」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「なによ」
キョン「すまん、ドッキリだ」
ハルヒ「ホント?」
キョン「ああ」
みくる「だーいせーいこーう!」
長門「…神人が消えていく」
古泉「ちょっとしたスペクタクルですね」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/12/12(金) 01:38:03.44 ID:0othazYs0
その後SOS団は解散となり、朝比奈さんは未来へと帰っていった。
そして俺はほんの少しだけ大人へと近づいた。
もう少年には戻れないけど、あのときの胸の高鳴りは、たぶん一生忘れない。
終わり
VIPやめます。おつかれさま