こなた「え・・・私のことが・・・好き?」


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トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:サトシ「カバルドンにも穴はあるんだよな....」

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245 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/05(金) 19:46:36.43 ID:PiVWA7Az0

もうやだこの生活……
ほんと申し訳ない……


男友「これで終わりっと。んーやっぱり一次試験受けたほうがいいのか……悩む……」
かがみ(ん?男友何やってんだろこんな時間に……ま、まさか……いやいや何を考えてるんだ私は)
かがみ「お、男友?」
男友「ひゃ、ひゃいらぎ!?きゅ、急に声掛けてくるなよ!びびるだろ!」
かがみ「あ、ご、ごめん!てか、あんた何やってんの?」
男友「い、いや夕暮れの高校に残って一人黄昏てただけで……」
かがみ「ん?この紙何よ?しほうしけんいちじしけん……司法試験!?何これ!?
     あんた弁護士めざしてんの!?それより高校生で司法試験受けれるの!?」
男友「な、急になんだよ!悪いかよ受けちゃ!司法試験つっても択一試験受ける資格を
    一次試験で習得しようとしてるんだよ。それがあれば大学1年から司法試験受けれるし」


247 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/05(金) 19:56:34.41 ID:PiVWA7Az0

かがみ「へぇあんたがねぇ……わ、私も弁護士目指そうと思ってるんだ。
     けどこんなの知らなかったし、あんた見た目と違ってすごいわねぇ」
男友「いや、見た目は関係ないだろ!って、柊も弁護士目指してんの!?なんで?」
かがみ「いや、そ、それはちょっと恥ずかしいって言うか……あんたはなんでなのよ?」
男友「俺か……ん…柊にだけは教えようかな。誰にも言うなよ」
かがみ「え……あ…うん……」
男友「俺んちってさ貧乏だろ。最近父親も破産宣告して弁護士事務所から手紙が来てたんだ。
    カーチャンがいたらなんとかなったんだけど、うちの親離婚してて弁護士に払う金もなかったんだ。
    だから俺がバイト代で立て替えたんだ。笑えるだろ?自分の弁護士費用を息子にせがむ父親なんて」
かがみ「お、男友もういいよ……や、やめなよ。そんな話」
男友「勝手かもしれないけど柊だけには最後まで聞いて欲しいんだ。
    けど嫌なら……やっぱり聞いてくれ」

249 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/05(金) 20:05:01.27 ID:PiVWA7Az0

男友「それで、父親がすごい惨めに見えた。ただ金がないだけで。
    金を渡した時の父親の顔はもう思い出したくもない。
    そこで何がだめだったのか自分なりに考えてみたら結局金がないってことだろ。
    そこから短絡的かも知れないけどやりようよっちゃ儲かる弁護士になろうかなと。
    って、何黙ってんだよ柊w確実に俺が悪者で…って柊?」
かがみ「……ヒック……ヒック……」
男友「い、いや何泣いてんだよ?!え、あ俺なんか悪いこと言ったかまさか?!
かがみ「……だ、だいじょうぶ……ヒック」
男友「な、泣くなよ!そ、そりゃ柊はあんまり素直じゃないけど照れてるだけってわかってるし可愛いし
    スタイルもいいしちょっと天然で可愛くてめちゃくちゃ好きだから大丈夫だって!」
かがみ「……ばかっ////そんなことで泣いたんじゃないわよ」

252 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/05(金) 20:13:38.54 ID:PiVWA7Az0

かがみ「って、あんた何こっそり告白してんのよ!もうちょっと、雰囲気を考えて……」
男友「あ…ごめん……」
かがみ「こっちこそごめん。急に泣いたりして。あんたの話聞いてたら怖くなってきて……」
男友「何がだよwまぁそんなわけで弁護士目指すことにしたんだ」
かがみ「ひとつだけ……聞いていい?」
男友「よろしゅうございますよ。柊様」
かがみ「こんなこと聞いていいかわかんないけどさ……男友はさ……つらくないの?」
男友「……」
かがみ「もっと、なんか楽しいことあるじゃない!私たちまだ高校生なんだし、カラオケ行ったりとかさ」
男友「……」
かがみ「そんなことだけじゃ辛いよ……」
男友「ありがとう柊。柊は優しいな。けど、だめなんだ俺は」
かがみ「何がだめなの?」
男友「笑えないんだよ。その……他人とは。殻に閉じこもってるから」
かがみ「そ、そんな自分で閉じこもってちゃだめじゃない!早く出てきなさいよ!」


254 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/05(金) 20:20:43.97 ID:PiVWA7Az0

男友「……もういいんだ。一人で大丈夫。たまに辛いけど耐えられる辛さだから」
かがみ「け、けど私も男もあんたのこと好きだよ」
男友「あぁ。それはめちゃくちゃありがたい。柊や男がいなかったら死んでるよ俺は」
かがみ「私たちはずっと一緒だから大丈夫よ!」


男友「あぁ。そうならいいな。そうだったらどんなにいいかな……」


かがみ「何よその言い方!私に不満でもあるの?男友」
男友「いいや。柊はきっといい人と結婚するんだろうなぁ」
かがみ「き、急に何よ!はぐらかさないでよ!!///」
男友「知ってるか柊。DVの家庭に育った子供ってのは結婚したら高い割合でDVの家庭になるらしい。
    子供にとって親ってのは一組しか例がないかららしい」
かがみ「なんの話?」
男友「いや、そ思うとかがみは確実に幸せな家庭築きそうだから未来のだんながうらやましいよ」
かがみ「あんたも大丈夫よ!その……今はだめだけど絶対!」

255 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/05(金) 20:29:09.18 ID:PiVWA7Az0

会話文と文頭の柊とかがみがゴッチャになってきた……
申し訳ないです……

男友「柊のそういうとこ好きだった」
かがみ「あ、え、あ、その……」
男友「けど、やっぱだめだわ。俺と柊は合わないなw」
かがみ「え……」
男友「だから忘れてくれ。今の」
かがみ「な……なんでよ!馬鹿!そうやって一人でヒロイズムに酔って陶酔にひたってるだけじゃない!
      根性なし!ばか!ちび!包茎!短小!」
男友(いや、それはさすがに言いすぎだろ……)
男友「まぁ俺は弱いからな。人付き合いも下手だし、他人も信じられない人間だから。
    柊は……うまくいくよ。じゃ、また明日学校で」
かがみ「じ、じゃあ!じゃあ!」
男友「ん?」
かがみ「わ……私があんたでも信じられる人間になってやるわよ!」
男友「ん?大丈夫。柊は嘘つけない人間だから信じてるよ」
かがみ「そうじゃなくて!!!何があっても信じられるようずっと一緒にいてあげるって言ってんの!
     死ぬまで!わかりなさいよ、ばか!」

258 名前:愛のVIP戦士@ローカルルール議論中[] 投稿日:2008/12/05(金) 20:32:52.74 ID:PiVWA7Az0

男友「そんなこと言うと……惚れるだろ。ばか」
かがみ「……ばか」
男友「ばか」
かがみ「ばかばかばかばかばか」
男友「……ップ。大好き、かがみ」
かがみ「ば……ばか。あんまり見つめないでよ」
男友「こっち向いて」
かがみ「え……」





fin(←読み方はファン



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