わんこハルヒ


メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:キョン「趣味はニコニコ動画です」

ツイート

1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 14:17:19.00 ID:aqiGqd6H0

ハルヒ「週末はどうしようかしら?」
キョン「また不思議探索でもいいぞ」
ハルヒ「…いいの?」
キョン「ん?」
ハルヒ「なになになに? おさんぽ? じゃなくて探索? ねぇ探索? 探索なの?
 いくの? 行くの? キョンと一緒におさん…探索行くの? いくいくいくーーーー!」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 14:24:53.21 ID:aqiGqd6H0

ハルヒ「あーもう、キョンの奴いつもながらおっそいわねー! 罰金よ罰金!
 そんで打ち首獄門張りつけ!」
みくる「でも、まだ約束の時間の十分前ですよ?」
ハルヒ「かんけーない! みんなもう集まっているんだから遅刻なの!」
古泉「ははは。困りましたねぇ」
キョン「オーイ!」
ハルヒ「キョンキョンキョーーン! 待ってた待ってた待ってたよ!っっっ!
 あそぼあそぼあそぼーーー!」
タタタタタ…!

長門「…ゆにーく」

8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 14:35:57.62 ID:aqiGqd6H0

ハルヒ「……」
ハルヒ「………」
ハルヒ「…………」
キョン「昼飯買ってきたぞー。ちゃんと待っていたか?」
ハルヒ「待ってた待ってた待ってたちゃんと待ってたよ待ってたよ? えらいえらいえらい?
 なでなでしてなでなでしてなでなでーー! あーんしてあーんしてあーーーーん!」
キョン「あーん」
ハルヒ「がぶ」
キョン「指かむな」

11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 14:52:06.93 ID:aqiGqd6H0

キョン「そんじゃ不思議探索終わり。またな」
古泉「有意義な一日でした」
みくる「でした」
ハルヒ「……」
キョン「どうした? むすっとして」
ハルヒ「やだやだやだまだ遊びたい遊びたい遊びたいよーーーー! キョンといっしょに
 遊ぶ遊ぶ遊ぶーーー! くーんくーん…」
みくる(首輪付けてなでなでしたい…)
キョン「…そんじゃちょっとだけ家に来い」
ハルヒ「やったやったやったーーーーー! キョンのおうちおうちおうちだーーー!」

長門「…わん」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 15:07:20.39 ID:aqiGqd6H0

ハルヒ「いいキョン? あたしがあんたの家に遊びに行ってあげるからって変なこと
 考えないでよ?」
キョン「その言動については山ほど言いたいが分かったと言っておく」
ハルヒ「それにしても秋風が寒いわね…」
キョン「ああ、マフラーが飛びそうだ。あっ!」
ハルヒ「!」
キョン「しまった! マフラー飛ばされた!」
ハルヒ「マフラーーーーー。あたしがとるとるとるー! きょんのまふらーーー!」
キョン「危ないぞハルヒ! そっちは川…」
ハルヒ「マフラーーーーー! えいっ! 取ったとったとったとったーーーわひゃっ!」
ドボーン
キョン「……」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 15:28:10.54 ID:aqiGqd6H0

ハルヒ「うう…ギョンのおうぢいぎだい…」
キョン「声が死にかけてる。とにかくこのままおまえの家に行くぞ」
ハルヒ「せながつめたぐない…?」
キョン「凍えたまま歩かせられるか」
ハルヒ「…きょん…やさしいうれしいうれしいやさしいかんどうだよぉーーーー!」
キョン「ぐおおっ! そんな強く抱きつくな! せっせなかに水が水がああっ!」
ハルヒ「へくちっ」

15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 15:48:19.50 ID:aqiGqd6H0

ハルヒ母「まぁまぁこの子ったらまたこんなずぶぬれになって…」
キョン(また?)
ハルヒ「ざむい…」
ハルヒ母「ほら、こっち来なさい」
ハルヒ「くびねっこつかまないで…」
ハルヒ母「ほーら」
ドボーン
ハルヒ「きゃーーー! あったかいあったかいきもちいいよーーー! からだ洗うー! 石けん石けん
 せっけんどこ? あったあったせっけんあっ」
ズルゴン

ハルヒ母「あらあらあの子ったらまたこけたのね」
キョン(また?)

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 16:03:00.61 ID:aqiGqd6H0

ハルヒ母「そういえばあなたも背中ずぶ濡れね?」
キョン「ええ、でも、大した事はないです」
ハルヒ母「うふふ。いい男が台無しだわ。一緒にお風呂はいる?」
キョン「いやいやいや、ノリで言わないでください」
ハルヒ母「あら、ふふふ」
ガチャドドドドド
ハルヒ「キョンも入るの? 入るの? お風呂はいるの? お風呂一緒はいるのはいる
 はいりたいはいれーーー!」
キョン「うおおっっ! 馬鹿! かかか隠せっっっ!」
ハルヒ母「ちぇい」
ハルヒ「ふぎゅ」
ハルヒ母「…見た?」
キョン「みみみ見てません!」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 16:09:51.06 ID:aqiGqd6H0

プルルルル
キョン「ハルヒ? もしもし」
ハルヒ「キョン! なんであたしが気を失っている間に帰っちゃうのよ! さび…団員が
 団長ほっといて帰るなんて何考えているのよ!」
キョン「夜も遅くなりそうだし仕方ないだろ」
ハルヒ「でも…バイバイもなにもしてないのに…」
キョン「それより風邪引かないように暖かくして寝ろよ?」
ハルヒ「…うん…ありがと…」
キョン「じゃあな」
プープープー

ハルヒ「きょぉん…くぅん…くぅん…。逢いたいよぉ…」
ハルヒ母(相変わらずご飯三杯はいけるわね!)

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 16:19:43.17 ID:aqiGqd6H0

キョン「おはよう」
ハルヒ「おはよ…ねぇ」
キョン「何だ?」
ハルヒ「つっ次のさん…次の探索はどこにする? はらっぱ? 河原? 高原? ゆうえんち?
 そしたらフリスビー? かけっこ?」
キョン「話が早すぎる」
ハルヒ「…………くぅん…」
朝倉(首輪! 首輪どこっ!)

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 16:23:48.83 ID:aqiGqd6H0

ハルヒ(お昼までもうちょっと…)
キョン「……」
ハルヒ(お昼になったらキョンとご飯食べて遊んでもらって…)
キョン「……」
ハルヒ(なにがいいかな? 校舎をおさんぽ? 行程でボール遊び? それとも部室で膝枕?
 それともそれとも、二人でお昼寝? きゃーきゃーきゃーーーー! そ、それかキョンに……)
キーンコーンカーンコーン
キョン「ハルヒ、昼飯ど」
ハルヒ「首輪? 縛るの? おあずけ? 命令して命令して命令してーーー!」
先生「おまえらちょっと来い」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 16:36:55.87 ID:aqiGqd6H0

キョン「と言うわけであやうく高校生活が危機に陥るところだった」
ハルヒ「何を考えているのかしらねあの先生」
古泉(自覚しろよ…)
キョン「とにかくハルヒ、おまえももうちょっと言葉を選べ。でないと俺だって怒るぞ」
ハルヒ「え?」
キョン「言うことを聞かない子はおしおきって言っているんだ」
ハルヒ「……」
キョン「こら、知らんぷりす」
ハルヒ「しつけしつけしつけしてーーー! おけいこ? 芸? おしりぺんぺん?
 首輪? 檻に閉じこめるの? ご主人様の言うこと聞かない子はお仕置き?
 やだやだヤダーー! でもキョンと一緒ならがんばるがんばるがんばるーー!」
みくる「轡、用意していいですかぁ(ぞくぞく)」
キョン「やめましょう」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 16:41:40.91 ID:aqiGqd6H0

キョン「さて、そろそろ帰るか」
ハルヒ「帰るの?」
キョン「ああ。みんなもそろそろ帰るからな」
ハルヒ「……」
キョン「ん?」
ハルヒ「走らないから…」
キョン「あ?」
ハルヒ「水を見ても我慢するから…」
キョン「あー…なんだ、少し、家に来るか?」
ハルヒ「いくいくいくいくーーー! キョンのおうちいくいくいくーーー! キョンと
 あそぶよあそぶよあそぶよーーーー! かけっこ? だっこ? たかいたかい?
 とってこい? 伏せ? お回り? ち○ち○? がんばるよがんばるよがんばるよーー!」
キョン「落ち着け。でないとなしだぞ」
ハルヒ「……………………」
キョン「分かったから、普通にしろ」
ハルヒ「……わん」
みくる(普通にわんって言いましたぁ!)

26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 16:47:22.30 ID:aqiGqd6H0

キョン「ただいまー」
ハルヒ「ただいまただいまたまいだだたいにゃーーーー!」
キョン「落ち着け。後半言語が崩壊している」
妹「あーハルにゃんだー。いらっしゃーい」
キョン「妹ちゃんあそぼあそぼあそぼーーー!」
妹「わーい! あそぶあそぶあそぶーーー!」
ハルヒ「わんわんわんわわわわん!」
妹「にゃーーーーーーー!」
キョン「…増えた」

28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 16:52:48.88 ID:aqiGqd6H0

ハルヒ「すいませんお義母様。お夕飯までいただいて」
母「いいのよぉ、沢山食べてね」
ハルヒ「そんな…私、小食な方ですから…でも、お義母様のお料理美味しそうだから、
 たくさん食べちゃうかもです」
キョン「ハルヒ、この煮物はうまいぞ。取ってやろうか?」
ハルヒ「やったーーーー! キョンがとってくれるくれるくれるーーー! そんじゃ
 あーんしてあーんしてあーんじゃなきゃたべないーーーー!」
母「あらあら」
妹「……」(モヤモヤ…)

長門「…………」(モヤモヤ…)

29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 16:56:31.04 ID:aqiGqd6H0

キョン「何故か泊まる事になった訳だが」
ハルヒ「家には電話したわ。ノプロだって」
キョン「なんて大らかな! まぁ、長門の家に泊まった時家もおkで済んでいたからいいのか、な」
ハルヒ「……」
キョン「ん?」
ハルヒ「なになになになにそれ? なにそれなにそれ? 聞いてないしらないしんじられない
 いやいやいやーーー!」
キョン「うわっ! 落ち着けハルヒ!」
ハルヒ「信じているけどくやしいくやしいくやしいよーーー!」
妹「あたしもやだやだやだーーーー! キョンくんはあたしのあたしのあたしのーーー!」
ハルヒ「ちがうーーー! あたしあたしあたしーーーー!」
妹「あたしあたしあたしーーー!」
キョン「…増えた」

長門「…わたし…」

35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 17:14:58.46 ID:aqiGqd6H0

ハルヒ「妹ちゃん、寒いからお風呂一緒に入りましょ」
妹「うん! ハルにゃんと入るー!」
キョン「狭いんだから風呂場で騒ぐなよ」
ハルヒ・妹「そんなことしないよーだ」

ハルヒ「きゃーーー!」
妹「えいえいえい!」
ハルヒ「それそれそれーーーー!」
妹「まだまだまだーーーーー!」
ドバシャバシャバシャ

キョン「で、風呂の水が無くなったと」
ハルヒ・妹「ごめんなさい…」

長門「夜風…さむい」

36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 17:16:46.56 ID:aqiGqd6H0

キョン「それじゃお休み」
ハルヒ「…どうしてあたし客間で寝るの?」
キョン「当然だろ」
ハルヒ「床にお布団引くからキョンの部屋…」
キョン「駄目」
ハルヒ「くぅん…」
キョン「駄目」
ハルヒ「……」
ゴロン
キョン「服従のポーズしてもダメって言うかはしたないからやめなさい」

37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 17:18:59.04 ID:aqiGqd6H0

夜中
ハルヒ「こそこそこそ…」
キョン「すかーー…」
ハルヒ「キョンの寝顔だぁ…。…キョンが中にいるおふとん…。キョンが寝ているおふとん
 あったかそう…うずうずうず…」
妹「キョンくんのおふとん…キョンくんのすべすべほっぺ…そわそわどきどき…」
ハルヒ・妹「……」
ハルヒ・妹「なんでいるの?」

長門「…あの人の背中は大きくて、暖か…」

40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 17:31:44.84 ID:aqiGqd6H0

キョン「…ううん…おも…ぐう…」
ハルヒ右「すぅすぅ…キョン…さわさわ…ぺろ…すぅすぅ…」
妹左「キョンくぅん…すりすり…はむ…むにゃ…」

長門上「わたひ…はひゅーみゃのいど…いんたー…エラーが…すーすー…」

41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 17:32:39.82 ID:aqiGqd6H0

キョン「…………」
ハルヒ右「すぅすぅ…」
妹左「くぅくぅ…」
長門上「すーすー…」
キョン「何で?」

42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 17:35:37.65 ID:aqiGqd6H0

ハルヒ「なーんか目が覚めた時有希が居た様な気が…」
妹「ハルにゃんもそう思った? ユッキー居たよね?」
ハルヒ「それに、キョンが先に起きているなんてなっとくできなーい。ぬけがけだー」
妹「ぬけがらぬけがらー」
キョン「全部気のせいだ。ほらほら、布団に潜り込んできたのは不問にするからはやく
 起きろ。朝飯だぞ」
ハルヒ「わーいあさごはんあさごはんあさごはーーーーん! キョンと一緒のあさ
 ごはーーーーん!」
妹「ふっふーん。あたしは毎日だもんねー」
ハルヒ「ぐるるるる…」

長門「…彼の手作りおにぎり…おいしい…」

44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 17:38:10.50 ID:aqiGqd6H0

ハルヒ「一宿一飯の恩義に報いるため、今日は夜までびっちりキョンの家の家事全般
 やっちゃうから!」
キョン「明日学校なんだが?」
ハルヒ「途中で家に戻って制服とか下着とか日用品とか着替えとかマイ茶碗とか持」
キョン「夕方になったら送る」
ハルヒ「きゅうん…」

45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 17:39:39.85 ID:aqiGqd6H0

ハルヒ「まずはおせんたくーー!」
妹「おせんたくーー!」
ハルヒ「シーツ洗濯ー!」
妹「シーツだっすいー!」
ハルヒ「パジャマ洗濯ー!」
妹「パジャマだっすいー!」
ハルヒ「くつした洗濯ー!」
妹「くつしただっすいー!」
ハルヒ「…したぎ…キョンがさっきまで…」
妹「キョンくんのぬぎたてしたぎ…」
キョン「没収」
ハルヒ「ち、ちがうのちがうの! 一枚持っていこうとか匂い覚えようとかしてないしてないして
 ないから洗わせてーーー!」
妹「わたしがいまはいてるのあげるからちょうだいちょうだいちょうだーーーい!」
キョン「却下」

長門「本物はここ…」

46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 17:42:29.74 ID:aqiGqd6H0

ハルヒ「つぎはおそうじーーーー!」
妹「おそうじーーーー!」
キョン「嫌な予感がする」
ハルヒ「…改めてキョンのお部屋好きにいじっていいんだね? 今から…」
キョン「掃除だ掃除」
ハルヒ「お掃除するからキョンは居間で待ってて!」
キョン「不安だ」

ハルヒ・妹「……」
ハルヒ「キョンのお布団まだあったかいーーー! いいにおいいいにおいいいいいにおいいいーー!」
妹「キョンくんのまくらまくらまくらーー! きょんくんのにおいにおいによいーーー!」

キョン「二階が揺れている…」

47 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 17:45:53.54 ID:aqiGqd6H0

キョン「さ、そろそろ送るぞ」
ハルヒ「……」
キョン「ほら、子供じゃない。ぐずるな」
ハルヒ「ぐす…」
キョン「またくればいいだろ?」
キョン母「そうそう、いつでもいいのよ?」
ハルヒ「きょぉん……。約束だよ? また来てもいいんだよね……?」
キョン「ああ」
キョン母「ふふふ。可愛いわぁ」
ハルヒ「……こんどはしっかり縛って首輪つけてね? そうしたらちゃんとごしゅじ」
キョン「そんじゃ送ってくるーーーっっ!」
キョン母「…息子、ほどほどにね」

妹「……お小遣いで首輪、買えるかな…」

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 17:50:03.45 ID:aqiGqd6H0

キョン「ぐう…」
みくる「キョン君疲れちゃったんですね」
ハルヒ「まったく、あれくらいの運動で疲れるなんてなまってるわね」
古泉「では、僕はこれで」
みくる「わたしもお先ですぅ」
ハルヒ「あたしも支度済んだら帰るわ。ほっとけば起きるでしょ」

ハルヒ「…何か、かけてあげようかな…」
ハルヒ「…キョン、寝てる…横顔…かわいい…」
ハルヒ「……」
ハルヒ「キ……」
ハルヒ「キョーーーン! ぺろぺろぺろぺろぺろぺろ! はむはむはむはむはむ!」
キョン「うおおおおおおっっ!」
ドンガラガシャーン

65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 21:31:09.72 ID:VnzTgxwO0

ただいま。


ハルヒ「たまには温泉もいいわね。こういう静かな場所に来ると、なんだか落ち着くわ」
みくる「お風呂はいりましょう」
ハルヒ「いいわよ! 風情のあるところだから、静かに風流を楽しみましょう!」
ちゃぽん…。
ハルヒ「……」
ハルヒ「…………」
みくる「あの、すず」
ハルヒ「きゃーーーん! 広いよ広いよ広いよーーー! 楽しい楽しい楽しいーーーー!
 キョンのうちのおふろよりひろいよーーー!」
バチャバチャバチャバチャ!!
長門「本が濡れる…」

66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 21:40:40.33 ID:VnzTgxwO0

キョン「ハルヒ! 温泉で泳ぐな! 叱られただろうが!」
ハルヒ「だ、だってだって…泳ぎたかったんだもん…」
キョン「ハルヒ!」
ハルヒ(びくっ)
キョン「ハウス! 部屋に戻ってなさい!」
ハルヒ「くぅん…」
トボトボ
キョン「すいません、反省したので許してください」
主人「今、耳が…?」

みくる「涼宮さん! 大丈夫でほらほら、ボールありますよ!」
ハルヒ「わーいボールボールボールーーーー! なげてなげてなげてーーーーー!」
キョン「たきつけんでください」

68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 21:45:34.01 ID:VnzTgxwO0

阪中「涼宮さん、キョン君、ルソーの時はどうもありがとうなのね」
ハルヒ「あら、阪中さん、ルソー元気そうね。よしよし」
ルソー「ばうばう」
キョン(ドキドキ…)
阪中「うふふ、ルソーったら、涼宮さん大好きなのね」
ハルヒ「あははは、くすぐったいわよルソー」
阪中「それじゃ散歩途中だからまたね、なの」
ハルヒ「じゃあね」

キョン「……」
ハルヒ「どしたのよ? 百キロマラソンした後みたいな疲れた顔よ?」
キョン「いや…お前、よく持ちこたえたな」
ハルヒ「え?」
キョン「いや、何というか…下手したらこう、犬同士の挨拶みたいに…ええと、
 その、後ろ…尻を、くんくんとかしだしたらど」
ハルヒ「いいのいいのいいの? ごあいさつしていいのねしていいのね?
 言ったって事はしていいのねいいのねいいんだいいんだ!
 くんくんするくんくんする! キョンもあたしのお尻くんくんして
 くんくんしてーーーーー!」
キョン「自爆だああああっっ!」
警官「お前らちょっと来い」

70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 21:54:21.61 ID:VnzTgxwO0

みくる「うわぁ、ハイジの舞台みたいな高原ですねぇ」
長門「ボギャびゅラリーが貧困」
キョン「今噛んだだろ…」
長門「気のせい」
古泉「清々しいですね」
ハルヒ「きゃーーーー! 広い広い広い! 走っていい? 走っていい? 走ってるけど
 走っていいよねキョン? ね? ね? きゃーーーーーー!」
キョン「あっという間に見えなくなった…」
十分後。
キョン「どこ言ってた?」
ハルヒ「…こけて、梺まで転がり落ちたの…ぐす」
キョン「よしよし」
ハルヒ「うわーーん! 痛かった痛かった痛かったーーーー! なでなでしてなでなでして
 なでなでしてーーーー! ひっくひっく、うわーーーん!」
キョン「なでなで」

78 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 22:26:40.12 ID:VnzTgxwO0

キョン「おお、昨日初雪かと思ったら今朝はもう積もっているな」
ハルヒ「きゃーーーーー! 雪だよ雪だよ雪だよキョーーーーン! 冷たい! 冷たい!
 でも気持ちいい! きゃふぎゅ!」
キョン「転んだ…」
妹「ハルにゃんころんだ」
ハルヒ「…う゛う゛…いだい…キョン…」
キョン「よしよし」
ハルヒ「くーんくーん…すりすりぺろぺろ」
キョン「くすぐったいって」
妹「てりゃーーー!」
ズルドテ
妹「キョンくんころんだぁ〜〜〜…」
キョン「…よしよし」
妹「ごろごろ…ちゅちゅ」
長門「みかんが切れた…」

79 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 22:34:51.47 ID:VnzTgxwO0

ハルヒ「くさいよねー」
妹「くさいよねー」
キョン「ん? どっかで事故があったみたいだな」
ハルヒ「何? 何で?」
キョン「ほら、どっかからサイレンの音がだんだん近づいてくる」
ハルヒ「……」
ウ~ウ~ウ〜ウ〜
ハルヒ「わおーーーーーん!」

81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 22:50:37.98 ID:VnzTgxwO0

ハルヒ「あーもうやだやだやだたいくつたいくつたいくつーーー!」

●「くっ! 持ちこたえられない!」

キョン「ハルヒ! 駄目っ! お座り!」
ハルヒ「しゅたっ。ででででもでも…だってだってだって…きゅーんきゅーんきゅーん…」
キョン「このテキスト終わったら散歩連れてってやるから」
ハルヒ「やったやったヤッターーーー! 待ってるよ待ってるよ待ってるーーーくびわくびわ
 くびわーーー!!」

●「おお、神人が消えていく…助かった! んふ」

長門「首輪…。縛られるのも…素敵…」

82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 22:57:13.92 ID:VnzTgxwO0

妹「キョンくんきいてきいてー! クラスのおとこのこがおんなのこいじめるのー!」
キョン「そりゃ駄目だな。注意は?」
妹「そんなのきかないもん」
ハルヒ「妹ちゃん、そういう時はしっかり対処しなくちゃ駄目よ。口先だけじゃ効果なんて
 無いわ」
妹「やっぱりそうかー。どうすればいいかな」
ハルヒ「首根っこ噛む」
妹「やってみるー!」
キョン「やめろ」

84 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 23:06:00.92 ID:VnzTgxwO0

ハルヒ「なんか部室が寒いわね」
みくる「今年一番の冷え込みらしいですよ」
ハルヒ「こんな小さなヒーターじゃ駄目ね。隣のコンピ研から何か搾取しようかしら?」
キョン「やめろ。今日の所は俺のガウン貸すからそれかぶってろ」
ばふ。
ハルヒ「…あ、あったかい…」
キョン「それでおとなしくしてろ」
ハルヒ「がぶがぶがぶ」
キョン「噛むな。ひっぱるな」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 23:16:31.88 ID:VnzTgxwO0

キョン「さて、そろそろ帰るが…」
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒ、俺のガウンは?」
ハルヒ「……」(後ずさり)
キョン「ハルヒー」
ハルヒ「びくびく」
キョン「返せ」
ハルヒ「やだやだやだーーー! もって帰るもってかえるもってかえるのーーー!
 たからものたからものたからものーーーー!」
ダダダダダダ……
キョン「うおっ! ものすごい早さで逃げた!」
長門「……」
キョン「長門? もしかして何か代わりのを?」
長門「私は上着を」
キョン「ははは、何を冗談言」
ダダダダダダ……
キョン「ささささむさむさむさむいいいいい!! かえしてええええええっっっ!」

86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 23:26:32.78 ID:VnzTgxwO0

ハルヒ「キョンったら、冬だからってこんなお約束に風邪引かなくてもいいのに」
長門「防寒が甘い。だからウイルスのつけいる隙が出来る」
キョン「ボクが今高熱にうなされているのは多分目の前にいる君達のせいだと思うんだけどなぁ…」
ハルヒ「それより、はい、おかゆ。あーん」
キョン「…あーん」
長門「次は薬。顆粒。あーんして」
キョン「…苦い」
ハルヒ「後はゆっくり眠ってね」
キョン「ああ、お前達は?」
ハルヒ「キョンが寝てから帰るわ」
キョン「そうか…すまんが、寝るぞ…」
ハルヒ「おやすみ」
長門「おやすみ」

キョン「ううう…はっ!」
ハルヒ胸の上「すうすう…」
長門足下「すーすー…」
キョン「なんで二人とも丸くなって俺の上で寝てんだよ…」

91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 23:43:03.46 ID:VnzTgxwO0

朝倉「涼宮さん、そういえばあなた前、キョン君に首輪して欲しいとか言ってなかった?」
ハルヒ「あはは、やだわ。そんなの冗談に決まってるじゃない。なんであたしが平団員の
 キョンに首輪されなくちゃいけないのよ。第一学校でそんな事…」
キョン「ハルヒ、そろそろ部室行くぞ。あ、話し中か。そんじゃ先行くわ」
スタスタスタ
ハルヒ「やーん! まってよまってよまってーーー! いくいくいく! あたしも
 キョンと一緒に部室行くーーーー! 置いて行っちゃやだやだやだーーーー!」
朝倉「…見えた。あたしには、首輪が…見えた」

92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/14(金) 23:46:35.32 ID:VnzTgxwO0

ハルヒ「今日の探索はこのメンバー…ね…」
みくる「キョン君、頑張りましょうね」
キョン「ええ、朝比奈さん。楽しみですね。それじゃハルヒ、長門と小泉と頑張れ」
ハルヒ「うん…それじゃ、二時間後、ここに集合ね? ね? 待ってるから、ね?」
キョン「強調しなくても帰ってくる」
ハルヒ「…いなくならないよね?」
キョン「戦争に行くんじゃないって。じゃあな」

三十分後
ハルヒ「……」
一時間後
ハルヒ「……」
一時間半後
ハルヒ「………………」
二時間後
ハルヒ「……………………」
キョン「帰ってきたぞー。ん? 流石だな、時間ぴったりに帰ってきたか」
ハルヒ「きょーーーーーーーーんーーーーーーーー!」おかえりおかえりおかえりーーーー!」
キョン「うおおおおおおっっっっ!」

みくる「二時間、一歩も動かず耳を澄ましていましたね」
古泉「ビクター犬を想像しました」


おやすみ



ツイート

メニュー
トップ 作品一覧 作者一覧 掲示板 検索 リンク SS:ハルヒ「みくるちゃん!わきの毛の処理を忘れてるわよ!」