キョン「ゆき…」


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1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/08(土) 14:08:06.14 ID:bR6MLtTr0

キョン「よう長門、今日はお前だけか?」

長門「…凉宮ハルヒと朝比奈みくるは先程共に外へ行った」


キョン「うへー、寒いのに元気なこった」


長門「………」

キョン「うお、さむっ、ハルヒのやつまた窓あけっぱなしで…ん?」


長門「………」


キョン「ゆき……」

4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/08(土) 14:12:04.05 ID:bR6MLtTr0

長門「何?」

キョン「ほらこっち来てみろ、ゆきだ」

長門「…私?」

キョン「ああそうか、ほれ、あれゆきっていうんだぜ」

長門「ゆき…?」

キョン「漢字で書くとこうだ」

長門「雪……白いもの?」

キョン「ああ」


長門「………きれい」

6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/08(土) 14:16:11.10 ID:bR6MLtTr0

キョン「おーハルヒだ。何やってんだあいつ」


長門「朝比奈みくるの映画を撮ると言っていた」

キョン「おいおい朝比奈さん震えてるじゃねーか…」

長門「冬のシーン。来年の映画に使うらしい」

キョン「あー…よし、行くぞ長門」


長門「………」

7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/08(土) 14:19:03.34 ID:bR6MLtTr0

キョン「うわ、さむ…大丈夫か?」

長門「問題ない…っ」


キョン「どうした?」


長門「……雨?」


キョン「ああ、雪って融けると水になるんだぜ」


長門「融ける……」


キョン「おーいハルヒ―」


長門「雪は、つめたい」

9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/08(土) 14:23:21.89 ID:bR6MLtTr0

ハルヒ「あらキョンいいとこにきたわね!」

みくる「ふえぇ、キョンくぅん…」


キョン「ちょっと休憩にしないか?あったかいもんでも飲んでさ」


ハルヒ「何言ってるの!雪なんてこっちじゃ次にいつ降るかわかんないんだから!」


キョン「お前が願えば降るさ、夏でもな」


ハルヒ「へ?なに?」


キョン「なんでも、俺がおごるから、ほら行くぞ」


みくる「ふえぇぇ…」

12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/08(土) 14:26:23.48 ID:bR6MLtTr0

ハルヒ「仕方ないわねぇ休憩は1分だからね!」

キョン「ほいほい」

ハルヒ「なにやってんの、さっさと行くわよ!」

みくる「ありがとう、キョンくん」


長門「………」

キョン「長門?」

長門「………」

キョン「おーい行くぞ長門ー」

長門「…………先に行っていて」

13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/08(土) 14:30:02.57 ID:bR6MLtTr0

長門「……私は雪…似ている」


長門「――――――――――――」


長門「やっぱり力が、使えない」


長門「彼が危険な目に逢った時、守れない」


長門「私はなんのためにここにいるの」


長門「………つめたい」

16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/08(土) 14:35:05.45 ID:bR6MLtTr0

長門「…………」

キョン「おーい長門ー!」

長門「…………」

キョン「ほれ、ココアでよかったか?」

長門「……ありがとう」

キョン「ハルヒの奴休憩は1分だーとか言ってたわりに鶴屋さんと盛り上がってるぜ」

長門「…………暖かい」


キョン「…つもるかねぇ、雪」

長門「………融けるの?」

キョン「これくらいじゃ積もる前に融けるだろうな」


長門「消えるのは……いや…」

17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/08(土) 14:38:42.63 ID:bR6MLtTr0

キョン「長門?」

長門「………私は」

キョン「…………」

長門「私の仕事は凉宮ハルヒの観察…そのために力を与えられた」


キョン「……?」

長門「力が、使えない」

キョン「……なが、と」

長門「いる意味がない」

18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/08(土) 14:42:19.15 ID:bR6MLtTr0

キョン「本当なのか?」

長門「そう」

キョン「ハルヒか?ハルヒの願望なのか!?」

長門「おそらくは、そう」

キョン「元に戻る方法はないのか!?」

長門「一週間前から思念体との通信が出来なかった。でも、今朝うっすらとだが言葉を受信することができた」

キョン「なんだって!?」

長門「セックス」

19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/08(土) 14:45:35.56 ID:bR6MLtTr0

長門「あなたとセックスすることで少しずつパワーがたまるらしい」

キョン「おい長門ふざけてるのか?」

長門「私がここにいられる方法はもうこれしかない。信じて」

キョン「なんてこった…俺じゃなきゃだめなのか?」

長門「異性とのセックスとだけ思念体は言っていた」

キョン「じ、じゃあ…」

長門「あなたがいい」

20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/08(土) 14:48:49.22 ID:bR6MLtTr0

ハルヒ「キョーンおまたせ!!」

キョン「おま、こっ、ここじゃあれだ、とにかく場所を移動するぞ!」

ハルヒ「ちょっ、ちょっとキョンに有希!どこいくのよ!!!」


長門「あがって」

キョン「わるいな、二人でゆっくり話せる場所といえば長門ん家しか思い浮かばなくて…」

長門「いい、どうぞ」

23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/08(土) 14:53:04.11 ID:bR6MLtTr0

長門「時間がない射れて」

キョン「おいまて!俺はまだするとはいってな…」

長門「時間がない」

キョン「アーっ」


長門「…………んっ・・・…」


キョン「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!」

長門「い、痛い……っ」

キョン「セックスセックス!!!!!!!!!!!!!!」


長門「……………んん」

キョン「……………ふぅ」


長門「まだ足りない」

キョン「まてまだいったばっか…あああああああああ」

25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/11/08(土) 14:56:22.12 ID:bR6MLtTr0

長門「…………」

キョン「一日で17発…俺の息子は頑張った」

長門「ありがとう」

キョン「ん…長門がここに存在していられるならなんだってするさ」

長門「………」

キョン「あ、おい雪積もってんぞ!」

長門「……融けなかった」

キョン「きれいだな」

長門「あったかい…」


終わり



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