1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 19:49:09.65 ID:hO2OE24O0
ハルヒ 「今なら無料」
キョン 「別にいい……」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 19:51:31.58 ID:hO2OE24O0
ハルヒ 「いいからちょっと試してみましょう」
キョン 「試すって何を」
ハルヒ 「オネエチャンって呼んでみなさい」
キョン 「なぜ」
ハルヒ 「いいから……」
キョン 「…………お姉ちゃん(杉田ボイス)」
ハルヒ 「あはぁあっん!」
「……萌えたわ」
「あっ、鼻血」
キョン 「マジかよ……」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 19:53:42.41 ID:hO2OE24O0
ハルヒ 「今なら何でもできそうな気がするわ……」
キョン 「いいから鼻血拭け」
ハルヒ 「対象がどんな相手であろうと、必ず幼女化させてしまう、夢のビーム」
「名前は後で考える!!」
「食らいなさいキョン!!」
キョン 「しかしそうはいかん!」
ハルヒ 「そんな! 古泉君を生贄に!」
古泉 「バブー」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 19:55:44.37 ID:hO2OE24O0
ハルヒ 「この戦いもすでに6時間」
「いい加減あきらめたら?」
キョン 「そうはいかない……家に帰るまでは」
ハルヒ 「キョンの家……はっ! まさか!」
キョン 「妹とお風呂!!」
ハルヒ 「キョンの妹とお風呂!!」
2人 「!!」
キョン妹「……zzz……zzz……」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 19:58:23.07 ID:hO2OE24O0
長門 「2人とも……もう朝」
キョン 「ああ、結局朝までか……」
ハルヒ 「有希……」
「古泉君を赤ちゃんにしちゃった」
「あたし、神様かもしんない」
キョン 「いや、そんなことはないぞ」
長門 「私が神様」
ハルヒ 「メガネが?」
キョン 「いや、貧乳がとても……」
ハルヒ 「ぬう」
キョン 「妹っぽい」
ハルヒ 「……把握したわ」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:03:02.91 ID:hO2OE24O0
キョン 「え、ネタを出せと?」
古泉 「ええ、バイトの時に言われまして」
キョン 「んなもんお前が赤ちゃんになったことでも話せよ」
古泉 「覚えていないもので……」
長門 「確かにあなたはつまらない」
「今のところは、彼につっこめるチャンスだった」
古泉 「え!?」
キョン 「はっきり言う長門も好きだ……」
ハルヒ 「なにあれ」
朝比奈 「キョン君が華麗なスルーを決めたところですか?」
「あっ、それとも告白したところですか!?」
ハルヒ 「…………」
「…………キョンが勃起してたところよ!」
朝比奈 「!!」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:06:04.25 ID:hO2OE24O0
ハルヒ 「そういえば、キョンを妹にするんだったわね」
キョン 「忘れてたな」
ハルヒ 「とりあえず、小学4年生くらいにしましょう」
古泉 「いい考えです」
長門 「ショタでもいいと思う」
朝比奈 「どうせならメイド服も着せたいですねぇ」
キョン 「え、いや、ちょっと待て、な?」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:08:34.19 ID:hO2OE24O0
ハルヒ 「とう」
キョン 「ギャー」
ハルヒ 「やー」
キョン 「ぐああああ」
ハルヒ 「HEY!!」
キョン 「なんで英語やねん!」
朝比奈 「今のは……」
古泉 「ええ、彼のツッコミは時代ごとに変化してきた……」
「その中のひとつ! 無駄な関西弁突っ込み!!」
長門 「ユニーク」
キョン 「頼むから忘れてろ」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:11:48.07 ID:hO2OE24O0
キョン 「結局なってしまった……」
ハルヒ 「ぐぼっ」
「……あぁ、萌えたわ」
キョン 「いいから戻しつつ鼻血を拭け」
長門 「それよりも変更を要求」
古泉 「なるほど、やっぱショタの方がいいと?」
朝比奈 「こっちのメイド服などどうでしょう?」
長門 「パンツは脱がすべき」
ハルヒ 「良い考えね、ノーパンメイドにしましょう」
キョン 「誰か止めろ……」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 20:14:11.64 ID:hO2OE24O0
ハルヒ 「勿体なくて、今だに直視できないわ……」
長門 「想像」
朝比奈 「肩まで垂れる亜麻色の髪……いいにおい」
長門 「白く透き通った肌に、うっすらと赤みがさして……やわらかい」
朝比奈 「ピンクの唇……かわいい」
古泉 「そして非常に良い位置の頭……フェ」
ハルヒ 「変態がいる! つまみだして!!」
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 20:16:54.29 ID:hO2OE24O0
長門 「想像」
朝比奈 「メイド服に覆われた幼き肢体……すごくすべすべしてる」
古泉 「つるぺたな胸……無いに等しい」
朝比奈 「抱きしめると、あたたかくて柔らかくて……ずっと抱いていたい」
長門 「そして隆起する男根……とても大きいチン」
ハルヒ 「有希は今、許されない罪を犯した……!!」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 20:19:31.53 ID:hO2OE24O0
ハルヒ 「長門……あんたの情報操作はやっかいなのよ」
「いつも変な呪文唱えているのに、私が気付かないとでも思ったの!!」
長門 「ショタの何が悪い」
ハルヒ 「わかってないわねぇ」
朝比奈 「はい! チ禁則事項コは必要ありません!!」
ハルヒ 「正解!!」
古泉 「僕はあったほうがいいですね」
キョン 「変態しかいないのか」
ハルヒ 「キョンは無いほうがいいわよね?」
キョン 「いいから戻せ!!」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/10/24(金) 20:23:18.45 ID:hO2OE24O0
キョン 「…………OK、ここで問題だ」
「何故ハルヒは長門が情報操作が使えることを知っていたのか」
「答えを知ってるやつは今すぐ教えてくれ。 速達以上で頼む」
朝倉 「キョンくんが、私を呼んでる……行かなきゃ!」
情報統合思念体「晩ごはんまでには帰ってくるんやでー」
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 20:26:45.09 ID:hO2OE24O0
キョン 「パンツ履いたぞ」
長門 「これで、今、彼のパンツの中はわからない」
古泉 「なるほど、パンツの中には男の子である可能性と、女の子である可能性が半々」
「さしずめシュレーディンガーの猫、と言ったわけですか」
ハルヒ 「あとはキョンの気持ち次第なわけね」
朝比奈 「つまりキョン君が幼女になりたいと思えば幼女に、ショタになりたいと思えばショタになれるってことですね」
ハルヒ 「キョン! 絶対私の妹になってもらうからね!!じゃないと私刑だから!!」
キョン 「いや、戻せよ……」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 20:29:58.14 ID:hO2OE24O0
ハルヒ 「順番を決めるわ」
古泉 「キョンくんにアピールする順番というわけですか」
ハルヒ 「とりあえず……キョン幼女化グループは私と」
朝比奈 「はい!私です」
ハルヒ 「キョンショタ化グループ」
長門 「私」
古泉 「当然僕もですね」
ハルヒ 「私がキョンを幼女にしたんだから、当然幼女化グループの方が最初ね」
長門 「かまわない。でも彼が私たちのグループに来たいと言い出したなら、すぐに私たちの番」
ハルヒ 「そんなつまらないアピールはしないわ!!一発で幼女マンセーと言わせて見せる!!」
古泉 「ふふっ、どうでしょうか」
朝比奈 「負けません!!」
長門 「勝つのは、私たち」
キョン 「俺の服はメイド服のままなのか……」
17 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 20:33:45.99 ID:hO2OE24O0
ハルヒ 「そんなわけでアピールタイムよ」
キョン 「な、何故銭湯なんだ(でもメイド服脱げた、良かった!)」
朝比奈 「恥ずかしがらなくていいんですよ〜。キョン君は今、女の子なんですから〜」
キョン 「……う」
ハルヒ 「ああ、素晴らしい萌えキャラだわ」
朝比奈 「どうしたんですかキョン君?」
キョン 「お、」
2人 「お?」
キョン 「お○ん○が……」
朝比奈 「おしい! これじゃわかりません!!」
ハルヒ 「次のチャンスに期待ね」
キョン 「ねえよ」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 20:37:25.26 ID:hO2OE24O0
キョン 「うっ……」
朝比奈 「あらあら、シャンプーが目に染みましたか?」
ハルヒ 「任せて、私が垂れるシャンプーを受け止めるわ」
キョン 「変な風に抱きつくな!!」
朝比奈 「かゆいところはないですか〜?」
ハルヒ 「ちなみにあててんのよ?」
キョン 「え、このやわらかいのが? 天国?」
朝比奈 「あまり妹という感じじゃないですね……」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 20:40:19.53 ID:hO2OE24O0
ハルヒ 「ちゃんと100まで数えるのよ」
朝比奈 「34……35……36……」
キョン 「37……41……43……47……53……」
ハルヒ 「キョン違う!! それ素数よ!!」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 20:44:28.36 ID:hO2OE24O0
ハルヒ 「やっぱり湯上りは牛乳ねー」
キョン 「…………」
ハルヒ 「どうしたのキョン。 胸ばかり見て」
キョン 「っ……別に」
朝比奈 「大丈夫です、大きくなりますよ」
朝比奈 「いやむしろ大きくします」
キョン 「ちょっ、やめ、そんな変な触り方はぁ!」
ハルヒ 「エロス」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 20:48:24.72 ID:hO2OE24O0
朝比奈 「いいお湯でしたねー」
ハルヒ 「本当ねー」
キョン 「抱っこするんじゃない! おろせ!」
朝比奈 「日没まで、もう少しありますね」
ハルヒ 「どうせだし、もうちょっと遊んでいきましょう」
キョン 「人の話を聞けーー!!」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 20:51:34.98 ID:hO2OE24O0
ハルヒ 「ちょうどよく夕焼けの公園ね」
朝比奈 「いっぱい子供がいます」
ハルヒ 「キョン、遊んできなさい」
キョン 「なんで俺が」
ハルヒ 「幼女とスキンシップできるわよ」
キョン 「……!!」
ハルヒ 「いきなり抱きつきにいったわね」
朝比奈 「なんて無邪気な笑顔」
ハルヒ 「だんだんむかついてきたわ」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 20:55:52.52 ID:hO2OE24O0
ハルヒ 「あ、見事πたっち」
朝比奈 「え、でもあれって……」
ハルヒ 「キョンの妹……ね」
キョン 「え!?」
キョン妹「もう、いきなり変なことしないでよーぷんぷん」
キョン 「ああ、いやつい(そうか、この姿なら気付かれない!!)」
キョン 「ついでにもう少し揉ませてくれ」
ハルヒ 「どんどん変態になっていくわね」
28 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 21:00:09.50 ID:hO2OE24O0
キョン 「女の子同士だしいいだろ?」
キョン妹「でもなぁー」
キョン妹「……あれぇ?」
キョン 「どうかしたか?」
キョン妹「うーん」
キョン妹「ちょっといい?」
ハルヒ 「なぜかキョンの妹が地面に寝そべった!?」
朝比奈 「しかもキョンくんの足に抱きついてます」
キョン 「どういうことなの……」
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 21:04:14.57 ID:hO2OE24O0
キョン妹「もしかして……」
キョン 「?」
キョン妹「キョンくん?」
キョン 「人違いでっす!!!」
ハルヒ 「逃げた!!」
朝比奈 「もう見えなくなりました……」
ハルヒ 「追うわよみくるちゃん!」
朝比奈 「ハイ!」
キョン妹「やっぱりキョンくんだ……」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 21:07:41.96 ID:hO2OE24O0
ハルヒ 「完全に見失ったわ」
朝比奈 「あ、涼宮さんケータイ鳴ってますよ」
ハルヒ 「キョンっ!?」
古泉 「残念ながら古泉です」
ハルヒ 「本当に残念ね……」
古泉 「残念ついでに、キョンくんはこちらで保護しました。今度は私たちのアピールタイムにさせていただきます」
ハルヒ 「…………。 まあキョンが行方不明じゃないってことだけで満足しとくわ」
古泉 「では」
古泉 「涼宮さんには連絡しておきました」
長門 「そう」
古泉 「おっと、また電話が」
古泉 「…………」
古泉 「閉鎖空間が発生したそうです」
キョン 「(かわいそうな奴め……)」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 21:11:29.82 ID:hO2OE24O0
長門 「会いたかった」
キョン 「いきなり抱き締めるのか……」
長門 「さっそく男か女か確かめる」
キョン 「何脱がそうとしてんだ!!」
長門 「大丈夫……今は2人っきり」
キョン 「大丈夫じゃねー!!」
古泉 「お邪魔でしたか」
キョン 「いいから助けて!!」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 21:15:21.70 ID:hO2OE24O0
古泉 「というわけで行ってきました」
キョン 「えらい早いな」
古泉 「ふふ、あなたへの愛の力があればこのくらい」
キョン 「やめろ顔を近づけるな抱きつくな!!」
古泉 「素直じゃないあなたもかわいいですよ」
長門 「(ぶちぃ!)」
キョン 「(長門が切れてる!! あれは古泉を殺す気だ!!)
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 21:20:17.53 ID:hO2OE24O0
長門 「ともかく、今度はこっちの番」
キョン 「……ああ、でも先に飯が食いたい。もう6時過ぎだ」
古泉 「それなら考えてあります。すでに船上レストランを貸し切って」
長門 「帰って」
古泉 「ありま……」
長門 「帰れ」
キョン 「……哀れだ……」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 21:22:19.88 ID:hO2OE24O0
長門 「どうぞ入って」
キョン 「長門の家に来るのも久しぶりだな」
長門 「晩御飯はカレー」
キョン 「甘口で頼む」
古泉 「まるで本当の子供ですね、ふふ」
キョン 「おい長門、外に変なのいるぞ」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 21:25:54.75 ID:hO2OE24O0
長門 「駆除してきた」
キョン 「光るタマを握りつぶすとは、俺でも予想外だぜ……」
長門 「……」
長門 「カレーできた」
キョン 「……実はお子様ランチだと思ってた」
長門 「そう」
キョン 「だからちょっと期待というか……その、なんだ」
長門 「…………」
長門 「今度は旗もちゃんと用意しておく」
キョン 「ほ、ほんとか!? 約束だぞ!!」
古泉 「(もうすっかり子供ですね……ふふ)」
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 21:29:11.60 ID:hO2OE24O0
キョン 「やはりこたつはいいな」
キョン 「ん、なにか足に当たるものが……」
キョン 「なんだこれ」
朝倉 「私朝倉」
朝倉 「実は涼宮さんに私たちの力について教えたのは私なの」
キョン 「なぜここにいる」
朝倉 「あなたの疑問に答えようと思って」
キョン 「…………そうか」
キョン 「まあ速達以上の速度ではあったな。 もう消えていいぞ」
朝倉 「そんなひど」
長門 「崩壊因子を仕込んでおいた」
朝倉 「何が!? って本当に消え始めてる私!! どこに仕込んでいたというの!?」
キョン 「たぶんその手にあるものがそうだと思うぞ」
長門 「おでん缶」
朝倉 「はおいしい」
キョン 「なにを言ってるんだおまえは」
朝倉 「そんな、廊下に不自然に置いてあったこれに仕込んでいただなんて……」
キョン 「不自然だったなら食うなよ……」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 21:32:58.50 ID:hO2OE24O0
朝倉 「…………」
朝倉 「ここで私が消えても、第3、第4の朝倉涼子が」
長門 「カレーおいしい?」
キョン 「ああうまいぞ。最高だ」
朝倉 「聞いてないの!?」
古泉 「ようこそ敗者の園へ」
朝倉 「…………」
古泉 「ここでゆっくりキョンくんを眺めましょう。 かわいいですよ」
古泉 「あ、ほら、あんなに口を汚して……」
朝倉 「あ、ほんとにかわいい……」
朝倉 「なんだか……あんなキョンくんが見れたら、満足しちゃった」
古泉 「朝倉さん……」
古泉 「あ、見てください!!」
朝倉 「いきなり長門さんが高速でキョンくんの服(上下)を脱がした!?」
古泉 「しかもキョンくんは知らずにカレーを食べ続けてます!!」
朝倉 「パンツは!?」
古泉 「くまさんです!!」
朝倉 「乳首は!?」
古泉 「ピンクです!!」
朝倉 「私……逝ける!」
朝倉 「昇天!!」
古泉 「朝倉さあああん」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 21:35:41.43 ID:hO2OE24O0
ハルヒ 「おじゃましまーす」
朝比奈 「おじゃましまーす……してもいいんでしょうかぁ?」
キョン 「うおっ! どうしてお前らが……」
ハルヒ 「お泊り会よ!!」
朝比奈 「楽しそうで、いいかなーって」
長門 「……」
キョン 「いいのか長門」
長門 「いい」
長門 「すでに着替えもすませてある」
キョン 「ほんとだいつの間に……て俺の服まで!?」
ハルヒ 「キャミソールとは、わかってるわね有希!!」
朝比奈 「パジャマとかもいいですよー」
長門 「着せ替えタイム」
キョン 「もう勝手にしてくれ……」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 21:39:24.07 ID:hO2OE24O0
ハルヒ 「ねえキョン」
キョン 「なんだ」
ハルヒ 「これからあたしのことはお姉ちゃんって呼びなさい」
朝比奈 「考えてみれば、幼女じゃなくて妹にするんでしたね」
ハルヒ 「そうゆうこと」
ハルヒ 「キョンには妹度が足りないわ」
キョン 「今更か……」
ハルヒ 「お姉ちゃんと呼んでるうちに自然に妹っぽくなるはずよ」
長門 「できれば私もお願いしたい」
朝比奈 「それなら私もお願いしたいです!」
キョン 「(言わなきゃいけないのかこれは……)」
キョン 「(でもなんかすごい期待されてるし……)」
ハルヒ 「言いなさい、キョン」
キョン 「お、」
キョン 「……お姉ちゃん」
古泉 「朝倉さん……僕も、今逝きます」
古泉 「昇天!!」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 21:43:37.00 ID:hO2OE24O0
朝比奈 「そろそろ寝ましょうか」
長門 「布団は2人分しかない」
朝比奈 「つめれば寝られますよたぶん」
ハルヒ 「というわけでキョンは真ん中で寝なさい」
朝比奈 「うわーキョンくんやわらかくて暖かい……」
長門 「ぷにぷに」
キョン 「2人して挟み込むな!!」
ハルヒ 「そして私がその上に!!」
キョン 「重いだろーが!!」
キョン 「(でもちょっと気持ちいい……)」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 21:47:12.00 ID:hO2OE24O0
ハルヒ 「zzz」
朝比奈 「zzz」
キョン 「ようやく寝たか……」
長門 「そして私たちの時間」
キョン 「長っ……!!」
長門 「静かに」
長門 「となりの部屋に行く」
長門 「……真面目な話」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 21:50:47.98 ID:hO2OE24O0
キョン 「いったい何なんだ長門」
長門 「…………」
長門 「あなたはその姿のままでいいの?」
キョン 「いや、よくないが……」
キョン 「しかしハルヒのわがままに逆らうことはできないしな」
長門 「そんなことはない」
長門 「できる」
キョン 「……なんだって」
長門 「涼宮ハルヒの記憶から、あなたを消せば、可能」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 21:54:03.54 ID:hO2OE24O0
キョン 「何故、そんなことをする必要がある?」
キョン 「元に戻すってんなら、俺の姿だけでいいだろう」
キョン 「なんでハルヒの記憶までいじらなきゃならない?」
長門 「涼宮ハルヒは私とあなたとの仲を疑っている」
キョン 「なんだと?」
長門 「今回のことはそれが原因」
長門 「あなたが幼女になれば、私とあなたが接触しても害はない、と涼宮ハルヒは判断した」
キョン 「…………」
長門 「情報操作によって記憶を消さなければ、いずれまた似たようなことが起きる」
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 21:58:34.44 ID:hO2OE24O0
長門 「あなたが元の姿に戻るためには、2つの方法がある」
長門 「1つはあなたが私との接触を断ち、涼宮ハルヒと親しくする」
長門 「それによって涼宮ハルヒがあなたを元の姿に戻したくなるのを待つ」
キョン 「…………」
長門 「もう1つは私が情報操作をし、あなたを元の姿に戻す」
長門 「その際涼宮ハルヒはあなたを忘れる」
キョン 「そんなことが……できるのか」
長門 「あなたが、私を選ぶなら」
キョン 「長門……」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 22:02:44.95 ID:hO2OE24O0
キョン 「すまん、一晩考えさせてくれ……」
長門 「そう」
キョン 「今日のところは、一旦家に帰っていいか?」
長門 「あなたの自由」
キョン 「悪いな」
長門 「…………」
キョン 「ただいま……ておい」
キョン妹「あ、おかえりキョンくん」
キョン 「…………(こんな夜遅くまで起きてるなんて)」
キョン 「……ただいま」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 22:07:30.04 ID:hO2OE24O0
キョン妹「キョンくん、ほんとに女の子さんになっちゃたんだねー」
キョン妹「むう、私より小さいかも」
キョン 「あーまあ色々あってな」
キョン 「それはともかく、なんでこんな遅くまで起きてたんだ? いつもならもうとっくに寝てるだろう?」
キョン妹「なんだか眠れなくて……あ、偶然だよ偶然!!」
キョン 「偶然、か」
キョン妹「うん、偶然なの」
キョン 「……今日は一緒に寝るか?」
キョン妹「え、いいの!?」
キョン 「もちろん」
キョン妹「やった!! えへー」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 22:11:28.40 ID:hO2OE24O0
キョン妹「すぅ……すぅ……」
キョン 「やはり妹の抱き心地はいいな」
キョン妹「……どこにも……行かないでね、キョンくん……」
キョン 「…………」
キョン 「そうだな……決めた」
キョン 「元に、戻ろう」
キョン妹「……zzz……」
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 22:15:19.59 ID:hO2OE24O0
キョン 「と、いうわけで頼むぞ長門」
長門 「わかった」
朝倉 「バックアップを開始するわね」
長門 「お願いする」
古泉 「これでよかったんですか?」
キョン 「ああ、これでいい」
古泉 「ですが、あなたとの記憶が消えた涼宮さんは、確実に情緒不安定になりますよ」
「心配では、ないのですか?」
キョン 「心配なんてする必要ないさ」
「あいつは、天下無敵の団長様だからな」
長門 「情報を変更する」
「3、」
「2、」
「1、」
「0」
ハルヒ 「……いや……」
「認めないわ……」
「認めないわよキョン!!」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 22:18:39.01 ID:hO2OE24O0
キョン 「…………あれ」
「変わってない……幼いままだ」
「いや、それよりここは見覚えがあるぞ……」
「ここは学校……いや――閉鎖空間」
「どうなってやがる……長門! 古泉!」
「……誰も……いない……」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 22:21:50.73 ID:hO2OE24O0
朝比奈 「私のことは呼んでくれないんですか?」
キョン 「うわあ!! って朝比奈さん!」
朝比奈 「あのーちょっと失礼して……もみもみ」
キョン 「あふん、って何してんですか!!」
朝比奈 「ナニを触ってるんです……けど、やっぱり」
キョン 「ちょっ、そんな触り方したらぁ!!」
朝比奈 「落ち着いて聞いてくださいキョンくん」
「いえ、……キョンちゃん」
キョン 「……はうっ?」
朝比奈 「キョンちゃんの体は完全に幼女になってます」
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 22:26:03.80 ID:hO2OE24O0
キョン 「……なんですって?」
朝比奈 「涼宮さんがあなたを完全な幼女に変えてしまったんです」
キョン 「ハルヒが……」
朝比奈 「涼宮さんはキョンちゃんが長門さんを選んでしまったことを、認めなかった」
「あなたを自分の元に居させるために、この世界を作り出したんじゃないかと思います」
「それに……そもそもあなたを妹にしようとしたこと自体」
「長門さんにあなたを取られないためにしたことなんです」
キョン 「そんなわけないですよ。 俺と長門は別に何かあったわけじゃない」
朝比奈 「この鈍感がああああぁぁぁあああ!!」
キョン 「えー」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 22:31:24.83 ID:hO2OE24O0
朝比奈 「……覚えてますか? キョンちゃんは一度>>7で、長門さんに告白してるんです」
キョン 「(……確かにあった) でもそれはあくまで冗談で」
朝比奈 「想像してください」
「もし某しずかちゃんが私スネオ君が好きなの、なんて冗談で言ったらどうなります?」
キョン 「正直スマンかった」
朝比奈 「覚悟してください」
キョン 「…………」
朝比奈 「SOS団はもう」
「おしまいです」
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 22:35:09.98 ID:hO2OE24O0
キョン 「おかしい」
朝比奈 「何がです?」
キョン 「あなた……本当に朝比奈さんですか?」
「俺が知ってる朝比奈さんと違う気がします」
朝比奈 「うふふ」
「……さあ、どうでしょう」
「それより、早く逃げたほうが良さそうですよ?」
「神人です」
キョン 「なっ……」
朝比奈 「ところで、涼宮さんなら部室にいます」
「どうします? 逃げますか?」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 22:38:48.78 ID:hO2OE24O0
キョン 「逃げられるわけないだろ!!」
「今すぐハルヒに会いに行く!!」
「こんなことになったのはハルヒとちゃんと向き合わなかったからだ!!」
「うおっ! 神人あぶねぇなオイ!!」
「なんか死にそうだけどな、だからと言って」
「ハルヒを置いていけるか!!」
「言いたいことが、山ほどある!!」
「今度こそ向き合う!」
「今度こそ伝える!!」
「そんであいつの目見て」
「ああ、死ぬほど文句言ってやるさ!!」
朝比奈 「行っちゃったか……」
「私も、本当は……」
「…………」
「がんばって……キョンくん」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 22:42:13.53 ID:hO2OE24O0
長門 「…………」
古泉 「行くのですか? もう結果はわかっているのに」
長門 「これは、必要なこと」
古泉 「辛いだけなのに、必要なのですか」
長門 「そうゆうもの」
「終わらせる。そして」
「始める」
古泉 「…………さて」
「ふふ、僕にできることは軽微ですが」
「神人ぐらいは、全滅させておきましょうか」
「ふんもっふ!!」
69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 22:46:10.64 ID:hO2OE24O0
キョン 「はぁ、はぁ、……ぁあ」
「長門か……」
長門 「待っていた」
キョン 「すまん長門、どいてくれ。 部室の中にハルヒがいるんだ」
長門 「それはできない」
「私がまだ、伝えてないから」
キョン 「…………」
長門 「私は」
「あなたを」
長門 「弟にしたい」
キョン 「予想外だわ」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 22:49:59.98 ID:hO2OE24O0
キョン 「長門」
長門 「…………」
キョン 「悪い。お前の気持ちを受け入れることはできない」
「長門が俺の姉になったら、それはそれで面白いんだろうが」
キョン 「俺は、ただのキョンに戻りたいんだ」
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 22:54:22.44 ID:hO2OE24O0
キョン 「よお、ハルヒ」
ハルヒ 「…………」
「聞いてたわ」
キョン 「そうか? まあ今すぐでなくてもいい」
「ちょっと言いたいことがある」
ハルヒ 「あの、キョン……?」
キョン 「なんだ」
ハルヒ 「まだ続くのかしら?」
キョン 「ああ、言いたいことはまだまだある」
ハルヒ 「……いつになったら告白するのよ……」
キョン 「なにか言ったか?」
ハルヒ 「なにも!」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 22:55:59.93 ID:hO2OE24O0
ハルヒ 「zzz……zzz……」
キョン 「いつのまにか寝てやがる……」
「神人も消えてるな……うわ、明るい……」
「……俺も寝るか」
「…………なぁハルヒ」
「……――――」
「……zzz……zzz……」
ハルヒ 「…………」
「……バカキョン」
「…………言うのが……遅い…わ…zzz…」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 22:57:26.89 ID:hO2OE24O0
朝倉 「あーあ」
「なーんだ、結局元どおり、ね」
「でも仲良く寄り添って……ちょっとは変わったのかしら」
長門 「お疲れさま」
朝倉 「ほんとーに疲れたわー。こんなに大変だったなんて」
長門 「それがあなたの仕事」
朝倉 「それもそうだけど。 で、どうするの? こんな結果になっちゃって」
「やり直したい?」
長門 「それは」
「まだ決めてない」
朝倉 「あのね……」
長門 「ゆっくり判断すればいい」
長門 「バックアップは、とってある」
to be Continue …… ?
75 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/10/24(金) 22:58:02.71 ID:hO2OE24O0
ここまで読んでくれた皆さん、お疲れさまでした。
お見苦しい妄想に付きあっていただき、感謝の極みです。
まだまだ未熟ですので、これからも精進していきたいと思います。
ありがとうございました。