1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/06(土) 16:28:54.85 ID:Pn37biPMO
長門「あなたは私だけを見ればいい、私にはあなたしか見えない……」
古泉「張り付けにして置いて何が愛を語るんです!?やめてください長門さん!」
長門「…ダメ、他を見ないで私だけを………見て」
古泉「だれか!だれかいませんか!?朝比奈さん!涼宮さん!!キョン君!!!っっむぐっ……」
長門「あまり喋らないで…あなたの声も私だけのもの………」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/06(土) 16:32:23.37 ID:Pn37biPMO
古泉「っん!ぼ…僕には好きなかたがいるんです!やめてください!」
長門「……誰?」クスッ
古泉「す…涼宮さんです!ぼ…僕は涼宮さんを愛しています!だから……だからこんなことやめてください!」
長門「これを見て、おなじことを言える?」
古泉「!!!」
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/06(土) 16:35:19.34 ID:Pn37biPMO
ハルヒ『みくるちゃん、キョンを押さえておいて』
みくる『わかりましたぁ…ごめんなさいキョン君………』
キョン『ん”〜!ん”ぁ』
古泉「そ…そんな、そんな………」
長門「これが現実、これから起こる事も現実……」
5 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/06(土) 16:38:51.87 ID:Pn37biPMO
長門「私はあなたが他の人間の雌に手を出さないようにこれの情報連結を解除する」
古泉「や…やめてください!そうしたら……」
長門「私はそんな古泉一樹も受け入れられる……」
古泉「長門さん!こんな愛情表現間違っています!」
長門「それは人間の理屈、私は対有機生命体……」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/06(土) 16:43:53.91 ID:Pn37biPMO
長門「なぜ?なぜなの?なぜ私を拒絶する?なぜ?なぜ?なぜ?何故?」
古泉「長門さん、長門さんの愛とはどのような理由なんですか?そして…何故、僕を好きになったのですか?」
長門「愛の意味はわからない。なんど計算してもエラーになる。あなたはいつも私のそばにいてくれた……あなたは私の補助をしてくれた……今度は私の番………」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/06(土) 16:47:53.40 ID:Pn37biPMO
古泉「長門さん、今あなたのしている事は愛ではありません。それは、わかってくれますね?」
長門「じゃあ愛とはいったいなんなの?私は私は私は私は私は……」
古泉「長門さん、落ち着いてください。」
長門「私はあなたのもの?あなたは私のもの…私はあなたのもの?あなたは私のもの…私はあなたのもの?あなたは私のもの…私はあなたのもの?あなたは私のもの…」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/06(土) 16:53:25.97 ID:Pn37biPMO
古泉「長門さん、あなたにも感情があることはわかりました。しかし、間違った方向でその感情をとらえてしまったんですね……」
長門「私は間違っていない。間違っているのはあなた。あなたは私のもの」
古泉「…………」
長門「あなたが私を受け入れないのなら、この星を破壊する」
古泉「…なっ!………なにを勝手な!!ふざけないでください!私はあなたの……」
長門「この世界を破壊する」ツー
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 16:57:09.36 ID:Pn37biPMO
古泉(な…涙?あの長門さんが涙……僕は…僕はどうすればいいんですか……)
長門「……………」ポタッ
古泉「……わかりました。僕一人でこの世界が守られるんですね?ちがいますか?」
長門「あなたは優しい…私はあなただけを見る。だからあなたも、私だけを見て……」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/06(土) 17:01:39.90 ID:Pn37biPMO
古泉(ふふ、僕はつくづく運がないですね……涼宮さんは彼が……僕は、見守る事しかできませんでしたね。この世界があるのも事実、彼がいたからです)
長門「さ………ぁ、古泉一…………樹、今からそこに行く、私を見つめてまっていて、すぐにつく、あなたのもとに……」
古泉(…………今なら長門さんの気持ちが……!長門の気持ち!?ま…まさか)
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/06(土) 17:05:55.95 ID:Pn37biPMO
長門「ついた、もう30センチであなたと重なる…」
古泉「ちょっと待ってください。長門さん、もしかしてキョン君が好きだったのではありませんか…?」
長門「私はあなただけ……」ポタッポタタッ
古泉(やっぱりそうでしたか、なるほど、似た者同士ですか……困ったものですね、涼宮さんも彼も)
長門「わ”た………し…………は…………………………」ガクガクガク
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/06(土) 17:10:29.89 ID:Pn37biPMO
古泉「………辛かったんですね?長門さん、手足を自由にしてください。今のあなたは…………愛をしらない」
長門「…………」カチャカチャ
古泉「ありがとうございます。長門さん」ギュッ
長門「……!?」
古泉「長門さん、あったかいですか?」
長門「………」コクッ
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 17:13:47.85 ID:Pn37biPMO
古泉「僕の暖かさではあなたの心を暖める事は出来ないかもしれませんが、しばらくこのままでいいですか?」ギュッ
長門「………いい」ギュッ
古泉「後でちゃんと話してくださいね?」
長門「了解……した……」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/06(土) 20:42:22.48 ID:Pn37biPMO
古泉「やはり彼が?」
長門「……そう、彼に私を見てほしかった…でも彼は涼宮ハルヒしか見ていない…………」
古泉「…なぜ僕が?」
長門「あなたがいたから、1番近くに…」
古泉「ダメですよ長門さん、僕たちだって人を選ぶ権利があるんです。長門は彼が好きなのでしょう?諦めないでくださいよ。僕は応援しています。」
長門「……わかった、一つあなたに謝ることがある。」
古泉「なんです?」
長門「あの映像は嘘、あなたを私のものにするための嘘」
古泉「そうだったんですか…嘘は誰でもつきます。それに…いや、これはやめておきましょう。」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/06(土) 20:47:41.65 ID:Pn37biPMO
長門「あなたは諦めたの?」
古泉「僕は……それが彼女の幸せならば、僕は幸せですよ」
長門「なら私にそんなことを言う資格などない、あなたも嘘をついている。私達にも人を選ぶ権利がある。そういったのはあなた」
古泉「……そうですね、僕も僕なりにがんばりましょう。彼女に振り向かれない運命があるならば、僕は逆転してましょう!僕は古泉一樹として」
長門「……それでいい。私は長門有希として」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/06(土) 22:58:33.43 ID:Pn37biPMO
長門「……彼に愛されるならどんな方法がいいのか教えてほしい」
古泉「長門さん、それは自分で考えた方がいいと思いますよ?」
長門「それは……できない。」
古泉「……なるほど、わかりました協力します。ですが、うまくいくと決めつけないようお願いします。」
長門「感謝する」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/06(土) 23:03:41.84 ID:Pn37biPMO
古泉「そうですね。今の季節的にマフラーなどいかがでしょうか?」
長門「……明日、作ってみる」
古泉「あせらずに、ゆっくりといきましょう。彼も男性ですからね、必ず喜ぶと思います」
長門「…………」コクッ
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/06(土) 23:10:43.00 ID:Pn37biPMO
翌日
ハルヒ「よーし!みんな集まったわね!とりあえず雪だるまを作りましょう!」
キョン「おい無茶いうな、まだ雪は降ってないぞ」
古泉「長門さん、いまですよ」ボソボソ
長門「…………」コクッ
キョン「だいたいな、雪がふったか(グイッ ん?どうした長門?」
長門「………これ、作った、あげる」
ハルヒ「あ、有希、気が利くわね!そうね、私もなにか作った方がいいかしら?」
古泉「大変よいかと、お手伝いします」ニコニコ
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/06(土) 23:13:48.84 ID:Pn37biPMO
長門「…古泉一樹」
古泉「…?なんでしょう?」
長門「マフラー……」
古泉「………僕にですか?ありがとうございます。」ニコッ
キョン「長門、これあったかいな、ありがとよ」
長門「…………」コクッ
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/06(土) 23:19:32.41 ID:Pn37biPMO
古泉(…長門さん、嬉しそうですね。……もしかしたら僕は…ふふ、僕は単純なのでしょうね。キョン君、僕はあなたに嫉妬してしまいそうですよ)
キョン「古泉、薄気味悪い笑いかたをするな、朝比奈さんのお茶の質が落ちる。」
古泉「ふふ、世界は平和ってことですよ。うらやましいかぎりです」ニコニコ
キョン「お前のいうことは、さっぱり理解できんな」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/06(土) 23:27:28.33 ID:Pn37biPMO
長門(彼を家に誘ってみよう、前とは違う、一般的に)
長門「………」グイッ
キョン「長門?なん」
ハルヒ「あっ!教務室に用事があるんだった!キョン!!あんたも来なさい!団長命令よ!団長の機嫌を損ねたら一生雑用決定よ!?」
キョン「はぁ…やれやれ、困った団長だな……長門、スマン、また後で頼む」
長門「………あ」
古泉「長門さん、どうです?彼が来るまで僕とオセロでも」
長門「……今日は、帰る」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/06(土) 23:33:47.36 ID:Pn37biPMO
長門「……また明日」ガチャ…バタン
みくる「ふぇ?古泉君、長門さんどうしたんですかぁ?なんだか具合が悪そうでしたよ?」
古泉「ええ、マフラー作りを徹夜したといってたのでかなり疲労が激しいのではないでしょうか?」
みくる「なんか……心配です」
古泉「そうですね、僕があとで様子を見に行って来ますよ。このマフラーのお礼もしたいので」
みくる「私もご一緒と、いいたいんですけど今日は用事があって……古泉君、お願いしますね」
古泉「はい、まかせてください」ニコニコ
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/06(土) 23:38:22.12 ID:Pn37biPMO
長門(彼らは私達の気持ちをしらない、そうだから私達はよけい辛い、今日はメールで彼を呼ぼう。それがいい)
…
……
………
…………
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/06(土) 23:44:21.24 ID:Pn37biPMO
ハルヒ「キョン、今日は家に着いたら外出禁止よ!」
キョン「ハルヒ、お前は俺を束縛できる権利があるのか?」
ハルヒ「あるわよ!団長として団員の危機は回避させてあげなくちゃ!」
キョン「お前は予知でもできるのか、すごいな、えらいな、はいはい……。で、具体的にどんな危機なんだ?」
ハルヒ(あんたが消えちゃうかもしんないのよ!なんていえないわね…)
ハルヒ「サイフ落として、携帯落として、鳥にフンを落とされるわ」
キョン「そいつは、どうも」
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/07(日) 06:09:46.81 ID:nTrSCm16O
キョン「ん?長門からメールが……まぁ団長様の命令はたったいま廃止となった。さて、そうだな、なんか手土産でも持ってくか」
ガチャ
キョン「よう長門、お邪魔するぞ」
83 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/07(日) 06:16:29.52 ID:nTrSCm16O
古泉「おっと、電話ですか、一体誰からでしょう?…彼?はいもしもし…」
長門『私から逃げないで……私は、私は……あなたが必要………だから…………』
キョン『……おい!長門!!目をさませ!!………っぐぁ!』
ツーツー
古泉「……人は同じ過ちをくりあえすですか。なるほどごもっともです。しかし、彼女も人であることが……急ぎましょう」
85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/07(日) 06:26:19.10 ID:nTrSCm16O
古泉「−−−−」プルルル
古泉「!?……涼宮さんから?…はいもしもし」
ハルヒ『古泉君!キョンがいないの!!いなくなっちゃったの!でちゃダメってあれほどいったのに……古泉君、キョンを知らない?私、すっごい嫌な感じがするの……』
古泉「涼宮さん、安心してください。僕はさっき彼に会いましたが携帯を忘れていたようです。きっと安全ですよ。彼にあったら伝えておきます」
ハルヒ『……わかったわ、ごめんね古泉君、また明日』
古泉「ええ、また明日、文芸部室で」
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/07(日) 06:33:31.55 ID:nTrSCm16O
古泉「……長門さんの家は……ここですね!失礼します!」ガチャ
キョン「こ……古泉!?ダメだ来るな!」
長門「私を見て永遠に……」ヒュッ
グサッ
キョン「……ぐっ………ん?…………冗談じゃない…こ…古泉!」
古泉「報われないのなら報われるものに、差し上げましょう。そのためなら、僕の命など安いものです」ニコニコ
キョン「−−−古泉!言ってる意味がわからん!てか喋るな!……長門、お前どうして……」
古泉「涼宮ハルヒは今、あなたを望んでいる。……僕は超能力者です。これくらいなんと……か、なります」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/07(日) 06:40:28.03 ID:nTrSCm16O
キョン「なにいってん……」ビシッ
古泉「早く彼女のもとへ……」
キョン「……わかった。死ぬなよ古泉!」ダッ
古泉「……やっと二人になれましたね長門さん………」
長門「なぜ?なぜ彼は私を見てくれないの?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?なぜ?」
ギュッ
古泉「……一人にさせて申し訳ありません長門さん、……あなたを守る役目、僕じゃ不服でしょうか………?」ゲホゲホッ
長門「……古泉一樹?……………私が、私があなたを………?私が?ごめんなさい!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい………」
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/07(日) 06:48:47.54 ID:nTrSCm16O
古泉「長門さん、落ち着いて下さい。ま…だ、僕は平気です。僕はあなたが好きです。これに嘘はありません。」
長門「………古泉一樹、私は私は……」
古泉「………僕はまだ幸せかもしれませんね。僕はこの世界の人間ですから、朝比奈さんや長門さんみたく、いつかは帰らないといけない存在ではないのですから……」
長門「………なぜ!?なぜ、情報結合できない?古泉一樹!死なないで!おね……がい………」ポタポタッ
古泉「そろそ………ろ、眠くなってしまいま……した。長門さん、あ……なたがもっと見れなくて残念で………す。」ギュッ………パタ
90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/07(日) 06:52:31.90 ID:nTrSCm16O
長門「……嘘………私が、私が古泉一樹を?愛ってなに?……これが愛なら間違ってる………私は、愛なんて知らなきゃよかった………前が見えない」ポタポタッ
長門「今、私もあなたのもとに行く、待ってて古泉一樹−−−−−−−−−−」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/07(日) 06:58:44.71 ID:nTrSCm16O
キョン「ハルヒ!!」
ハルヒ「キョン!どうしたの?私、心配してたんだからね!?」
キョン「悪かったな、でも今そんな事言ってる場合じゃない!お前にしか出来ないんだ、よく聞けハルヒ」
ハルヒ「なによ…?」
キョン「古泉と長門が今ここに来ることを願ってくれ」
ハルヒ「なにいってるの?古泉君ならさっき電話したわ」
キョン「頼む!頼むから本気で願ってくれ!古泉と長門が来たら、お前の願いなんでも聞いてやる」
ハルヒ「キョン……?なんで泣いてるの?」
キョン「早くしてくれ!!」
93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/07(日) 07:06:45.57 ID:nTrSCm16O
ハルヒ「わかったわ……キョンそのかわり後で絶対に約束を守ってよ!!」
「長門さん、もう無茶はよしてくださいよ?僕が近くにいるんだからもっと頼ってください」
「わかった……でも、私はあなたに出来ることがあるならどんな事でもする」
「なら、今すべき事をやってしまいましょう」
「……………」コクッ
「涼宮さん、キョン君、いままでありがとうございました。……これからは、違う僕たちを見ていてください。僕たちは違うあなた達を見ます。今後ともよろしくお願いします」
また、文芸部室で………
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/07(日) 07:09:35.69 ID:nTrSCm16O
とりあえず終わりです!
みんなありがとう!
爪は粉々だけど満足しました!