11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/01(月) 03:00:38.81 ID:RCiMwENBO
かがみ「…なんでもないわよ」
こなた「嘘だ〜、いつもの覇気がないよ〜」
かがみ「なんでもないって言ってるでしょ」
こなた「…むぅ」
つかさ「こ、こなちゃん」
こなた「またまた〜、もしかして隠し事?私やつかさに言えない事かな〜」
かがみ「うるさい」
こなた「(カチン)かがみんや、友達がそんな風になってたら心配するでしょ、普通」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/01(月) 03:06:20.39 ID:RCiMwENBO
かがみ「………」
こなた「………」
つかさ「あわわ……ね、早くしないと遅刻だよ〜。い、行こ?」
こなた「なんなのさ?そんな黙りこくられても困るのだよ」
かがみ「…うるさいって言ってるのよ」
つかさ「ふぇぇ……」オロオロ
こなた「うるさくないでしょ。1時間目サボってもいいんだよ?」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/01(月) 03:14:11.05 ID:RCiMwENBO
かがみ「…あんたに何が分かるのよ」
こなた「は?」
つかさ「はぅ…あ、あのねこなちゃん、お姉ちゃん今」
かがみ「あんたに何が分かるっていうのよ!!」
つかさ「ひぅ!」
こなた「いきなり大声ださないでよ。みんな見てるじゃないのさ」
21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/01(月) 03:18:19.09 ID:RCiMwENBO
かがみ「あんたさっきからなんなのよ!?私の気持ちも知りもしないで
ズカズカと踏み込んできてさ!そうゆう自己中なとこなんとかしなさいよね!!」
こなた「ビクッ!…わ、私はただかがみんが…」
かがみ「みんな見てる!?は、だからどうした!?そうやってあんたらオタクは
周りの視線にビクビクしながら一生を過ごしていけばいいのよ!!」
つかさ「おおお姉ちゃ」
こなた「(プツン)…人が下手に出て言わせておけば、
言いたいことガンガン言ってくれるねぇこのツンデレは」
かがみ「はぁ!?」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/01(月) 03:24:20.71 ID:RCiMwENBO
こなた「私の気持ちも知らないで?ハハ!ワロス!盛大に声出してワロス!!
スイーツ(笑)気取りもそろそろやめてよし子ちゃんだっつーのさ!!」
かがみ「…なんだと?」
こなた「それなんて恋空?等身大の私も見て、ガッシボカってぇ?
笑わせるね、かがみんの気持ちなんて知ったこっちゃないよ!
そうやって1人で落ち込んで楽しい?ねぇ楽しいの!?楽しいの!?」
かがみ「い、い、意味わかんない言葉並べてんじゃないわよチビオタク!!
べ、別に落ち込んでるわけじゃないわよ!なんでもないって言ってるだろ!!」
つかさ「やめてよぉ…」ポロポロ
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/01(月) 03:29:30.82 ID:RCiMwENBO
こなた「あーそう。勘違いしないでよねって流れですか?ふーん。わかります」
かがみ「だいたいなによ!?気持ちもわからないくせにキレてんじゃないわよ!
気持ちもわからないくせに!!気持ちもわからないくせに!!!」
こなた「大事なことだからっと」
かがみ「あんたなんか…あんたなんか…」ポロポロ
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/01(月) 03:36:21.37 ID:RCiMwENBO
こなた「ほーぅ。そこで泣くんだ」
かがみ「…っく」
こなた「はー。これだから女ってやつは〜」
かがみ「あんたも女じゃない…」
こなた「へへ〜叫んですっきりした?うわっ、もう1時間目間に合わないし」
つかさ「……っ!……!」ガクブルボロボロボロガクブル
こなた「おーつかさ、いい子だ〜。もうだいじょぶじょぶ〜」ナデリコ
かがみ「……来ないの」
こなた「ん〜」
かがみ「生理が来ない…」
こなた「!」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/01(月) 03:40:15.24 ID:RCiMwENBO
こなた「かがみん…今なんて」
つかさ「…ぉお゙姉ぢゃん゙?」ポロポロ
かがみ「こなたぁ…生理が来ないのぉ…」
こなた「ま、まさか…」
かがみ「そうよ…あの夜あんたと…その…」
こなた「私…かがみを孕めたの?」
かがみ「意味わからないけど、妊娠検査薬でも確認したわ…」
こなた「かがみん…私働くよ」
かがみ「…ふぇ?」
こなた「学校止めて働く。かがみんは子供を生んで」
かがみ「生んで…いいの?」
こなた「もちろんだよかがみん…ずっと一緒だよ…んっ」
かがみ「…!こなたぁ…ちゅぱっ…れろれろ」
つかさ「たまらないよぉー!!」クチュクチュニチュチュッチュチュ!!
おわり
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/01(月) 04:55:32.06 ID:RCiMwENBO
みゆき「――それはありえない話ですね」
下校の時間。
私達は4人、駅までの道を歩く。
それまで空気だったみゆきさんが、ようやく色を伴い、話し始めた。
みゆき「かがみさんが泉さんの子供を妊娠?まことに前例のない話ですね」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/01(月) 05:00:35.50 ID:RCiMwENBO
かがみ「なにを言うのみゆき!私は本当にこいつの子を…!」
こなた「ん……」
みゆき「女性同士の営みで子を授かる?馬鹿げているでしょう常識的に考えて」
かがみ「でも実際に私はこなたと、その、そうゆう事をして生理が来なくなったのよ!」
こなた「ふぁっ」
みゆき「貝合わせをしたとして、かがみさんの膣に精子が入り込み
それにより受精ですか?片腹痛いです」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/01(月) 05:05:49.88 ID:RCiMwENBO
かがみ「でもこれは事実なのよ!私とこなたが齎した奇跡なの!!」
こなた「あぁ!」
つかさ「お姉ちゃん、話しながらこなちゃんのスカートの中まさぐるのやめようよ」
みゆき「………」チラ
こなた「?…はぁ、はぁ…」
みゆき「…仮に、その行為の中でかがみさんが子を孕んだとしましょう。
ですが、それはありえない事。生物学的に。わかりますね?」
44 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/01(月) 05:10:10.15 ID:RCiMwENBO
かがみ「だ、だから!」
みゆき「そこで1つの仮説が浮かびあがります」
かがみ「仮説…?」
こなた「…ふぅ」
みゆき「…泉さんの体内に、精子が存在していた」
かがみ「!」
こなた「!」
つかさ(お夕飯なにかな)
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/01(月) 05:15:26.45 ID:RCiMwENBO
かがみ「こなたの中に…精子が?」
みゆき「えぇ。あくまでも仮説ですが」
こなた「………」
かがみ「どうゆう事よ…説明しなさいよ」
みゆき「では…コホン。泉さんの体内には精子が存在した。それには2つの可能性があります
その前にかがみさん、泉さんとニャンニャンする以前に、殿方との合体は」
かがみ「あるわけないじゃない!!!!」
こなた「はぁんんっ!」プシッ
みゆき「申し訳ありません」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/01(月) 05:20:11.87 ID:RCiMwENBO
つかさ「こなちゃん、ニャンニャンとか営みとかってなぁに?」
こなた「ggrks」
みゆき「では可能性その1。泉さんは生れつき特異体質で
膣の分泌液の中に精子が存在した」
かがみ「それだわ!!!!!」
こなた「んっ!」
みゆき「可能性その2。泉さんとかがみさんが性行為をする直前に
泉さんは殿方との性行為に及び、精子を注がれた」
54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/01(月) 05:24:13.54 ID:RCiMwENBO
こなた「………」
かがみ「そ、そんな事あるわけっ」
みゆき「…そしてそのあと、泉さんは体内に精子を残した状態で
かがみさんと繋がった。そして行為中にかがみさんの中に
その殿方の精子が進入、やがて受精に至ったのです」
つかさ「h…tt……p…………g…oo……g」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/01(月) 05:52:17.93 ID:RCiMwENBO
かがみ「ちょまっ!もう仮説がどうこうじゃなくて推理の域だろ!!」
みゆき「私はそれしかないと思います。仮説云々はどーでっもいっいでっすよ」
かがみ「こなた…」
こなた「………」
かがみ「……っ!」
みゆき「さぁどうなんですか泉さん。私の完璧な推理に逆転の余地はありますか?」
こなた「うぅ…」フルフル
かがみ「こ、こなたをいじめないでーっ!!」
どんっ!!!!
みゆき「あ」
キキーーーーーーー!!ガシャーーーーン!!!!!!!
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/01(月) 06:04:27.70 ID:RCiMwENBO
かがみ「みゆきぃーー!!!」
こなた「うわぁぁぁぁ!みゆきさん!みゆきさーーん!!」
つかさ「ふわぁ…営みってこんな意味だったんだぁ…んっ…」クチュクチュ
みゆきさんは帰らぬ人となった。
たまたま通り掛かった人の通報で、かがみんは御用となった。
私もつかさも、泣いて泣いて、泣き明かした。
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/09/01(月) 06:14:49.33 ID:RCiMwENBO
5年後――
かがみ「はぁ…シャバの空気はやっぱりおいしいわねー」
こなた「かがみんお帰り…ずっとずっと、待ってたよ」
かがみ「待たせてごめんねこなた…んっ…」
こなた「あむ…れろれろ…」
???「ぱぱ、このひとだぁれ?」
こなた「ぷはっ…ふふ、おかあさん…かな?」
???「まま?このひとがまま?わーい!」ピョコン
かがみ「わっ!ちょっと、いきなり抱き着いてこないでよもう…
本当、こなたそっくりなんだから」
こなた「あはは。あ、ほら。甘える前にかがみに挨拶は〜?」
???「うん!おかえりなさい、まま!」
かがみ「ふふ…ただいま、“みゆき”」
fin
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/09/01(月) 06:36:44.33 ID:RCiMwENBO
てくてく
みゆき「まま、わたしはどうやってうまれたの?」
かがみ「そうねー、鸛さんが運んできてくれたのよ」
みゆき「わたしはどこからつれてこられたの?」
かがみ「うーん…遠い所から…かな?」
みゆき「とおいところって?」
かがみ「え?そ、それは…神様!神様の住んでる所よ」
みゆき「かみさまはどこにすんでるの?」
かがみ「え?えーと…あ、信号赤だから止まるわよー」
みゆき「わたし、しってるよ。てんごくですよね」
かがみ「え?」
みゆき「ただいまもどりました」
どんっ