1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/28(木) 17:38:34.46 ID:BxErMDWx0
授業が終わり、俺は足取りも軽く部室へ向かっていた。
ドアノブに手をかけようとしたその時、我らが団長殿の高らかなる声がドアを隔て、
部室を響かせたのを俺の耳は感じ取った。
ハルヒ「>>5」
5 名前:End of life ◆End..k810w [End] 投稿日:2008/08/28(木) 17:40:36.15 ID:XLiKfET+0
電波王とセックス!
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/28(木) 17:43:40.73 ID:BxErMDWx0
ハルヒ「電波王とセックス!」
・・・俺は耳を疑った。
電波王?ハルヒちゃんかお前は。
だが確かにハルヒの声。
数秒間の脳内会議を経て、とまどいつつも俺は
1 ドアを開けた
2 逃げるように退散した。
>>12
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/28(木) 17:45:51.71 ID:ph1z220w0
2
15 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/28(木) 17:49:19.79 ID:BxErMDWx0
とまどいつつも俺は逃げるように退散した。
文字通り電波王にでもなったかのような奇声は聞かなかったことにする。いや聞こえなかった。
今日の活動はどうしようだの、手持無沙汰に考えながら廊下を歩いていると向こうから
>>18が歩いてきた。
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/28(木) 17:50:49.55 ID:ZVYpX5680
マルフォイ
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/28(木) 17:55:32.42 ID:BxErMDWx0
・・・この糞暑い中、ご苦労なことにローブをかぶった男が歩いてきた。
仮装パーティなんてうちの学校に行事として確立していたのか。びっくりだ。
今日はやけにおかしなことが続く。
ハルヒの精神状態がまずいんじゃないのか?
すれ違い様、男は顔に似合わずハイテンションでこう言い放った。
マルフォイ「フォイフォイwwwwww>>25フォイwwwwwwwwwwwwwww」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/28(木) 17:57:31.86 ID:b9YL3bBd0
頑張る
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/28(木) 18:06:42.94 ID:BxErMDWx0
マルフォイ「フォイフォイwwwwww頑張るフォイwwwwwwwwwwwwwww」
・・・何と言ったこの男は?
サンダルフォン?いや違う。・・・
深い考察へのかけ橋を自ら断ちきり、足早に俺はその場を立ち去った。
こういう日もある。いままでにもよくあったことだ。
あまりにも考えすぎるとこっちが電波王になっちまいそうだ。
シュンッ
・・・よかった。俺の反射神経はまだ衰えちゃいないようだった。
先ほどの男が放った稲妻のような光線は髪の先端を焦がすだけに止まり、俺は体制を整え直した。
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/28(木) 18:10:33.64 ID:BxErMDWx0
・・・何が目的だこの男は。
初対面の相手に先制攻撃とは。
恐らく手に持った杖のようなものが攻撃手段だろう。
かといって迂闊に近づくこともできない。
俺は>>33した。
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/28(木) 18:13:59.08 ID:uJ5UX5ht0
頑張った
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/28(木) 18:20:09.86 ID:BxErMDWx0
俺は頑張った。
頑張りながら必死に脳内大会議を開き、今できる最善策を全俺から募った。
先手必勝!逃げるが勝ちだ!!
しかし足を踏み出そうとした瞬間、辺り一面は闇に包まれた。
振り向くとローブの男は杖をかざし、何かを唱え終わった後だった。
廊下だったはずの空間は壁に囲まれていた。
いつぞやの記憶が俺の感覚神経を刺激する。
キョン「情報制御下か・・・!」
男は杖を再びこちらへ向け、こう唱えた。
マルフォイ「>>38!」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/28(木) 18:22:17.00 ID:K1bo6pPc0
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/28(木) 18:28:36.71 ID:BxErMDWx0
マルフォイ「以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします!」
すると突然、真っ暗だった空間は様子を変え、数多の文字列が浮かぶ電脳世界へとなりはてた。
理解したのも束の間、糞スレと呼ぶにふさわしい文字列集合体が俺の体目がけて降り注いできた。
キョン「くそ、速いっ!」
避けきれなかった―・・・
そう感じ取った俺を守るかのように立ちはだかっていたのは以外にも>>45だった。
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/28(木) 18:30:48.79 ID:2BE0p5010
ダディクール
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/28(木) 18:39:37.07 ID:BxErMDWx0
ダディ「・・・」
もはや何が何だか理解が追い付かない。
凛々しい顔をした、その人とも記号の羅列ともとれる物体は
確かに俺の守護をしてくれたと見て間違いではないだろう。
しかしあれだ、この光景、すごく・・・シュールです・・・
気づくとその記号集合体は俺から体を退け、攻撃体制に移っていた。
瞬く間に指先から発射された>>55は見事にローブ男を貫いていた。
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/28(木) 18:42:07.19 ID:uJ5UX5ht0
瓦そば
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/28(木) 18:50:36.17 ID:BxErMDWx0
・・・カオスと形容するに相応しいその状況は、指先から噴出した瓦そばによって事なきを得た。・・・のか?
辺りはもとの廊下にもどり、男も消えていた。
代わりにあの超能力者が眼前に佇んでいた。
古泉「緊急事態です。部室へ来てください。」
引っ張られるようにして部室へ入ると、あの大迷惑女はパソコンの画面を食い入るように覗いていた。
これは・・・掲示板?
ハルヒは読んでいた「>>64」というスレッドを閉じ、ふうっとため息をついた。
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/28(木) 18:52:33.56 ID:uJ5UX5ht0
http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/ghard/1219823348/
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/28(木) 19:00:44.77 ID:BxErMDWx0
ハルヒは読んでいた「ヤッターマンコーヒーライター360」というスレッドを閉じ、ふうっとため息をついた。
あぁ。明らかに緊急事態だ。俺の眼はどうにかなっちまったらしい。
既視感ありまくりの、文字列集合体が部室を渦巻いている。
ハルヒは俺たちには目もくれず、専ブラを巧みに使い掲示板を巡回している。
古泉「恐らく涼宮さんはネットへの依存から自我を失い、現実世界にまで電脳世界を引っ張り出しています。」
あのローブマンやクールなダディはその影響か…
古泉「打開策はただ一つ。>>68することです。」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/28(木) 19:02:24.59 ID:K1bo6pPc0
シコシコ
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/28(木) 19:16:14.61 ID:BxErMDWx0
古泉「打開策はただ一つ。シコシコすることです。」
・・・うどん作りか?
古泉「いえ、俗にいう自慰自慰佐藤です。」
・・・誰が。
古泉「もちろん、貴方が。」
古泉「涼宮さんの前で自慰行為などという下劣な行動をとる下劣な貴方を見て、涼宮さんは現実世界へ意識を戻すはずです。」
・・・言葉も出ない。まぁいい。
おかずうp>>80
80 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/28(木) 19:25:50.00 ID:Y7cNUjZr0
ttp://www.vipper.net/vip601282.jpg
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/28(木) 19:39:47.58 ID:BxErMDWx0
ふぅ・・・
スク水古泉タンでがっつり抜いた俺は一息つき、ハルヒを見た。
ハルヒ「こっ・・・」
ん?
ハルヒ「この変態っ!!!」
にやつく古泉を見て、ハルヒが正常化したことを認め、
俺が異常の暴徒と化したことは認めざるを得ないだろう。
fin 名無し先生の次回作にご期待ください!
始めてのSSでした。見てくれたみんなありがとう。