ハルヒ「みくるちゃん!」


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337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 03:32:12.23 ID:WM3/mZ6e0

じゃあちょっと書いてみる 変だったらスマソ


佐々木「き・・・救急車を・・・」

ざわざわ

佐々木「早く救急車を呼べ!はやく!」

佐々木の怒鳴り声であたりに一瞬の静寂が訪れる。
そしてさんざんいじめていた生徒たちも、さすがにこの事態にはついていけなかったのだろうか。

泣き出す者、目を背ける者。だれも佐々木の指示に従うものはいない。

佐々木「ハルヒ、おい、ハルヒ!しっかりしろ!・・・くそっ」

みくる「あああああああ・・・!!!」

そこで、急に扉が開いた。

ガララッ

343 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 03:35:25.59 ID:WM3/mZ6e0

キョン「おいっ・・・!!」
古泉「・・ッ!」
長門「・・・」

ハルヒ(み・・・みんな・・・)

キョン「救急車は!?呼んだのか!?」

古泉「朝比奈さん・・・なんてことを・・・!」

長門「腹部を刺されているが臓器の損傷は見受けられない。すぎに止血をするべき。」

佐々木「・・・!?君たちは・・・!?たしかハルヒをいじめていた・・・それに・・・」

キョン「・・・」

佐々木「なぜだ!なぜ・・・今更・・・!君たちのせいでハルヒはあんなにも苦しめられて・・・!!」

長門「話は後。止血を。」

346 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 03:43:21.55 ID:WM3/mZ6e0

元SOS団の冷静な判断や行動により、ハルヒはすぐに病院に搬送された。
腹部を刺されたものの傷は浅く、朝比奈みくるにためらいがあったためだと考えられる。
臓器など損傷もなく、長門の止血のおかげで出血量も少なかった。

佐々木「・・・ハルヒ・・・」

キョン「・・・」
古泉「・・・」
長門「・・・」

キョン「なあ・・・俺さ・・・なんであんなことしたんだ・・・?」

古泉・長門「・・・」

それはキョンの自問自答だったが、長門も古泉も、真剣に耳を傾けていた。

キョン「俺、一回ターゲットにされただろ?あん時さ、すっげえ、苦しかったんだよ。怖くてさ。なのに、ハルヒは俺をみてくれたんだよ。なのにさ。俺は、ハルヒ、を、貶めちまって・・・あんなになるまでさ、腕、みたか?あざとか、コンパスでさされた跡とかさ。」

348 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 03:51:50.93 ID:WM3/mZ6e0

キョン「あいつは・・・前俺が倒れたときも・・・病院で看病してくれたのに・・・俺は・・・俺はああ!」

ガン、と机をたたく音が響く。
かつてはSOS団の部室として使われた部屋には、当時の面影がほこりをかぶって眠っていた。

まるで、時が止まったかのように・・・

古泉「・・・僕たちが・・・」

キョン「え?」

古泉「僕たちがなんとかしなければ、確実に世界は崩壊してしまうのです。」

古泉「涼宮さんがここまで世界を崩壊させなかったのは、まだこの世界に救いがあったからなのでしょうか。わかりませんが・・・彼女がいじめられてから・・・いや、僕たちが彼女をいじめてから、神人は一回も出現しなかったのです。彼女は精神を乱していたはずなのに。」

・・・ ハルヒは・・・自分の精神まで、おさえこんでいた・・・?

351 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 03:54:51.90 ID:WM3/mZ6e0

長門「やりなおす。」

これまで話さなかった長門が急に口を開いたため、ほかの二人は少しだけ驚いていた。
が、すぐに表情を和らげて、

キョン「・・・こんなシリアスなドラマみたいな日常は、もうこりごりだしな。」

古泉「ええ。僕たちには、ホームドラマのような軽さではないと、ね。」

長門「涼宮ハルヒはだいぶ安定していた。明日には話せる。」

キョン「はは、俺ら、許してもらえるかな・・・」

古泉「罰金は確実でしょうね。」

長門「・・・」

352 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 04:01:11.58 ID:WM3/mZ6e0

次の日

佐々木「ハルヒ!どうだい調子は。」

ハルヒ「佐々木・・・!ええ、大丈夫。動くとちょっといたいけど・・・退屈でしょうがないわ!」

佐々木「そうか。無理はしないことだな。ところで。この漫画、よむかい?」

ハルヒ「!!(ガバッ)っつ・・・!」

佐々木「無理はするなといったばかりだよ、ハルヒ。そんなに急がなくても漫画は逃げないさ。」

ハルヒ「ええ。これ、私毎回楽しみにしてたのよね!最新刊出ていたなんて・・・気がつかなかったわ。最近、外出なんてあまりしなかったから・・・」

佐々木「ハルヒ・・・さあ、ゆっくりと読もうじゃないか!この巻ではなんとケンシロウがだね・・・」

ハルヒ「あ!ネタバレ禁止よ!佐々木はちょっとほかの本でも読んでまってて!」

佐々木「ああ、そうか。すまない。では読み終わったら感想を交換しよう。」

357 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 04:08:03.92 ID:WM3/mZ6e0

・・・
・・


ハルヒ「ふう。ちょっと腕が疲れたわ。・・・ねえ、佐々木」

佐々木「なんだい?ケンシロウの・・・」

ハルヒ「ストップ!まだそこまで読んでないわ!それより、佐々木。おととい、なんだけど。」

佐々木「・・・」

ハルヒ「SOS団のみんなが、私のために動いていてくれた気がするのよ。」

佐々木「ハルヒ・・・」

ハルヒ「意識が遠のいていく中ね、キョンの声が聞こえた気がして。私のために動いてくれた気がするの。あは、私、夢見すぎかしら。キョンも古泉君も有紀もみくるちゃんも。みんな、私のこと、嫌って・・・あはは・・・」

佐々木「ハルヒ・・・もしも。」

ハルヒ「え?」

佐々木「もしも、彼らに、今謝られたら、どうする?」

360 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 04:16:15.31 ID:WM3/mZ6e0

佐々木「もしもだよ。彼らが悔い改めて、君に謝罪しにきたらどうする?嘘かもしれない。まただまされるかもしれない。」

ハルヒ「佐々木?」

佐々木「そうしたら君はどうする?また弱みに付け込まれるかもしれない。偽善かもしれないし、偽りかもしれないんだ。けれど・・・真実かも、しれない。」

ハルヒ「何言ってるのよ。・・・決まってるじゃない。」

佐々木「え・・」

ハルヒ「許さないわ。」

佐々木「・・・そう、だよな「でも!」

佐々木はハルヒの突然の大声に驚いたようだった。目を丸くして、ハルヒのことをみつめている。

ハルヒ「罰金100万円で、許してやらないこともないわ。」

佐々木は愕然としたような表情でハルヒを見つめる

佐々木「そんな・・・だって」

そして感情的に声をぶつけた。

佐々木「だって!彼らは君をだましたんだぞ!痛めつけ、傷つけ、手のひらを翻し、君の、心にも、体にも、傷を負わせたんだぞ!」

363 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 04:24:40.28 ID:WM3/mZ6e0

ハルヒ「・・・そうね」

佐々木「ッ!・・・」

ハルヒの悲しげな目を見て、佐々木は我に返った。
今一番つらいのは、ハルヒなのだ。そんなハルヒに、自分は感情的に、一方的に声を荒げてしまった。

佐々木「・・・」

ハルヒ「そうね。傷つけられたわ。正直、とても怖かった。苦しかった。逃げ出してしまいたいと思ったわ。本当に馬鹿らしいけど、一時期は本気で自殺を考えた。」

ハルヒ「でも。おかあさんが、気がついてくれて。おとうさんが、心配してくれて。そして・・・温泉で・・・あなたに。
    あなたに、出会ったから。佐々木。」

佐々木「!!・・・ぼ、ぼく・・・かい?」

ハルヒ「もちろんでしょう。あなたがいなければ、きっと私はとっくに負けていたわ。だけどね。佐々木。光さえ見えてしまえば、そこに突き進むのは簡単なのよ。」

佐々木「ハル・・・ヒ・・・」

ハルヒ「私、いろいろ考えたのよ。あなたに出会って、光をもらって、少しだけね、心に余裕ができたの。それで考えたのよ。そしたらね、気がついたの。」

佐々木「うっ・・う・・ハルッ・・・」

366 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 04:31:30.57 ID:WM3/mZ6e0

ハルヒ「いじめなんかして、楽しいことなんてないのよ。きっとみんなさびしいの。逃げ道を探しているのよ。ただ、いやな方向に逃げ込んでしまっただけ。・・・そう考えたらね、あんなに信じられなかった仲間・・・がね。なんだか、信じられるような気がして。」

佐々木「は・・・ぐすっ」

ハルヒ「私と同じなんだ。私とおんなじくらい弱くて、わたしとおんなじくらいさびしいんだ!って。」

佐々木「グスッ・・・チーン」

ハルヒ「そうだったら、話は早いのよ!謝ってくれたら、ハイそれでおしまい。また楽しく遊びましょう!ってね!」

佐々木「ハ゛ル゛ビッ・・・」

ハルヒ「だって・・・だって、私たちは・・・SOS団だもの!」

そのときのハルヒの顔は、本当に誇らしげだった。
窓から差し込む太陽のひかりが、さんさんとふりそそいでいたが・・・
まるで、ぼくには、ハルヒこそが太陽のようにみえたんだから。

佐々木「ハルヒ・・・君は強いな・・・」

ハルヒ「佐々木は思ったより弱いわね!なきすぎよ・・・うっ・・ううっ・・・ぅぁっ・・・うわあああああん!!!!」

367 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 04:37:26.41 ID:WM3/mZ6e0

その日の午後

キョン「・・・あー・・・」

古泉「ここ、ですね。」

長門「・・・」コクリ

キョン「朝比奈さん、これなかったな・・・」

古泉「まだ成人していないとはいえ、人を殺意をもってさしたんです。それなりの処罰はあるでしょうし、時間もかかるでしょう。」

長門「最低でも、一年。」

キョン「そうか・・・でも・・・俺たちも同罪だし、朝比奈さんだって被害者なんだよな・・・」

古泉「いくら自分でまいた種とはいえ、やはり加害者全員が責任を負うべきでしょうね。」

キョン「そうだな・・・って、あれ。病院からでてくるのって・・・」

369 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 04:44:42.96 ID:WM3/mZ6e0

佐々木「!」

キョン「あ・・・」

佐々木「・・・」ズカズカズカ

キョン「こっち、歩いてくるぞ。」

長門「佐々木・・・涼宮ハルヒの、友人」

佐々木「キョン!!!!」

キョン「ぅおぅッ!」

佐々木「・・・見損なったぞ・・・キョン。」

キョン「・・・そういわれても、仕方がないさ。」

佐々木「ハルヒの所に行ってやるといい。」

キョン「ああ。・・・でも、今の俺じゃあ、嫌われて当然だからな。謝って、すぐ帰るつもりだ。そしてもうハルヒの前には二度と姿を見せない。」

佐々木「ハァ・・・相変わらず馬鹿だな君は。君たちはハルヒが団長の団に入っているんだろう?しっかりしたまえ。」

キョン「・・・!!」

371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 04:49:30.85 ID:WM3/mZ6e0

古泉「佐々木さん、行ってしまいましたね。」

キョン「・・・SOS団・・・」

長門「・・・涼宮ハルヒの病室は、307号室。」

古泉「・・・いきましょう。」

キョン「・・・おう!」


佐々木「本当に・・・本当に・・これでよかったんだな、ハルヒ。」

372 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 04:53:16.43 ID:WM3/mZ6e0

コンコン

ハルヒ「!(みんな・・・?)はーい?どうぞー!」

ガラララ・・・

看護婦「涼宮さん、お電話はいっていますよー?」

ハルヒ「・・・」

看護婦「どうされますか?」

ハルヒ「もう少ししてからかけなおすように、言ってください。」

看護婦「はい。体は無理に動かさないでね?では失礼しました。」

ガラララ・・・

ハルヒ(なんだか・・・みんなが来てくれるような予感がする・・・)

373 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 04:57:53.42 ID:WM3/mZ6e0

コンコン

ハルヒ「・・・はい?」

キョン「・・・ハルヒ、俺だ。」

ハルヒ「ッ・・・!!!」

ハルヒ(吐き気がする・・なんで・・・?あんなに会いたかったのに・・・)

ハルヒ「うう、うえ、うええっ・・・」

キョン「ハ、ハルヒ!?大丈夫か!?」

長門「・・・!?」

古泉「涼宮さん?!入りますよ?!」

ハルヒ「来ないで!!!」

三人「!!」ピタツ

379 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 05:08:20.19 ID:WM3/mZ6e0

ハルヒ「こ・・・こないで・・・」

長門「・・・すまない」

古泉「ごめんなさい、涼宮さん・・・」

ハルヒ「・・・ぅぇっ・・・」

キョン「ハルヒ・・ごめん。いや、ごめんなさい。本当に、心から悪かった。」

ハルヒ「だって・・・キョン、あなた、私が前にあなたにだまされたの、忘れたの・・・?」

キョン「本当に!ごめん!怖かったんだ!俺が・・・いじめられると思うと。だけど・・・お前を身代わりにしてさ・・・!俺、最低だよな。ハルヒ、許さないで良いから。ただ謝りたかったんだ。もう、お前の前には姿を見せな――・・・」

(君たちはハルヒが団長の団に入っているんだろう?しっかりしたまえ。)

ハルヒ「キ、キョン?」

キョン「あ・・・」

ハルヒ「?」

キョン「ハルヒ、すまん。前言撤回。」

380 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 05:14:37.39 ID:WM3/mZ6e0

キョン「またさ。みんなで、不思議探索、できるか?」

長・古「!!!」

ハルヒ「あ――」

キョン「なかったことにしろとは言わないから・・・いや、俺も、たぶんみんなもなかったことにはしたくないだろうよ。
    だからさ、また・・・SOS団で、不思議探索、しよう。」

ハルヒ「・・・って。」

三人「え?」

ハルヒ「入って。」

キョン「いい・・・のか・・・?

ハルヒ「早くしなさいよ!・・・っく、っ・・・」

キョン「おい、ハルヒ?」

385 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 05:20:36.54 ID:WM3/mZ6e0

ハルヒ「っく・・・あはは、あはははははははは!」

キョン「はい!?なぜ笑ってる?ホワイ?何故!?」

古泉「涼宮さん?」

長門「・・・入る」ガラッ

古泉「あ、おじゃまします。」

キョン「ああ!おい、お前ら!」

ハルヒ「キョン!最後に入ったんだから、罰金100万円よ!」

キョン「100万!?高ッ!」

ハルヒ「ほかのみんなは罰金50万円なんだけど、キョンだけ上乗せね!あ、でもみくるちゃんが来てないわ?SOS団はみんなそろってこそSOS団なのに
ね!」

キョン「なんだそりゃっ・・・」

古泉「っくくくっ・・・50万ですか、それは高いですね・・くくっ」

長門「・・・(ニヤリ)」

ハルヒ「さあ!私が退院したら、みくるちゃんを迎えに行くわよ!やっぱり萌えキャラは必要だもの!」

キョン「ああ、おい!・・・ふう、やれやれだぜ。」

387 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 05:27:32.35 ID:WM3/mZ6e0

キョン「もうこんな時間か。もうすぐ面会もおわりだな。

古泉「ホラ、やはり定番のホタルの光が流れてますね。」

キョン「・・・ここ、病院だよな。スーパーとかじゃないよな。」

長門「ホスピタル」

キョン「英語!?何故にいきなり英語!?」

看護婦「みなさんー、門閉めちゃいますよー?」

ハルヒ「ホラ、しまっちゃうわよ!早くしなさい!」

キョン「おう。・・・その、ハルヒ。なんだ?その・・・」

ハルヒ「なあに?」

キョン「・・・・ありがとう。」

ハルヒ「・・・!ほ、ほら!早く出ないと閉鎖空間よ!」

古泉「マッガーレ」

キョン「じゃあ、またな!」

ハルヒ「!・・・またね。」

バタン

389 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 05:33:49.61 ID:WM3/mZ6e0

ハルヒ(・・・やっぱい、みんなといると楽しいわね。よかった・・・仲直りできて・・・あとは・・・みくるちゃんか・・・)

コンコン

看護婦「涼宮さん?さっきのお電話なんですが・・・」

ハルヒ「あ。(忘れてた・・・)はい、今いきます。」

ペタペタペタペタ・・・

ハルヒ「もしもし?」

?『もしもし・・・涼宮さんですか・・・?』

ハルヒ「!!そ・・・その声は・・・!」

394 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 05:44:08.78 ID:WM3/mZ6e0

朝倉『朝倉よ。元気?んなわけないわよねえ。なんか、入院したんだってね。聞いたわ。』

ハルヒ「・・・!!」

朝倉『まあ、学校に帰ってから、せいぜいがんばってね。みくるも逮捕されたことだし・・』

後ろ『にょろーん!朝倉さん、ゴミとしゃべってると腐るにょろ?』

朝倉『そうね!じゃあね、ゴミ虫!』

ガチャッ

ハルヒ「・・・かわいそうなひと。」

396 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 05:51:23.99 ID:WM3/mZ6e0

ハルヒ「ああ、そうだ。佐々木に電話しよう。えーとたしか・・・」

プルルルルルル・・・

佐々木「もしもし?」

ハルヒ「佐々木?私だけど。」

佐々木「お、ハルヒかい?その後、どうなったんだ?」

ハルヒ「あのね!かくかくしかじか・・」

佐々木「そうか・・・。やっぱりキョンは性根まで腐ってなかったか・・・よかった。それにしてもハルヒ、君は見違えるように元気になったね。」

ハルヒ「そ、そう?そんなことないと思うけど。」

佐々木「いいや。声に覇気がある。いやあ、よかった。さあ、ハルヒ。ケンシロウについて話をしよう。」

ハルヒ「そうね!ケンシr「消灯です」

佐々木「・・・私はケンシロウにのろわれているのだろうか・・・」

399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 05:58:35.83 ID:WM3/mZ6e0

そしてハルヒの傷は無事に跡形もなく完治した。
そして退院の日。仲良くしていた子供たちと別れを惜しみながらも、ハルヒは無事に退院した。

おかん「ハルヒ、大丈夫?痛くない?」

ハルヒ「大丈夫よ!心配しすぎよ、お母さん。」

おとん「そうだよ・・・それにしても、ハルヒが元気になって本当によかった。どこか、痛いところとかは・・・」

ハルヒ「おとうさんも人の子といえないわよ。本当に大丈夫だから!友達とも、仲直りしたの!私、明日から学校へ行くわ。」

おかん「!?それは、いくらなんでも早すぎるわよ・・・もう少し、休んだほうがいいんじゃ・・」

おとん「そうだよ、あまり無理はしては・・・」

ハルヒ「無理なんかしてないわ!それよりお母さん、私、プリンが食べたい!」

おかん「・・・もう。しょうがないわね。」

402 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 06:02:43.33 ID:WM3/mZ6e0

次の日

ハルヒ「いってきます!」

ガチャッ、バタン。

古泉「涼宮さん!おはようございます。」

ハルヒ「あ・・・古泉君、おはよう。どうしたの?」

古泉「いえ、前に一緒に登下校すると約束しましたから。」

ハルヒ「・・・!そうだったわね。さあ、行きましょう!」

古泉「あの、涼宮さん。失礼ですが、あごにプリンがついてますよ。」

ハルヒ「えええっ!あ、本当だわ。おいしい。」

407 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 06:10:59.94 ID:WM3/mZ6e0

<<古泉、キョン、長門、そして佐々木は、ハルヒを守るために計画を立てていた。>>
(最初はSOS団のみだったこの計画も、ハルヒが佐々木に報告したおかげで佐々木がSOS団のことを信用し、この人数で作戦を立てることになった。)

まず登下校は古泉、クラス内はキョンと佐々木、そして長門がバックでフィォローする、という形でハルヒを守ることにした。

ハルヒに指を触れさせない、無視する、最終的にはいじめの沈静化を狙っていた。

長門はクラスにいろいろなハルヒの良い噂を流したり影で働いていた。

登下校のいやがらせの手紙などは古泉がとりはらってくれたし、

クラス内の悪質ないじめもキョンと佐々木のおかげで徐々に目立たなくなっていった。

最初はSOS団も狙われていたが、谷口や国木田などの中立の立場の人間がこちら側についてくれ、

長門や佐々木、古泉などは頭が切れ、危険をいち早く察知したし、キョンの勘もほかの三人にはわからない危険を嗅ぎ取った。

そのメンバーだからか、最終的には鶴屋さん、朝倉の二人を中心とする一部の人間のみがいじめをおこなっていた。

412 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 06:18:01.24 ID:WM3/mZ6e0

鶴屋「にょろーん、はるにゃんwwなんか、くさいんだけど!!」

朝倉「鶴屋さんもわかる?なんか、ゴミみたいな・・・ああ、これがゴミだったわ。」

ハルヒ「・・・(かわいそうな人たち・・)」

キョン・佐々木「おい!デコにマユゲ!」

デコ「デにょろッ・・・!?」

マユ「マユッ・・・!?」

佐々木「うちの団長になにしてくれてるんだ。お前ら、やってていい加減飽きないのか?」

デコ「う、うるさいにょろっ・・・」

キョン「鶴屋さんは尊敬できる先輩だったし、朝倉はクラスをまとめるいい委員長だったのにな・・・行こう。」

ハルヒ「うん。ありがとう。行こう。」

デコマユ「っ・・・!!」

417 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 06:28:06.64 ID:WM3/mZ6e0

古泉「あ、キョン君、これからオセロをやるんですがご相手願えますか?」

キョン「お?お前弱いくせに良くやるよな。ホレホレ、かかってこい。」

長門「・・・」

ハルヒ「ん、有希、何読んでるの?」

長門「ピュー!と吹くジャガー」

ハルヒ「面白い?」

長門「シュール」

佐々木「あ、その本知っている。ピヨひこのやつだろう。」

長門「そう」

ハルヒ「ふーん。貸してもらえる巻あるかしら?」

長門「・・・」(五巻を渡す)

ハルヒ「読もうっと。佐々木、何するの」

佐々木「ケンシロウについて・・・あ、のどが渇いた。ちょっと飲み物を買ってくる。」

古泉「マッガーレ↑」 キョン「ぬおお!?オセロが赤一色になっちまった!」

420 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 06:35:03.97 ID:WM3/mZ6e0

佐々木「ふう。相変わらずあそこの部室は居心地がいい。さて、何を飲もうか。・・・コーヒーか?」

佐々木「・・・! あれは・・・」

みくる「・・・」(立ち去る)

佐々木「今校門にたってたひと・・・まさか!」

佐々木「おい!おーい!あ・・・えっと・・あさ・・・」

佐々木「朝比奈さん!!」

423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 06:39:46.48 ID:WM3/mZ6e0

佐々木「飲み物は・・・ええい、なんでもいい!」

ガコンッ・・・「ドクペ」

佐々木「・・・まあいい それよりはやくハルヒに伝えないと・・・!!」

タッタッタッタ・・・


ハルヒ「あーあ、お茶が飲みたいわ・・・」

キョン「・・・んー、そうだな」

長門「・・・」コク

古泉「何故!何故赤じゃいけないのですか!モノクロなんて悲しすぎます!!!」

キョン「オセロだからだよ」

ハルヒ「みくるちゃんのいれたお茶が飲みたい・・・」

バタンッ!!!

426 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 06:46:31.41 ID:WM3/mZ6e0

佐々木「あ・・・朝・・・朝比奈なさん、が・・・校門の・・・前に・・・!!」

一同「ええ!?」

ハルヒ「はやく・・・追いかけなきゃ・・・」

みくる「・・・そんなこと」

ハルヒ「!」

みくる「そんなことしなくても・・いますよ、ここに・・・」

キョン「あ、朝比奈さん・・・」

やつれて目の下に隈を作り、ハルヒを凝視するみくるは、元来の愛らしさなど微塵も掬い取れないくらい、やつれていた。

ハルヒ「み・・・みくる、ちゃん?」

みくる「・・・・・・・・」

古泉「・・ッ 朝比奈さん・・・」

みくる「ごめんなさい」

一同「え?」

429 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 06:50:12.76 ID:WM3/mZ6e0

みくる「自分で撒いた種なんだから。自分に帰ってきて当然ですよ。あはは。涼宮さん、ごめんなさい。それだけ言いに来ました。」

ハルヒ「み、みくるちゃん・・」

みくる「あの。警察の方、待たせてるんで。では。」

キョン「ちょっとまってください朝比奈さん!!」

みくる「はい、なんですか・・・」

キョン「お茶、いれていってもらえませんか・・・・?」

ハルヒ「そうよ!みくるちゃん、お願いできるかしら?」

みくる「・・・まあ、それくらいなら。罪滅ぼしもしなきゃいけませんしね・・・」

ハルヒ「・・・違うよ。違うわ、みくるちゃんッ・・・!!!」

ぎゅっ

431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 06:58:23.66 ID:WM3/mZ6e0

みくる「・・・」

ハルヒ「謝ったからいいのよそんなの!それより、元気なみじゅるちゃんがいれたお茶、みんなで飲みたいのよ・・!」

ハルヒ「私たちの、SOS団で!!!」

みくる「・・!・・・」

キョン「・・・朝比奈さん、俺ら、みんあハルヒに謝ったんです。また、このSOS団で、不思議探索しよう?って・・」

みくる「ちょっとまってくださいね。久しぶりだから、いろいろ忘れちゃってるかもしれないですから。」

みくる「あはは、これ久しぶり。ここのメーカーのお茶、珍しいけどすごくおいしいんですよ?」
みくる「あ、私がいない間に、ほこりかぶっちゃってますよ。このお茶はほこりや汚れですぐに味が変わっちゃうんです。」
みくる「お湯の温度とか、みていれてますか?そのお茶にはそのお茶の、温度や時間があるんですよ。」

434 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 06:59:59.33 ID:WM3/mZ6e0

みじゅるちゃんてだれだよ。 ごめんタイプミス。
なんか俺も頭がぼんやりするんだ。
---

みくる「お茶、入りました。」

ハルヒ「・・・ごくん」

ハルヒ「!おいしい・・・やっぱり、この味よね。うん。SOS団のお茶は!」

みくる「喜んでもらえて、嬉しいです。あの、涼宮さん。私、そろそろいくんで、いい加減はなしてもらえます?」

ハルヒ「!あ、ごめん。もういくのね・・・」

みくる「ええ。おまわりさん、待たせちゃってるので。」

ハルヒ「みくるちゃん、またね。」

みくる「・・・・はい、また。」


バタン。

439 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 07:05:30.00 ID:WM3/mZ6e0

ハルヒ「いっちゃった・・・」

古泉「留置期間はどのくらいなんでしょうか。」

長門「未成年だから軽くなるはず。けれど最近の犯罪傾向から見ると警察も敏感になっている。」

キョン「・・・ズズズ・・・ふう。うめえ。」

佐々木「・・・長年の絆、ねえ・・・」

ハルヒ「まあ、私はみくるちゃんが元気になってかえってくるまで、待つわよ!この、SOS団で!」

キョン「ああ、もちろんだ。」

古泉「YES」

長門「・・・」コクリ

佐々木「・・・やはりいいな、君たちは。・・・ところで。」

佐々木「ドクターペッパーを誰かに贈呈したいんだが・・・」

440 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 07:10:42.89 ID:WM3/mZ6e0

みくる「おまわりさん、待たせてしまってすみません。」

警察「はい、大丈夫ですよ。本当に大切な友人なんですね。」

みくる「・・・ええ。」

みくる「またねっ、て挨拶されちゃいました。」

警察「またね、ですか。」

みくる「はい。いじめて、ひどいことして、殺そうとした私を・・・許してくれて、抱きしめてくれて、またねっ、て。」

警察「・・・いいご友人ですね。」

みくる「ばかみたいに純粋で。疑わないで。・・・あははっ・・・あはっ・・・ううっ・・・」

警察「・・・早く、罪を洗い流せると、いいですね。」

みくる「・・・はいっ・・・」

----
さあ、これからどうしようか!
@デコマユも改心
Aデコマユフルボッコ
Bその他

445 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 07:13:16.69 ID:AXgbq5ym0

A→@がいいです

446 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 07:13:38.29 ID:WQgXtmBr0

デコだけフルボッコ

447 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 07:14:01.26 ID:aQ6QBgNkO

Cデコマユが六つんばい

448 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 07:14:18.44 ID:WQgXtmBr0

マユゲをそり落とす

449 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 07:17:31.39 ID:YiPF9qyOO

2→自殺


450 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 07:17:50.57 ID:WM3/mZ6e0

なんかAが多いなあ
いまA→@というすばらしいものみちゃった。そうしよう。
--

一方。

デ「なんにょろよ・・・あいつだけ・・・いじめられてたくせにっ・・・」
マ「意味がわからないわ・・・意味が・・・なんあのよ・・・!」

DQN「オイ」

デマ「!!」

DQN「ちょっとさああー、調子乗って、目障りなんだよねwww」
DQ子「あっはは、まじキモイわぁ〜wwマユゲwwwwいらないしww」

マ「な、なによ、あんたたち・・・・ッ!!!」

453 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 07:25:02.68 ID:WM3/mZ6e0

D「はあ?何とかwいじめしてるやつに言われたくねえよマユゲ星人wwww」
子「DQNくん〜、なんかァ、こっちもすごいことになってるよォ〜?デコwwww」

マ「うるさいわね!どきなさいよ!馬鹿がッ!!!」
デ「・・・に・・・にょろん・・・・おかあさぁあん・・・」

D「うはwwwwおかあさんwwwwwきめえww」
子「馬鹿とかアンタのこおなんだけどぉ〜wwD君、ちょっとこらしめちゃおうよおww」

D「じゃあwwwカミソリある?www」
子「あるよwwwwwwww」

マ「な、なにすんの、やめなさい!バリア!・・・?あれ?え?発動しない!?」

D「ばwwwwwりwwwwwwあwwwwwwwwww」

マ「長門さん・・・やってくれるじゃない・・・あああああああチクショオオオオオオオオオオオ!!!!」

---
いじめ方絶賛募集中。こっちけいは苦手です。

458 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 07:31:02.65 ID:WM3/mZ6e0

DQ子「あっはははwマユゲないとほんとう特徴ないなwwきめえww」

DON「こっちのデコには・・・いいや肉とかかこうぜ 油性で」

デ「にっ、・・・にょろお・・やめて・・・にょろっっ!!??」

DQN「間違えて肉便器になったwwまあいいやwww」

DQ子「うはww書きすぎだよww相変わらずどじっこだなあDQNくんはwww

DQN「うはwwごめんwww」

マ「くそっ・・・動けない・・・・スタンガンか・・・!?」


そろそろ俺が落ちる危険が

461 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 07:35:38.88 ID:WM3/mZ6e0

マ「何これ・・・屈辱だわ・・・こんな気分・・・私だったらそんなこと絶対しないわよ!!!このDQN!!!!」

DQN「ハァ?何いってんだよマユなしマユゲが」

DQ子「あんたが涼宮ハルヒにしてきたのってえ−、ぶっちゃけこれよりひどくない?wwキャハハww」

マ「・・・あ・・・・・」

デ「・・・・ッ・・遊び感覚にょろよ・・・ッ!!!」

DQn「アホが二匹沸いているようです。」

DQ子「退治しましょう。」

DQN「なんてなwwwwwうはわwwwwwwwwwwwwww」

467 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 07:43:21.29 ID:WM3/mZ6e0

D「てか、こいつらなんか弱すぎねえ?ww」

子「こんなの序の口だよねwwww」

D「靴に火ぃつけよっかあwwww」

子「面白そうwww」

マ「・・・馬鹿どもがッ・・・!!!」

で「うええええええん、やだあああ、こわいよおおかあさあああんにょろ」

子「まあ、こいつら阿呆そうだしww明日学校行って絶望しちゃえば良いんだよw」

D「そうだな。ひとまず上げようかwwNARUTOはじまるしなwww」

469 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 07:48:34.36 ID:WM3/mZ6e0

マ「・・・つるやさん。帰ろう・・・」

デ「うえっ・・・こんなおでこじゃっ・・・帰れないからっ・・洗ってっ・・・ひぐっ・・・にょろ」

マ(そうか・・・この人はあたしとちがって家族がいるんだっけ・・・)

マ「じゃあ、トイレいって、洗って、帰ろう。」

デ「ふひゅぐにょろっ」

マ「・・・長門の野郎ォ・・・」

デ「にょろ?・・・」

マ「ここからだと・・・一階の部活用トイレがちかいわね・・・ホラ、鶴屋さん!」

で「ひぐっ・・・ひぐつ・・・にょろ」

472 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 07:52:09.40 ID:WM3/mZ6e0

ばしゃっ、ばしゃっ

マ「鶴屋さん、私、ちょっとよるところがあるから。じゃあね!」

デ「にょろ。わかったにょろ。ありがとう・・・・じゃあ。」

マ「長門・・・長門ォォ・・・!!!」

長「呼んだ?」

マ「!!!」

長「バックアップのあなたが、私の命令に従わないのが悪い。

マ「うるせえええええええ!お前のせいで・・・私の・・・大切なああああマユゲがああああああああッ!!!」

476 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 08:00:38.87 ID:WM3/mZ6e0

長「彼女は」

マ「あぁん!?」

長「鶴屋さんは、どうなの」

マ「は!?あんな女どうでもいいよ!マユゲ、私のマユゲエエ!!」

長「どうでもいいの」

マ「たまたま涼宮ハルヒをいじめるのに役立っただけよ!彼女は私が言った嘘にコロっとだまされて、涼宮ハルヒを痛めつけてくれたわ!あはは、にょろにょろ言ってるだけで馬鹿っぽいと思ったら本当に馬鹿なんですもの!笑っちゃうわよ!!」

長「あなたが根源?」

マ「そうよ、だから何!?朝比奈みくるもだまされたわ!ただあいつは最後の最後で気がついたけどね!クソッ」

長「何が目的」

マ「情報操作で全校生徒を敵に回して、彼女がどんな反応をするかのデータ収集に決まってるじゃない!あははッ!!」

479 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 08:06:54.89 ID:WM3/mZ6e0

長「あなたは、私のバックアップなのに強大な力を持ちすぎている」

マ「お褒めの言葉ありがとう、長門さん。でもね、あんまり嬉しくないわ!」

長「けれどあなたの情報操作は今の社会地位から成り立っているもの。」

マ「そうだけど?あなた、いちいち五月蝿いのよ!マユゲ!」

長「そしてそれは鶴屋さんの協力が必要不可欠」

マ「・・・ッなにがいいたいんだはっきりしやがれえええええええ!!!」

長「こういうこと」

483 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 08:12:36.03 ID:WM3/mZ6e0

キイ

マ「・・・・・あ」

デ「・・・・・・・・・」

マ「あ・・・あ・・・違うの 違うのよ鶴屋さん・・・」

長「どこが」

マ「だって!ここは対有機生命体用ヒューマロイドインターフェース専用の情報制御区間のはずじゃあ・・・!?」

長「まやかし。極太マユゲの損失により気が動転し正気を保てなくなったあなたを陥れるのは簡単」

マ「そ・・・そんな・・・マユゲ・・は悪くな・・・嘘・・・ちがう・・の・・・」

デ「私は」

マ「・・・!!」

デ「私は、朝にゃんの、手のひらで、ずうーっと踊らされて、はるにゃんを、傷つけたにょろか・・・」

マ「・・・ちがっ ちがう いたごbじゃいhなせひおhなこじょtrdx7ういうhびんじょk!!!」

デ「もういいよ さよなら」

487 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 08:17:48.35 ID:WM3/mZ6e0

マ「あ・・・あ・・・よくも・・長門さん・・・よくも・・・私の・・・道具を・・・!!!」

長「彼女はあなたの道具じゃない。彼女は人間、感情がある。」

マ「そんなのしるかあああああああああああ!!!!」

長「きかない。今のあなたは並みの人間より力はない。」

マ「あっはは・・・私もここで終わりかあ・・・!!いいデータがとれたのにねえ・・・!!」

長「そんなことはない。情報結合の解除を三日後に申請した。」

マ「な・・なんで・・・?」

長「報いのため。」

488 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 08:23:40.87 ID:WM3/mZ6e0

翌日

ハルヒ「みんな!おはよう!」

キョン「おう、おはよう!!」

古泉「おはようございます」

長門「・・・おはよう」

佐々木「おはよう諸君。」

みくる「おはようございますぅ」

ハルヒ「あはは、やっぱりみんなそろってこそのSOS団よね!みくるちゃんも何故か出所したし!・・・って、あれ?」

鶴屋「!に・・・にょろ・・・おはよう」

ハルヒ「鶴屋さん、有希から事情は聞いてるわ。」

鶴屋「そうにょろか・・・そ・・・その・・・はるにゃん、ごめんねっ!!」

ハルヒ「鶴屋さんも罰金50万円ね!じゃあ。今日の不思議探索、はじめるわよ!一番遅く来たのは鶴屋さんね・・・おごり決定!」

490 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 08:29:11.53 ID:WM3/mZ6e0

一方 学校では

マ「な・・・なによ・・・これ・・・」

ぐちゃぐちゃになった教科書類、机には「マユゲ星人と落書きされている。

マ「これやったのだれよ!!!!!」

(クスクス・・・なんかマユゲが変なこといってるww)
(なんでマユゲハゲてんの?マユゲのくせにwww)

マ(馬鹿どもが・・・糞ッ・・・とりあえず筆箱を・・・)

机の中に手を入れる。
むにゅっ
やわらかい感触とともに、机の中からひきだされたのは・・・
ねずみの死骸だった。


マ「もういやああああああ!!」

496 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 08:37:09.99 ID:WM3/mZ6e0

ハルヒ「えっとー・・・古泉君と有希、みくるちゃんと鶴屋さん、あたしと佐々木とキョンね!さあ、不思議探索よ!言っとくけど寄り道とかしたら死刑だからね!!では、解散!」

古泉「では、図書館に参りましょうか。」
長門「・・・」こくこく

鶴屋「みくるっ、なんか久しぶりだね!」
みくる「ええ、本当に。水入らずの時間ですから、公園でも行きましょうか!」

キョン「おーい お二人さーん」
ハルヒ「何よ」 佐々木「なんだい?」
キョン「いやな、排水溝には汚水が流れているだけだと思うんだが・・・
ハルヒ「何言ってるの!もしかしたら宝の山への地図とか怪しい鍵とか、恐ろしげな巻物とかが眠っているかもしれないわよ!」
佐々木「そうだぞ、いろいろな人に見られない場所だからこそ、ここに隠したりする人間がいるかもしれないだろう。」
キョン「・・・やれやれ」

497 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 08:41:18.39 ID:WM3/mZ6e0

一方

教師「では生徒会かいぎをはじめまーす・・・」

マユ「あの、先生・・・」

教師「んだよ」

マユ(は!?何この態度・・・)「私のいすと机がないんですが・・・」

教師「知るかよ 自分でもってこい さて、先月の目標では――・・・」

マユ「・・・(たしか2F倉庫に・・・)」

教師「朝倉、会議中に席を立つな。目障りだよ」

(なにあいつきもちわるいwww)
(マユゲはげてんじゃんwww)
(会議中なのにねww)

マユ「・・・・・」

499 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 08:54:57.06 ID:WM3/mZ6e0

ハルヒ「どう?不思議、発見できた?」

一同「いや」「まったく」「ぜんぜんですぅ」「あっはは!」「・・・」「みつかりませんでしたねえ」

ハルヒ「もう、なにやってるの?我がSOS団と愉快な仲間たちなのに・・・まあいいわ!今日のところは、解散!」


ガタンゴトン・・・

ハルヒ「キョン・・・」

キョン「お?」

ハルヒ「私、いろいろあったけど、やっぱりSOS団が一番楽しいわ!」

キョン「・・・まあ、俺もだ。」

ガタンガタン・・・

501 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 08:59:53.66 ID:WM3/mZ6e0

プルルルルルッ

ハルヒ「あれ?有希、電話よ?」

長門「今でる ピッ・・・もしもし」

朝倉「ゆ・・・許して!長門さん・・む、六つんばいにでも、なるから」

長門「だめ どうしても消えたいなら自分で消えればいい。」

朝倉「ち、ちょっとm(ブツッ)」

ハルヒ「?」

--
さあどうする?

@朝倉自殺
A朝倉他殺
Bそのた

502 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 09:01:14.38 ID:AXgbq5ym0

Bむつんばいで土下座

503 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 09:02:46.07 ID:GOOF1D6jO

長門が自殺

507 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 09:08:16.50 ID:7JNlFAM1O

キョンとセクロスでハッピーエンド


そろそろエロで

508 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 09:08:56.06 ID:GOOF1D6jO

長門が自殺

509 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/08/23(土) 09:09:10.22 ID:d+kqW5tC0

>507に弱賛成

511 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 09:13:31.01 ID:GOOF1D6jO

長門が自殺

514 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 09:15:43.83 ID:AXgbq5ym0

Bむつんばいで土下座

517 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 09:22:19.10 ID:Ke0MpgyD0

死なない方向でお願いします

518 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 09:22:21.85 ID:WM3/mZ6e0

学校 屋上

朝倉「ふん・・・自分で消えろって?じゃあそうするわよ」

朝倉「こんなにつらい現実なんていらないわ・・・どうせ私はバックアップよ、あと数日で消えるならいま消えてやる」

朝倉「涼宮ハルヒはこんなになりながら生きていくなんて強いわね。私には到底無理よ。恐れ入ったわ。“神様”」

朝倉「・・・ただの一端末でも、死ぬのは嫌ねえ・・・」

朝倉「空、あかいなあ・・・」

520 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 09:30:04.77 ID:WM3/mZ6e0

朝倉「・・・」

朝倉「・・・・このフェンスを越えれば、楽になれる。」

朝倉「・・・・・・・楽に・・・なれる・・・のよね・・・・・・・・・」

・・・!!

あれは・・・涼宮ハルヒ・・・!?

521 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 09:33:36.75 ID:WM3/mZ6e0

朝倉「糞ッ!いつまでも私の邪魔ばっかしやがって・・・」

朝倉「早く死んでやる!五月蝿い!!来るな来るなこっちにくるなあ!!」

ハルヒ「馬鹿ぁーーーーーーーーーーーッ!!!!しんじゃだめえええええええええッ!!!」

長門「・・・ユニーク」

524 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 09:39:38.53 ID:WM3/mZ6e0

長門「何故あなたは朝倉マユゲを助けるの」

ハルヒ「だって、目の前で人が死のうとしてるのよ!?それなら、助けなきゃ!」

長門「彼女はあなたにいじめをしてきた あなたは彼女を恨んでいるはず。助ける義理はない。」

ハルヒ「馬鹿ッ!!人一人死のうとしてるのよ!?いきいればとりあえず何でもできんのよ人間なんて。でも死んじゃったらなにもできないのッ!」

長門「じゃああなたは彼女を助けたいの。」

ハルヒ「当然でしょ!」

長門「わかった。  ・・・情報結合解除の取り消しを要請。情報操作内容も元に戻す。」

ハルヒ「有希、何か言った!?」

長門「なにも」

ハルヒ「もうすぐ屋上ね!!」

525 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 09:46:00.83 ID:WM3/mZ6e0

朝倉「涼宮ハルヒ・・・」

ハルヒ「朝倉さん!しんじゃだめ!死んだらすべて終わりよ!!」

朝倉「私はすべてを終わらせたいのッ!!!」

ハルヒ「なんで!?どうして!?」

朝倉「強いあなたにはわからないわよ。屈辱で、孤独で、怖いのよ。私はそんなの耐えられない。ありきたりだから予想できるのよ!そんなの嫌!普通に生きたいのよ!!!」

長門「重心が移動した。落ちる。」

ハルヒ「キョオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!」

526 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 09:51:26.56 ID:WM3/mZ6e0

キョン「ハルヒが叫んでるぞ、古泉」

古泉「屋上に駆け出していきましたが・・・何なんでしょうね・・・」

キョン「ちょっとこっから(グラウンド)みてみるか・・・うごっ」

古泉「どうしまs・・・ウホッ」

キョン「マユゲが降ってきてるんだが・・・」

530 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 09:55:29.99 ID:WM3/mZ6e0

キョン「とりあえず、救えと。」

古泉「そうでしょうね。」

キョン「あいつが主犯格だってしってんのに・・・本当、根っから馬鹿なのかどうなんだろうな・・・」(上着を脱ぐ)

古泉「純粋といったほうが正しいと思いますよ。」(キョンの上着をつかみつつ)

キョン古泉「全手動トランポリンー」


ハルヒ「あ・・・伝わったみたいよ・・」

長門「・・・」

532 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 09:59:02.69 ID:WM3/mZ6e0

キョン「だいたいさ、勝手なんだよ。自分中心だ。馬鹿みたいに元気だしさ、阿呆みたいに変なことばっかり思いつくし。
    変わった出来事なんて望んだからかな、ハルヒにあったのはさ。」

---

ハルヒ「キョンってさ、やる気がないわよね。いつもだれてるっていうか、自分から進んで行動しないわ。まあ、それでも
     私についてくる度胸は認めてあげてもいいかしらね!」


長門・古泉「早く付き合えよ・・・」

朝倉(落下中)「涼宮・・・ハルヒ・・・自分だけ・・・・」

533 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 10:03:42.57 ID:WM3/mZ6e0

朝倉「自分だけいいおもいしてんじゃねえええええええ涼宮ハルヒイイイイイイイイイイイイイッ!!!!!!」

キョン「!」

長門「!」

古泉「!」

ハルヒ「えッ!?」

自由落下を続けていた朝倉が、空中で薄い膜のようなものを張って、衝撃を和らげているようにみえた。
そしてキョンと古泉の力を借りることなく地面に着地した朝倉は、勢いよく水平にジャンプす、屋上の一角を破壊した。

その一撃で、ハルヒと長門が隔離されて、


崩れるコンクリートの合間に、落下するハルヒの姿が見えた。

534 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 10:08:09.14 ID:WM3/mZ6e0

キョン「ハルヒイイイイイイイイイイイイッ」

無我夢中で走り出した。
彼の脚力なら涼宮ハルヒが地面に衝突する前にハルヒを救出することは可能だ。
だけど崩れてくるコンクリートの合間を縫って、なおかつ涼宮ハルヒを救出できる可能性は

長門「3%」

535 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 10:08:46.14 ID:WM3/mZ6e0

ハルヒとラブラブにするかあさくら殺すか迷ってるうちに変なもんかいてた
あたまがはたらかない

537 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/08/23(土) 10:16:47.28 ID:WM3/mZ6e0

佐々木忘れてた
スマン俺はもうあたまがはたらかないので、だれかばんがれ
途中から出いいと思う。最後のほうgdgd
ねr



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