1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 21:39:16.09 ID:S6llbGPL0
ハルヒ「この中に床オナニスト、空中オナニスト、片栗粉使い、自家製オナホメーカーがいたら私の所に来なさい、以上」
さすがに振り向いたね
長くて真っ直ぐな黒い髪のカチューシャを付けて、クラス全員の視線を傲然と受けとめる顔はこの上なく整った目鼻立ち
意志の強そうな大きくて黒い目を異常に長いまつげが縁取り、淡桃色の唇を堅く引き結んだ女。えらい美人がそこにいた
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 21:49:57.29 ID:S6llbGPL0
放課後
キョン「涼宮という奴」
ハルヒ「何よ」
キョン「俺は床オナニストだ……」
ハルヒ「え?あんたあの演説本気にしたの?」
キョン「…」
ハルヒ「そんな淫乱な女がいる訳無いじゃない。変質者」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 21:51:45.74 ID:S6llbGPL0
次の日俺は学校で噂になっていた
谷口「キョン、オナニストらしいな!」
国木田「キョン!床オナは前立腺に悪いぜ!」
朝倉さんがバツの悪そうな目でこちらを見ていた
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 21:54:31.31 ID:S6llbGPL0
そんな中俺は文芸部に入ることを決めた。
馬鹿な同級生共は置いて文学の世界へ没頭するのだ
キョン「…」
長門「入部届け…」
キョン「は、はいー」
キョン「(この子随分と分厚い本を読んでるなー)」
キョン「何読んでるの?」
長門「生体の生殖方法についての研究」
その時俺は自分の中に何か来るものを感じた
12 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 21:55:58.94 ID:S6llbGPL0
キョン「試してみない?俺と」
長門「嫌……」
次の日俺は文芸部内で噂になっていた(30人ぐらいいた)
そんな俺を気遣ってか長門さんが俺を家へと誘った
長門「お茶…飲んで…」
キョン「(ドキドキ…)」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 21:58:33.50 ID:S6llbGPL0
長門「私は対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース」
キョン「…」
次の日、俺は長門が面白い人だということをクラス中の噂にしようと皆にバラした
次の次の日、何故か俺が皆の噂になっていた。
キョン「部活を作るか…」
こうなったら俺が輝くにはこれしかない。
部活を作るのだ。
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 22:01:44.23 ID:S6llbGPL0
そんなある日俺は書道部の先輩の一人に恋をしていた。
朝比奈みくるさんというらしい。
俺はそれをSOS団(折角本番なのに オナニーしすぎて 早漏団)の団員にしようと決めた
キョン「俺の団に入ってください」
みくる「え、い、嫌です」
キョン「やっぱ、書道部辞めてもらうっていうのは駄目ですよね」
みくる「書道部もやめさせるつもりですか!? なおさら嫌です」
キョン「じゃあ書道部でいいので…」
キョン「俺の筆下ろししてください…(ポッ)」
みくる「死んでも嫌です…」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 22:03:39.49 ID:S6llbGPL0
次の日俺は職員室で噂になっていた。
俺は、「今からやるのは俺の団だ!あんたらの学校経営には関係無い!」
と熱いことを言ってから飛び出した。
しかし、このままでは部室が無い。
そうだ、文芸部の部室を乗っ取るというのはどうだろうか。奴らには恨みがあるから丁度いい。
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 22:06:48.55 ID:S6llbGPL0
次の日文芸部の部室の前で俺のケツにホウキが刺さっていた
長門さんが6才の頃から空手をやっていて超強かったのだ
キョン「六歳…対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェースはどうしたんだよ…」
長門「信じてる………キモい………」
と何故か罵倒されてしまった。
その後文芸部の人に床オナ見せろよ床オナと罵られ、やらされてしまった
屈辱だった。俺の股間は何故かビンビンだった。
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 22:09:39.76 ID:S6llbGPL0
俺は団を作る計画が甘すぎたことを自覚した。
甘かった…。しかし、今度はまず団員から集めてみることにした。
キョン「谷口ー」
谷口「なんだよー、キョン」
キョン「お前俺のSOS団(折角本番なのに オナニーしすぎて 早漏団)に入らないか?」
谷口「病院行ってこい」
キョン「…」
国木田「キョンー、調理室の前で床オナニーさせられたって?」
キョン「……」
国木田「どうだった?」
キョン「……正直興奮した」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 22:12:46.05 ID:S6llbGPL0
次の日何故か俺が文芸部室の前で床オナをさせられたという噂が、喜んで床オナに興じたという噂に変わっていた
一体誰があの会話を聞いていたのだろうか。
そんなある日、俺は涼宮ハルヒがSOS団なるものを作ろうとしていたことを聞いた。
正直、信じられなかった。まさか俺と同じ団を作ろうとしているだなんて
俺はSOS団部室となったらしい文芸部室へと足を運んだ
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 22:15:30.20 ID:S6llbGPL0
キョン「よお、ハルヒ!」
ハルヒ「何よ、床オナニスト」
キョン「俺もこの団に入れてくれ!」
ハルヒ「うちは変人は募集しておりません。わかりますか」
何故か敬語に変わってしまった
キョン「だってSOS団(折角本番なのに オナニーしすぎて 早漏団)だろ?」
ハルヒ「うわっ…」
ハルヒ「みくるちゃーん、団名SOH(世界を 大いに盛り上げる ハルヒの団)団に変えるから!」
みくる「はーい」
キョン「…」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 22:17:59.42 ID:S6llbGPL0
ハルヒは女子からすごく人望があるようで、SOH団は学校に直ぐに認められ、団員も10人ぐらいに増えていた
俺はというと便所で飯を食っていた。
ある日便所から弁当を持って出て行く姿を国木田に見られた
国木田「キョン、なんでそんな所で食べてるの?」
キョン「く、国木田!一緒に食べてくれるか!」
国木田「いや、普通にいいけど」
この時俺は、次の日クラス全員から床オナコールをされることを知らなかった
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 22:21:06.92 ID:S6llbGPL0
次の日
キョン「国木田ー、一緒に食べようぜー」
国木田「え?誰がキョンなんかと…」
キョン「へ?」
国木田「床オナしたら食べてもいいよ」
谷口「はい床オナ一丁入りましたー!」
「ゆーかオナ!」「ゆーかオナ!」「ゆーかオナ!」「ゆーかオナ!」
キョン「……」
国木田「どうしたの?キョンは床オナって言われたら直ぐに床オナしちゃうんじゃないの?」
俺は怒ってクラスを出ようと思ったが、
予想外に俺に向けられた国木田の目が、侮蔑的で挑発的で淫猥だったので普通に床オナした
最後の方「国木田ぁ…国木田ぁ…」とか言ってた
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 22:23:50.33 ID:S6llbGPL0
次の日、何か噂が立っていたが俺は気に止めなかった。
最初のテストは普通に下から4番目だった。ハルヒが実はすごく頭がよくて回りの子にテキパキと教えてた。
俺はクラスの朝倉さんという子に恋をしていた。
いや、相思相愛というべきだろうか。
誰も話かけてくれないこのクラスで、彼女だけは俺に話しかけてくれたのだ。
伏し目がちで、言葉を詰まらせがちなのは俺の目がまともに見れないからに違いない。
俺は放課後彼女に告白することにした。
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 22:26:00.69 ID:S6llbGPL0
キョン「付き合って下さい」
朝倉「え……」
ふふ、驚いている。まさか相思相愛だとは思わなかったに違いない。
キョン「さあ、一緒に薔薇の花畑を歩きませんか?」
朝倉「ごめんなさい…」
キョン「え?」
朝倉「あれは女子の罰ゲームだったんです…」
何故かすごく敬語だった。俺は突き放されるような感覚とほのかな興奮を覚えた。
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 22:28:30.60 ID:S6llbGPL0
しかしその後朝倉さんが泣いてしまった
何処に隠れていたのかわからないが女子が4人程出てきて朝倉さんの回りを取り囲んだ。
朝倉「うう…うう…」
「涼子ー!」
「涼子、大丈夫?」
「お前涼子泣かせんなよー!お前と違って涼子は優しいんだからな!」
キョン「…」
「涼子!泣かなくていいんだよ!ね!」
朝倉「怖い…」
「怖いよね!あんなケダモノと二人にさせてね!ごめんね!」
俺は胸に沸き起こる理不尽さをひしひしと感じ取っていた。
32 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 22:30:14.10 ID:S6llbGPL0
俺は怒った。猛り狂った。何て理不尽な世界なんだ…と、そこには一匹の野獣がいた。
キョン「この野朗ー!!」
朝倉「ビクッ」
キョン「床オナするんで許して下さい!」
女子達は口々に信じられないと言って教室を出て行った。
信じられないのはお前達の方だ。
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 22:34:05.51 ID:S6llbGPL0
次の日の放課後俺は涼子さん達にボコボコにされていた。
朝倉「XX染色体の興奮の概念が私にはわからないけど…」
「マジきめー!こいつやられながら勃起してやがる!」
「ギャハハハハハハハ」
俺には既に元気が無かったが俺の愚息には元気があったようだ。
俺は一発ギャグ見せろよ一発ギャグ!と言われたので、
「愚かな愚息ですいません、ほら、礼しろ!」とか言いながらチンコ上げ下げしてたらすごくウけた。
朝倉さんが笑っていたので、俺はあの笑顔が永遠に続けば、それでいいんだ…と思った。
その時、ガラリと教室のドアが開いた。
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 22:36:59.04 ID:S6llbGPL0
長門「忘れ物……」
キョン「……」
長門「怪我…」
何故か俺がこの前ボコボコにされた長門様が近づいてきた(様で呼ばなきゃいけないと言われた)。
まさか、恋だろうか。ボコボコにされた俺を見て、恋愛感情が浮かんだとか…。
長門さんが俺の近くに近づいて来たので、俺がかけよると、
愚息へと鋭いローキックが入った。
俺は射精しながらその場へと倒れた。
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 22:40:12.58 ID:S6llbGPL0
倒れこんだ俺へとベトベトした長門さんのローキックが炸裂した。
何故ベトベトしているかというと先ほどの精子が上履きに付いたからだ。
俺はというとキックのたびに下からだと見える彼女のパンツを見つめていた。
最後上履きを舐めろと言われたので舐めた。泥の味がした。
そのままの流れで女5人程(朝倉さん含む)にローキックの嵐を食らった。
俺はもう幸せとかじゃなくて死にそうになっていた。それでもまだ愚息は元気だった。
忘れ物に表れた谷口が一瞬止めようとしたが、ビンビンになっている俺の愚息を見ると、
何か可哀想なものを見るような目でこちらを見てから、ゆっくりと立ち去った。
42 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 22:43:21.73 ID:S6llbGPL0
俺は家へと帰っていた。ズボンとパンツがぐちゃぐちゃになっていたので下は裸にジャージだった。
スースーするので、家に帰る途中「タイツマン!」と言いながら勃起させる一発ギャグの練習してた。
家に帰ると、お袋が鬼のような顔をして俺を迎えた。
どうやら朝倉涼子の親がカンカンになって怒っているらしい。
そのまま30分ぐらい説教をされた。俺も朝倉涼子にボコられたのに理不尽だ。
しかし、それでも彼女の笑顔が続けば俺は幸せだと思う。
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 22:45:35.04 ID:S6llbGPL0
次の日、変な時期なのに転校生が来た。古泉一樹という男だ。
これが随分とかっこいい男で、まさに男とも女ともモテモテといった感じだった。
今日は始めて朝倉さんを一緒に下校するのを誘ってみようと朝倉さんを見たら、
普通に古泉と腕を組みながら教室を出て行った。
俺は両方死ねと思った。
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 22:50:10.09 ID:S6llbGPL0
次の日、「今日も誰とも喋らずに帰るな」と思いながら家に帰ろうとすると、
噂の古泉に声をかけられた。
イケメンフェイスに、いい声だ。俺はこの際男でもいいかもなと思った。
学校の裏に一緒に行くと、何故かボディブローを入れられた。
俺は財布に31円しか入ってないのにと思いながら財布を取り出した。
しかし、古泉の言うことは違った。
古泉「涼宮ハルヒの思ったようにこの世界は変わるのに、あなたの存在が涼宮ハルヒの心に憎悪という心を与えました」
古泉「このままだと天使のような彼女の心によって完全に争いの無い世界が出来るはずだったのに…」
俺は「すいません」と謝った。古泉は俺の財布を取ると満足そうに帰って行った。
31円しかないことに落胆するがいいと内心笑うも、よくよく考えると財布にはテレフォンカードが一杯入っていた。
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 22:52:41.68 ID:S6llbGPL0
俺は古泉を頭の中で何回か殺しながら家へと帰った。
キョン「ただいまー」
キョン妹「…」
キョン「お前しかいないのか?」
キョン妹「知らない」
前に一回親バレした後、妹は俺とまともな口を聞いてくれなかった。
いや、床オナしてるのが見られた後かもしれない。
もしくは、妹のコラ写真をデスクトップの待ちうけにしているのが見られてからかもしれない。とりあえず口を聞いてもらえなかった。
55 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 22:55:56.75 ID:S6llbGPL0
ところで人間は何故夢を見るかは知っているだろうか。
俺は知らないが、多分人間を作った時に神様の中に一人妄想癖の人がいて、その人が人間に付け加えた機能だろう
俺は、夢の中ではスターだった。
何でも自分の思い通りだ。それはもちろん、俺が明瞭夢を体得したからなんだろうけど。
朝起きる。今日も何度か朝倉さんを犯したなあと感服しながらも目を開ける。
キョン妹「キョンくーん」
俺の前には、俺と普通に喋っている妹がいた。俺は感動した。
いや、妹だけでは無い。何かが、俺の今までとは少しおかしかった。
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 22:59:00.60 ID:S6llbGPL0
まず、あまり暑くなかった。今は夏だと言うのに、少し涼しいぐらいである。
それでいて窓から刺し込む陽光はギンギンと部屋を突いている。
そう、まるで春の陽射しのような…
キョン妹「キョンくーん、入学式に遅刻しちゃ駄目だよー!」
キョン「入学式!?」
何ということだ、時間が戻っていた。
もしかして俺はまさかあの悪夢の3ヶ月間をまた過ごさなければいけないのか。
3ヶ月間だとかバイツァもびっくりだと思いつつ、新品のブレザーに袖を通す。
俺はトボトボと学校へ歩き出した。
60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 23:01:42.62 ID:S6llbGPL0
サンタクロースは信じていなかったけど、AVのレイプは普通に本当にレイプしてると思っていた。
俺は、「こ、こんな所映していいのかよ!超アングラだぜ!」だとか興奮しながら、毎日パソコンに話しかけていた。
楽しかった。中学の日々。あれは毎日が新しい発見だった。
片栗粉、床オナ、はては本物のオナホールだとか
色々試した。知らないことばかりで毎日が楽しかったのだ。
ハルヒ「ただのオナニーには興味がありません」
ハルヒ「この中に床オナニスト、空中オナニスト、片栗粉使い、自家製オナホメーカーがいたら私の所に来なさい、以上」
またハルヒの罠だ。そうだ。俺の生活はここから狂い始めたのだ。
65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 23:03:49.34 ID:S6llbGPL0
俺がハルヒの方を向くと、やはり腹が立つ程の美貌だった。
しかしここで俺は一種の違和感を感じる。
違った。視線が今までの視線とは違ったのだ。
昔は笑いだったが、今回はただ単に好奇の目を皆は向けていて、
拍手すらない。涼宮ハルヒは、拍手の無いままそのまま座った。
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 23:06:36.74 ID:S6llbGPL0
俺は、前も実は浮いてたのかもなと思った。
俺は前回のように話かけた。勿論、前回踏んだ地雷は踏まないように。
キョン「さっきの笑いたかったんだけど、笑えなかったよー」
ハルヒ「…」
キョン「…(何でこんなに不機嫌なんだ?こいつ)」
ハルヒ「何処か笑う所あった?」
キョン「…え、いや」
ハルヒ「…」
前回愛想の良い笑顔を振りまいていたハルヒが、今回は怖い。
俺は思い切って聞いてみた。
キョン「オナニー、するの?」
笑おうとしたらフヒヒみたいな笑い方になった。俺は正直失敗したと思った。
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 23:10:36.27 ID:S6llbGPL0
俺は気付くとすごくニヤけていた。ヤバい。前回の繰り返しになる。
俺はなるべくしかめ面でハルヒを見つめる。
ハルヒ「おかしい?」
ここで俺は耐え切れず下を向く。爆発しそうな感情と止め処ないリビドーが、俺の体の中を蛇のように群がった。
そしてフヒヒ、フヒヒと小さく笑った後、ハルヒを向く。
キョン「どういうのするの?」
ハルヒ「ボールペンとか、リコーダーとか、物を入れてみたり、
後は擦り付けたりだとか一通りやったわね」
ここで俺は確信した。
キョン「実は俺、床オナニストなんだ」
ハルヒ「なよなよしてると思ったけど、見所あるじゃない」
ハルヒは、前回女達に振りまいていたような、満面の笑みだった。
82 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 23:13:29.01 ID:S6llbGPL0
その後一ヶ月ぐらい、俺とハルヒはオナニーについての情報交換を続けていた。
俺は何度か「見てみる!?」と鼻息交じりに言ってみるもハルヒは一度として同意しなかった。
俺は、俺を侮蔑的な目で見てた国木田、俺の愚息を見て諦めた谷口と一緒にご飯を食べていた。
キョン「いや、オナニーって超楽しいぜ」
谷口「やめろよー」
国木田「ちょっと、キョン食事中〜」
そんなことを言いながらも、二人とも笑っていた。男子友達からは「変態のキョン」のあだ名がついたが、
決して前回みたいではなくて、普通に過激な下ネタを言う面白い奴としての「変態のキョン」だった
86 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 23:16:40.29 ID:S6llbGPL0
そんなある日、ハルヒが部活を作ろうと言い出した。
名前は、SOS団(折角本番なのに オナニーしすぎて 早漏団)を提案したが、却下される。
ハルヒ「でもSOS団って、語感がいいわね」
団名は、SOS団(セックスを オナニーで盛り上げる 涼宮ハルヒの団)になった。
俺はハルヒと一緒に、部仲間を集めることにした。
ハルヒ「何か面白い仲間知らないかしら?」
キョン「知っている」
最初の仲間は、書道部の先輩、朝比奈みくるさんに決めた。
89 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 23:18:59.63 ID:S6llbGPL0
ハルヒ「朝比奈みくるさんっていたわよね!」
「(あ、あれは筆をオナニーの道具にしようとして直ぐに書道部をやめさせられた涼宮ハルヒ…)」
「(また来たのね…)」
みくる「はいぃ?」
ハルヒ「あ、いたいた。こんな子いたわね。キョン、行くわよ!」
キョン「えいさいさー」
みくる「ちょ、ちょっと待って、いやああああああ」
92 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 23:22:39.36 ID:S6llbGPL0
ハルヒ「キョン!入らないでね!」
みくる「な、なんですかぁ」
ハルヒ「ここ、何でも無いわ。殆ど誰もいない、文芸部室だから」
みくる「ちょっと、誰もいないってどういう意味ですかー!やーめーてー」
ハルヒ「三日よ!三日でみくるちゃんをオナニー中毒に仕立ててあげるから!」
みくる「な、何言っ…あぁーれぇー」
ガタン
キョン「グッバイ…」
その後ハルヒは三日間本当に出てこなかった。
98 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 23:26:26.29 ID:S6llbGPL0
俺はたまに食料を持っていったりとか部屋から漏れる朝比奈みくるの喘ぎ声に聞き耳を立てたりしていた。
そして、三日後。
みくる「ふえぇぇん…お家に帰りたいです…」
キョン「どうだった?」
ハルヒ「そうね、確かめて見ればいいわ」
キョン「よし、よっこらセックス!」
みくる「ふぇぇん…いやっ!」
バコン!
キョン「て、抵抗されたぞ!ハルヒ!」
ハルヒ「馬鹿、高尚なオナニーと下劣なセックスを一緒にしないでよ」
ハルヒ「みくるちゃん、セックス好き?」
みくる「うぅ…嫌いですぅ……」
ハルヒ「オナニー好き?」
みくる「大好きです」
キョン「…」
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/30(水) 23:34:07.68 ID:S6llbGPL0
ハルヒは無敵だった。みくるさんは凄腕のオナニストとなってしまった。(俺も見た)
バイブを入れながらバニーガールの衣装でチラシをくばったのは衝撃的だった。
早速オマケ的存在の長門さんもオナニストに仕上げていた。
彼女にはオナニーどころかオナニーコマンドーというよくわからない技も会得させ、
それによって朝倉涼子に殺されかけた俺が助かった。
朝倉涼子が消えて行く時の汚い物を見るような目が嫌に印象的だった。
ちなみに朝倉涼子はキリスト教徒だった。
111 名前: ◆0y9Us4tj3E [] 投稿日:2008/07/30(水) 23:37:30.65 ID:S6llbGPL0
ある日、古泉が妙なことを言い出した。
古泉「オナニーの見せ合いしませんか?」
違う、この次だ。男のオナニーなんて見たくは無い。
しかも、その妙なことはそれは一度聞いたことのあるような話だった。
古泉「つまり、涼宮さんは神なんです。彼女が考えたことは、全て実現します」
さらに案内されたのは裏地球のような妙な所だった。
古泉はそこに表れた巨人と勇敢に戦っていた。
だが、古泉の仲間らしき人が、古泉の使うオナニーコマンドーに対して見せたゴギブリを見るような歪んだ顔は、
俺は多分一生忘れることが出来ないと思う。
113 名前: ◆0y9Us4tj3E [] 投稿日:2008/07/30(水) 23:40:48.21 ID:S6llbGPL0
古泉「彼女は今、鬱憤が溜まっています」
ズボンをはきながら古泉が言った。
古泉「このままでは道路の真ん中に寝転んでオナニーを始めるということも考えられます。
しかしそれをしてしまうと、警察に捕まり、更なる屈辱。世界は崩壊します」
何と、俺はそんな激しい綱渡りの綱の上にいたらしい。
キョン「お前の言うことはあまり信じられんが、それを逃れるにはどうしたらいいんだ?」
すると、古泉は澄んだ笑顔で行った。
古泉「あなたが、涼宮ハルヒの代わりに道路の真ん中でオナニーして、捕まって下さい」
古泉の顔をもう一度見ると、やっぱり笑顔だった。あと勃起してた。
116 名前: ◆0y9Us4tj3E [] 投稿日:2008/07/30(水) 23:44:19.13 ID:S6llbGPL0
俺は考えた。
俺は、ハルヒの鬱憤を晴らす方法をジッと考えた。
ちなみに古泉の言ったことはただ単に古泉が俺の野外オナニーを見たいだけのような気がするので無視した。
それでも、古泉の話に穴は無かった。男だから穴が無いのは当たり前だ。
古泉「キョンさん。男にも一応、穴はあるんですよ」
古泉の言葉が何故かフラッシュバックした。そういえば一昨日辺り熱弁していたような気がする。
次の日、俺はとりあえず部室に行ってから考えようと思って、床に着いた
118 名前: ◆0y9Us4tj3E [] 投稿日:2008/07/30(水) 23:47:07.15 ID:S6llbGPL0
そういえば、夢を見るメカニズムを知っているだろうか。
この前テレビを見たら、太ったおじさんが神からの啓示だと熱弁していた。
俺の見る20%の夢は淫夢なのに、本当に神の啓示だったら神の精神状況は大分ヤバいと思う。
「起きて、起ーきーてー、キョン」
誰かの声だ。いや、この声は。
キョン「ハルヒ!」
ハルヒ「キョン、何故か起きたら。こんな所にいたの」
回りは学校。そして、ハルヒと俺が着ているのは、制服。
119 名前: ◆0y9Us4tj3E [] 投稿日:2008/07/30(水) 23:49:22.35 ID:S6llbGPL0
どうなっているんだ、これは。閉鎖空間じゃないか。
キョン「(どうする、どうする、俺)」
ハルヒ「……」
ハルヒ「きっとこれは…世界の終わりなんだわ…」
キョン「へ、変なこと言うんじゃない、ハルヒ」
ハルヒ「きっと、私がオナニーをしすぎたからね…」
キョン「…ハルヒ!」
122 名前: ◆0y9Us4tj3E [] 投稿日:2008/07/30(水) 23:53:09.78 ID:S6llbGPL0
ハルヒ「今度、私が生まれ変わるなら、オナニーなんて知らない普通の女の子になるわ」
キョン「普通の女の子でもオナニーはするぞ!」
ハルヒ「じゃあ普通の量でいいわ…」
キョン「…ハルヒ?どうした?眠いのか?」
ハルヒ「何だか眠くなって来たわ。何か、寝れば、また何か変わる気がするの…」
キョン「(寝たら世界が終わるんじゃないのか?)
寝るな、寝るなハルヒ!」
ハルヒ「キョン、生まれ変わっても、オナニー好きでいてね。私はオナニーしないのに変な願いね。
もしかしたら、私、キョンのこと嫌いになってるかもしれないけど」
123 名前: ◆0y9Us4tj3E [] 投稿日:2008/07/30(水) 23:55:55.69 ID:S6llbGPL0
ハルヒは、目を瞑った。俺は、目を瞑ったハルヒの、柔らかそうな唇に口付けをすると、
ハルヒが少し笑ったような気がした。
俺は、その表情をずっと見つめていたが、不意に意識が黒く遠のいた。
そして、気がつけば、朝になっていた。
ベッドの横の時計を見る。8時。まずい。どうして起こしてくれなかったんだ!
しかし全てを理解した。何故なら、妹が俺と目を合わせてくれなかったから。
126 名前: ◆0y9Us4tj3E [] 投稿日:2008/07/30(水) 23:58:12.98 ID:S6llbGPL0
俺の胸に悲壮感が沸き起こった。
あの、楽しかった世界からの、帰還。夢だったのかはわからないけれど、楽しかった。あの夢。
そして、不思議と沸き起こるのは、新たな希望だった。
キョン「フヒヒ…フヒヒ…」
いつの間にか俺は含み笑いに興じていた。そう!
向こうの世界のオナニーはまるで全て一人でやるもので、
この世界での見られながらのオナニーに慣れた俺にとって、全く快感を与えるものでは無かったからだ!
不思議と、笑いが込みあがる。
そうだ、今日からの俺は、栄光のオナニーライフだ……
129 名前: ◆0y9Us4tj3E [] 投稿日:2008/07/31(木) 00:01:55.16 ID:NmXVhjOj0
―昼休み
キョン「一番!キョン!オナニーします!」
朝倉「うわっ」
「今度は一人でオナニー始めたよ…」
「何やってんの…?」
「勘違いしてるんじゃない…?」
ハルヒ「キモーイ…」
―放課後
「おら、床オナしろよ、床オナー!」
何度か俺に蹴りが入る。しかし、通り抜けていく全ての痛みが俺を恍惚させる
キョン「やります!やりますからー!」
朝倉「やらせてください、でしょ?」
キョン「や、やらせて下さい!」
「オラッ、犬ならワンワン鳴け!」
キョン「ワンッ、ワンワンッ」
138 名前: ◆0y9Us4tj3E [] 投稿日:2008/07/31(木) 00:04:25.77 ID:NmXVhjOj0
ぼろ雑巾となって教室に倒れこむ。
勿論、全裸で。
今日帰る時は、下にジャージを着てボッキマンのモノマネでもしようか
そういえばもう何ヶ月間もやってなかったから、ボッキマンの設定を忘れていた。
というか、名前ボッキマンで合ってたっけ
その時、教室の後ろのドアから見える影。
その姿は紛れも無く涼宮ハルヒだった。
142 名前: ◆0y9Us4tj3E [] 投稿日:2008/07/31(木) 00:08:32.37 ID:NmXVhjOj0
ハルヒ「酷い傷ね、って、これで感じるあなたも随分な変態なんだけど」
キョン「ああ、悪いな。俺は相当な物でね」
ハルヒ「何よ、元気そうじゃない。心配して損したわ」
俺は、チンコを握り締めながら言った。
キョン「愚息は元気です…」
ハルヒ「…」
ハルヒ「プッ、ははは、最悪なネタなのに笑っちゃった」
キョン「はは」
ハルヒ「何かあなた、最悪の最悪なのにほっとけないのよ。前世で家族とかだったんじゃないかしら」
キョン「前世とかおばさんになってから語るもんだろ」
ハルヒ「はは、そうね」
144 名前: ◆0y9Us4tj3E [] 投稿日:2008/07/31(木) 00:11:02.56 ID:NmXVhjOj0
キョン「で、何の用だよ」
ハルヒ「冷たいのね。まともに話しかけてるの私だけよ」
キョン「そうだな」
ハルヒ「じゃあもっと嬉しそうにしなさい」
キョン「確かにな、で、用は何だよ」
ハルヒ「私……あの……」
ハルヒ「オナニーって見たこと無いんだけど…、一回見せて貰えるかしら…」
ハルヒ「ただのオナニーには興味がありません」 完