6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/11(金) 15:25:31.40 ID:10iOzf9PO
長門「………私は…「ともえ」では………ない…。」
雛苺「あれ?…ともえ……?どこなのー?」
長門「……(迷子?何故、高校に子供が?)」
雛苺「…う……ぐすっ……とぅもえ……ぐすん……。」
長門「……(こんな時、どうすれば……。)」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2008/07/11(金) 15:38:33.11 ID:10iOzf9PO
長門「………(こんな時、どうすれば…。)」
雛苺「……ぐす…駄目よヒナ…もう泣かないって…とぅもえと約束したんだから…うぅ…」
長門「……(職員室に連れていくべきか…?)」
雛苺「……(ゴシゴシ)ともえを……探しに行かなきゃ!!」
長門「……(でも、この子を「ともえ」に会わせてあげた方が・・・。)」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/11(金) 15:56:34.61 ID:10iOzf9PO
雛苺「……ともえ…何処にいるのかな……?(トテトテ)」
長門「待って」
雛苺「(ビクッ!)ひ…ヒナに何か用……なの?」
長門「一緒に…来て……」」
雛苺「え…でもヒナ、ともえに会いに行かなきゃいけないの。お姉さんは
ともえが何処にいるか知ってるの?」
長門「知らない……でも…私の知り………友達に…知ってる人がいるかも知れない……。」
雛苺「本当!?」
長門「それに、あなた一人で探すよりか…効率が良い……」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/11(金) 16:14:45.09 ID:10iOzf9PO
長門「とりあえず…部室に行く……(ヒョイ)」
雛苺「うあっ…!ヒナ、一人でも歩けるのよ!?」
長門「……いいから」
雛苺「おねえさん、ありがとなの。」
長門「……私は…長門有希…。あなたは?」
雛苺「雛苺!ローゼンメイデンの第六ドールなの!」
長門「(…ローゼンメイデン?)よろしく、雛苺。」
雛苺「よろしくなの!ゆき!えへへ〜久しぶりの抱っこなのぉ〜♪」
長門「(かわいい…)…。」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/11(金) 16:38:06.11 ID:10iOzf9PO
〜部室〜
キョン「……それで、ここに連れてきたのか?」
長門「…そう」
古泉「『カシワバ トモエ』さんですか…聞いたことないですね…」
みくる「私も知らないでしゅ。」
キョン「うちの学校、結構生徒数多いし、3年生かもしれないからなぁ。」
ハルヒ「金髪で目も碧色だから外人っぽいけど、日本語上手よねぇ…
ねぇ!お父さんかお母さんは外国人なの?」
雛苺「えっと…ヒナはお父様しか知らないのよ……」
一同「!!」
キョン「(おいハルヒ!変な事聞くな!)」
ハルヒ「(仕方ないでしょ、知らなかったんだから!!)」
35 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/11(金) 16:59:18.93 ID:10iOzf9PO
ハルヒ「ヒナちゃんは今日は何をしにここへ来たのかな?」
雛苺「今日は、ともえの『けんどー』の試合を応援しに来たのよ!」
キョン「けんどー…剣道の事だよな?すると『ともえ』って人は剣道部の人か?」
ハルヒ「『ともえ』ちゃんと来たの?」
雛苺「ううん、えっとねぇ―――
ジュン「くそっ!雛苺……どこに行ったんだ!?勝手にリュックから抜け出して…
(いいジュン?ちゃんと雛苺の面倒を見るのよ?)
(そうですよチビ人間、世の中にチビ苺みたいなちびが大好きな『ろりこん』っていうのがいるですから。)
(高校にそんな奴がいるわけないだろ!!)
ジュン「(やべぇEEEEEEEE!!)」
59 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/11(金) 20:54:36.96 ID:10iOzf9PO
お待たせしました、再開です。
ジュンと巴は高校生になった設定です
ハルヒ「『サクラダ ジュン』って人と来たのね?……知ってる?」
キョン「知らないな」
長門「私も」
古泉「同じくです」
みくる「私もしらないでしゅ」
ハルヒ「はぁ〜余程この二人は影が薄いのね!!」
キョン「おいおい、そんないいかたはないだろう……。」
古泉「もしかしたら他校の生徒かもしれませんよ。それに今日は休日ですから、
部活の遠征で来てるかもしれません。」
ハルヒ「それもそうね!サクラダっていう彼氏もそこにいるかもしれないしね!」
キョン「彼氏?」
ハルヒ「剣道もたいして強くないうちの学校に、わざわざ応援に来ると思う?
この男は彼女の頑張ってる姿を見に来たにきまってるじゃない!!」
古泉「(それなら一人で来ると思うんですが…。)
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/11(金) 21:00:05.82 ID:10iOzf9PO
雛苺「わー、メイドさんかわいいのー!」
みくる「ふふ、ありがとう。ヒナちゃんのお洋服も可愛いね。」
雛苺「ヒナの服はねぇ、お父様が作ってくれたのよ!」
みくる「へぇ〜すごいねぇ!私にも可愛いドレス、作って欲しいなぁ♪」
雛苺「う〜んと、お父様は……今はちょっと無理だけど、ジュンも洋服
作るのとっても上手なのよ!ヒナがジュンにお願いしてあげる!!」
長門「……私の分も……お願いしたい。」
雛苺「もちろんいいのよ〜♪ジュンは『まえすとろ』だからドレス2つなんて
あっという間に作っちゃうんだから。」
長門「……ありがとう」
みくる「…長門さんも着てみたいんですか?」
長門「……私も、あんなドレス……着てみたい……。」
みくる「長門さんも女の子なんですね♪(以外だ……)」
62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/11(金) 21:06:41.94 ID:10iOzf9PO
ハルヒ「それじゃあ、武道場に行くわよ!」
キョン「俺は放送室に行ってくるから、先にハルヒ達は武道場へ行っててくれ。」
ハルヒ「何で放送部によるのよ?」
キョン「多分、サクラダって奴は今頃ヒナちゃんを探し回っているだろうから、
俺は放送室で適当にアナウンスしてくる。だから先に行っててくれ。」
古泉「なるほど、それはいい考えですね。サクラダさんが武道場にいるとは
限りませんからね。」
ハルヒ「何かあんたに指示られるのは癪だけど、分かったわ!後から来なさいよ!」
キョン「はいはいワロスワロス。」
64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/11(金) 21:11:31.39 ID:10iOzf9PO
長門「……雛苺」
雛苺「なーにーゆき?」
長門「抱っこをする……来て……。」
雛苺「!…ゆき〜抱っこ〜♪」
長門「(ナデナデ)」
キョン「はぁ……(この休みの日にわざわざ学校来て何してるんだろうな俺は…)」
長門「もうすぐ……ともえに…会える…ジュンとも……。」
雛苺「うん♪」←それはもう満面の笑みで、おっきするくらいかわいい
キョン「まぁ、たまにいいかもな………(長門が抱っこすると余計に…マジ萌えるなぁ)」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/11(金) 21:16:35.75 ID:10iOzf9PO
〜放送室〜
白石「……あきら様遅いなぁ……。今日は来週のお昼の放送の打ち合わせする約束
なのに……約束の時間とっくに過ぎてるよ…あの三十路めいつも(ドンドンドンッ!
キョン「あの〜すいません、ちょっと放送したい事があるんですけど〜!!」
白石「WAWAWA……びっくりしたぁ〜、はいは〜い今空けますよ〜!」
キョン「ん?その声…谷口か?」
白石「違いますよ!僕は放送部員の白石です!……で何のようですか?」
キョン「ちょっと放送したいことがあるんですが……。」
白石「どんな事?」
キョン「実はかくかくしかじか…………」
白石「なるほど、いいよじゃあ、勝手に使っちゃっても。どうせ休日だし、
生徒もあまりいないだろうから(あきら様も当分来ないだろうし)」
キョン「ありがとうございます!」
67 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/11(金) 21:21:55.02 ID:10iOzf9PO
ジュン「はぁっ、はぁ……どこにもいない………まずいぞ…あいつが
誰かに見つかったら『怪奇!生けるフランス人形』の噂が…。」
ジュン「それに早く見つけないと、柏葉の試合に間に合わない…。
(ともえたんの袴姿が見れなくなっちまう!!)」
ジュン「どこだ〜!!雛苺〜!!」
――ピンポンパンポン〜♪――
キョン「え〜と、なんて言おうかな…え?もう流れてるの!?マジでか?」
ジュン「何だ…このふざけた放送は……。」
キョン「え〜コホン。『雛苺ちゃん』という女の子を捜している『サクラダ ジュン』
さん、雛苺ちゃんを武道館の前で保護しています。子宮、武道館前まで来て下さい、
繰り返します………」
ジュン「雛苺!?誰かに見つかっちゃったのか!?でも、あいつは、服でも脱がない
限り、どっから見ても普通の女の子…………」
68 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/11(金) 21:28:02.36 ID:10iOzf9PO
(世の中にチビ苺みたいなちびが大好きな『ろりこん』っていうのがいるですから。)
ジュン「雛苺ぉぉぉぉぉぉっぉっ!!!!!!!!待ってろおおぉぉぉx!!!
すぐ助けに行くからなああああぁぁぁっ!!!」
ダダダダダダダダダダッッ!!!!
ジュン「って武道館ってどこだぁぁぁ!!!」
〜武道館〜
巴「……今の放送って、もしかして………!!(ダッ)」
部員「巴!?どこ行くの?もう練習試合始まるよ!?」
巴「ちょっと外の空気吸ってくるだけ!すぐに戻るわ!」
70 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/11(金) 21:35:14.94 ID:10iOzf9PO
〜放送室〜
白石「もう大丈夫なのかい?」
キョン「はい、先輩ありがとうございました!では私はこれで失礼します!」
白石「見つかるといいね!!」
キョン「はい!!(タッタッタッ)」
キョン「あ、先輩こんにちはー!」
あきら「こんにちはぁ☆廊下は走っちゃ駄目だよ☆」
キョン「しーましぇーん!!」
あきら「(聞いてねぇし)
白石「……!あきら様!!来ていらしたんですか!?」
あきら「白石〜?何だあのふざけた放送は!?放送部の格が落ちるだろうが!!」
白石「はいい!でも迷子の子を助けるという情熱に押されてしまいまして……。」
あきら「言い訳はいいんだよ!!覚悟はできてるんだろうな…?」
71 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/11(金) 21:40:11.92 ID:10iOzf9PO
白石「ひいぃっ!す、すいません!どんな罰でも受けます……。」
あきら「今日、打ち合わせしている間………ずっと私を抱っこしてなさい。」
白石「…………………え
〜武道館前入り口付近〜
雛苺「………!!あ!!ともえなの!!(ピョン)」
長門「……あ」
雛苺「と〜も〜え〜!(ピョン)」
巴「(キャッチ)雛苺!どうしてこんな所に……」
みくる「あなたの剣道の試合を応援しに来たそうですよ。」
巴「あなた達は……」
ハルヒ「私達はSOS団!迷子になってたこの子を助けてあげたのよ!」
巴「そうだったんですか…ありがとうございます!」
古泉「いえいえ、当然のことしただけですよ。」
雛苺「巴、ヒナね、一人ぼっちになっちゃったけど、泣かなかったのよ!」
72 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/11(金) 21:45:46.80 ID:10iOzf9PO
雛苺「ユキがずっと側にいてくれたから!!
長門「……!…。」
巴「そうだったの…偉いね雛苺、帰ったらうにゅーあげるからね。」
雛苺「やったー!うにゅーなのー!!」
一同「(……うにゅー?……)」
キョン「お…?もうカシワバさんに会えたみたいだな。」
ハルヒ「遅いわよ、キョン!あんた感動の再開を見逃しちゃったわよ!」
キョン「それは残念だ。」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/11(金) 21:51:31.78 ID:10iOzf9PO
ハルヒ「そういえば、巴さんの彼氏、まだ来てないわね!!」
巴「……私の…彼氏?」
キョン「え…サクラダさんはまだ来てないのか?」
巴「あ……雛苺、もしかして桜田君と一緒に……」
雛苺「ジュンと一緒に来たのよ!!」
ハルヒ「あんたの彼氏も来てるわよ(ニヤニヤ)」
巴「ち……違います!桜田君はただの幼馴染で…」
ジュン「雛苺おおおぉぉぉぉッ!!!!!(ダダダダダッ)」
雛苺「あ♪ジュンなのー♪」
巴「桜田君!」
ハルヒ「あれがサクラダ ジュン……ヘタレって感じね!!」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/11(金) 21:57:24.62 ID:10iOzf9PO
その後、皆で巴の練習試合を見学しました。
巴「そおぉえええええぇぇぇッ!!!!!」
雛苺「ともえ……かっこいいのぉ〜……」
長門「……私も…剣道……始める。」
古泉「某キャラと被りますから、やめておいた方がいいですよ。」
ジュン「……巴の試合後の防具……くんくんしたい…。」
キョン「分かるぞ…!その気持ち…!俺もだ!」
ジュン「お前とは気が合いそうだな。」
ハルヒ「(…変態!)
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2008/07/11(金) 22:04:41.21 ID:10iOzf9PO
巴「それじゃあ帰ろうか雛苺、桜田君。」
ジュン「帰るぞ、雛苺。」
雛苺「うん…ハルヒ!キョン!イツキ!ミクル!
雛苺「ユキ!!」
雛苺「また…遊びに来てもいい?」
ハルヒ「もちろんよ!SOS団はいつでも大歓迎よ!!」
キョン「今度は3人で遊びにくるといい。」
古泉「僕でよければ、いつでも遊び相手になりますよ!」
みくる「今度はおいしいお菓子を準備して待ってるね!」
長門「……必ず…また来て……私は……雛苺が来るのを
………楽しみに待ってるから………。」
雛苺「うん♪みんな今日はありがとう!!バイバイなの〜!」
〜終〜