403 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/26(月) 07:11:22.85 ID:SkooOAZL0
つまらなかったらごめんよ
ゆっくりまったりウォーズマン
404 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/26(月) 07:24:04.47 ID:SkooOAZL0
キョン(……夢か)
キョン(しかし、なんとまぁ変な夢だったな)
キョン(俺とあいつらが同年代で、クラスメイトだったり同じSOS団の団員だったり)
キョン(別に俺はシスコンでもなんでもないと思うんだが)
キョン(……しかし、そろそろ起きないと……)
「おきろーっ!」
キョン「ぐおえあっ!?……いってーなこの野郎!」
涼子「おはよう! おにいちゃん」
キョン「……ああ、おはよう」
406 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/26(月) 07:33:55.28 ID:SkooOAZL0
キョン「やけに今日は早起きだな」
涼子「ぞーさん、キリンさん、くまさん……」
キョン「まだ開園してないぞ」
涼子「めがさめちゃったからしかたない」
キョン「目が覚めちゃったんなら仕方ないな」
涼子「きょうはおねしょしなかったよ!」
キョン「偉いぞ。ちゃんと昨日のうちにトイレ行ったしな」
涼子「うん!」
キョン「有希は大丈夫かな?」
涼子「わかんない」
キョン「ま、平気だr」
「うひゃあああっ!?」
キョン「……」
涼子「だめだった」
キョン「みたいだな」
涼子「きのうおねえちゃんとコーラのんでた」
キョン「なるほど」
涼子「でもりょーこはがまんした!」
キョン「さすが俺の妹だ」
涼子「にへへへ……///」
409 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/26(月) 07:42:08.76 ID:SkooOAZL0
キョン「やっぱりピカチュウはかわいいな」
涼子「うん」
キョン「それに比べてマタドガスは不細工だよな」
涼子「そうでもないよ」
キョン「なんだ、涼子はピカチュウよりマタドガスの方が好きなのか?」
涼子「……ピカチュウのほうがすき」
キョン「やっぱりそうだよな」
涼子「マタドガスはいっしょうけんめい」
キョン「ふむ」
涼子「だからこーかんがもてる」
キョン「そうかい」
涼子「あっ、ピカチュウがピンチだ!」
キョン「おおっ、マタドガスが頑張ってるぞ! いけ、そこだ!」
涼子「マタドガスしねーっ!」
キョン「……」
涼子「やっぱりピカチュウかわいい」
キョン「……“しね”って言っちゃいけません」
410 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/26(月) 07:59:00.45 ID:SkooOAZL0
ハルヒ「あちゃ〜っ、昨日の夜コーラ飲みすぎちゃったか」
有希「……」
ハルヒ「ま、しちゃったものは仕方ないわよね」
有希「……ごめんなさい」
ハルヒ「うん、ちゃんと“ごめんなさい”出来て偉いわ!」
有希「……///」
ハルヒ「あ、照れてる。やっぱり可愛いわね〜! うりうりぃ!」
有希「……!」
ぴちゃっ……
ハルヒ「うひゃあああっ!? 忘れてたぁ!」
有希「……」
ハルヒ「うぅ、これじゃあたしまでおねしょしたみたいじゃない……!」
有希「……いっしょ」
ハルヒ「いや、あたしはおねしょしてないから」
有希「……だめ?」
ハルヒ「う〜……あ〜……」
有希「……」
ハルヒ「……いいわ! それじゃああたしもおねしょした!」
有希「……そう」
ハルヒ「と、とにかく片付けるわよ!」
有希「……」コクリ
411 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/26(月) 08:07:08.21 ID:SkooOAZL0
ハルヒ「ふぅ、なんとか片付いたわね」
有希「……」コクリ
ハルヒ「キョンと涼子は起きてるのかしら?」
有希「……」
「マタドガスしねーっ!」
ハルヒ「……起きてるみたいね」
有希「……」コクリ
ハルヒ「あ、有希はポケモン見なくてよかったの?」
有希「へーき」
ハルヒ「え、ピカチュウ好きじゃないの?」
有希「ニャースのほうがかわいい」
ハルヒ「そ、それが理由?」
有希「……」フルフル
ハルヒ「え、じゃあなんで?」
有希「ろくが」
ハルヒ「なるほど、さっすが有希ね!」
有希「……///」
412 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/26(月) 08:21:28.52 ID:SkooOAZL0
キョン「そろそろ朝ご飯出来てるかな」
涼子「たまごやき!」
キョン「それは多分お弁当に入ってるぞ」
涼子「そっかぁ」
キョン「俺はウィンナーが食いたいな」
涼子「それはたぶんおべんとーにはいってるよ」
キョン「そうかい」
涼子「あ、おにいちゃんこれ」
キョン「ん? ああ、服がほつれて……って、ひっぱるなひぱるな!」
涼子「ほ〜」
しゅるしゅるしゅる
涼子「ふぉ〜!」
キョン「やめなさい」
涼子「……は〜い」
キョン「切っておかないと有希も同じことしそうだ……あら?」
涼子「どうしたの?」
キョン「いや、ハサミ知らないか?」
涼子「しらないよ〜」
キョン「とりあえず指で千切っておくか」
涼子「おなかすいた」
キョン「うし、朝メシだ!」
涼子「おう、あさごはんだ!」
413 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/26(月) 08:31:38.03 ID:SkooOAZL0
ハルヒ「……よし、お弁当出来た」
有希「たまごやき」
ハルヒ「ちゃんと甘くしてあるわよ」
有希「ウィンナー」
ハルヒ「リクエストに答えてたこさんに!」
有希「……!」コクコク!
ハルヒ「あとは朝ゴハン用にパンを焼いてっと……ん? 着信?」
有希「?」
ヴーッ ヴーッ
有希「……」
ハルヒ「誰からだろ?」
有希「……」
ハルヒ「ちょっと待っててね〜……あ、切れちゃった」
有希「だれ?」
ハルヒ「……非通知だし、まぁとりあえず気にしなくていいか」
有希「おなかすいた……」
ハルヒ「ちょっと待ってね……うん、二人を呼んできてちょうだい」
有希「……」コクリ
ハルヒ「こんな日曜に誰だったんだろ?」
有希「……」
417 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/26(月) 09:11:32.22 ID:SkooOAZL0
キョン「いや〜、しかし上手いもんだな」
ハルヒ「そう? このくらい普通じゃない?」
涼子「おいしかった!」
有希「……」コクリ
ハルヒ「ありがとね〜」
キョン「俺が朝メシ作ったときなんか朝の爽やかさはふっとぶからなぁ」
涼子「あぅ……」
有希「……」
ハルヒ「……!」ニヤリ
ハルヒ「二人共、おねえちゃんとおにいちゃんどっちが好きかな〜?」
キョン「はっは、そんなの俺に決まっt」
有希「……」キョロキョロ
キョン「はっは…………おい有希?」
涼子「りょ、りょーこはおにいちゃんのみかただよ! ケーキすき!」
キョン「お、おお、やっぱり涼子は俺の」
ハルヒ「二人共デザートにゼリー食べる?」
有希「……」コクコク
涼子「ゼリーすき! おねえちゃんのほうがすきっ!」
キョン「……裏切り者めえええっ!」
ぐりぐりぐりっ!
涼子「あに゙ゃあああああっ!?」
419 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/26(月) 09:21:06.34 ID:SkooOAZL0
キョン「昨日は有希が無理を言ってすまなかったな」
ハルヒ「ううん、別にあたしは構わないわよ」
キョン「しっかし、有希があんなワガママだったとはな〜」
ハルヒ「絵本を読んでもらいたいなんて可愛いもんじゃない」
キョン「何を読んでやったんだ?」
ハルヒ「白雪姫よ」
キョン「わざわざ買ってきてくれたのか」
ハルヒ「へ? ここの家にあったわよ?」
キョン「……いや、俺は買った記憶がないんだが」
ハルヒ「あるってことは、買ったってことなのよ」
キョン「そうかもな」
ハルヒ「ただ単に忘れてるだけじゃない?」
キョン「かもしれん」
ハルヒ「それにしても……ぷぷっ!」
キョン「どうした」
ハルヒ「あの子ったら、“今度は最後まで読んでもらう”って意地でも寝ないの」
キョン「ああ、だからコーラを飲んでたのか」
ハルヒ「そうそう」
キョン「……おねしょしただろ」
ハルヒ「そ、そんなことないわよ!?」
キョン「そうかい」
ハルヒ「そうよ!」
422 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/26(月) 09:34:36.63 ID:SkooOAZL0
涼子「いそいでユキ!」
有希「……」コクリ
涼子「26……27……ま、間に合わないよぅ〜!」
有希「できた」
涼子「ずるい!」
有希「?」
涼子「たぁ!」
有希「!?」
涼子「ふふん! これでさいしょからよね」
有希「……やぶけちゃった」
涼子「えっ?」
有希「……ヒック……やぶけ、グスッ、ちゃったぁ!」
涼子「あの……ごめ……」
有希「グシッ……ヒッ……ケホケホッ!」
涼子「ごめ、う、ウクッ……ヒッ」
「うわあああぁぁぁん!」
423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/26(月) 09:51:53.20 ID:SkooOAZL0
キョン「しかし、動物園の前に服を買うことになるとはね」
ハルヒ「いいじゃない別に。楽しみが増えたと思えば!」
キョン「そうだな」
ハルヒ「あ、ユキちゃん着替え終わった?」
有希「……おわった」
ハルヒ「うん! やっぱりあたしがコーディネイトしただけあって似合ってるわね!」
キョン「あぁ、確かにそれには同意だ」
有希「……///」
涼子「むうううぅぅぅ〜!」
キョン「むくれてもだめだぞ」
涼子「りょーこだけなにもない!」
キョン「あ〜……じゃあこれをやろう」
ぽふっ
涼子「おにいちゃんのぼーし」
キョン「そうだ。俺ブランドの超レアものだぞ」
涼子「ぶかぶか」
キョン「コナンくんもたまに帽子かぶってるだろ? 涼子も欲しくないのか?」
涼子「! そっか、ありがとうおにいちゃん!」
424 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/26(月) 10:11:59.06 ID:SkooOAZL0
涼子「とらのあかちゃんだ!」
有希「……!」キラキラ
ハルヒ「あ、なんか赤ちゃんをだっこできるらしいわよ?」
涼子「だっこ!?」
有希「だっこしたい」
ハルヒ「じゃあ申し込んでみよっか」
涼子「うん!」
有希「おにいちゃんは?」
キョン「あ〜……俺はちょっと休憩させてくれ」
ハルヒ「何よだらしないわね〜!」
涼子「だらしない」
有希「ない」
キョン「俺はいいから行ってこいよ。早くしないと虎が大人になっちゃうぞ」
涼子「! それだめえっ!」
有希「はやく」
ハルヒ「あ、ちょっと引っ張らないで二人共っ!」
キョン「……ふぅ、やっと一人になれたか」
キョン「いるんだろ?」
キョン「……そろそろ出て来いよ」
428 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/26(月) 10:31:24.29 ID:SkooOAZL0
??「……これは驚きましたね」
??「まさかとは思いますが、あなたも超能力者なのでは?」
キョン「まさか本当に出てくるとはな」
??「僕もこの展開は予想していませんでしたよ」
キョン「そうなのか?」
??「ええ。あなたは完全にこの世界の住人になっていたように見えましたので」
キョン「そうかい」
??「……やはりあなたは特別な人間なのではと勘繰ってしまいます」
キョン「真面目な声を出すな、息を吹きかけるな、顔が近いんだよ、気色悪い」
??「これは失礼。……しかしこれで確信しましたよ」
キョン「何をだ」
??「あなたは全てを理解している、とね」
キョン「……一つ聞いていいか?」
??「はい、僕に答えられる範囲でしたら」
キョン「お前は一体何者なんだ?」
古泉「……なんですって?」
429 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/26(月) 10:48:43.27 ID:SkooOAZL0
キョン「違和感を覚えたきっかけは絵本だった」
古泉「絵本、ですか?」
キョン「ああ」
古泉「小さい子供が絵本を読んでもらいたいと思うのは
不思議ではないと思いますが」
キョン「それが不思議があったんだよ」
古泉「聞きましょうか」
キョン「……まず、コーラを飲んでまで夜に絵本を見る理由がわからん」
「昼間でも構わないし、普通はこだわるもんでもない」
「おねしょまでしたんだぞ?」
古泉「子供なら理由もなくそういうことがしたい、
というのは不思議ではありませんよ?」
キョン「まぁ、待て。話には続きがある」
古泉「すいません。続けてください」
キョン「その違和感が決定的になったのはハルヒの言葉だな」
古泉「涼宮さんの?」
キョン「ああ、あいつは有希がこう言ってたって言ったんだ」
キョン「“今度は最後まで読んでもらう”ってな」
古泉「? それが何か」
キョン「俺もハルヒも絵本に関しては何も知らなかったんだぞ」
古泉「……あぁ、なるほど」
キョン「誰も買った記憶がなく、誰も読んであげた記憶がない」
古泉「……」
キョン「なら、誰が途中まで読んであげたんだ?」
431 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/26(月) 11:00:09.10 ID:SkooOAZL0
古泉「親御さんが買い与えて読んであげたという可能性がありますよ」
キョン「その可能性だが……ニヤニヤするな」
古泉「ああ、すいません」
キョン「……その可能性は極めて低い」
古泉「何故です?」
キョン「どうしてかわからんが、両親のことが思い出せんのだ」
古泉「……」
キョン「今の記憶では、俺と涼子、有希の三人暮らしで、
たまにハルヒが遊びに来る、っていう形になっている」
古泉「なるほど」
キョン「だが、この記憶だと無理がありすぎるんだよ」
古泉「……」
キョン「そう考えると、この日常への違和感が拭えなくなった」
古泉「違和感を感じるまで不思議には思わなかったんですか」
キョン「それが一番の不思議なんだ」
古泉「なるほど」
キョン「貸した記憶のないハサミ、買った記憶のない服」
古泉「……」
キョン「数えていけばキリがない」
古泉「……あなたはさすがだ」
キョン「それにな」
キョン「俺の妹は一人だったはずなんだよ」
432 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/26(月) 11:10:07.68 ID:SkooOAZL0
古泉「……まったく、困ったものです」
キョン「何がだ?」
古泉「今日一日だけのはずなのにそこまで思い出してしまうとは」
キョン「ああ、どうやら俺はかなりのシスコンだったらしいな」
古泉「兄妹愛というものは美しくもあり、厄介でもありますね」
キョン「……」
古泉「とりあえず、今日だけはあの二人を妹だと思ってくれませんか?」
キョン「それは構わんが……」
古泉「ありがとうございます。
明日になれば解決する問題ですので安心してください」
キョン「あ、おい!」
古泉「これ以上邪魔してはいけませんので失礼させていただきます」
キョン「最後に一つだけ聞かせてくれないか?」
古泉「ええ」
キョン「この状況は誰が仕組んだものなんだ?」
古泉「……物語に納得しなかった人物ですよ」
434 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/26(月) 11:20:08.75 ID:SkooOAZL0
涼子「きょうはたのしかったね!」
有希「……」コクリ
キョン「よかったな」
涼子「うんっ!」
有希「またいきたい」
キョン「……ああ、今度は皆で行こうな」
涼子「おにいちゃんもっとそっちいって」
キョン「狭いか?」
涼子「べっどからおちちゃうよ」
キョン「おお、それじゃあ……」
有希「むぎゅ〜」
キョン「ぬあ!? 大丈夫か有希」
有希「……」フルフル
キョン「どうすれば……」
涼子「おにいちゃんちっちゃくなってよ!」
有希「……」コクリ
キョン「……いや、それは駄目だな」
涼子「どーして?」
有希「?」
キョン「俺がちっちゃくなったら、誰がお前たちに絵本を読んであげるんだ?」
涼子「あ、そっか」
有希「……それならしょうがない」
キョン「んじゃ、本読むぞ〜」
涼子「ワクワクする!」
長門「……こんどはねない」
キョン「白雪姫」
435 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/26(月) 11:25:01.19 ID:SkooOAZL0
「おきてっ」
キョン「ぐおえあっ!?……いってーなこの野郎!」
妹「おはよう、キョンくん」
キョン「……ああ、おはよう」
妹「あれ? なんか布団が湿って……」
キョン「な、なんでもないぞ! さ、早く下に行って待っててくれ!」
妹「う、うん……あ、ハサミ返しておくね」
キョン「おう」
キョン(あいつら、とんでもない置き土産を残していきやがったな)
キョン(さて……とりあえずどうしようかね)
436 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 11:26:40.32 ID:SkooOAZL0
一応終了
休憩後蛇足っぽいエピローグ
437 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 11:43:29.36 ID:SkooOAZL0
キョン「さあ長門、どういうことか説明してもらおうか」
長門「……」コクリ
キョン「昨日、一体何があったのかを」
長門「きっかけは、あなたと涼宮ハルヒが対応した二つの件。
その時にID:E3qfO05KO……情報統合思念体は興味深い観測結果を得た」
キョン「ふむ」
長門「精神年齢と肉体年齢を低く設定し、
あなたや涼宮ハルヒと接触させるとわたしたちに変化が見られた」
キョン「わたしたちって、長門と朝倉か?」
長門「……」コクリ
キョン「ふむ」
長門「対有機生命体コンタクト用インターフェイスに発生したそれに、
情報統合思念体は非常に興味をもった」
キョン「それで、昨日の状況を設定したわけか」
長門「……」コクリ
キョン「しかし、大掛かりな実験だったな」
長門「そうでもない」
キョン「む?」
長門「少しだけあなたと涼宮ハルヒの記憶を書き換えただけ」
キョン「じゃああいつは……」
長門「あなたの妹は朝比奈みくるが預かっていた。
両親は夫婦で旅行に行ってるだけ」
キョン「それだけだったのか?」
長門「……」コクリ
438 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 11:50:55.80 ID:SkooOAZL0
長門「これからもたまにこの実験をしたい。許可を」
キョン「……はぁ、まあいいけどな。これからは事前に言っておいてくれ」
長門「……」コクリ
キョン「しかし、おねしょはもう勘弁だぞ」
長門「……ごめんなさい、おにいちゃん」
キョン「なぁ、変な意味はないんだが」
長門「?」
キョン「もう一回“おにいちゃん”って呼んでくれるか?」
長門「お」
ガチャンッ!
ハルヒ「喜びなさいキョン! 新入団員よ!」
キョン「……ああ、そろそろ連れてくる頃だと思ったよ」
ハルヒ「何よ、可愛い子が増えて嬉しくないの?」
キョン「嬉しいさ。とりあえずこれからよろしくな」
「うん、よろしくね♪」
おわり
439 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 11:53:02.49 ID:SkooOAZL0
めっちゃ蛇足でスマソ
これでもう俺は完全に終わり
眉毛かわいいよ眉毛
493 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/26(月) 21:39:34.43 ID:SkooOAZL0
>>209続き
キョン「うし、そろそろあがるか〜」
ハルヒ「ね、ねぇキョン……」
キョン「ん? どうした?」
ハルヒ「えと、あのね、あの……」
キョン「ちゃんと言わないとわからんぞ」
ハルヒ「ぁうぅ……」
キョン「さ、なんだハルヒ」
ハルヒ「おしりがね……おしりをね……」
キョン「お尻がお尻を……?」
ハルヒ「もっと、にゅぷって……ね……」
キョン「ふむふむ」
ハルヒ「お、おねがいっ!」
キョン「お尻がお尻をもっとにゅぶってねお願い?」
ハルヒ「うん……だめ?」
キョン「言ってる意味が全くわからん!」
ハルヒ「ちょっとまってよぉ!」
キョン「意味が分らないから待たん」
ハルヒ「ううぅ〜!」
キョン「早く体を拭け。風邪ひくぞ」
ハルヒ「わ、わかったわよ!」
キョン「なんでモゾモゾしてるんだ」
ハルヒ「う、うるさいっ!」
495 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/26(月) 21:45:56.04 ID:SkooOAZL0
ハルヒ「キョンのばか……」
長門「?」
ハルヒ「なんでかいものにいっちゃうのよ」
長門「顔が赤い」
ハルヒ「ゆきはだまってて!」
長門「……そう」イラッ
ハルヒ「へぷちっ!」
長門「……」
ハルヒ「あんなことするからほんとにかぜひいちゃったかも……」
長門「それはよくない」
ハルヒ「へーきよ、かぜくらい」
長門「子供にとっては風邪も危険。大変なことになる可能性もある」
ハルヒ「え、ええっ! た、たいへんって……?」
長門「死ぬ」
ハルヒ「ふぅえ!? う、うそでしょ!?」
長門「……本当death」
ハルヒ「や、やぁ……しにたくないよぉ!」
長門「そう」
ハルヒ「どうすればいいの!?」
長門「……指示に従って」ニヤリ
498 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/26(月) 21:56:29.81 ID:SkooOAZL0
ハルヒ「ひいっうぁああぁ……」
ぬむぅ、むぷぅ……
長門「よくほぐす」
ハルヒ「ああぁぁ……ほぐれてる、ほぐれてるよぉ……!」
長門「そう」
ハルヒ「んゅふうぅ!」
長門「ほぐす」
ハルヒ「んぁ!」
ぎちいっ!
ハルヒ「だめだめだめっ! いたい、いたいよぉ!」
長門「ガンバ」
ハルヒ「にほんなんてむりぃゃああぁぁ!!」
長門「よくほぐす」
ハルヒ「っ!? ひ、ひろげちゃだめだってば!」
長門「……」
ぐぐぐぐぐっ……!
ハルヒ「いあ゙あ゙あ゙ゔゔゔうぅぅぅっ!!」
501 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/26(月) 22:04:15.51 ID:SkooOAZL0
ハルヒ「ふぅんっ、んうっ、んに゙ゅうううぅ!」
にゅぶっ! ぎゅぷっ! ぐちゅっ!
長門「穴、広がる」
ハルヒ「ゆ、ゆきぃ……!」
長門「夢、広がる」
ハルヒ「もうやめへぇっ!」
長門「……」
ハルヒ「あの、あのね……!」
ハルヒ「……う、うんちしたいの」
長門「大丈夫」
ハルヒ「ふぇ?」
長門「朝、沢山出ていた」
ハルヒ「で、でもでも」
にゅぶうぅっ! ぐりゅうっ!
ハルヒ「んに゙ゃああああっ!」
長門「肛門を刺激されて排泄欲が刺激されただけ」
ハルヒ「んぎゅ、んっ、んみゅうううっ!!」
長門「問題ない」
長門「……おそらく」
505 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 22:17:26.19 ID:SkooOAZL0
ぬぽおっ……
ハルヒ「いひうあっ!」
長門「よくほぐれた」
ハルヒ「……はぁ……はぁ」
長門「次の段階に以降する」
ハルヒ「……ねぇ、ほんとにいれちゃうの?」
長門「……」コクリ
ハルヒ「うぅ……」
長門「大丈夫」
ハルヒ「な、なにがよ」
長門「あなたの肛門は年齢にそぐわない伸縮性」
ハルヒ「……ほめてるのそれ?」
長門「自信をもって良い」
ハルヒ「あ、ありがと」
長門「それでは、ネギの挿入に入る」
ハルヒ「……ねぇ」
長門「?」
ハルヒ「そのネギ、なんかあかくない?」
長門「油ではなく、塗布されているのはラー油」
ハルヒ「な、なんでラー油なのよ!」
長門「うっかり」
ハルヒ「ちょ、ちょっとまってなんでそのまま」
ずぶうっ!
ハルヒ「んひいっ!?」
509 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 22:28:16.44 ID:SkooOAZL0
ハルヒ「……ぁ、これけっこうへいきかも……」
……ピリピリピリピリッ……
ハルヒ「あ、だめ、やっぱりだめっ!」
ビリャアアアッ!!
ハルヒ「いゔゔゔううううううっ!!?」
長門「暴れては駄目」
ハルヒ「ぬ゙いて! ぬいてえええっ!」
長門「これはあなたのため」
ハルヒ「いたいぃ! いたいよおおおっ!」
長門「わたしも見ていて辛い」
ハルヒ「おしりがからいよおおおっ!」
長門「……中々うまいことを言う」
ハルヒ「んにゃああああっ!」
ぬぷっ、にゅぷっ、くにゅっ
ハルヒ「おしりがヤケドしちゃうよおおっ!」
長門「炎の括約筋肉マン」
ハルヒ「んぎゅ、んんん゙っっ!」
長門「……」
ハルヒ「もうやめてえええっ!」
513 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 22:36:38.58 ID:SkooOAZL0
キョン「おう、帰ったぞ〜……っておわっ!?」
長門「おかえりなさい」
キョン「な、なんだこの状況は!?」
長門「?」
キョン「なんでハルヒが全裸で四つん這いで尻にネギ突っ込んでるんだ!?」
長門「子供が風邪をひくと危険」
キョン「まぁ、確かにそうだが」
長門「だからネギを肛門に挿入した」
キョン「なるほど」
長門「民間療法」
キョン「なぁ、長門」
長門「……?」
キョン「全裸だと風邪がひどくなるんじゃないか?」
長門「……うっかり」
ハルヒ「ぁへあ……ひぅ……んふぅ……!」
518 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 22:46:46.07 ID:SkooOAZL0
キョン「よし、汗も拭いたし、パジャマも着せた」
長門「……」コクリ
キョン「涙と鼻水と涎でグチャグチャだった顔も綺麗にした」
長門「……」コクリ
キョン「完璧、だな」
長門「……」コクリ
ハルヒ「お、おしりのネギをぬいてよぉ……!」
キョン「え、どうしてだ?」
ハルヒ「ど、どうしてって……」
キョン「これは民間療法だぞ」
ハルヒ「だってね……」
ハルヒ「このネギ、ラー油がぬってあるの……!」
キョン「なにっ!? それはいかん!」
ハルヒ「で、でしょ!? はやくこれをぬいてゆきをしかってよぉ!」
長門「……」
キョン「何を考えてるんだ長門!」
長門「……!」ビクッ
ハルヒ「そうよ! いってやって!」
キョン「風邪の時に刺激物はよくないんだぞ! めっ!」
ハルヒ「えっ? えええっ!?」
長門「……そう」ニヤリ
524 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 22:59:07.54 ID:SkooOAZL0
キョン「それじゃあネギ抜きするぞ〜」
長門「収穫」
ぬぬぬぬぬっ……
ハルヒ「あ、まってまってちょっとまって!」
キョン「どうしたハルヒ?」
長門「挿入」
ずぶぶぶぶぶぅっ!
ハルヒ「んゅうううぅぅぅっ!?」
キョン「なにか問題があるのか?」
ハルヒ「ど、どうしてまたいれなおすのよっ!?」
キョン「長門が挿入って言うからつい」
長門「……うっかり」
ハルヒ「ばかーっ!」
キョン「で、どうしたんだ?」
ハルヒ「あのね……あの……ネギぬいたらね」
ハルヒ「うんち……でちゃうかもしれない」
キョン「なん……だと……?」
長門「大変」
ハルヒ「だ、だからトイレにいかせて!」
526 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 23:07:55.90 ID:SkooOAZL0
キョン「ハルヒのばかっ!」
ぺちんっ!
ハルヒ「ひゃうっ!? お、おしりたたかないでよ!」
キョン「トイレに食べ物を持ち込むなんて許しませんよ!」
ハルヒ「え、えええっ?」
キョン「……くそっ、どうすればいいんだ!」
ハルヒ「ねぇちょっとまって! なんでなやんでるの!?」
長門「抜いてすぐ栓をすれば問題ない」
キョン「おお、さすが長門! 見事な解決策だ!」
長門「……」コクリ
キョン「それじゃあ抜いてすぐ指で……」
長門「指では隙間を埋められない。もっと太いもので」
キョン「こ、拳?」
長門「……それなら問題ない」コクリ
キョン「うし、それじゃあいくぞハルヒ〜」
ハルヒ「ま、まってまって! それじゃないのでおねがい!」
キョン「わがままだな」
長門「……」コクリ
ハルヒ「おねがぃだか……ヒック……らぁ……」
キョン「……しょうがない、チンコにするか」
長門「仕方がない」
529 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 23:19:36.68 ID:SkooOAZL0
キョン「準備は出来てるぞ長門、いつでも抜いてくれ」
長門「……」コクリ
ハルヒ「ばかじゃないの……」
長門「ネギ抜き、開始」
ぬぬぬぬぬっ……
ハルヒ「うぁ……あああぁぁぁ……ぁ……!」
長門「抜去……」
ぬぬっ……ぬぽんっ!
ハルヒ「うあっ!?」
長門「完了」
ハルヒ「あっ……でるでるでるでちゃうぅっ!」
キョン「させるかよっ! とうりゃあっ!」
ずぼおおっ!!
ハルヒ「んぐふうううぅぅぅ!!」
キョン「……ふぅ、一気に奥まではいったな」
ハルヒ「ひぅ、ひっ……ひん……!」
キョン「……ん? んおおおっ!?」
キョン「ち、チンコが燃えるように痛い! い、いたたたたたた!!」
535 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 23:33:22.66 ID:SkooOAZL0
長門「腸内のラー油のせいだと推測」
キョン「なんてこったぁいいっててて!」
ハルヒ「いぎっ、キョン、あばれないでぇ!」
キョン「無理無理無理無理!」
ぐりゅんっ、ぎちゅっ、にゅぐっ!
ハルヒ「うぁ……んにゅ……いぁあああぁぁぁっ!」
キョン「痛いってハルヒ! そんなに締め付けるなって!」
ハルヒ「だからあばれな……うあああっ……!」
キョン「いででででででで!!」
長門「早くトイレに行って抜けばいい」
キョン「さ、さすが長門だ!」
ハルヒ「か、からだをかかえてどうする」
ずむんんっっ!!
ハルヒ「んふうううぅぅぅううぅぅうっ!?」
キョン「立ち上がってトイレに行くんだよ!」
ハルヒ「また……もう、おしりやぁああぁ……!」
キョン「ちょっとの辛抱だハルヒ!」
長門(性器が辛くて抱えるのが辛い。辛抱)
541 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 23:46:32.35 ID:SkooOAZL0
キョン「くそっ、盲点だったぜ!」
ハルヒ「ひっ……ふ、はひぃ……」
キョン「俺も忘れていた設定だったんだが」
キョン「ここ、古泉の家だったわぁ……」
ハルヒ「……んああっ!」
キョン「ぐうっ! だからそんなに締め付けるなって!」
ハルヒ「あふぇぁ……ごめんなさぃ……」
キョン「出ちまったら栓しきれなくなるだろ!」
ハルヒ「でも、もううんちがまんしたくない……んんっ!」
キョン「くうっ、またかよ!?」
ハルヒ「なんかこれ……くせになっちゃいそうだょぉ……♪」
キョン「ああ、そうかい……!」
キョン(ここで俺がイったら古泉んちがウンコ臭くなっちまう!)
キョン(それだけはなんとしても……!)
キョン(……うん、別にいいよな気にしないで)
543 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/26(月) 23:59:36.33 ID:SkooOAZL0
キョン「というわけでここで抜くぞハルヒっ!」
ハルヒ「えっ、ここトイレじゃな……」
ぬりゅぐぐぐううっ!
ハルヒ「あ、ああ……んにゃあ゙あ゙あ゙あああぁぁぁっ♪」
キョン「ファイヤ!」
びゅるっ、びゅっ、びゅぶううっ!
ハルヒ「あついのが……あつっ、いうぅぅぅうぅ!!」
ぬぽんっ……ぶ、ぶぷっ……!
キョン「古泉すまん。掃除は……任せた!」
ぶりゅ、ぶりゅううううっ!……ぷふっ……
ハルヒ「あへぁ……でてる、うんちでちゃってるよぉ」
キョン「全部出し切っちまえ」
ハルヒ「うん……うん! みててね、ちゃんとみててね!」
キョン「ああ、臭いけど見てるぞ」
ハルヒ「えへへ……ありがとぉ」
・ ・ ・
古泉「久しぶりの我が家、そこは他人の生活臭……いえ、ひどい悪臭がしました」
おわり