334 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/25(日) 13:40:09.29 ID:jrAusCxT0
もし長門が登場しなっかたら
古泉「…っ僕は…普通の人間では…」
谷口「…なんだ?」
古泉「普通の人間ではないんですっ…」
谷口「…古泉お前、なにいっ…
はっ…はははっ…すまんねーな。なんか俺気ぃつかわせちまったみてぇだな。
そんな冗談で俺を笑わs」
古泉「違うんですっ、僕は冗談なんて言っていませんよ…
ただ、あなたには話せそうな気がしたんです…」
谷口「? 古泉お前なに言ってんだ?」
古泉「…今はこのまま…僕の話に耳を傾けていてくれますか?…」
337 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/25(日) 13:57:09.96 ID:jrAusCxT0
谷口「わかった、話してみろよ。」
谷口「あ、やっぱその前にこれでも舐めとけよ!」
古泉(前と同じ飴だ…)
古泉「ありがとうございます…」
谷口「いいってことよ!」
----------5分後------------
古泉「僕が今から話すことは、にわかに信じられるようなことではありません。」
古泉「しかし、…事実です。」
谷口(いったい何が…)
338 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/25(日) 14:10:47.49 ID:jrAusCxT0
古泉「僕には普通の人間にはないはずの特異な能力が備わっているんです…」
古泉「まあ、平たく言えば超能力者です」
谷口(っな!)
古泉「ふふふ…驚いた顔をしてますね。」
谷口「キョ、キョンや国木田は知ってるのか?」
古泉「国木田さんは知りません。キョンさんは知っていますが。
谷口「そうか…」
古泉「信じられないんですね。」
古泉「無理もないです。実際、僕にだってよく分からないんですから。」
340 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/25(日) 14:28:08.18 ID:jrAusCxT0
谷口「なに言ってんだ!お前が本当だってんだから本当なんだろ?」
谷口「それに、スゲーじゃねぇか。超能力…ってスプーン曲げたりできるのか?!」
古泉(! ふふふ。あなたは本当におかしな人だ…)
谷口「ん?なんか言ったか?」
古泉「いえ、残念ながらスプーンを曲げたりといった直接的なことはできないんです。」
古泉「“力”を使えるのはある限られた場所だけなのです。ある限られた場所だけ…」
古泉「そして、そこで力を使うのが僕の仕事であり使命なんですよ。」
谷口「じゃ、じゃあバイトってのはそのことだったってわけか。」
古泉「そのとおりです。」
377 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/25(日) 20:25:47.04 ID:jrAusCxT0
>>340の続き
古泉「そして力を発揮できる場所はこの世界とは少し違う場所にあるんですよ。」
古泉「まあ、実際には“発生する”と言ったほうが正しいのですが…」
谷口「この世界じゃねぇ他の世界ってことか…」
古泉「はい。」
谷口「それに発生するってのはどういうことだよ。」
古泉「…そうですね。この際です。すべてお話しましょう。」
古泉「僕たちはその場所のことを“閉鎖空間”と呼んでいます。」
谷口「僕たちってことは、お前みたいなやつが他にもいるのか?」
谷口「その…超能力者が。」
古泉「鋭いですね。そのとおりですよ。」
古泉「…僕たち超能力者は何かに引き寄せられひとつの場所に集まりました。」
古泉「鉄くずが磁石に引き付けられるようなものです。」
谷口「そうか…」
古泉「話しを戻しましょう。」
古泉「閉鎖空間が発生する。つまり何かが裏に存在するのです。大きな要因が。」
谷口(どういうことかさっぱりだ。いやまて、もしかしてあいつが…)
古泉「その要因をあなたは何だとおもいますか?」
谷口「……涼宮…か?」
古泉「ご名答。」
谷口「んっ…でも何でまた、涼宮なんだ?あいつに何かあるってのかよ?」
古泉「あります。」
383 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/25(日) 20:38:39.92 ID:jrAusCxT0
古泉「彼女は普通ではありません。」
谷口「それは俺もよく分かってるぜ。
あいつの奇人ぶりは有名だからな。」
古泉「それだけではありませんよ。
彼女には願望を具現化する能力があるのです。」
谷口「? どういうことだ?具現化って、何でも願いが叶っちまうって言うのかよ。」
古泉「そういうことです。」
谷口「でもそれと、なんてったけ、閉鎖なんとかとなんの関係があるんだ?」
古泉「閉鎖空間は彼女の精神が不安定なときに出現します。」
いえ、彼女自身が創り出しているんです。
それも無意識で。」
388 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/25(日) 21:02:01.07 ID:jrAusCxT0
谷口「それでなんでお前か苦労してんだよ。」
古泉「それはですね………」
ドサッ
谷口「! 古泉!」
古泉(ぁぁ…)
古泉(ここはどこだろう…)
谷口「ようっ!気がついたか!」
古泉「こっ、ここは?」
ハルヒ「病院よ。」
古泉「涼宮さん…」
ハルヒ「ほんっとびっくりしたわよ。
だって古泉くんの友達がキョンに電話してきてね、
古泉くんが倒れたっていうんですもの。
SOS団全員で押しかけちゃったわ。」
ミクル「だいじょぉぶですか?」
古泉「はい。皆さんすいません。ご迷惑おかけして。」
ハルヒ「なに言ってんのよ古泉くん!お見舞いぐらいあったりまえでしょ!」
395 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/25(日) 21:21:09.41 ID:jrAusCxT0
古泉(僕は…不幸なんかじゃなっかたみたいだ
使命だ仕事だ、と自分で自分を陥れていただけだ…)
ハルヒ「もう9時ね。古泉くんも気がついいたことだし今日は解散にしましょう。」
古泉「皆さん…本当に…本当にありがとうございます…」
キョン「きにするな。いまはとりあえず休んどけ。」
長門「…果物はここにおいて置く…」
長門「…気をつけて…」
古泉「すいません長門さん。あとでまた来てもらえますか。
長門 コクリ
ハルヒ「有希なにやってんの早くいくわよ!」
…
古泉「谷口さん。」
谷口「なんだ?」
古泉「お時間の程は大丈夫ですか…」
谷口「なんだ?さっきの話の続きか?そでなら俺のミラクルアイで
お前の脳内察し取ったから大丈夫だぞ!」
古泉「…その話しではありません。とにかく大事な話しなんです。」
谷口「そ、そうか。お前がそこまで言うんだから断る意味はないな。」
399 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/25(日) 22:02:12.47 ID:jrAusCxT0
古泉「僕が今日話したことは忘れてください。」
谷口「ん?あんなエキサイティングな話しは簡単には忘れられないな。」
古泉「いえ、忘れてもらいます。」
谷口「なっ、どうしたんだ古泉…」
古泉「…すいません…先ほど長門さんに後でここに来てもらえるように言いました…」
谷口「長門?長門有希のことか?あいつに何の関係が…」
古泉「彼女に記憶を消してもらいます。あなたと、僕の…」
谷口「冗談?じゃないみたいだな…」
古泉「はい。…すいません…」
谷口「でもなんでだよっ、お前が俺に話したことがいけなかったのか?」
古泉「そうなんです…あの話しは口外禁止。やぶれば機関を追放されます。」
谷口「じゃあ、じゃあなんで俺なんかに話したんだよっ…」
古泉「僕にも分かりません。でももしかしたら、こうすして記憶を
消される方向に持っていくことであなたと過ごした時をなかったことにしたかったのかも知れません」
谷口「…」
古泉「僕が機関に所属している以上、あなたとも涼宮さんともうまくやっていくことは不可能なんです。
だから、だからいくら仲良くなっても結局は別れる運命と…いうことです…」
400 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/25(日) 22:02:45.12 ID:jrAusCxT0
谷口「じゃぁ、…じゃぁ今じゃなくて…もいいじゃないかよっ…」
古泉「そのときでは遅いのです。あなたたちとの別れにその時ぼくは耐え切れないでしょう。
そんな僕がなにをしでかすか…。1歩間違えばこの世界だってなかったことにされてしまうのです。
それが涼宮ハルヒの力です。…世界が消えてしまうなんて信じられないでしょう?
しかし、事実だから…」
谷口「…そーだよな…お前はそういうたちだもんなぁ…記憶を消されたらどうなるんだ?」
古泉「長門さんには僕に関するすべての記憶を消すようお願いしています。
そしてぼくは機関を追放されます…その後のことは分かりません。」
谷口「じゃあお前とは…もうこれっきりってことか…」
古泉「…はい…」
谷口「悔やんでもしょうがねーわなーっなっ?」
古泉「…」
谷口「元気出せよっ!一緒にリンゴすり下ろそうぜ!」
古泉「ふふふ。あなたには驚かされてばかりです。いろいろと、ね?」
401 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/25(日) 22:03:17.68 ID:jrAusCxT0
ガラガラッ
長門「準備はできた。」
谷口「いよいよだな…」
古泉「はい。…では長門さんお願いします…」
………
○○日後
友人A「おい谷口っ!カラオケ行こうぜ!」
谷口「よっしゃ〜!じゃあいくか!」
友人B「おwwww俺も連れてってくれだおwwwwwwww」
谷口「おいキョ〜ン!」
キョン「なんだそんな大声で。」
友人A「カラオケいこうぜ。」
キョン「しゃーねーな!」
谷口「よし決まりだな。
それはそうと今日転校してきたやつも誘おうぜ。」
友人B「テライケメンwwwwwww」
キョン「なんつー名前だっけか?」
谷口「はっはっはっ、転校生の自己紹介ぐらいしっかり聞いとけよ!
名前は…
古泉
だろ!
糸冬
405 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/05/25(日) 22:08:02.41 ID:jrAusCxT0
至らないとこもたくさんあったけど
みんなありがとう