1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 09:29:23.52 ID:jrgmx0vHO
キョン「…ん?長門はいないのか?」
ハルヒ「そういえばいないわね」
みくる「たしか…授業も、お休みになってましたよ」
ハルヒ「珍しいわね。風邪かしら」
キョン(長門に風邪は無いだろうし…
何かあったのか…帰りに寄ってみるか)
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 09:31:26.29 ID:jrgmx0vHO
キョン「…えっと、長門の部屋はたしか」
ピポパッ
キョン「………」
キョン「………」
キョン「…反応が無いな」
キョン(…いないのか?)
4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 09:34:44.21 ID:jrgmx0vHO
キョン「…このまま帰るわけにもいかないよな」
キョン「……仕方ない。ハルヒがやった手で入るか」
キョン(……オートロックって面倒だな)
住人「…………」
ウィーン
キョン(お…開いた…今だ!)ガッ
キョン「…我ながら……泥棒みたいだな」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 09:37:31.62 ID:jrgmx0vHO
キョン「長門の部屋はここだったな」
ピンポーン
キョン「……いないのか?」
ピンポーン
キョン「………」
キョン「………」
キョン「………」
ピンポピンポピンポーン…ピピピピピンポーン…
キョン「………」
ドンドンドン!
キョン「おーい!長門ー!」
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 09:40:51.12 ID:jrgmx0vHO
ガサゴソ…
キョン「ん?やっぱりいるのか?」
トトトトッ…
キョン「お、やっぱりいるみたいだな」
ドンッ!
キョン「ん?」
ガッチャーン!
キョン「…なんだ?」
ドカンッ…バコンッ…ドンガラガッチャーン!
キョン「いったい…なにが…」
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 09:43:22.28 ID:jrgmx0vHO
ガチャ
キョン「おう、やっぱりいたの……長門?」
長門「…ゼェ…ゼェ」
キョン「…どうしたんだ?顔色が大変なことになってるぞ」
長門「………」フラフラ
キョン「長門?」
長門「………」バタンッ
キョン「長門!?」
13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 09:48:57.92 ID:jrgmx0vHO
キョン「長門!大丈夫か!」
長門「…問題ない」
キョン「問題ないって…マジでどうしたんだよ」
長門「…原因不明の発熱…目眩及び咳…他にも倦怠感など」
キョン「完全に風邪じゃないか…ちょっとオデコ触るぞ」
長門「……ケホッ…ケホッ」
キョン「うわっ!すごい熱だ」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 09:54:21.41 ID:jrgmx0vHO
キョン「いつからこうなったんだ?」
長門「…昨日の夜」
キョン「そうか、だから学校を休んだんだな」
長門「…休んだ?誰が?」
キョン「ん?長門がだけど…」
長門「…今の時刻は?」
キョン「えっと…5時くらいかな?」
長門「…………」
キョン「どうした?」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 09:58:15.19 ID:jrgmx0vHO
長門「…休む予定はなかった」
キョン「は?」
長門「午前7時12分、私は家を出ようとしていたはずだった」
キョン「はぁ…」
長門「……ここから先の記憶がない」
キョン「…もしかして、今までずっと倒れてたとかか?」
長門「………」
キョン「…とりあえず寝とけ」
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 10:03:14.37 ID:jrgmx0vHO
長門「このような事は今まで無かった」
キョン「そうか」
長門「でも、原因がわかれば問題ない。
体内の情報を操作する」
キョン「まぁ、長門ならそれで終わりだな」
長門「…始める」
長門「!?」
キョン「どうした!」
長門「ゲホッ、ゲホッ…ゴホッ…ゲホッゲホッ…」
キョン「なんなんだよ!」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 10:07:47.87 ID:jrgmx0vHO
長門「…ゼェ…ゼェ」
キョン「大丈夫か?落ち着いたみたいだけど」
長門「…何故?」
キョン「いや…俺に聞かれても……もしかして」
長門「?」
キョン「あれだ…頭ぐるぐるで上手くいかないんじゃないか?」
長門「?」
キョン「…えっと…つまり、風邪のせいで上手くいかないんじゃないか?」
長門「?」
キョン「……もういい。
これ以上頭使ったら余計に熱が上がりそうだ」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 10:12:32.65 ID:jrgmx0vHO
キョン「よいしょ…」
長門「何を?」
キョン「布団敷いてるんだよ」
長門「何故?」
キョン「…もういい、早く寝ろ」
長門「わかった」
キョン「いや…制服のままって…
寝巻とかはないのか?」
長門「ある」
キョン「じゃあ着替えろよ」
長門「………」コクッ
ヌギヌギヌギ
キョン「まっ、待て!!」
長門「………」
キョン「別の部屋で着替えろ……いや、俺が出てく」
長門「………」
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 10:16:43.31 ID:jrgmx0vHO
キョン「…まだか」
キョン「さすがに遅いな……」
バタンッ
キョン「なんだ今の音は?」
ガチャ
キョン「…長門、大丈……長門!?」
長門「………」ビクッビクッ
キョン「うわっ、大丈夫か!って半裸っ…
いやいや!今はそれどころじゃ…」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 10:20:22.29 ID:jrgmx0vHO
長門「………」
キョン「おっ、目を覚ましたみたいだな」
長門「?…着替えの途中だったはず」
キョン「…いや…それは…」
長門「あの状況から判断すると、気絶した私をあなたが助けてくれた」
キョン「…ま…まぁ」
長門「衣類もあなたが着せてくれた」
キョン「………まぁ」
39 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 10:23:42.78 ID:jrgmx0vHO
キョン「ま…まぁ…あとは布団で寝てれば…大丈夫だと思うけど」
長門「………」
キョン「腹減ってないか?喉は?」
長門「空腹」
キョン「そうか?食べたいものとかあるか?」
長門「カレー」
キョン「重いな…お粥とかの方がいいんじゃないか?」
長門「お粥…カレー」
キョン「……わかった」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 10:26:12.00 ID:jrgmx0vHO
キョン「お粥カレーか……本当にいいのか…」
キョン「カレーはレトルトでっと……」
キョン「いや…やっぱり不安になってきた…
取り合えず容器は分けて持ってくか」
46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 10:29:06.49 ID:jrgmx0vHO
キョン「長門、お粥とカレーもってきたぞ」
長門「………」カチャ…ドボトボドボトボ
キョン「あ…入れちゃった…」
長門「………」
キョン「食うのか?」
長門「………」コクッ
キョン「…そうか」
48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 10:32:40.54 ID:jrgmx0vHO
キョン「ほら、スプーン。いや蓮華のほうがいいか」
長門「かまわない」
キョン「そうか」
長門「………」カチャ
キョン(本当に食うのか…)
長門「………」プルプルプルプル
キョン「どうした?」
長門「食器が重い…」
キョン「………」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 10:35:29.56 ID:jrgmx0vHO
キョン(たぶん…風邪で弱ってるのと、
いつもの宇宙人パワーが使えないせいだと思うが……)
プルプルプルプル
長門「…食べれない」
キョン「…わかった。貸せ」
長門「?」
キョン「ほら、食わせてやる」
長門「………」
57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 10:37:55.91 ID:jrgmx0vHO
キョン「どうだ?うまいか?」
長門「口内を火傷した」
キョン「…熱いなら先に言えよ」
長門「………」
キョン「ふー、ふー、ほら食え」
長門「………」
キョン「どうした?」
長門「………」パクッ
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 10:41:11.11 ID:jrgmx0vHO
キョン「…で、結局美味いのか?」
長門「………」コクッ
キョン「そうか」
キョン「ぺろっとたいらげちまったな」
長門「おかわり」
キョン「え?」
長門「おかわり」
キョン「いや…確かにまだあるけど…風邪引いてるし…」
長門「おかわり」
キョン「…まぁ、食欲あるし大丈夫か」
74 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 10:45:38.50 ID:jrgmx0vHO
キョン「長門は相変わらずよく食うんだな。
風邪引いてもかわらんもんだ」
長門「………」
キョン「……と思ったが、顔色の悪さが悪化してるな」
長門「………」
キョン「あと油汗っぽいのが出てるぞ」
長門「…問題ない」
キョン「長門…」
長門「………」
キョン「気持ち悪いだろ」
長門「………」コクッ
81 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 10:49:48.59 ID:jrgmx0vHO
キョン「バケツ持ってきたぞ。吐きたくなったら吐いていいからな」
長門「…嘔吐感はない」
キョン「本当か?」
長門「………」
キョン「吐いちゃった方が楽だぞ」
長門「吐かない」
キョン「…そうか」
88 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 10:53:54.85 ID:jrgmx0vHO
キョン「汗かいてるな」
長門「………」
キョン「拭いてやりたいとこだが……
そういうわけにもいかないし…」
長門「何故?」
キョン「いや…同世代の男女でそういうことは…」
長門「………」
キョン「でも、このままじゃ長門が可哀相だしな…」
長門「………」
キョン「長門、ひとりで体拭けるか?」
長門「………」コクッ
キョン「だよな。よかった」
91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 10:57:32.84 ID:jrgmx0vHO
キョン「じゃあ、桶とタオルはここに置いとくからな」
長門「………」
キョン「ふぅ…じゃあ俺は休憩っと………」
キョン「あれ…寝ちまったみたいだ」
キョン「あ、長門は大丈夫なのか」
ガラッ
長門「………」ピクッピクッ
キョン「…な…これは……」
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 11:00:11.52 ID:jrgmx0vHO
キョン「水浸し……ヤバイぞこれ…」
長門「………」
キョン「くっ…裸なんて気にしてられるか…」
キョン「とりあえず、布団と寝巻は取り替えたし……」
キョン「…仕方なかった…あれは…
だって下着だけそのままにしとくわけにはいかないし…」
99 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 11:03:23.63 ID:jrgmx0vHO
長門「………」
キョン「おお!大丈夫か長門」
長門「………」コクッ
キョン「よかった…」
長門「…桶をひっくり返してしまった」
キョン「そうか」
長門「衣類は全て濡れたはず」
キョン「……俺が着替えさせた」
長門「下着も」
キョン「…すまん」
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 11:07:39.00 ID:jrgmx0vHO
キョン「…で、でも大丈夫だ!見てないから」
長門「着替えさせる祭、体の水分を拭き取る必要があるはず」
キョン「ん?ああ…確かに拭いたけど」
長門「その祭、どうしても視界に入るはず」
キョン「…少しは」
長門「タオルごしとはいえ、体にも触れることになる」
キョン「…ご…ごめん」
118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 11:10:18.43 ID:jrgmx0vHO
長門「あなたは責任をとるべき」
キョン「な…長門?」
長門「私を嫁に迎えるべき」
キョン「どうした?おかしいぞ長門」
長門「おかしくは……」
キョン「長門?」
長門「………」パタッ
キョン「……錯乱してたのか?」
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 11:14:15.62 ID:jrgmx0vHO
キョン「はぁ…どうしよう…
このまま長門を放っておくわけにもいかないし」
長門「…スー…スー…」
キョン「…心配だな」
キョン「…仕方ない。国木田の家にでも泊まったことにするか」
133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 11:20:20.92 ID:jrgmx0vHO
チュン…チュン…
長門「…朝」
キョン「スー…スー…」
長門「………」
キョン「…お…寝ちまったか…って長門、起きたのか」
長門「………」
キョン「どうだ?調子は?」
長門「異常はない」
キョン「本当か?」
長門「………」コクッ
キョン「よかった。一晩中看病したかいがあったぜ」
キョン「よし…じゃあ学校に…はぁ、めんどいな…」
長門「………」
キョン「仕方ないか、これも…ケホッ…ん?」
長門「………」
キョン「ケホッ…まさか…ケホッケホッ…嘘だろ…」
長門「風邪」
完
188 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 14:20:11.72 ID:jrgmx0vHO
妹「あ、長門にゃんだー!」
長門「…見つかった」
妹「どうしたの?キョンくんにあいにきたの?」
長門「………」コクッ
妹「そっかー、じゃあキョンくんのお部屋に行こ!
キョンくんも喜ぶよー」
長門「………」コクッ
190 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 14:21:58.24 ID:jrgmx0vHO
ガチャ
妹「キョンくーん」
キョン「……う…お前か…悪いけど気分が悪いか……」
長門「………」
キョン「…なんで長門が」
192 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 14:25:12.37 ID:jrgmx0vHO
長門「昨日のお礼」
キョン「別にそんなの…」
長門「私のせいであなたは風邪をひいた」
キョン「別にお前のせいじゃねえよ」
妹「キョンくん、ハサミ借りてもいい?」
キョン「いいけど…何でこのタイミングなんだよ…」
妹「じゃあハサミかりてくねー」
193 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 14:28:36.06 ID:jrgmx0vHO
長門「…何をすれば?」
キョン「別に何もしなくていいよ。
あ…と、またうつったらあれだし、あんまり近くにくるなよ」
長門「…そう」
キョン「ああ」
長門「………」
キョン「………」
キョン「……あ、のどが渇いたな」
長門「すぐに飲み物をもってくる」
194 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 14:31:41.85 ID:jrgmx0vHO
ガチャ
妹「あ、有希っこ」
長門「…飲み物は?」
妹「え?有希っこのどが渇いたの?」
長門「違う、渇いたのは彼」
妹「キョンくん?」
長門「………」コクッ
妹「わかった。ジュースもってこうね」
長門「………」コクッ
196 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 14:37:37.49 ID:jrgmx0vHO
キョン「別に気を使わなくてもいいのにな……」
ガチャ
長門「………」
キョン「お、悪いな」
長門「かまわない」
キョン「いや、ありがとな」
長門「………」
キョン「………って、くれないのか?」
長門「昨日のお礼」
キョン「え…も…もしかして…あれか?
昨日、食べさせてやったあれ……」
長門「………」コクッ
キョン「いや…それはいい、俺は一人で飲めるから」
長門「昨日のお礼」
キョン「…まいったな」
199 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 14:44:11.65 ID:jrgmx0vHO
キョン「だけどな…逆に難しくないか?人に飲ませてもらうって」
長門「問題ない。ストローを用意した」
キョン「…準備がいいな」
長門「…飲んで」スッ
キョン「いや…なんでストローが二本なんだ?」
長門「片方は私の」
キョン「……駄目だ」
長門「………」
キョン「風邪がうつるだろ。
ジュースが飲みたいならこれやるから」
長門「いらない……」
201 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 14:47:31.89 ID:jrgmx0vHO
キョン「ふぅ…うまかった…
風邪ひいたときのポカリは最高だな」
長門「………」
キョン「………」
長門「………」
キョン「………」
キョン「長門?」
長門「………」
キョン「別にいいからな。そんな、昨日のお礼とか」
長門「そういうわけにはいかない」
キョン「いや…だから…」
長門「あなたは私の裸を見た」
キョン「ぶはっ…ゲホッゲホッゲホッ…」
202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 14:50:14.29 ID:jrgmx0vHO
キョン「おまっ…覚えてたのか!」
長門「………」コクッ
キョン「あれはだな…その…仕方なく…」
長門「わかっている」
キョン「な…なんだ…」
長門「あなたが、弱った私に欲情したのは仕方ないこと」
キョン「ち、ちがっ…ゲホッゲホッ…それは…ゲホッゲホッ…」
長門「無理はよくない」
203 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 14:53:17.99 ID:jrgmx0vHO
キョン「ゼェ…だから…ゼェ…それは…」
長門「全てわかっている」
キョン「違う…だから…」
長門「………」
キョン「長門…聞いてくれ…」
長門「冗談」
キョン「…は?長門?」
207 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 15:00:48.73 ID:jrgmx0vHO
長門「あなたが行った行為は、全て私のために行ったもの。
それは理解している」
キョン「……そうか、わかってもらえてよかったよ」
長門「…それでも、裸を見たのは事実」
キョン「え?なが…」
長門「責任はとるべき」
キョン「ちょ…まっ……」
210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 15:05:46.16 ID:jrgmx0vHO
キョン「まて…取り合えずまて…」
長門「待たない」
キョン「まってくれ…頭が混乱してきた…」
長門「取り合えず、恋人関係あたりが妥当…」
キョン「恋人?俺と長門が?はは…あははは…はははははは…」
長門「…急激な体温の上昇…危険」
212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 15:10:20.44 ID:jrgmx0vHO
キョン「あははは…そうか、長門が彼女か。
それはいいな、図書館デートしような!あははは…」
長門「…錯乱している」
キョン「はははははは…二人で一つの本読んだり…
あははは…あははは…」
長門「シチュエーションとしては悪くない」
キョン「…あはは…はは…は……」バタッ
長門「………」
214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/05/16(金) 15:15:59.68 ID:jrgmx0vHO
次の日
キョン「長門、昨日家にきたよな?」
長門「………」コクッ
キョン「なんか、途中から記憶が無いんだが…何か知らないか?」
長門「…知らない」
キョン「そうか…」
長門「………」
キョン「あっ、そうだ。昨日のお礼に何かしたいんだが」
長門「図書館」
キョン「図書館?」
長門「図書館に連れていってほしい」
キョン「…そんなんでいいのか?」
長門「………」コクッ
ボソッ
長門『図書館デート』
完