623 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/10(木) 04:22:17.27 ID:o6sltKTvO
ハルヒ「ねぇ、キョン。 明日映画見にいかない?」
キョン「………」
ハルヒ「じ、実はチケットを二枚貰ったんだけど、一緒に行く
人が居ないのよね〜」
キョン「………」
ハルヒ「わ、私が誘ってるんだから感謝しなさいよね!」
キョン「………」
ハルヒ「……やっぱり興味無い…かな?」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「な、何よ?」
キョン「実はな、俺もチケットを二枚持ってるんだ」
ハルヒ「……」
キョン「遊園地のチケットなんだが、俺から誘わせてもらって
いいか?」
ハルヒ「え、映画はどうなるのよ」
キョン「これの期限が明日の休みまでなんでな。 映画は諦め
る形になるが…」
ハルヒ「……ま、まぁ良いわ! その代わり、ちゃんとエスコ
ートしなさいよねっ!」
キョン「了解しました、団長殿」
ハルヒ「〜〜〜♪」
古泉 「チケット代…機関で都合してもらえるでしょうか…」
長門 「2人のデート…プライスレス」
みくる「無駄金乙でしゅ」
734 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/10(木) 21:06:56.27 ID:o6sltKTvO
>>623
ハルヒ「ほら、遅いわよ! 早くしなさい!」
キョン「そう言われてもな…こう人が多くちゃ…」
ハルヒ「もう! 人気のアトラクションは、すぐに並ばないと
もの凄く待つ事になるのよ!?」
キョン「既にかなりの人数が並んでるがな」
ハルヒ「あんたが遅いからよ! もう!」
キョン「おっと……これじゃはぐれちまう。 ハルヒ、離れな
い様に俺の手を握れ」
ハルヒ「う、え? 手?」
キョン「ほら」グイ
ハルヒ「〜〜っ!」
長門 「ようやく手を繋いだ模様」
みくる「デートはこうでなくちゃ」
古泉 「彼はもう少し積極的に動くべきですね」
737 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/10(木) 21:19:50.90 ID:o6sltKTvO
>>734
ハルヒ「流石に疲れたわね…」
キョン「飲み物でも買ってくるか?」
ハルヒ「……ソフトクリームがいいわ」
キョン「了解」
キョン「買ってきたぞ。 バニラとチョコ、どっちがいい?」
ハルヒ「…バニラ」
キョン「俺にはちょっと甘すぎるな」
ハルヒ「……やっぱそっちも食べてみたい」
キョン「ん? 別にいいぞ」
ハルヒ「あーん」
キョン「……あーん」
ハルヒ「…ん、なかなかね。 ほら、あーん」
キョン「いや、俺は別に……」
ハルヒ「あーん!」
キョン「あ、あーん」
長門 「……! 交互に食べさせるだと…っ!?」
みくる「しかもお互い一度口を付けてましゅ! 間接チッスで
しゅ!」
古泉 「涼宮さん、なかなかの策士ですね」
740 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/10(木) 21:30:10.20 ID:o6sltKTvO
>>737
ハルヒ「〆と言ったら観覧車でしょ!」
キョン「そういうもんか?」
ハルヒ「そうなの! ほら、行くわよ!」
キョン「へいへい」
ハルヒ「………」
キョン(はしゃいでた割に、急に大人しくなったな)
ハルヒ「…ねぇ、キョン?」
キョン「なんだ?」
ハルヒ「……何でもない」
キョン「そうか…」
長門 「動かんな…」
みくる「ようやく2人きりになったんでしゅが…」
古泉 (僕らの監視付きでしたけどね)
みくる「キョン君なにやってんでしゅか! そこはキスすると
こでしゅよ!」
長門 「やはり時期尚早だったか」
古泉 「素晴らしいシチュエーションなんですが…」
745 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/10(木) 21:38:24.97 ID:o6sltKTvO
>>740
古泉 「そろそろ地上に着きますね…」
みくる「しゅじゅみやしゃんもアピールすべきでしゅ!」
長門 「ヘタレが…!」
キョン「………」
ハルヒ「………」
キョン「…そろそろ着くな」
ハルヒ「…そうね」
キョン「………」
キョン「ハルヒ」
ハルヒ「何よ…」
キョン「地上に着く前にやっておく事があった」
ハルヒ「だから何――っ!」
みくる「いったああああああああ!!」
長門 「ふっ、やればできるじゃないか」
古泉 「やれやれですね」
748 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/10(木) 21:53:00.70 ID:o6sltKTvO
>>745
キョン「思い出になったか?」
ハルヒ「……ばか」
キョン「正直、拒まれたらどうしようかと思ったね」
ハルヒ「……! べべ、別に拒まなかったんじゃなくて、突然
で動けなかっただけよっ!」
キョン「わかったわかった」
ハルヒ「ニヤニヤしてんじゃないわよバカキョン!」
キョン「へいへい。 そんじゃ、帰るか」
ハルヒ「……うん」
みくる「めでたしめでたしでしゅね」
長門 「我々もついて来た甲斐があったな」
古泉 「ええ」
谷口 「俺達も帰ろぜ」
国木田「そうだね」
阪中 「なかなか面白かったのね」
古泉 「明らかにツッコミ不足ですね」
長門 「ハハッカオス」
fin
754 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/10(木) 22:00:47.29 ID:o6sltKTvO
オチが微妙になりそうだったから、結局カオスの独走で終わっちまった
ありあとっした
784 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/10(木) 23:20:30.17 ID:o6sltKTvO
「何黄昏てるのよ?」
夕暮れ時、さやさやと流れる川の水面を眺めていると、不意に
後ろから声をかけられた。 聞きなれた団長様の声だ。
「……」
「何かあったの?」
振り返らず、沈黙したままでいると、ハルヒはしゃがみ込ん
で聞いてくる。
俺は出来るだけ声に真剣味を出し、こう答えてやる。
「時には立ち止まって、のんびりするのも良いもんだ」
「何カッコつけてんのよ。 自転車がパンクしたから、
途方に暮れてただけでしょ?」
小馬鹿にした様な問い掛けに、俺は真面目に会話のキャッチ
ボールを始めた。 いい加減怒られそうだしな。
「分かってるなら聞くな。 それより、お前の家はこっ
ちの方だったか?」
「不思議探しに来てみただけよ」
「そりゃご苦労だな」
「………」
短い会話が終了し、何となく沈黙が場を包んだ。
と、そう思ったのも束の間、ハルヒは俺の前に回り込み、俺の両足
の間に座りこみやがった。
「…もう少し足広げなさいよ」
「……お前は何をしてるんだ?」
「特等席に座っただけよ」
「俺は椅子じゃないぞ」
「いいでしょ、別に」
791 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/10(木) 23:31:52.59 ID:o6sltKTvO
>>784
しまった、名前を後から消したせいでズレータ
ハルヒは俺に体を預けたまま動こうとしない。
なんだこれは。 どんな状況だ。
数分間、ただ黙って2人で川を眺める。
いや、俺は眺めてる余裕は無かったがな。
体を俺に預けていると言う事は、ハルヒの頭が目の前にある
と言う事だ。
シャンプーの良い香りがして、何故かとんでもなく心臓の鼓動
が早くなる。
ダメだ、意識を飛ばせ! 素数を数えろ!
そんな頑張りも虚しく、気付けばハルヒを後ろから抱き締め
ていた。
「ちょ、キョン!? いきなり何して――」
「うるさい、俺にも分からん!」
乱暴に答えると、更に強く抱き締める。
本当に何をしてるんだかな。
800 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/10(木) 23:41:10.67 ID:o6sltKTvO
>>791
――こうしていると、俺は単なる変態だな。
ハルヒの体の柔らかさを堪能していた俺は、徐々に冷静さを取
り戻し始めた。
ピクリとも動かないハルヒに、このとんでも行動の弁明を図
る為に、抱き締めていた手を離そうとしたが、
「…ダメ」
そう言ってハルヒは俺の腕をしっかりと握る。
「もう少しだけ…」
わかった、と俺は答え、そのまま時が過ぎるのを待った。
やれやれ、自分でまいた種とは言え、俺はいつ帰れるんだろ
うな?
「まぁ…いいか」
fin
803 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/10(木) 23:44:53.48 ID:o6sltKTvO
やっぱぶっつけで書くとダメだな
体操座りのキョンの足の間にハルヒが〜ってので中途半端に閃いた結果がこれだ
吊ってくる