124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/08(火) 12:27:44.05 ID:9O8cmmQnO
ハルヒ「カチカチカチカチ」
キョン「……」
ハルヒ「ピッピッピッピ」
キョン「……」
ハルヒ「ピピッピッピ」
キョン「携帯変えたのか」
ハルヒ「さ、さすがキョン、目ざといわね!」
キョン「って、俺のと色違いか。もう新機種出てたろうに」
ハルヒ「き、奇遇ね! 新しいのはややこしくて、どうも好きになれなかったのよ」
キョン「そうかい」
ハルヒ「……これ、赤外線機能がついてるのよね」
キョン「……」
ハルヒ「今まで使っていたのにはなかったから新鮮だわ……」
キョン「……」
ハルヒ「一度試してみたいんだけど、あいにくみくるちゃんも有希もちょうどいないのよね……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「ハルヒ、俺でよかったr」
ハルヒ「こ、この際、仕方ないわね! 私の携帯のメモリ第一号よ、光栄に思いなさい!」
キョン「へいへい」
ピッピッ……
ハルヒ「……なによ、案外あっけないものね。ラクでいいけど」
キョン「ま、そんなもんだ」
ハルヒ「……」
ハルヒ(メモリ000「♥キョン♥」……っと……///)
131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/08(火) 13:18:14.84 ID:9O8cmmQnO
キョン「花見の席取り兼下見?」
ハルヒ「そうよ! こんなに綺麗に咲いてるんだもの、日本人ならお花見と洒落込むべきだわ!」
キョン「まったく……わかった、明日にでも行ってくる」
ハルヒ「そ、それでね……キョンだけじゃ不安だから、わ、私もついていってあげる」
キョン「子供じゃあるまいし、大丈夫だ」
ハルヒ「団長命令よ!」
キョン「使い方おかしいだろそれ……というか最近お前そればかりだな」
ハルヒ「細かいことは気にしない! 明日の11時に駅前ね!」
キョン「わかったわかった」
翌日
ハルヒ「遅いじゃないバカキョン!」
キョン「よう、早いな。……なんだその必要以上に気合いの入った格好は」
ハルヒ「た、ただの私服! い、いつも通りよ!」
キョン「……その荷物は?」
ハルヒ「お花見なんだからお弁当を用意するのは当然でしょ!」
キョン「今日は下見のはずじゃなかったか?」
ハルヒ「さ、行くわよ!」
132 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/08(火) 13:19:56.12 ID:9O8cmmQnO
キョン「このへんでいいんじゃないか」
ハルヒ「そうね、いい位置を確保できてよかったわ」
キョン「よし、じゃあシートを広げて……重石を乗せて……と」
ハルヒ「キョンおなかすかない?」
キョン「ん? いや、そうでもな
ハルヒ「私はすいたわ! お昼にしましょう!」
キョン「……」
ハルヒ「はいっ、と言っても冷蔵庫にあった余りもの料理だけど」
キョン「……またえらく豪勢だなこれは」
ハルヒ「べ、別にこれくらい普通よ! 普段ろくなもの食べてないのね!」
キョン「ほっとけ」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……うまい」
ハルヒ「反応が遅いのよこの貧乏舌!」
キョン「……」
133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/08(火) 13:20:36.03 ID:9O8cmmQnO
ハルヒ「あ〜おなかいっぱいー……」
キョン「満腹にこの陽気はいい具合に眠気を誘うな……」
ハルヒ「ふぁ〜……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「たまにはこういうのも悪くないな」
ハルヒ「……提案した私に感謝するべきね」
キョン「へいへい」
ハルヒ「……来年も……」
キョン「ん?」
ハルヒ「……」
キョン「……」
ハルヒ「……」
キョン「そうだな」
ハルヒ「団長めいれ……約束……なんだから、ね」
キョン「はいよ」
ハルヒ「ふふ……」
キョン「……」
ハルヒ「zzZ...」
キョン「……」
だめだオチがない