147 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 15:49:52.82 ID:KONZzViVO
古泉「閉鎖空間が発生しました。一緒に来てください。」
キョン「…!わかった。」
キョン「…なんだこの部屋。ベッドしか置いてな…」
ガチャッ
キョン「!!」
古泉「ジャスト・ア・スペタクール☆」
170 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 17:15:07.53 ID:KONZzViVO
ハルヒ「遅いわよ!」
古泉「どうもです。」
長門「…。」
部室のドアを開けるとそこには見慣れた風景が広がっていた。適当に挨拶して椅子に座り、退屈に身を任せているとカレンダーが目に入った。
「(…暇だし嘘でもつくか)古泉、好きだ。」
ハ・長「え」
172 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 17:24:12.70 ID:KONZzViVO
古泉「…そうですか。実は僕もです。」
古泉はジョークのセンスがあるな。乗ってきた。
キョン「嬉しいよ…。付き合ってくれるか?」
古泉「……勿論…です。」
よし。うまく乗せられた。二人の反応はどうだ?
俺は横目で二人を伺った。
174 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 17:29:21.54 ID:KONZzViVO
ハ・長「……!!」
予想外だった。ハルヒは顔を紅潮させて口をパクパクさせている。
長門は口を開けて読んでいた本を床に落として俺の顔を凝視していた。
キョン「…ぁ」ネタバラシをしようと口を開いた刹那、ハルヒが声を出した。
ハルヒ「だっ…だめ!!」
176 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 17:34:24.04 ID:KONZzViVO
キョン「…ぇ?」
ハルヒ「駄目にきまってんでしょ!?あたしの許しも無しに!!部活内恋愛はあたしが許さないわ!!大体男同士って…!!」
キョン「ちょ、落ち着けハルヒ!!違う実は…」
長門「駄目」
キョン「え?」
意外な発言に俺は少し戸惑ってしまった。
179 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 17:41:42.68 ID:KONZzViVO
キョン「長門…?」
長門「男同士の恋愛は精神的利益しか生まない。生殖的利益も含む男女の恋愛をしたほうが良い。まずこの国では性が同じもの同士の結婚は認められていない。」
キョン「二人とも落ち着け!!今日はエイプリルフールだ!!」
ハ・長・古「!!」
181 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 17:47:47.99 ID:KONZzViVO
キョン「4月1日」
ハ・長「〜〜〜!!」
ハルヒは紅潮させていた頬をより紅くさせ、長門は開いてた口をより開いた。
ハルヒ「キョン!!」
キョン「ハハッワロス。引っ掛かりやがった。」
ハ・長「〜〜!!」
185 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 17:54:54.74 ID:KONZzViVO
ハルヒ「あんた…覚えてなさいよ…!」
キョン「はは、悔しかったらお前も嘘ついてみろ」
ハルヒ「…もうついたわよ」
キョン「え?」
ハルヒ「…部活内恋愛は駄目っていうの…嘘なんだから…」ボソ
キョン「?なんだって?」
ハルヒ「…っ!何でもない!」
187 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/04/01(火) 18:00:59.70 ID:KONZzViVO
嘘をつくのは気分がいい。おかげで良いもんが見れた。
二人を騙し終わって俺は古泉にボードゲームの誘いを入れようと古泉の方を見た。
古泉「……!!」
そこには口をパクパクさせて顔を紅潮させた涙目の古泉がいた。
おわり。なんだこれ