1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/31(月) 00:58:04.04 ID:QIOx7ce00
長門「……(トイレ行こうかな……)」
……
長門「……ふぅ(よし、第一波が終わった)」
16 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/31(月) 01:05:22.19 ID:QIOx7ce00
バタン!!
ハルヒ「大ニュース!!大ニュース!!……って有希だけじゃない!みんなは?」
長門「……さぁ(やっかいなのが来やがったぜ……)」
ハルヒ「ふーん。まぁいいわ。有希、今から3年のトイレへ行くわよ!」
ハルヒ「誰かがトイレでウンコしてるらしいのよ!www」
長門「……そう(あぶねー……)」
ハルヒ「早く行くわよ!」
ハルヒが長門の手を引く。
長門「!!」
ブリュッ……
ハルヒ「……え?」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/31(月) 01:14:14.43 ID:QIOx7ce00
沈黙が部室を包む。
「有希……今変な音しなかった?」
長門は顔を一瞬歪ませた。
しかしすぐに普段どおりの顔に戻り、小さな声で言う。
「……大丈夫。実は出てない」
ハルヒの表情がひきつる。
「そ、そう……。ならいいんだけど」
「それより用事を済ませるのが先」
ハルヒは意気消沈した声色で言う。
「……そうね。行きましょ」
すると扉が開いた。
「おや?お二人とも早いですね?」
にやけ顔で入ってきたのは古泉だった。
「団長さん、今日の活動は……クサッ!ナニコレ!?クサイヨ!?」
古泉は涙目で鼻を抑えている。
29 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/31(月) 01:44:22.11 ID:lR1cDlQx0
長門「(う・・・また・・・)」
長門「ちょっと・・用事」バタンッ!タッタッタッタ・・・
ハルヒ「あ、有希!ちょっと・・・」
古泉「・・・・」
ハルヒ「・・・・ニヤリ」
34 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/31(月) 01:56:38.96 ID:lR1cDlQx0
女子トイレ個室にて
長門「・・・・(間に合った・・さて早いとこ排便を・・)」
コンコン
長門「!!!」
ハルヒ「有希ちゃーん!そんなにあわててどうしたのぉ?w
ダメじゃないの、これから団活だってのに突然どっか行ったらw」
古泉「長門さんらしくないですねw」
ハルヒ「さあ早く出てらっしゃい!3年のトイレに行くって行ったでしょ?w」
長門「・・・・」
ハルヒ「いるのはわかってるのよ〜?w出てこないならドアを蹴破るまでよ!?w」
長門「・・・・っく」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/31(月) 02:06:42.04 ID:lR1cDlQx0
ハルヒ「キョンもみくるちゃんもついでに鶴屋さんも待ってるんだから早く出てきなさい?w」
長門「!!!(なんで皆さんそろってらっしゃる・・・今排便を開始するのは自殺行為・・・しかし)」
ガチャ
ハルヒ「あら有希!どうしたの?冷や汗かいて顔真っ青じゃない?w」
古泉「大変ですね、女の子の日というのはwでは皆そろったところで行きますか!」
ドンッ!!!
長門「うっ・・(ちょ、押すなガチホモが!漏れるだろうが!!!)・・・わかった」
50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/31(月) 02:17:28.36 ID:lR1cDlQx0
ハルヒ「ちょっと有希!なにノロノロ歩いてるのよ!!早くしないと
3年トイレにいる人がうんこし終わっちゃうじゃない!!w」
グイッ!
長門「く・・ぅ(引っ張るな・・」
キョン「・・・(今日の長門はなんか様子が変だな」
長門「・・・・(ダメだ、もう限界・・仕方ない、腸内の便をキョンのケツにでも転移するしか・・・)」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/31(月) 02:29:17.09 ID:lR1cDlQx0
長門「(いや、さっきから許せないのはこの女・・私がうんこしたいのを知ってるくせにこんな仕打ちを・・許さん)」
ハルヒ「有希〜どうしたの?wうんこでもガマンしてるような歩き方してwww」
長門「(涼宮ハルヒの腸内にうんこ転移申請!!ついでに膀胱内の尿もだ!!)」
!!!!
長門「申請・・・却下・・?」
古泉「ん?何か言いましたか?w」
長門「いや・・(何故なんだ・・・こんなことは・・ありえない・・ん?)」
情報統合思念体「(パーソナルネーム長門有希、そんなくだらんことのために能力を使用するでない。
だいたいお前のうんこが原因で世界が終わったらどうしてくれるんだ)」
長門「・・・(なんだとおおおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!)」
キョン「(やっぱり今日の長門は変だ・・)」
76 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/31(月) 02:43:30.12 ID:lR1cDlQx0
長門「・・・(なんで・・誰も私を助けてくれない・・もう・・・ダメ・・)」
ハルヒ「ちょっと有希!そんなところで立ち止まって何なのよもうw」
キョン「おい長門、大丈夫か。顔色が良くないぞ・・て長門!?」
ペタン その場に座り込む長門
古泉「ん?なにやら異臭が漂いますね?w」
ブリリリリリリリリ・・・
みくる「きゃっ!!長門さん」
鶴屋さん「長門っち!!wwwwダメだよこんなところでうんこしちゃあ!!!wwwwww」
古泉「ちょ、長門さん泣いてますよ!?ww」
長門「うう・・・ううううう・・・・」
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/31(月) 02:54:35.54 ID:lR1cDlQx0
長門「うう・・・・ううぅぅ・・・」
ざわ・・ざわ
ゾロゾロと集まってくる生徒達
ハルヒ「有希ぃ!!!wwwなによ〜うんこガマンしてたなら早く言いなさいよねwww
くっさ!!!あんたちゃんと掃除しときなさいよぉ??www」
長門「ぅぅ・・・ぅ・・・」泣きながら自分の便を掃除しようとする長門
ハルヒ「さぁてうんこも見れたし今日はキョンのおごりでカレーでも食べにいこっか〜ねぇキョン・・」
パンッ!!!!!
ハルヒに平手打ちをかますキョン
キョン「おいハルヒ!!!いくらなんでもひどすぎるだろ!!!!!!
長門、大丈夫か?行こう。」
泣きじゃくる長門に自分のブレザーを着せ、長門の手を引いて人ごみを掻き分け去る。
ハルヒ「・・・・」
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/31(月) 03:15:04.29 ID:lR1cDlQx0
キョンは長門をつれて校内の隅にあるトイレにやってきた。
キョンのマジギレでさすがに面白がってついてくる奴はいなかった。
キョン「長門・・・とりあえず・・教室からジャージを取ってくる」
長門「ぅぅ・・・(コク」
しばらくしてジャージを持ってトイレにやってきたキョン。
キョン「長門・・・自分で着替えられるか?」
長門「・・・・・」
キョン「・・・その・・とりあえず下着を脱ぐか?」
何も言わずにキョンの前で汚れた下着を脱ぐ長門。
キョンは嫌な顔ひとつせずトイレットペーパーで糞便まみれの長門の太ももをふいてやった
長門「・・・ごめんなさぃ・・ぅぅ」
キョン「いいんだ、お前は悪くない。」
126 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/31(月) 03:20:28.54 ID:lR1cDlQx0
その後長門は泣きながらスカートを脱いだ。キョンの前で糞便にまみれた下半身があらわになる。
キョン「長門・・・・その・・・すまん」
長門「(フルフル」
小さく横に顔をふる長門。涙と恥ずかしさで長門の顔は真っ赤になってしまっている。
長門でもこんな顔をすることがあるんだな、とこんなときにも考えてしまったキョンは自分が嫌になる。
長門の下半身を塗らしたトイレットペーパーでさらに拭いてやり、何もまとっていない下半身に自分のジャージを履かせてやった。
135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/31(月) 03:30:50.20 ID:lR1cDlQx0
汚物で汚れた下着とスカートをビニール袋に入れてやり、ようやく2人でトイレを出たところに
朝比奈みくるが待っていた。
みくる「キョンくん・・・長門さんは大丈夫ですか・・・?」
キョン「朝比奈さん・・・ハルヒは?」
みくる「あのあと何も言わずに帰っちゃいました・・・」
キョン「そうですか・・・いくらなんでも今日のことはひどすぎます。長門がどれだけ傷ついたことか・・・」
長門はキョンの横でまだ泣いていた。
みくる「ごめんなさい・・・私何も知らなくて・・・まさかこんな・・」
キョン「わかってますよ。とりあえず今日はもう帰りましょう。」
その帰り道、長門は一言もしゃべらなかった。その姿は対有機生命体コンタクト用ヒューマノイド・インターフェース
のそれではなく、ひとりの少女そのものだった。
145 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/31(月) 03:39:12.47 ID:lR1cDlQx0
それからのことを少しだけ話そう。
次の日登校したキョンは驚愕した。長門がいない。
あんなことがあった後だから最初は単に欠席してるのかと思ったが、
誰も長門有希という人物についての記憶を持っていなかった。いないというより
最初からいなかったことになっている。
キョンは文芸部室に走った。そこにいつものように読書にふける長門の姿があることを祈って。
だが祈りは通じなかった。そこは文芸部室ではなく。ただの空き部屋と化していた。
キョン「なんて・・・こった・・・」
ふと机の上を見る。そこには昨日長門に履かせてやったキョンのジャージがきれいに畳まれ置いてある。
そしてその上には栞。手にとって見ると、栞のうらにはまるで印刷したかのような整った文字で一言
「ありがとう」
とだけ書かれていた。
完
153 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/31(月) 03:46:42.84 ID:lR1cDlQx0
最初のうちはギャグ路線だったんだが
考えながら書いてたらなんかバッドエンドになってしまった・・・
他にオチが思いつかなかったんだ。というわけで寝ます