1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/20(木) 20:57:23.36 ID:7jrUFZL20
ハルヒ「いよいよ明日からSOS団の旅行ね!!ちょとキョン聞いてるの!?」
キョン「ちゃんと聞こえてる。それより何でハルヒが偉そうなんだ?古泉のおかげだろ?」
古泉「いえいえ、お気になさらずに。父の友人一家がたまたま都合の関係でキャンセルされたのを頂いただけですので。」
みくる「本当に楽しみですね。草津温泉。温泉なんて久しぶりです。」
キョン「まぁいいか・・・。せっかくの温泉だし楽しむとするか。」
長門「温泉・・・・って何?」
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/20(木) 21:05:16.94 ID:7jrUFZL20
翌日
ハルヒ「うわー!!!!!すごいわ!!みくるちゃん!!ちょっとあれ見なさい!!」
みくる「本当にすごいです!!これが湯畑ですね。煙がすごいです!!」
古泉「僕も見るのは初めてです。かすかに硫黄の匂いもしますね。」
キョン「さて、早くも草津に着いたがこれからどうするんだ?」
古泉「御心配には及びません!!あらかじめ旅館のご主人に事情を説明したところいろいろと案内してくれるようですよ!!」
キョン「それは助かる。なぁ長門。」
長門「・・・・・足湯ってなに?」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/20(木) 21:11:53.71 ID:7jrUFZL20
キョン「足湯って・・・まぁあれだ。足だけ温泉に浸かることだな・・・ほらあそこにもあるだろ・・」
長門「浸かって・・・・・いい?」
ハルヒ「ちょっと有希!!夜まで我慢しなさい!!あたしだってやってみたいんだから!!」
みくる「足だけ浸かると逆に冷えそうな気もするんですけどね」
古泉「おや、あの方じゃないんですか?旅館のご主人は?」
7 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/20(木) 21:19:45.64 ID:7jrUFZL20
古泉「どうも!!短い間ですがお世話になります。」
ハルヒ「はじめまして!!今日はお忙しい中、私たちの為にいろいろとありがとうございます。仲間たちと一緒に勉強させていただきます」
主人「いやいや。遠いとこよくお見えになりました。こちらこそよろしく。みなさんの事は事前に聞いてますからご安心を」
みくる「よろしくお願いします」
長門「・・・・・」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/20(木) 21:30:24.52 ID:7jrUFZL20
キョン「ところでご主人!僕たちは草津には初めてなのですがこれだけは見とけって物はありますか?」
主人「そうだねー。この湯畑付近のお店にはここでしか手に入らない物もたくさん置いてあるし、温泉卵とかも美味しいよ。」
ハルヒ「温泉卵!!!あたし大好きなのよ!!あの硫黄の匂いもそれほど嫌いじゃないわ!!」
みくる「硫黄の匂いはちょっと・・・卵は好きですけど・・・」
主人「なら、草津白根山に行くかい!?あそこは頂上の火口湖はきれいだよ!!ここらじゃ湯釜って呼んでるけどね!!」
長門「湯釜・・・・」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/20(木) 21:39:43.86 ID:7jrUFZL20
ハルヒ「今日は天気も良いし最高の草津温泉日和ね!!」
キョン「確かに天気はいいがちょっと違くないか?」
古泉「まぁまぁ。細かいことは気にしないで、せっかくの旅行の面白さが半減してしまいますよ。」
キョン「それもそうだな。こんなに羽を伸ばせるのも久しぶりだしな。」
長門「・・・・・・クンクン」
主人「そろそろ硫黄の匂いが強くなってきたんじゃないかな?山を登り始めるからね。」
みくる「・・・・・」
18 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/20(木) 21:45:19.07 ID:7jrUFZL20
キョン「どうしたんですか、朝比奈さん?顔色が悪いですよ!!」
みくる「ふぇ・・・硫黄の匂いと、急カーブの連続で・・・気分が・・・」
ハルヒ「ちょっと、みくるちゃん大丈夫?水飲みなさい!!ほら!!」
みくる「ありがとうございます・・・」
キョン「古泉、酔い止めの薬とかないのか??」
古泉「うっかり忘れてしまいまして・・・」
キョン「ん・・・・・」
長門「・・・・・これ」
22 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/20(木) 21:53:05.17 ID:7jrUFZL20
キョン「長門・・・でかした!!朝比奈さん!!これ飲んで下さい。」
みくる「あ、ありがとうございます・・ゴクゴク・・・」
ハルヒ「へーー。有希、あんた案外ちゃっかりしてるのね。」
長門「・・・・別に」
みくる「はぁ・・・はぁ・・・ありがとうございました」
長門「・・・・・別にいい」
キョン「・・・ふっ」
23 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/20(木) 22:00:52.84 ID:7jrUFZL20
ハルヒ「ちょっとキョン見なさい!!岩の間からすごい煙が出てるわよ!!」
キョン「すごいな!!それにしても匂いがきつくなってきたな。朝比奈さん。平気ですか?」
みくる「はい!!薬を頂いてからだいぶ楽になりました!!もう平気ですよ」
古泉「良かったです!!ねぇ長門さん?」
長門「・・・別に」
主人「さあ!!そろそろ着くよ!!ここから湯釜まではあるって行くんだ!!」
ハルヒ「天気もいいし気持ちいいわ!!さあ行くわよみんな!!」
26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/20(木) 22:06:18.81 ID:7jrUFZL20
みくる「結構きついですね・・・ゼェゼェ」
主人「標高が高いからねぇ・・・もうすぐだよ」
長門「・・・・ついた」
ハルヒ「うわーーーー!!ちょっと湖が緑色よ!!きれい」
キョン「ほ、本当だ・・・ゼェゼェ」
みくる「お、驚きですね!!」
長門「・・・・きれい」
27 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/20(木) 22:13:56.51 ID:7jrUFZL20
キョン「ふもとの店でハルヒが言ってた温泉卵でも食べるか?」
ハルヒ「あらキョン。珍しくわかってきたじゃない!!やっと団員としての自覚がついてきたのかしら??」
キョン「珍しくとは何だ!!珍しくとは!!ちょっと喉が渇いただけだ!!」
古泉「その意見には僕も賛成です」
みくる「冷たい水が飲みたいです!!」
長門「・・・・温泉卵」
29 名前:1[] 投稿日:2008/03/20(木) 22:24:49.36 ID:sW8v/KaoO
みくる「美味しいです!!」
主人「だろう?白根の温泉卵は草津の自慢だからね。」
キョン「確かにこれは美味いな。軽く動いた後だからなおさらだ」
ハルヒ「うーん!予想どおりの味だわ!美味しい。どう有希?」
長門「・・・うん」
31 名前:1[] 投稿日:2008/03/20(木) 22:31:49.20 ID:sW8v/KaoO
主人「そろそろいい時間にもなったし行くとするかい?」
ハルヒ「そうね。いよいよ温泉ね!ワクワクしてきたわ!」
みくる「そうですね。私もお風呂大好きなので楽しみです」
キョン「あのー混浴とかは?」
主人「残念ながら家の店ではやってないんですよ・・」
古泉「まったく何を考えているのですか?あなたは?」
ハルヒ「ちょっと何をこそこそ話してるのよ!」
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/20(木) 22:40:41.80 ID:sW8v/KaoO
主人「さぁ、つきましたよ」
みくる「わぁー。古風な旅館を想像していましたが、オシャレなログハウスなんですね」
ハルヒ「何よ何よ!素敵じゃない。街から少し離れて静かだし、緑は多いし。最高だわ!!」
キョン「温泉の街では珍しいんじゃないんですか?こういう感じの造りは?」
主人「そうだね。私は元々、キャンプとかが好きだったからね。コテージみたいな感じにしたかったんだよ」
古泉「素晴らしいですね。木の香りもたまりません」
37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/20(木) 22:48:50.11 ID:sW8v/KaoO
主人「では、私は夕食の準備をしてくるからゆっくり温泉にでも浸かってくるといいよ。夕食は庭でバーベキューだからね」
キョン「はい!何だかすごいテンションが上がってきたな!」
ハルヒ「何言ってんだか。さぁ有希、みくるちゃん!早速お風呂に行くわよ」
みくる「はい!宿泊客も私達のようですし思い切り楽しめますね。」
長門「・・・」
キョン「俺達もいくか?」
古泉「・・・楽しみにしていましたよ・・・」
キョン「・・・・なっ」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/20(木) 23:02:26.47 ID:sW8v/KaoO
キョン「言っておくがこれ以上近づいたらこの風呂桶で本気で殴るからな。」
古泉「やだなー冗談ですよ。ところで僕はそんなに危なく見えますか?」
キョン「見えるから言ってるんだ。体をじっくり見るな!」
古泉「フフ・・・ところで質問をしたいと思ってたんですよ。」
キョン「なんだ?普通の質問なんだろうな?」
古泉「もちろんですよ。ズバリ聞きます。あなたは涼宮さんの事どう思っているのですか?」
キョン「何だよ?いきなり」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/20(木) 23:10:45.28 ID:sW8v/KaoO
ハルヒ「ふぅー。いい気持ちだわー。」
みくる「本当に気持ちいいですねー。体の悪いところが治っちゃいそうですね。」
長門「・・・草津温泉・・・その昔、恋の病以外は治ると言われていた・・・」
ハルヒ「ちょっと有希・・詳しいわね。」
みくる「本当ですか?長門さん?」
長門「・・・・たぶん」
みくる「恋の病か・・・」
ハルヒ「・・・フ、フン」
長門「・・・・・」
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/20(木) 23:17:13.40 ID:sW8v/KaoO
古泉「どうなんですか?」
キョン「どうって言われても・・・」
古泉「そうですか・・・なら質問を変えます。もし朝比奈さんに告白されたらどうしますか?」
キョン「!!!えっ」
古泉「どうなんですか?」
52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/20(木) 23:24:16.34 ID:sW8v/KaoO
みくる「ふぇー!もう限界です。」
ハルヒ「そ、そうね。そろそろ限界みたい・・・ちよっと有希!出ないの?のぼせるわよ!!」
長門「・・・・・別に」
ハルヒ「有希!顔真っ赤じゃない?平気?」
長門「・・・・平気」
ハルヒ「キョン達はもう出たのかしら?」
58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/20(木) 23:30:25.63 ID:sW8v/KaoO
キョン「あ、朝比奈さんにか?」
古泉「・・・ふっ、冗談ですよ・・・気になさらないで下さい。僕達もそろそろあがりましょう。」
キョン「そ、そうだな。ハルヒ達の声もしなくなったし出たみたいだからな。」古泉「キョン君」
キョン「何だよ?」
古泉「・・・何でもありません。暑いですね・・・」
61 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/20(木) 23:35:55.69 ID:sW8v/KaoO
ハルヒ「ごめんなさい。1は眠くて限界みたい。」
みくる「許してあげてね」
長門「・・・残念」
キョン「中途半端すぎやしないか?」
古泉「仕方ありませんよ。次回に期待しましょう。」
皆さん申し訳ありません。おやすみ