590 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/10(月) 22:26:43.60 ID:0CM6A7/W0
ハルヒ「ゴミ捨てなんてホント面倒だわ。……ん」
上履きを取り出すと紙が落ちた
ハルヒ「えーっと『北口駅前の喫茶店で待ってる』
え、これってまさか……」
朝倉「涼宮さん、どうかしたの?」
ハルヒ「うあ!……って朝倉か。驚かさないでよ」
朝倉「ふふ。ごめんなさい」
ハルヒ「ちょうどいいわ、あたし急用ができたから帰るってみんなに言っておいてくれる?」
朝倉「涼宮さん? ……行っちゃった」
591 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/10(月) 22:30:26.89 ID:0CM6A7/W0
喫茶店にて
ハルヒ「(……こんなところに呼び出して、一体なんなのかしら)」
「(つまらない話だったら罰ゲームね!今から考えておこう)」
………
ハルヒ「♪」
592 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/10(月) 22:35:48.87 ID:0CM6A7/W0
ガラガラガラ
朝倉「いらっしゃいキョン君」
キョン「朝倉?なんでこんなところに?」
朝倉「涼宮さんの代理なの」
古泉「急用らしいですよ。というわけで、今日はモノポリーでもしましょうか」
キョン「やらん(やるけど)」
みくる「キョン君、お茶どうぞ」
キョン「あ、どうも。(……相変わらず朝比奈さんの茶はおっぱいおっぱい)」
小泉「用意できましたよ」
みくる「あーちょっと待ってくださいー」
有希「ユニークロ」
キョン「(あれ、なんか部屋がすっきりしてないか?)」
朝倉「ねぇキョン君」
キョン「ん?」
朝倉「私よくわからないからいっしょにやってくれる?」
キョン「ああ、いいぞ」
朝倉「ふふっ、ありがとう」
ガチホモ「では、始めましょうか」
595 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[IDで見分け……ダメかな] 投稿日:2008/03/10(月) 23:00:11.39 ID:0CM6A7/W0
次の日の放課後
ゴミ捨てから帰ってくるハルヒ
ハルヒ「キョンの奴、今日一日いつもと同じだったわ……
あれだけ人を待たせておいて何考えてるのかしら。許せないわ……ん?」
上履きといっしょに紙片が落ちる
ハルヒ「『昨日と同じ場所で待ってる』って……人をおちょくるにも大概にしなさいよ!」
ハルヒ「まぁ、一応行こうかしら。弁解くらいは聞かなくちゃね」
596 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[ほす] 投稿日:2008/03/10(月) 23:01:02.62 ID:0CM6A7/W0
ガラガラガラ
キョン「あれ、朝倉。今日もいるのか」
朝倉「ふふふ。お邪魔してます」
古泉「涼宮さん、今日も急用らしいですよ」
キョン「へぇ。ま、あいつにもいろいろあるのかね(昨日よりも部屋が片付いてる……よなぁ)」
みくる「キョン君。どうぞ」
キョン「ああ、ありがとうございます(……相変わらず朝比奈さんのおっぱいはおっぱいおっぱい)」
ホモスペクタクル「今日は大富豪でもしましょうか」
長門「オニーク」
みくる「わわ、待ってくださいー」
キョン「朝倉、ルールわかるか?」
朝倉「ふふ、ありがとう。でも大丈夫。私結構強いわよ」
キョン「なら今日はお前のサポートが得策だな」
朝倉「駄目。昨日の恩を仇で返すわ」
キョン「お前な……」
マッガーレ「では始めましょうか」
597 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/10(月) 23:07:14.38 ID:0CM6A7/W0
次の日
ハルヒ「ちょっとキョン! 昨日一昨日とどこ行ってたの!?」
キョン「どこって、部室行って帰ったんだが」
ハルヒ「はぁ!? ちょっと来なさい」
キョン「お、おい!」
ハルヒ「あんたねぇ、自分の行動には責任持ちなさいよ」
キョン「何のことだ?」
ハルヒ「とぼけないで。この手紙……」
キョン「ん?」
ハルヒ「………」
ハルヒ「(差出人書いてない!?)」
ハルヒ「(え、まさか人違い……)」
キョン「おーいハルヒ」
ハルヒ「……なんでもない」
キョン「はぁ? あ、おいハルヒ!
600 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/10(月) 23:17:50.01 ID:0CM6A7/W0
ガラガラガラ
キョン「……馴染んできたな」
朝倉「ふふふ、こんにちは」
古泉「涼宮さんはまた急用みたいです。一体どうしたんでしょうね」
キョン「ふーん(そういや朝変だったな)」
みくる「あぅ……キョン君」
キョン「どうしました?」
みくる「ごめんなさい。茶葉を切らしてしまったみたいです」
キョン「別に構いませんよ。なんなら俺がひとっ走り行って買ってきますよ」
みくる「そ、そんな!悪いです!」
キョン「いいですって。じゃ行ってきますね」
みくる「キョン君……行っちゃった」
長門「キンニーク」
602 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/10(月) 23:20:09.94 ID:0CM6A7/W0
キョン「えーっと、前に朝比奈さんと行った店って向こうの通りだったよな
茶葉はよくわからんが……まぁ店の人に適当に選んでもらえばいいか」
朝倉「前に朝比奈さんと行ったってデート?」
キョン「そのような違うような……って朝倉!?」
朝倉「へー。意外とスミに置けないね」
キョン「お前、部室で待ってればいいだろ」
朝倉「まぁまぁ」
朝倉「ねぇ、どうして学校出てきたの?」
キョン「お前、この茶葉が入った袋が見えんのか」
朝倉「そんなの口実でしょ」
キョン「な…」
朝倉「本当は涼宮さんの家に行って、様子見に行きたかったんじゃないの?」
キョン「………」
朝倉「ふふふ。わかりやすい」
603 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/10(月) 23:21:30.16 ID:0CM6A7/W0
朝倉「今朝、涼宮さんに手紙がどうのって言われなかった?」
キョン「ん、そういえばそんなこと言ってたような」
朝倉「昨日一昨日とね、谷口君が彼女の下駄箱に入れてるの見たの」
キョン「え、じゃあひょっとして(いや、でも谷口が?あいつがハルヒに?)」
朝倉「彼、手紙を入れる場所を勘違いしてたんじゃないかしら」
キョン「……あいつならやりかねんな」
朝倉「ふふふ、昨日も一昨日も二人して喫茶店にいたわ」
キョン「教えてやれよ」
朝倉「い・や」
キョン「……お前、何気にひどいよな」
朝倉「あら、本当ならもっとひどいことするはずだったんだけどね」
キョン「なんか言ったか?」
朝倉「なんでもないわ。帰りましょう」
次の日の放課後、ハルヒは何事もなかったように部室にいた
朝倉はいなかった
部室の隅は相変わらずガラクタ置き場になっていた
おしまい