423 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/10(月) 03:43:10.21 ID:esFGt+DV0
ハルヒ「ひ、東中学出身の、涼宮、ハルヒ……です。この中に宇宙じ……あ、いや……なんでもないです」
これ、笑うとこ?すごい暗い奴がそこにいた。
キョン「そういえばお前さ、あの自己紹介の時、何て言おうとしたんだ?」
ハルヒ「……え?……あ、うん……ごにょごにょ……」
キョン「え?」
ハルヒ「あ、いや……なんでもない、です……」
まゆげ「涼宮さんって、SFオタなんだよねー? 宇宙人未来人異世界人超能力者がいたら、私の所に着なさいって、言いたかったんだよねーww。超能力者(笑)www」
キョン「そ、そうなのか……」
ハルヒ「え、いや、その……」
まゆげ「んーなによ? そうなんでしょー? そういえばソッチの中学で、校庭にミステリーサークル描いたりとかしたんだよねー?wwwwwww」
ハルヒ「うぅ……ちが……」
キョン「実は俺、そういうSFが、ごっつぅすきなんだ。来世まで夫婦で居てください!」
まゆげ「(゚д゚)」
ハルヒ「え?……は、はい……///」
424 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/10(月) 03:58:15.76 ID:esFGt+DV0
キョン「で、この学校にはSFの研究してる部活も同好会がないみたいなんだ。ミステリとかはあるのにな。もしよかったら一緒にどう後悔作らないか?」
ハルヒ「え……?う、うん」
キョン「調べて見たんだが、部員が何人かと、顧問がいるらしい。部室に関しても余っている所がないから、共同か、自分のクラスでやるってことになりそうだ。それでいいか?」
ハルヒ「うん……あ、あの」
キョン「なんだ? ああ、別に親しくない仲じゃないんだし、礼とかは別にいいぜ。その代わり、その、終末にデートとか……どうだ? 駅前集合でさ」
ハルヒ「あ……うん……」
まゆげ「へーwww同好会つくるんだぁwwww人足りないんでしょ? 私も入れてよーwwww」
キョン「じゃあまゆげはどんなSFが好きなんだ?」
まゆげ「え?」
キョン「……これくらいSF好きとしては予想してるだろうが……失格だ。冷やかしでなら帰ってくれ」
まゆげ「ちょ、それなら涼宮さんはどうなるのよっ。そんな試験やってないじゃない」
キョン「お前が言っただろうが。ミステリーサークルとか、SF好きだとかって。まさか委員長が嘘ついてクラスメイトからかってるわけじゃねえんだろ?」
まゆげ「それは……」
キョン「悪い、言いすぎたな。けど、ハルヒはいじめとかされたら抵抗できなさそうだから、委員長としてちょっと助けてくれよ。そういう虫が着かない様に気を配ってくれるだけでいいんだ」
まゆげ「え、ええ。クラスメイトだし、それくらいは」
キョン「まあ別に、まゆげもうちらとそんなに深い関係じゃないし、そんなに付きまとったりしつこく関わろうとしなくていいからな」
まゆげ「う、うん……」
キョン「いや、別に深く考えないでくれ。ただ登校中のお前らとハルヒの会話がそう見えただけだから^^」
427 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[sage] 投稿日:2008/03/10(月) 04:15:29.68 ID:esFGt+DV0
キョン「よう、ハルヒ。調子はどうだ? ん……髪形変えたんだな、似合ってるぞ。」
ハルヒ「あ、うん……」
キョン「そういえば昨日はストレートだったっけ? だから結ぶ箇所が一増えて今日はポニーテールか」
ハルヒ「っ……気付いた、の?」
キョン「ああ。すっかり明るい髪形になって、急にかわいくなってたからな。誰だって気付くだろ」
ハルヒ「そ、そう……///」
キョン「まあ宇宙人が何時見てるかわからないしな。やっぱいつ来てもいいように対策はしておくもんか」
ハルヒ「……すごい……そこまで気付いたの……?」
キョン「え? まあな」
ハルヒ(ネットで調べて見つけたのがこれだったけど、あたりだったみたい……。彼は、私がSF好きだって思ってるみたいだし……)
キョン「で、そもそもストーンヘンジって言うのは……お、校門で文学少女が下校してるな。そろそろ孵るか」
ハルヒ「うん……」(私ももっと、SFのこと勉強しなきゃ……)
キョン「明日からは、ちょっと他の同好会とか先生とか、当たってみるか。これじゃあただの遊び仲間だしな、他のSF仲間とも語り合ってみたいし」
ハルヒ「うん……。きっと、うまく、いくよ……」(でもそうなったら、二人っきりの時間、減るかな……)
キョン「じゃあ、帰ろうか……。家まで送るよ。デートの時間とか色々決めて置く事もあるしな」
ハルヒ「う、うんっ……///」
429 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/10(月) 04:28:57.78 ID:esFGt+DV0
ハルヒ「あ、おはよぉ……」
キョン「お、今度は髪切ったな」
ハルヒ「う、うん。明るくなるかな、って思って」
キョン「ポニーテールも似合ってたけど、それも明るくていいと思うぜ。今度からはお前に話しかける男にも気を付けないとな」
ハルヒ「そ、そう……?」
キョン「ああ。誰が見たって可愛い奴になっちまったからな。もちろん、俺が見ても」
ハルヒ「///」
キョン「じゃあ今日は俺、他の同好会とか顧問とか見て、部室の事話して見るから。一人で帰れるか?」
ハルヒ「あ、そうだったっけ……」
キョン「ああ。そうだな……国木田、まゆげ。悪いけど送ってくれるか? ちょっと不安でよ」
ショタ「いいよ。別に用事もないし、涼宮さんとは少し話して見たかったし」
まゆげ「ま、委員長だしね……。別にいじめたりなんかしないわよっ」
キョン「じゃあまた明日ノシ」
ハルヒ「うん……」
国木田「涼宮さんって、ずいぶん明るくなったよね。やっぱ髪形変えたり切ったりして、努力してるからかな」
まゆげ「不純異性交遊して、男にこびってるからじゃないかしらwww? そういえばあの前の席の子が良く話しかけてるわね」
ハルヒ「ちがっ……そんなんじゃ……」
まゆげ「んん? 聞こえないわねぇ? 毎晩お盛んだって言ってるのかしらwwww」
国木田「まさか。キョンはそんなやつじゃないよ。多分彼は、恋愛感情や性欲を別の脳に持ってるんじゃないかなぁ。だから綺麗な人を見ても、普通に見ているだけじゃあそんな感情にならないんだよ」
まゆげ「どうかしら……そのキョンって呼ばれてる子も、一人ではなに考えてるか分からないしねぇwww」
ハルヒ「ちがう……」
まゆげ「んー?www なにが違うのぉ?www」
ハルヒ「あの人は、そんな人じゃ、ないっ……!」
国木田「そうだよ。それに、そんな意地悪に言う事はないだろう?」
まゆげ「ちぇっ……」
430 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/10(月) 04:39:12.88 ID:esFGt+DV0
ハルヒ「おはょぅ……」
キョン「おお、いいニュース持ってきたんだ。ま、放課後までのお楽しみって事で」
ハルヒ「うん……(なんだろう……あ、そんなに満面の笑みで私の目を見て……///)」
キョン「放課後だ、ちょっと来てもらうぜ」
ハルヒ「あ……(そんなに強く手を引っ張って……///)」
キョン「ここが俺らの部室だ」
ハルヒ「え……?……これ、文芸部って」
キョン「ああ、そうなんだが、実はそこの部員の長門がかなりのSF好きでな。おかげで結構濃い語り合いを久々に出来たよ」
ながと「……長門有希。SF小説が好き」
キョン「その可愛い俺の彼女が、俺の言ってた涼宮ハルヒだ」
ハルヒ「よ、よろしく……」
ながと「あなたの描いたミステリーサークルには明確な意味がある。私達との同類と認定。……負けない」