1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/27(水) 16:32:39.15 ID:vFE44jWP0
コンコン
ガチャ
キョン「なんだ長門だけか」
長門「そう……今日…朝比奈みくるはテスト前日と言うことで休むと連絡が来た」
キョン「なにっ!なんてこった!これではお茶が飲めないではないか!…………まぁ仕方ないか、しょうがないたまには自分でお茶煎れてみるかな。
え〜と俺の湯呑みはと……あ、長門お前も…」
チョンチョン
2 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/27(水) 16:33:58.22 ID:vFE44jWP0
キョン「ん?どうした長門?」
長門「部活が終わり次第いにうちへ来て欲しい……ちなみに今回は何の危険も無いただのお誘い………無理なら構わない……」
キョン「……………ああ、いいぞ。他ならぬ長門の頼みだしな」
長門「……そう………感謝する」
キョン「…………長門、どこか調子でも悪いのか?またエラーが蓄まったりしてないか?」
長門「大丈夫……そのような事はない……世界を改変してしまった時のような事はもう起こさないようエラーは自分で処理出来るよう思念体に改良してもらった………」
キョン「そうか、それならいいんだ。たまにはお前の親玉もいい事するんだな」
長門「たまには……」
3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/27(水) 16:34:59.18 ID:vFE44jWP0
なんかおかしいぞ。色々と違和感がある
まず長門は俺を呼ぶ時にチョンチョンと背中をつつく思わずドキッとする仕草なんてしない!
振り向いた瞬間にあの整った顔立ちの宇宙人が上目遣いでETと恐る恐るコンタクトをとる時の仕草でつっ立ってたら誰だってドキッとするだろう!
とゆー訳で少々ときめいた俺を責める事など誰も出来ないはずだ
あと長門が自分の口から自宅へのお誘いの言葉を発するのか?本の栞だったりとか分かりづらい誘い方だったじゃないか
会話も何か違和感があった気がしたが長門が大丈夫と言うのなら大丈夫なのだろう
まぁなんと言うか長門も人間らしくなったって事か
うん、いい事だ。エラーの処理も一人で出来るもんと言っていた事だし。
いい兆しだな
と、長門宅でとんでもない話を聞くまでは俺は思っていた
143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/28(木) 00:00:42.20 ID:nbIpfSteO
ハルヒ「やっほー!!」
ドガァ!
メキメキメキガッシャーン!
ぐはっ!
これはドアの心の声だ
キョン「お前ついにやりやがったな。」
ハルヒ「なによ?あたしのせいだって言うの?このドアがひ弱だったのよ。」
長門「・・・・・・・・・・・・・・」
キョン「なんて無茶言うんだ、見ろ長門が絶句してるじゃないか」
ハルヒ「有希はいつもこうでしょ、大体ドアが壊れたからってなんだっていうのよ」
キョン「何を言うか丸見えだったら朝比奈さんが着替えられないじゃないかメイド服を装着した朝比奈さんが淹れたお茶を飲めないなんてSOS団の死活問題だぞ」
ハルヒ「・・・・・・・早く直しなさいっ!!」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/27(水) 16:37:19.04 ID:vFE44jWP0
やれやれ、いつもにも増して理不尽だな。もう慣れたがな
どれ、よっこらしょっと
ガタッガチャガチャ・・・・ガチャガチャ・・・・こりゃダメだな金具がメチャクチャだ
ハルヒのヤツどんな威力の蹴りをかましたんだ
キョン「ハルヒーこりゃ金具の部分が完全に壊れて・・・」
カチャッ
ん?
ハルヒ「なんとも無いじゃない、ただドアが倒れただけだったのね。
おかしいわねー?完全に壊したと思ったんだけど」
8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/27(水) 16:38:59.15 ID:vFE44jWP0
思いっきり確信犯じゃないか
それよりなんだこりゃ?金具が完全に元通りじゃないか。それどころか新品っぽいぞ?
まぁこんな芸当できるやつはここには一人しかいないがな
グッ
・・・・・・・・。振り返ってみると長門が俺を見ながら親指を立ててるな。
顔はもちろん無表情だが心なしか何故か少し楽しそうだ。
グッ
と俺も長門に親指を立てて返答してみた
すると長門は気がすんだのか読書に戻った
なんだったのだろうか?
別に変な訳ではないんだが長門らしからぬ行動というか・・・・
そうか、人間らしくなって来たんだったな。
自分から進んでどうでもいいことに絡んて成長したじゃないかお父さんはうれしいぞ
なんならこれからパパと呼んでくれてもかまわんぞ
9 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/27(水) 16:41:14.65 ID:vFE44jWP0
長門「パパ・・・・」
キョン「・・・・・・」
長門「・・・ジョーク」
キョン「長門、お前心読めたっけ?」
長門「悪かった・・・もうしない・・・・・・つい出来心で・・・・・」
キョン「そうか。」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/27(水) 16:44:23.37 ID:vFE44jWP0
これは正直色んな意味でビビッた
心が読めるのもだがピリッとパンチの効いたジョークをかます上に
つい出来心で、なんて万引き少年のような弁解をするとは驚きだ
大体出来心ってそんな感情あったのか
長門「・・・・ある」
キョン「・・・・・・・」
長門「・・・ジョーク・・・・・・」
長門「・・・・大丈夫もう二度としない・・・・・信用して」
キョン「そうか。もうしちゃダメだからな?わかったか?」
長門「・・・了解した・・」
ふう
人間らしくなると言ってもあまり急成長されると俺が対応できないな
どこでそんなに成長できるくらい経験地を入手してきたんだ
11 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/27(水) 16:46:44.43 ID:vFE44jWP0
ハルヒ「二人ともさっきからなにいってるの?ねぇキョン、みくるちゃんと古泉くんは?」
キョン「あ、ああ・・・朝比奈さんはテスト前日だから休むそうだ古泉は・・・知らんな」
ハルヒ「そお、3年生は大変ね。じゃあ今日は休みにするわみくるちゃんのお茶飲めないし」
ハルヒ「じゃあたし古泉くんに伝えとくから二人は先に帰ってていいわよ」
キョン「ああ、分かった。」
パタン
スタスタ
長門「ヒソヒソ)下駄箱で待っている」
スタスタ
キィ・・カチャ
19 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/27(水) 18:13:21.71 ID:1ihRYBNX0
キョン「じゃお疲れ」
ハルヒ「キョン、有希をつけて襲っちゃだめよ」
キョン「するわけねーだろ、じゃな」
相変わらず勘の働くやつだ
・ ・ ・ ・
キョン「よ、さっき家に来てくれって言ってたけどここで出来る話じゃないのか?」
長門「・・・出来るけど・・・・うちがいい・・・・ダメ?」
長門は誰にでも分かるほど首を傾げた
顔の筋肉が柔らかくなったのか?無表情なのには変わらないが頭の上にクエスチョンマークが
浮かんできそうだ
まぁそんな可愛らしい顔をしている宇宙人の申し出を断れるはずもなく
キョン「ああ、構わんぞ。」
キョン「長門、それでいいんだ、やりたい事があったらちゃんと言って
もっとわがままだって言っていいんだならな」
長門「・・分かった・・・・感謝する・・・・それじゃあ・・・」
25 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/27(水) 19:02:14.65 ID:1ihRYBNX0
キョン「図書館か?」
長門「・・・よく分かってる」
キョン「まぁな、じゃ行くか」
といっても長門となにかするっていったら長門の家に行くか図書館に行くくらいしかないからな
・ ・ ・ ・
キョン「じゃ俺はここで待ってるから好きなだけ読んで来ていいぞ」
長門「・・・わかった・・・・待ってて」
やっぱり変わったな、少しづつだが口数が多くなってきた
昔だったらそのまま無言でスーッと行ったのに今は軽く小走りになってる
喜んでるんだなこんな長門が見れるなんて思わなかったこの分だと卒業までには笑顔が見れるかもな
こりゃ長門の親玉に感謝だ
・ ・ ・ ・
っと、いつもの事だがまた寝ちまった
6時かそろそろ・・・ん?
31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/27(水) 19:32:45.44 ID:1ihRYBNX0
長門が踏み台の上で背伸びして両手を軽くバタバタさせてる
高い所の本が取りたいのか
ははは、今にも「う〜〜〜」とか聞こえてきそうだぜ・・・・
なんというか今日いいものをいっぱい見た気がする
可愛らしいというか微笑ましいというか
もっと見ていたい気もするがほっとくのもかわいそうだな
スタスタ
キョン「長門、どれが取りたいんだ?」
ビクッ
俺が近づいたのに気づかなかったのか?
それだけ夢中だったんだろうな
36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/27(水) 20:01:53.45 ID:1ihRYBNX0
キョン「長門?なに固まってんだ?」
長門「・・・恥ずかしい所を見られた・・・・」
キョン「そんな事ないぞ、むしろ可愛らしかったぞ」
長門「・・・・そう・・・」
頬が赤かったのは見られたのが恥ずかしかったって事にしとくか
でないと俺まで赤面しかねん
キョン「で、どれが取りたいんだ?」
長門「・・・あれ」
キョン「わかった、取ってやるから台貸してくれ」
41 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/27(水) 20:33:47.29 ID:1ihRYBNX0
今度はなんだ
台の上から俺に向かってピンと張った両手を差し出してきた
キョン「どうした?」
長門「・・・・・・・・」
まったくどうしろと言うんだ・・・
まぁ何を言いたいか分からんでもないんだが
いかんせん気恥ずかしさがな・・・・
しょうがない
俺は長門の両脇に手をやりそっと持ち上げてそっと下ろしてやった
やはり女の子だかなり軽かった
キョン「どうだ?満足か?」
長門「・・・・ジョーク」 タッタッタッ
と言うなりどっかに行ってしまった
どこでツンデレスキルなんて手に入れたんだ
つーか本どーすんだよ・・・
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/27(水) 20:54:49.13 ID:1ihRYBNX0
どこいったんだ長門のヤツ・・・・・・お、いたさっきまで俺が寝てた席か
キョン「長門、この本どーするんだ?」
長門「ビクッ)か・・・借りる」
キョン「そうかじゃ借りたら長門の家か」
長門「・・・そう・・・借りてくる・・・待ってて」
キョン「おう」
長門「すぐに済む」
スタスタ
ここ改変世界じゃないよな?
あの状況じゃ少し同様するのも分かるが
長門が動揺したり赤面するのを見るとかなり不安になってくるぞ
49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/27(水) 21:09:43.56 ID:1ihRYBNX0
長門「・・・終わった」
キョン「お、じゃあ行くか」
まぁ長門が大丈夫っていったんだし大丈夫だな
・ ・ ・ ・
長門「・・・着いた・・・入って」
キョン「おじゃましま〜す」
長門「・・・座ってて・・・・お茶を用意する」
キョン「ありがとな、で今日はお誘いとの事だったが何か話でもあるのか?」
長門「・・・そう・・・まず飲んで」
スッ
キョン「・・・ズズッ・・うまいな」
53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/27(水) 21:25:41.60 ID:1ihRYBNX0
長門「・・・・それじゃあ・・・話す・・・」
キョン「おう」
長門「・・・・・・・・・・・・・・・・」
キョン「どうかしたか?」
長門「・・・・なんでもない・・・・・では話す」
長門「私はエラーの処理が自分で出来るようになったとあなたに教えた・・・・」
キョン「部室で言ってたな」
長門「・・・そう、エラーの処理をするごとに私に新たな感情が芽生えてきた」
キョン「そうだったのか!それはよかったなぁ長門!おめでとう!」
66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/27(水) 21:56:38.50 ID:1ihRYBNX0
長門「・・・だが感情が芽生え豊かになっていくごとにエラーとの重大な関係が分かってきた。
世界を改変した時、私から大量のエラーが検出されたのはあなたも知っているはず、
実は世界を戻した後も大量のエラーが検出された。
その時は新しい感情が感情があまり発達していなかってので分からなかった
が最近になって分かった」
長門「それは・・・・・・愛情・・・つまり私はあなたに著しく好意を抱いている」
長門「かみくだいて言えば・・・・・・・あ・・・あなたの事が大好き・・・・で・・す」
これは効いたね、かなり効いた
好きといいながらしぼんでいく長門は正直たまらなかった
この映像をどうやったら俺の脳内フラッシュメモリに保存できるのか考えていたが
いつまでも現実逃避をしてる訳にもいかず
キョン「そうか、俺をか」
73 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/27(水) 22:08:30.46 ID:1ihRYBNX0
長門「・・・うん」
キョン「うん!?そんな返事したことあったか!?」
長門「また大量のエラーが検出されたから処理した」
キョン「てことはエラーを処理するたびにどんどん変わって最終的にはハルヒみたいに
なっちまうのか!?」
長門「それはない、私の性格自体が変わる訳ではないのであのようにはならない。私は私。」
キョン「それを聞いて安心したよ。で、長門はそれでどうしたいんだ?」
長門「それは・・・・あなたとずっと一緒に居たいと思ってる・・・・・・
あなたと恋人同士になりたい」
キタコレ、話聞いてるときそうなんじゃないかな〜でも違ったらそうとう痛いな〜とか思いながら
長門と一緒にいる妄想しててよかったぜ
87 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/27(水) 22:33:58.13 ID:1ihRYBNX0
キョン「ありがとう、俺からも頼むよ」
長門「・・・それじゃあ」
キョン「ああ、晴れて恋人同士・・・・でいいよな?」
長門「・・・・ありがとう・・・・・じゃあ早速」
スクッスタスタペタン
ピトッ
いきなり立ったかと思いきや俺の隣の座って俺に肩を預けてきた
長門「・・・ずっとこうしたかった・・・・」
へタレな俺の身体は動くはずも無く硬直しっぱなしである
あぁ、いい匂いがする・・・こいつ香水どころか風呂に入ってるかさえ
怪しいのになんでこんないい匂いがするんだ
94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/27(水) 22:47:10.19 ID:1ihRYBNX0
長門「ねぇ・・・あたま・・・撫でて欲しい・・・・いい?」
しょうがねぇ動かない身体にムチ打っていっぱい撫でてやんよ
フサァ
あぁ、やっぱり柔らかくてサラサラだ
撫でてて気持ちいいな
キョン「どうだ長門?」
長門「・・・気持ちいい・・・・エラーの処理ができなかったら3回は世界を改変している」
キョン「ははは、そうか」
ギュッ
動けない所に抱きついてくるとはこの卑怯者め
キョン「どうした?」
長門「ねぇ・・・・・」
ん?
長門「ありがとう、あなた」
第一部 完
288 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/28(木) 14:14:05.04 ID:YYgDyVnU0
第二部開幕
キョン「ただいまー」
バタバタ
妹「キョン君おかえり〜!」
キョン「はいただいまー」
妹「あ!そおいえばさっき有希ちゃんから電話きたよ〜」
キョン「何!?家の電話にか!?」
妹「そおだよ〜、何でそんなに焦ってるの?」
キョン「い、いや別に何でもない。気のせいだ気のせい。」
妹「ふ〜ん何でもないんだ〜」
キョン「そうだ、長門とは何でもない」
妹「そ〜なんだ〜、分かった」
バタバタ
291 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/28(木) 14:32:41.05 ID:YYgDyVnU0
ふぅ
尋問するのが妹で助かった
コレがハルヒだったら恐ろしいので考えるのはやめた
ん?妹よこんな時間にどこに電話してるんだ?
長門「もしもし」
妹「あ、有希ちゃ〜ん?キョン君と何かあったの〜?
有希ちゃんから電話があったって事キョン君に教えたらおかしくなちゃったの〜」
長門「心配しなくて大丈夫・・・・彼と私は恋人同士になっただけ」
妹「え〜〜〜〜〜〜!!??」
キョン「お前何やってんだ!」
バッ!
294 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/28(木) 14:46:52.93 ID:YYgDyVnU0
キョン「長門か!?妹になんて言った?」
長門「・・・・・・・」
キョン「どうした?」
長門「有希と呼んで欲しい」
キョン「いきなり何を言い出すんだよ・・・」
キョン「で、なんて言ったんだ?」
長門「・・・・・・・・・・」
キョン「・・・・長門?」
長門「・・・・・・・・・・」
キョン「勘弁してくれよ・・・・」
296 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/28(木) 15:08:20.07 ID:YYgDyVnU0
長門「・・・わがまま・・・・・言ってもいいんでしょ?」
しかたない
わがままを言えと言ったのは俺だからな
しかしかわいくしゃべるようになったもんだ
今度思念体にお礼の手紙でも送っとくか。しかし住所はどこなんだ?宇宙だったか?
nasaに頼んでおくか、nasaの電話番号って何番だ?
いや、国際電話ってかなり高いんじゃ・・・・
おっといかん、ついくせで現実逃避してしまった
覚悟を決めるか
キョン「ゆ、有希・・・妹になんていったんだ?」チラッ
ニアニアニアニア
299 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/28(木) 15:31:46.81 ID:YYgDyVnU0
妹よ
有希は有希だ、俺が有希に有希といって何が悪いのだ
おい、ニヤニヤしすぎだぞ
長門「ありがとう、あなた。私たちは恋人同士といっただけ」
キョン「やっぱりか・・・、それより長門さっきは突っ込まなかったが俺を呼ぶときあなたってのはちょっと・・・(しまったー!!!!」チラッ
何て笑顔だ
そんな嬉しそうに俺を見つめてどうしたんだ?
あとでお菓子大量に買ってやろう
長門「・・・だから、有希って言って」
303 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/28(木) 16:06:00.94 ID:YYgDyVnU0
キョン「あ、す、すまん有希呼び方のことだが・・・」
長門「・・・・夫婦はこう呼ぶもの」
キョン「いや、まだ違うだろ」
長門「まだ、と言う事はいずれ・・・・」
キョン「いや、ま、まぁそ、それは・・・・」
長門「・・・ジョーク・・・・・でも私はしたい・・・考えておいて」
キョン「あ、ああ前向きに考えておくよ」
長門「ありがとう・・・・・あ、法律くらいいつでも変更できるから・・・・その気になったらいつでも言って」
308 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/28(木) 16:40:42.18 ID:YYgDyVnU0
キョン「それもいつものジョークか?」
長門「・・・・・・・・」
キョン「あ、そ、そうだ、なんで電話してきたんだ?何か用でもあったか?」
長門「ただ・・・・あなたと話したかっただけ・・・・」
キョン「そうか。」
長門「うん・・・それじゃまた明日・・・・あ、妹ちゃんは怒らないであげて・・・・いずれ私の妹になるから」
キョン「ああ、まぁお前の頼みだ今日は勘弁しておくよ。おやすみ」
長門「おやすみ、ダーリン」
ガチャ
ダ、ダー!?
まぁこれも長門流のジョークだろう
あいつ最近ジョークにこってるみたいだし
312 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/28(木) 17:04:04.32 ID:YYgDyVnU0
あぁ、それにしれもなんてかわいいヤツだ
目の前にいたら思いっきり撫で回してやるところだ
妹「キョン君ラッブラブゥ〜」ニアニア
あ、まだコイツがいたんだ・・・
少しくらい余韻にひたらせてくれたっていいじゃないか
妹「ねぇねぇ、有希ちゃんがわたしのおねえちゃんになるの〜?」
キョンか「かもな」
妹「やったー!いついつ〜?」
キョン「さぁな」
キョン「時に妹よお菓子食べたくはないか?」
妹「食べた〜い!」
キョン「ちょっとまってなさいすぐに大量のお菓子を買ってきてあげよう。
その代わり電話のことはすべて忘れるように」
妹「分かったー!」
じゃちょっと行ってくるか
ガチャッ
やれやれ
これからどうなるんだろうな
322 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/28(木) 18:13:17.75 ID:YYgDyVnU0
・ ・ ・ ・
妹「キョンくーん!朝だよー!」
バタバタ
妹「あれ?キョン君が起きてるー!」
キョン「俺だっていつもいつもお前にヒップドロップで起こされる訳にもいかないんだよ」
ホントはなんか嬉しくて早く起きちまっただけなんだけどな
キョン「さて早起きもした事だし早めに学校行くかな」
・ ・ ・ ・
飯も食ったしそろそろ行くかな
ピンポーン
324 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/28(木) 18:15:54.80 ID:YYgDyVnU0
妹「は〜い」
キョン「なんだ?友達と一緒に行くのか?」
妹「ん〜ん、違うよ〜。誰だろ?」
妹「今でま〜す」
ガチャ
328 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/28(木) 18:49:30.46 ID:YYgDyVnU0
長門「おはよう・・・妹ちゃん」
妹「あー!有希ちゃんだー!」
キョン「なにぃ!?」
バタバタ
キョン「どうしたんだ長門!?」
長門「昨日いった事もう忘れてる・・・・・」
キョン「ああ、すまん。・・・・どうしたんだ有希?」
長門「ありがと・・・一緒に学校行きたくなった・・・・・」
334 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/28(木) 19:22:27.02 ID:YYgDyVnU0
キョン「連絡くらいくれればいいのに」
長門「・・・・サプライズ?」
キョン「サプライズって・・・連絡くれればよかったのに」
長門「ごめんなさい・・・・迷惑・・・だった?」
キョン「いや、全然まったくさぁ行こうすぐ行こう」
まったくこいつの小動物的可愛さはどこからやってくるんだ
キョン「俺も今ちょうど出るトコだったんだ。俺は自転車だから後ろに乗るか?」
長門「ううん、一緒に・・・歩き・・・たい・・かな・・・」
大変だ、脳内麻薬がとんでもない速度で大量に精製されていく
547 名前:1[] 投稿日:2008/03/01(土) 01:59:38.99 ID:Nhd1N7nw0
妹「ラブラブだね〜」ニアニア
キョン「はははは、そうだろうそうだろう」
うはははは、効かん効かん!その程度の攻撃、脳内麻薬を
多量に摂取した俺には痛くかゆくもないわ!
ん?どうした有希?顔が真っ赤じゃないか
ギュッ
ははは、腕に絡んでくるとは可愛いヤツめ
お礼に撫でてやろう
ナデナデ
ピトッ
おお、身体をくっ付けて来るとはなかなか手強いじゃないか
長門「・・・・そろそろ・・・行こう?」
キョン「そうだな、じゃ行くか。妹よ兄はこれから勉学に励んでくるぞよ」
長門「じゃあね・・・妹ちゃん・・・」
妹「う、うん、いてらっしゃい・・・」
549 名前:1[] 投稿日:2008/03/01(土) 02:10:11.21 ID:Nhd1N7nw0
スタスタ
キョン「有希、さっきは妹の手前あからさまに喜べなかったが
ホントは飛び上がるほど嬉しかったんだからな?」
長門「ありがとう・・・私も嬉しい。」
キョン「まぁ、兄の威厳ってもんがあるからな。」
長門「もう・・・・手遅れ・・・」
え?
・ ・ ・ ・
ふう・・・・そろそろ脳内麻薬の分泌がおさまってきたな
家帰れねぇ
553 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/01(土) 02:20:34.05 ID:Nhd1N7nw0
俺は何をやってんだ、しかも妹の前で・・・・
どんな顔して家入れって言うんだよ
はぁ・・・・妹は終始絶句してたし威厳なんて簡単に無くなるもんなんだな
元々威厳なんてもんがあったかどうか怪しいがな
見たのがおふくろじゃないだけましか
こりゃまるで中学生がエロ本が親に見つかって逃げ出した様な心境だ
まぁそんな経験はないから分からんがこんな感じだろう
後で谷口にでも聞いてみよう
谷口「おい、キョン」
キョン「おお、谷口か。お前親にエロ本見つかった事あるか?」
谷口「はぁ?何言ってんだ?そんなのいつもの事だ。」
谷口に聞いた俺が馬鹿だった
大体今問題なのはエロ本じゃなくて有希の事だろうが・・・・はぁ
555 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/01(土) 02:30:26.23 ID:Nhd1N7nw0
谷口「そんな事よりさっきからお前に引っ付いてるちっこいのはなんだ」
キョン「ちっこいとは失礼な、有希は・・・・・・・・」
しまったぁぁああぁあぁくぁw背drftgyふじこlp;@:「」!!!
キョン「・・・・・・・・・・・・・・・・」
キョンは現実から逃げ出した!
しかし現実からは逃げられない!
谷口「朝っぱらからベタベタイチャチャしながら登校しやがってどーゆー事か説明しろ」
国木田「僕も気になるな、教えてよキョン」
国木田ぁぁぁ!お前まで来んなぁぁ!
お前は無駄に鋭いんだたらあっちいってなさい!
556 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/01(土) 02:35:48.49 ID:Nhd1N7nw0
長門「私は彼の恋人・・・・関係は極めて良好・・・・・ラブラブ?」
長門おぉぉおおぉおぉぉおおお!!!
じゃない有希いぃいいぃぃぃいい!!!
ラブラブ?とか言いながらこっちみんなぁぁぁ!
嬉しいけど今はだめぇぇぇ!
必死に言い訳考えてたのによくも無駄にしてくれたわね!
見ろ!二人とも唖然としてるじゃないか!
長門「ねぇ・・・・ラブラブ?・・・・・・だよね?」
だよね?じゃなあぁぁぁぁぁい!
もうやめて!キョンのヒットポイントはもう0よ!
てゆーか周りなんだよ!
歩いて来たから時間が掛かってちょうど学校の近くで通学ラッシュ
真っ只中じゃないか!
お前ら全員こっち見んな!
つーか長門さんもう放してください
560 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/01(土) 02:55:38.96 ID:Nhd1N7nw0
谷口「お前は非国民決定だ、もう国外追放は免れんぞ。つーか死ね」
国木田「そうか、キョンは長門さんと付き合ってたんだ。おめでとう」
言い訳は無理だな
もう疲れた、頭がパンクしたショートした回路が焼き切れた
それに有希の爆弾発言により言い訳が入り込む隙間は
完全に閉ざされてしまった
ええい開き直るか
キョン「ああ、そうだよ」
国木田「言い訳しないんだ。大人になったね、キョン」
谷口「ついに非国民と認めたか・・・ん?」
ジッ
長門「・・・・?」
562 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/01(土) 02:57:45.36 ID:Nhd1N7nw0
谷口「ヒソヒソ)おいキョン、お前これ長門有希だろ?
こんなに可愛かったか?なんつーか表情が柔らかくなったっつーか
親しみやすくなったっつーか」
ああ、エラーを大量に処理したみたいだからな
言葉や口調だけじゃなく少し表情まで出てきたし
キョン「ヒソヒソ)お前の評価だとAマイナスだったか?
どうだ、可愛くなっただろう?」
谷口「ヒソヒソ)なにのろけてんだ死ね死ね死ね死ね
だがまぁ、確かにかなりのもんだAAプラスはいくな。ああムカツク」
長門「・・・・どうしたの?・・・行こうよ・・・・」
キョン「ああ、行くか。有希そろそろ放してくれないか?」
長門「・・・・いや。」
やれやれ、まぁ広まるものもう時間の問題だしな
574 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/01(土) 04:07:19.35 ID:Nhd1N7nw0
・ ・ ・ ・
ガラッ
キョン「よう、ハルヒ」
ハルヒ「あ、キョン。おはよ」
よかった、まだ気づいてないようだ
ハルヒ「ねぇキョン、あんた有希と付き合ってるんですって?」
なにっ!?
なぜ知っている!
ハルヒ「あんたの事なんていやでも聞こえてくるわよ、今あんたの話題で持ちきりよ?
キョン君が長門さんとイチャイチャしながら登校してた〜ショック〜って」
キョン「なんか最後の方おかしくなかったか?」
ハルヒ「あんたが気づいてないだけよ・・・・」
579 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/01(土) 04:30:52.13 ID:Nhd1N7nw0
そうだったのか!俺は意外とモテてたのか!
いや、でも俺には有希がいるから・・・
ハルヒ「ウソよ」
・・・・・まぁいいさ俺には有希がいるんだからな
ハルヒ「ショックじゃないの?」
キョン「全然」
ハルヒ「・・・・上等じゃない」
ハルヒ「まぁいいわ、
とにかく団内恋愛は禁止のはずよ。放課後緊急ミーティングを開くから覚悟しておきなさい!」
まぁこうなるとは思って覚悟は決めてたがな
580 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/01(土) 04:31:16.58 ID:Nhd1N7nw0
・ ・ ・ ・
キーンコーンカーンコーン
一時間目の休み時間
ガラッ
あ〜来るとは思っていたがやはり来てしまったか
スタスタ
古泉「すいませんちょっとお話があるので来てもらえませんか?」
キョン「ああ、来るとは思ってたからな」
古泉「それなら話が早くて助かります」
キョン「じゃあ行くか、幸いハルヒもさっきの授業から寝てるし」
スタスタスタスタ
ガラッ
581 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/01(土) 04:31:47.98 ID:Nhd1N7nw0
キョン「どこまで知ってるんだ?」
古泉「長門さんとイチャイチャしながら登校した上に付き合ってると言う噂まで流れてますね」
キョン「流石機関だな。」
古泉「いえ、こちらのクラスにも長門さんのファンが居ましたので、耳にしたんです」
古泉「で、これは本当なのですか?」
キョン「ああ、そうだよ。全部本当だ」
古泉「なぜこんな事になってるんですか?こんな事して涼宮さんが
黙ってるはずないでしょう」
キョン「そうだろうな、案の定今日の部活は緊急ミーティングだとよ」
古泉「ならなぜ!?」
キョン「有希はな、人間になってきてるんだよ。感情だって手に入れて
表情だって柔らかくなってきた、そして何より俺を好きだと言ってくれている。
582 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/01(土) 04:32:57.83 ID:Nhd1N7nw0
もちろん俺も有希が好きだ」
古泉「・・・・なんの照れも無しに長門さんを有希と言ったり好きだといったり
ホントに何があったんですか」
キョン「有希のおかげだな。それで?お前はどうしたいんだ?」
古泉「長門さんとはすぐにでも・・・・・・」
キョン「閉鎖空間は発生してないんだろ?お前がここに居るって事は」
古泉「それはそうですが、今後も起きないという保証はありません」
583 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/01(土) 04:34:40.78 ID:Nhd1N7nw0
キョン「起こさせないさ、俺はハルヒの試験に受かるつもりだからな」
古泉「涼宮さんの・・・・・試験?」
キョン「ああそうだ、朝ハルヒに会った時にはもう俺と有希の事を知っていた、
だけど閉鎖空間は発生してなかった、そしてハルヒは実は俺はモテてるみたいな事を言って
カマを掛けてきたんだ。」
古泉「なるほど、長門さん以外の女の人になびく様では長門さんと付き合う資格はない。
そこで涼宮さんはあなたに長門さんと付き合う資格があるのかどうか試していると・・・」
キョン「俺の推測ではな。」
古泉「それなら閉鎖空間が発生しないのも納得がいきます、ですが涼宮さんの
試験に失敗したらなにが起こるか分かりませんよ?長門さんと付き合う資格が
あなたに無かったからといって世界が崩壊するとは思いませんが涼宮さんのことです
可能性は否定できません。
失敗すれば世界になにかしらの不都合が起きるか崩壊するか予想もつかない以上
失敗は許されません」
584 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/01(土) 04:36:26.80 ID:Nhd1N7nw0
キョン「だろうな、だが俺には受かる自信がある」
古泉「その根拠は?」
キョン「ない、だが俺は受かる」
古泉「こんなに察しが良く自信に満ち溢れたあなたは初めて見ましたよ
いつもこうならいつも気苦労しなくても済むんですがね、これも長門さんのおかげですね
長門さんに感謝しておきましょう」
キョン「そうしてくれ、だが機関の方はどうなってんだ?」
古泉「もちろんこの事は知っています。さっきも機関の者が危惧してここに
乗り込みかけていましたがあなたと長門さんは何でもない、ただ偶然が重なって
そのような噂が立ってしまっただけだと報告してごまかしておきました」
585 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/01(土) 04:37:44.37 ID:Nhd1N7nw0
キョン「なんでなんでそこまでしてくれんだ?そんな事したらかなりまずいんじゃないか?
それに世界が崩壊しかけてんだぞ?何としてでも別れさせるようかかって来ると
思ってたんだが。」
古泉「確かにまずいですね。ですが前に言ったでしょう?
何があっても一度はあなた達の味方をすると。
ですが少し状況が違いますね。ではこれは
友人の恋の応援という事で。」
古泉、いつもはムカツクお前のニヤケ面が今は
頼もしく見えるぜ
キョン「すまない、必ず受かるからな」
古泉「ええ、あなたが受かる事を信じています。それではこの辺で」
633 名前:1[] 投稿日:2008/03/01(土) 13:45:43.25 ID:ho0a8v5w0
キーンコーンカーンコーン
やっと昼休みだハルヒは例の通り学食に行っている
ずっとハルヒが後ろからプレッシャーをかけてきて
気が休まる時が無かった・・・・
国木田達と飯でも食うか
ガラッ
タッタッタッ
有希じゃないか
635 名前:1[] 投稿日:2008/03/01(土) 13:46:23.01 ID:ho0a8v5w0
キョン「有希、どうしたんだ?」
長門「あなた、一緒にご飯食べよ?」
キョン「おい!その呼び方は!」
教室中「!?」
外野
(なんだよあれ、どーなってんだ?)
(あれ長門有希だろ?)
(可愛いから知ってたがあんなに可愛かったか?)
(なんかキョンに微笑んでるように見えるんだが・・・・)
637 名前:1[] 投稿日:2008/03/01(土) 13:47:33.17 ID:ho0a8v5w0
キョン「ヒソヒソ)なにやってんだよ!」
長門「ヒソヒソ)見せ付けたかった・・・」
キョン「ヒソヒソ)見せ付けたかったって・・・」
長門「私はあなたのものだから・・・・」
教室中「!?!?!?!?」
外野
(どーなってんだ!?)
(あんな可愛い子がキョンに私はあなたのものだと!?)
(この外道が!)
(キョン死ね)
(キョン死ね)
648 名前:1[] 投稿日:2008/03/01(土) 14:26:12.46 ID:ho0a8v5w0
谷口「お前なんか死んでしまえー!!うわーん!」
ダダダダダダッ
長門「・・・・?」
キョン「アレは放って起きなさい」
キョン「有希、そーゆう事は公の場で言ってはダメなんだぞ。」
長門「どうして・・・・これは完全に事実・・・それにあなたをとられたくない・・・
周りに釘を刺しておかないと・・・・」
キョン「ははは、安心しろそれは無い。心配してくれてありがとな」
ナデナデ
長門「こっちこそ・・・・・ありがとう」
ゴソゴソ
長門「お礼・・・はい・・・・あーん・・・」
キョン「ヒソヒソ)すまん、嬉しいんだが回りの視線が痛い・・・・屋上へ行こう」
長門「・・・・行く」
教室「・・・・・・・・・」
659 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/01(土) 15:17:19.82 ID:ho0a8v5w0
・ ・ ・ ・
長門「・・・あーん」
パクッ
キョン「うん、おいしいぞ有希」
長門「・・・良かった」
こんな時間がずっと続いて欲しいんだがそうもいかないんだよな
キョン「なぁ、有希。」
長門「・・・なに?」
キョン「お前の事だから俺とこのままでいちゃいけないって事は分かってるよな?」
長門「・・・・・うん・・・でもっ・・・」
662 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/01(土) 15:35:47.98 ID:ho0a8v5w0
キョン「分かってるよ俺だって有希ともっと一緒にいたいさ」
キョン「ハルヒを納得させられるかどううか、今日の部活で俺たちがどうなるか決まる、
ハルヒは俺を試すつもりだからお前に出来る事はあまり無いが見守っててくれ」
長門「分かった・・・頑張って・・・・私はもっとあなたと一緒に居たい」
そんな潤んだ瞳で見つめないでくれ、俺まで泣きそうになるだろうがこの野郎
ギュッ
キョン「絶対になんとかするからな」
長門「・・・・うん・・・・・グスッ・・・・グスッ」
キョン「何も泣く事ないだろう。」
664 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/01(土) 15:50:39.14 ID:ho0a8v5w0
長門「だ・・・グスッ・・・黙ってようと・・・お、思ってたんだけど・・・・ヒグッ・・・言う」
キョン「な、何をだ?」
長門「優しいあなたに・・・・やっぱり・・・隠し事なんて出来ない」
キョン「だからどうしたんだ?何の事なんだ?」
長門「もう・・・ヒック・・・あなたを守る事が出来ない・・・・」
キョン「ま、まさか・・・」
長門「私は人間になってしまった・・・・・あの日あなたが帰った後、思念体から交信がきた
私は涼宮ハルヒを観察するのに相応しくないと判断されすべての力を奪われた」
長門「正確には人間じゃないけど・・・何の力もない。もう人間と一緒、・・・・もうあなたを守れない・・・・」
666 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/03/01(土) 16:14:12.54 ID:ho0a8v5w0
キョン「・・・・・良かったじゃないか」
長門「え?」
キョン「俺はお前に守ってもらえるから一緒に居るとでも思ったのか?俺はただお前が好きだから
一緒にいるんだ他に理由は無い。今まで散々お前に助けてもらったんだ
これからは俺がずっとお前を守る」
長門「・・・ヒクッ・・・あ・・・ありがとう・・・・うぅっ」
ギュウ
キョン「ああ、ずっと守ってやるからな・・・・・」