105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 22:15:52.26 ID:P93xyaV4O
ハルヒ「…………誰かいる?」
ハルヒ「誰もいないわよね?」
ハルヒ「有希とか本に挟まってたり……何言ってるのよ私」
ハルヒ「……鍵はかけたし、この部室が私を除いて無人なのも確認した」
ハルヒ「コンピ研は追い出したから隣も無人」
ハルヒ「これで心置きなくキョンの体操服を味わえるわ!」
ハルヒ「ハアハア……クンカクンカ……ハアハア……むふう……」
古泉「おやおや、これはこれは」
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 22:21:02.61 ID:P93xyaV4O
ハルヒ「ちょ、古泉君! 何やってるの!」
ハルヒ「てゆうか一体どこから!?」
古泉「いえ、なんのことはありませんよ」
古泉「団長様が部室に入ってくる前から天井にへばりついていただけですので」
ハルヒ「本当に何やってんのあなたー!」
古泉「クンカクンカ……ふふふ、なかなか楽しそうな事をしているではありませんか」
ハルヒ「古泉君……お願い、みんなには」
古泉「分かっています」
古泉「長門さんのメイド服姿で手を打ちましょう」
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 22:27:07.26 ID:P93xyaV4O
ハルヒ「…………は?」
古泉「もう朝比奈さんのメイド服は見飽きました! 本来なら朝倉さんのメイド服も見たいのですが、ここにいないのでは仕方在りません!」
古泉「幸い長門さんは涼宮さんの命令ならある程度聞いてくれますし、いざとなれば彼にも協力してもらえば完璧です!」
古泉「ですから! 僕に長門さんのメイド服を見せて下さい!」
ハルヒ「はあ……」
古泉「……どうしました?」
ハルヒ「いやあ、またお寿司とか奢らされるのかなぁ、とか思ってたから」
古泉「そちらの方がいいですか?」
ハルヒ「さ! 早速有希を呼びましょう!」
114 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 22:35:10.97 ID:P93xyaV4O
長門「……どうしたの」
みくる「あの超能力者野郎……私のメイド服を見飽きたでしゅって……?」
長門「落ち着いて」
みくる「挙げ句の果てに、眉毛? 畜生が」
長門「それ以上やると彼の蘇生が間に合わない。早く首から手を離して」
キョン「ぐぅ……」ぶくぶくぶく
みくる「うるしぇえ、この貧乳野郎!」
長門「あ? 今てめえなんった」
みくる「聞こえなかったんでしゅか? 洗濯板って言ったんでしゅよ!」
長門「屋上へ行こうぜ……久々にキレちまったよ……」
119 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 22:41:31.16 ID:P93xyaV4O
古泉「さあ、ハリー! ハリーアップ!」
ハルヒ「んもう…………どうしたのかしら、出ないわねえ」
古泉「あの長門さんが携帯に出ないと?」
ハルヒ「そうなのよ……おかしいわね」
古泉「ええ……おや? 地震ですか」
ハルヒ「あら、本当」
古泉「幸いそんなに大きくなさそうですね」
ハルヒ「そうね。ねえ、古泉君あしt」
古泉「期限は今日中ですからね」
ハルヒ「有希出ないわねえ」
124 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 22:48:48.24 ID:P93xyaV4O
長門「今ならまだ許してやらない事もない。謝罪の言葉を」
みくる「はあ? 長門しゃんびびってるんでしゅか?」
長門「パーソナルネーム朝比奈みくるを敵性と判断。情報連結の解除を申請する」
みくる「やってみてくだしゃいよ」
長門「…………なぜ。朝比奈みくるの情報連結解除の申請が通らない」
みくる「当たり前でしゅ。偽名に決まってるじゃないでしゅか、このキャトルミューティレーション野郎」
長門「朝倉涼子」
朝倉「はいはい、空間閉鎖ね」
長門「ここからは肉体言語を用いる」
みくる「こいよ、ツルペタ」
長門「ホルスタインが調子に乗るなよ」
127 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 22:53:43.80 ID:P93xyaV4O
ハルヒ「あうう……」
古泉「まだですか?」
ハルヒ「なんだかコール音はするのに全然出ないのよ」
古泉「そうですか……」
ハルヒ「ねえ古泉君」
古泉「なんですか? 期限は先程申しました通り」
ハルヒ「私じゃダメかな」
古泉「ふえ?」
ハルヒ「ほら、有希電話に出ないし……」
129 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 22:59:09.51 ID:P93xyaV4O
みくる「くらえ、未来拳法奥義我道拳!」
長門「なんの! 宇宙カラテ奥義、ハリケーンアッパー!!!」
みくる「ぐっふぉぉお!!」
長門「まだまだァ!!」
キョン「う……?」
朝倉「気がついた?」
キョン「朝倉? なんでお前が……しかも膝枕?」
朝倉「色々あってね……」
131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 23:01:53.85 ID:P93xyaV4O
古泉「涼宮さん……」
ハルヒ「古泉君……」
古泉「駄目に決まってるじゃないですか」
ハルヒ「ふえ?」
古泉「僕は長門さんのが見たいんですよ。寝言は永眠してから言って下さい」
ハルヒ「………………」
136 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 23:07:28.53 ID:P93xyaV4O
古泉「おや、どうしました?」
ハルヒ「………………す」
古泉「早く長門さんに連絡つけてくださいよ。僕はいいんですよ? 別に皆に言ってしまっても」
ハルヒ「…………す……ろす……」
古泉「さあハリアッ……涼宮さん?」
ハルヒ「……ろす……そうよ……で気がつかなかった……消しちゃえば……」
古泉「あの、涼宮さん? どうしました?」
ハルヒ「あのね、古泉君。私気付いたの」
ハルヒ「別に、目撃者は消しちゃえばいいのよ。幸い、ここは、 密 室 なんだし」
139 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/17(日) 23:19:46.12 ID:P93xyaV4O
さて、その後の事を話そう。
長門と朝比奈さんの闘い(死合い)は、お互いが必殺技の為に踏み込んだ震脚が屋上をぶち抜き、瓦礫と共に落下。
二人とも気絶のダブルノックアウトという珍しい結果に終わった。
一方、ハルヒはと言うと古泉を組み伏せ、コブラツイストからクローバーホールドへつなぐ。
抵抗する力が無くなった所で筋肉バスターというコンボを決めるというルール無用な残虐ファイトを行っていた。
古泉が血を吐き、意識を失った瞬間天井が崩壊し、瓦礫と共に落ちてきた長門と朝比奈さんに押しつぶされたそうだ。
ん? 俺か?
あんまり聞いても面白くないぞ。
朝倉「ごはん出来たよー」
キョン「おう」
ポニーテールのよく似合うメイドさんが家に来たくらいだからな。
終わり