8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 09:36:18.06 ID:PQ5f0Qt0O
ハルヒ「キョン! 不思議探しするわよ!」
古泉「女は黙ってろよ」
ハルヒ「え……古泉君?」
古泉「冗談はスパッツだけにしてくださいよって言ってるんです」
ハルヒ「な……何よそれ!」
キョン「お、おい古泉! ハルヒも落ち着け!」
みくる「ひぇーん」
10 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 09:43:25.81 ID:PQ5f0Qt0O
古泉「僕はもううんざりなんですよ」
ハルヒ「何がよ!」
古泉「一体涼宮さんは僕を何だと思ってるんですか」
ハルヒ「勿論SOS団副団ちょ」
古泉「僕は便利屋じゃあないんですよ」
ハルヒ「え……」
古泉「いつもいつも何をしても『流石古泉君ね』。僕が何かしてもそれが当たり前だと思っているでしょう」
キョン「ほ、ほら二人ともこっちこっち。長門可愛いぞ。見て落ち着け」
長門「まずはあなたが落ち着くべき」
14 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 09:48:47.79 ID:PQ5f0Qt0O
ハルヒ「私はそんなつもりじゃ……」
古泉「でも実際こうなんですよ」
ハルヒ「そ、それじゃどうしたら……」
古泉「そうですね、取り敢えず涼宮さんには僕や彼がしてきた事をしてもらいましょうか」
ハルヒ「なんでキョンの分まで!?」
古泉「当たり前でしょう。彼はあなたに奴隷のように扱われています」
ハルヒ「うう」
みくる「長門しゃん可愛いでしゅー」
キョン「メイド服もよく似合うな」
長門「正気に戻って」
20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 09:55:00.12 ID:PQ5f0Qt0O
ハルヒ「分かったわよ……」
古泉「分かったわよ?」
ハルヒ「分かり……ました……」
古泉「それじゃあそうですね、まずはジュースでも買ってきてもらいましょうか。勿論30秒以内で」
ハルヒ「そんなの無理よ!」
古泉「いいから早く行ってきてくださいよ」
ハルヒ「くっ」
キョン「ネコミミもいいな」
みくる「フリフリもいいでしゅ」
長門「………………」
24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 10:00:06.01 ID:PQ5f0Qt0O
長門「古泉一樹、あなたの暴走は涼宮ハルヒにストレスを与え、世界を崩壊させる恐れがある」
キョン「ハアハア……長門可愛いよ長門……」
みくる「こっちのお洋服も……」
朝倉「長門さん写真撮っていい?」
キョン「なんで朝倉が!?」
朝倉「情報統合思念体から写真撮ってくるように頼まれちゃって」
キョン「ああそう……それなら仕方ないな」
朝倉「うふ」
古泉「そんな事分かってますよ……」
30 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 10:21:58.61 ID:PQ5f0Qt0O
古泉「でもこれが機関からの命令なんですよ!」
長門「古泉一樹……」
キョン「じゃ、じゃあグレた訳じゃないんだな!? 良かったー!!」
古泉「ち、ちょっと!? 抱きつかないでくださいよ!」
キョン「いっちゃん怖かったよー」
みくる「BLktkr」
長門「………………」
朝倉「長門さんカメラ返してー! そんなの撮ったら怒られちゃう!!」
長門「うるさい」パシャパシャパシャパシャパシャ
33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 10:32:44.53 ID:PQ5f0Qt0O
長門「そろそろ涼宮ハルヒが戻ってくる」
朝倉「カメラー」
長門「うるさい。さっさと帰れ。現像したら送るように」
朝倉「うわーん」
ハルヒ「ハア……ハア……買って……来たわよ……」
古泉「まさか本当に30秒以内とは驚きましたが……まあいいでしょう」
ハルヒ「これで……いいでしょ……」
古泉「そんな訳ないに決まってるじゃないですか」
キョン「うう……怖いよー」
長門「大丈夫」
みくる「お姉さんぶる長門しゃん可愛いでしゅー」
40 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 11:34:00.38 ID:PQ5f0Qt0O
ハルヒ「じゃあ……どうしたらいいの?」
古泉「今日はもういいです。明日の不思議探索の時にでも言いますよ」
ハルヒ「……うん。わかった」
古泉「じゃもう帰っていいですよ」
ハルヒ「じゃあね」
長門「…………」
キョン「次はどんな格好がいいですかね」
みくる「涼宮しゃんの気持ちが少しわかりましゅた」
43 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 11:53:04.45 ID:PQ5f0Qt0O
長門「古泉一樹、機関の総意について聞かせて欲しい」
古泉「今機関では涼宮さんの機嫌がどれだけ悪くなるとどのような変化があるのか、それを調査すべきと言う意見が出てきているのです」
キョン「だから最初言葉遣いがおかしかったのか」
古泉「ええ。慣れないことはすべきではありませんでしたね」
キョン「でも今ハルヒはムカついてるってより落ち込んでるだろ」
古泉「こういうのはなれないもので……」
長門「あれ?」
みくる「キョンくんがまともになってましゅ」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 12:02:35.91 ID:PQ5f0Qt0O
キョン「で? 明日どうするつもりだ?」
古泉「一応僕やあなたがされた事をしてみるつもりですが」
キョン「てーと奢りとかか」
古泉「ええ」
キョン「俺としては反対だな」
キョン「あんまこういうのは好きじゃないし、もしこれで世界が改変されたらどうするつもりだ」
古泉「まあ適当に機関には言っておくことにします」
古泉「ですが明日は無理です。流石に僕も機関に処罰されてしまいます」
キョン「仕方ないな」
みくる「長門しゃん髪の毛長い方もいいでしゅね」
長門「ポニーテールにもしてみて欲しい」
51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 12:10:44.47 ID:PQ5f0Qt0O
キョン「それじゃあ俺達も帰ろうぜ……って何してるんでしゅかー!」
長門「話終わった?」
古泉「ええ」
みくる「どうでしゅか、長門しゃんのポニーテール」
キョン「正直たまりません」
長門「情報統合思念体としては新たな情報爆発の機会を得るかもしれないとして今回は静観する姿勢である」
長門「ただ、私という個体としては早く終わらせて欲しい」
古泉「分かってます。僕もSOS団の副団長ですから」
キョン「ハアハア」ピロリンピロリンピロリンピロリンピロリン
キョン「はっ!? 携帯のメモリが」
みくる「もうキョンくんったら」
56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 12:50:05.63 ID:PQ5f0Qt0O
こうして古泉からSDカードを強奪し、長門のポニーテールをめいいっぱい保存した後、今日の活動は終了した。
気付いたらまた朝倉が来て長門の写真を撮っていたが。
今度データの交換をする約束をした。とても楽しみだ。
しかし、この時の俺は次の日の不思議探索であんな事が起きるなんて思ってもいなかったんだ。
77 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 15:14:02.70 ID:PQ5f0Qt0O
不思議探索の日、集合場所に着いた俺は驚いた。
キョン「なんでハルヒがまだ来てないんだ?」
古泉「一応涼宮さんには時間を遅く伝えてありますので」
キョン「そうか」
みくる「しゅじゅみやしゃんかわいそうでしゅねえ」
長門「…………」
キョン「まあ、一応今日だけですし」パシャパシャパシャパシャパシャ
みくる「はい、ポニーテールできましゅたよ」
キョン「GJ!!」パシャパシャパシャパシャ
102 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 18:18:04.47 ID:PQ5f0Qt0O
ハルヒ「みんなおはよう」
みくる「おはようごじゃいましゅ」
長門「おはよう」
ハルヒ「あら有希、髪の毛似合ってるじゃない」
古泉「涼宮さん何か忘れていませんか」
ハルヒ「な、何よ古泉くん」
古泉「一番最後に来た者は罰金、ですよね」
ハルヒ「え、で、でもキョンが……」
キョン「よっ」
ハルヒ「なっ……」
古泉「ご覧の通りです。もう彼はいらっしゃってますよ」
105 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 18:22:48.16 ID:PQ5f0Qt0O
ハルヒ「そ、そうよね。最後に来たんだから罰金よね」
古泉「それでは注文しましょうか。僕はこれで」
みくる「わ、私はあんまりお腹空いてないんでジュースでいいでしゅ」
長門「これとこれとこれとこれとこれと」
キョン「悪いな、ハルヒ」
ハルヒ「い、いいのよ(有希……あんた)」
107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 18:29:16.50 ID:PQ5f0Qt0O
ハルヒが来る前
キョン「ところで今日はどうするんだ?」
古泉「どうしますかね、普通に不思議探索するわけにもいきませんし」
キョン「考えておけよ……」
古泉「いやまったくすいません」
みくる「あのー」
古泉「はい?」
みくる「長門しゃんのお洋服が買いたいんでしゅが」
長門「やめて」
キョン「朝比奈さん」
みくる「ひゃ、ひゃい! しゅいましぇ」
キョン「是非行きましょう」
古泉「ではそれで」
長門「………………もう」
108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 18:35:23.37 ID:PQ5f0Qt0O
ハルヒ「そ、それじゃあそろそろ組み分け……」
古泉「何を言っているんですか、涼宮さん」
ハルヒ「え……」
古泉「今日はあなたには決定権はありませんよ」
古泉「僕や彼はいつもの不思議探索の時はどうでした? あなたに意見しましたか? 意見は受け入れられましたか?」
ハルヒ「……ごめんなさい」
古泉「謝って欲しい訳ではありませんよ。ただ、僕や彼の気持ちも知って欲しいのです」
古泉「それでは行きましょうか」
キョン「古泉、遅いぞ」
みくる「はやくしてくだしゃい」
長門「いいから手を離して」
111 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 18:41:48.75 ID:PQ5f0Qt0O
ハルヒ(何よ古泉君……確かに私も悪かったけど……。
……そうよね、やっぱり嫌だったのよね)
ハルヒ(……でもどうして今更……)
ハルヒ(それにしても何よキョンったら)
ハルヒ(さっきから有希にべったり……みくるちゃんもだけど)
ハルヒ(あ、またキョンと古泉君が何か話してる。あの二人いつもそうよね)
ハルヒ(……! そ、そうだったのね、古泉君!)
113 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 18:45:43.52 ID:PQ5f0Qt0O
キョン「ん!? ぬぉわっ!」
古泉「危ない! ……大丈夫ですか?」
キョン「あ、ああすまないな古泉」
古泉「いえいえ」
キョン「顔が近いぞ」
ハルヒ(古泉君…………やっぱり!)
みくる「長門しゃん、転んだら危ないんでおんぶしましょうか?」
長門「断固断る」
117 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 18:52:55.84 ID:PQ5f0Qt0O
みくる「それじゃあ長門しゃん、可愛いお洋服たくしゃん買いましょうね」
長門「私としてはあまり……」
ハルヒ「だめよ、有希! みくるちゃんのせっかくの好意なんだから」
長門「……あなたがそういうなら」
古泉「それじゃあ買い物が終わったら呼んで下さい」
キョン「流石に俺達は入りづらいからなあ」
ハルヒ(古泉君うまくやったわね……)
120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 19:01:13.58 ID:PQ5f0Qt0O
古泉「涼宮さんの精神に変化が現れました」
キョン「どんなだ?」
古泉「悲しみや憎しみではなく、何かこう……うまく言えないのですが」
キョン「まあ、あいつも反省したってことだろ。それにしても長門の服楽しみだな」
朝倉「そうね」
キョン「朝倉……お前もポニーにしてみないか?」
朝倉「……こんな感じかしら?」
キョン「……我が生涯に一片の悔い無し……」
朝倉「キョン君!?」
古泉「しっかりしてください! 冗談はスパッツだけにしてくださいよ!」
128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 19:21:19.30 ID:PQ5f0Qt0O
古泉「朝比奈さんからメールですよ」
みくる『買い物おわりましたよ』
古泉「では行きましょうか」
キョン「なあ、古泉」
古泉「はい?」
キョン「お前朝比奈さんのメアド知ってるんだな……」
古泉「え……まさか」
キョン「いや……いいんだ。長門のなら知ってるし……」
朝倉「え……? 長門さん携帯持ってたの……?」
キョン「………………」
朝倉「……私、帰るわね」
キョン「……ああ。気を付けてな」
古泉「あの……元気を出してください」
135 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 19:26:06.23 ID:PQ5f0Qt0O
みくる「ほら、二人とも来ましゅたよ」
長門「もう疲れた……」
ハルヒ「あ……」
古泉「いや、ほらあれですよ! きっとあちらも情報を得る為とか……」
キョン「古泉……」
古泉「……はい」
キョン「……慰めてくれなくていい。すまないな」
古泉「いえ、そんな事」
ハルヒ(うまくいったのね、古泉君!)
137 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 19:30:40.88 ID:PQ5f0Qt0O
キョン「どうだった、長門?」
長門「疲れた」
みくる「んもー可愛かったでしゅよ! 明日の団活を楽しみにしてくだしゃい!」
キョン「あ……はい……」
みくる「?」
古泉「さ、それでは……」
ハルヒ「ねえ、古泉君。ちょっといいかしら」
古泉「なんですか?」
ハルヒ「出来れば二人きりで話したいの」
古泉「はあ……」
143 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 19:39:03.71 ID:PQ5f0Qt0O
みくる「涼宮しゃんどうしたんでしゅかねー」
キョン「知りませんよ……。長門、買い物中何かあったのか?」
長門「特に何もなかったとは思うが、朝比奈みくるが私を2分ごとに着せ替えるので詳しいことは分からない」
キョン「そうか、それじゃあ仕方ないな」
キョン「……長門はあんたのおもちゃじゃない……」ボソッ
みくる「キョン君何か言いましゅたか?」
キョン「いえ、何も」
146 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 19:44:27.60 ID:PQ5f0Qt0O
古泉「なんですか、涼宮さん」
ハルヒ「古泉君……私分かったの」
古泉「何がですか? 今までの自分の横暴ぶりですか?」
ハルヒ「それもあるわ……今まで本当にごめんなさい」
古泉「だからそんな言葉は……」
ハルヒ「それだけじゃないの!」
古泉「は?」
ハルヒ「古泉君……あなたもキョンの事が好きなんでしょ!?」
古泉「へ?」
150 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 19:50:20.59 ID:PQ5f0Qt0O
ハルヒ「今日のあなたを見てて気付いたの!」
ハルヒ「いつもキョンと内緒話してたり」
ハルヒ「必要以上に顔を近付けたり」
ハルヒ「常にキョンを支えられるようにそばにいたり」
ハルヒ「全部キョンが好きだからなんでしょ!?」
古泉(こいつは何を言っているんだ……)
ハルヒ「私はいくら同性でも差別したりしないわ! 頑張って古泉君!」
ハルヒ「でもね!? 私もキョンが好きなの! 貴方には負けないんだから!」
古泉(誰かなんとかしてくれ……JS……)
154 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 19:56:22.59 ID:PQ5f0Qt0O
こうして楽しかったはずの長門の服を買うための不思議探索は団員の仲に亀裂を生じて終わった。
朝倉も今頃は枕を涙で濡らしていることだろう。
ハルヒが古泉と何を話していたのかは知らない。
古泉に聞いても答えてくれないからだ。
……週明けからの学校が憂鬱になったが、長門の服を見る為だ、我慢しよう。
しかしあのホルスタインめ……優しくしてやったらつけあがりやがって……。
163 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 20:15:55.23 ID:PQ5f0Qt0O
古泉「あ、もしもし」
森「こちら機関でぇーっす! なんの御用ですかー?」
古泉「森さん……テンションおかしくないですか?」
森「そんなことないわよー? キョン君がだーい好きな こ・い・ず・み・く・ん?」
古泉「だぁぁぁぁあああ!!! 何言ってるんですか!!」
森「いいのよ、隠さなくて。お姉さん全力で応援しちゃうから!」
古泉「……ははは……こいつもか……」ボソッ
森「あんなホルスタインみたいなぶりっこにデレデレした時は心配しちゃったけど、キョン君ならオッケー! 頑張りなさい!」
古泉「……そんな事より任務の」
森「お姉さんが上に言っとくから! 明日からはしばらく任務は無しよ」
古泉「ありがとうございます」
森「だからぁ、今度キョン君とデートするときは教えてね?」
古泉「勘弁してくれ……」
166 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 20:20:45.42 ID:PQ5f0Qt0O
古泉「なんで僕ばっかり……」
古泉「たしかに彼の事は嫌いではありませんが、一般的な友人に対するものです」
古泉「彼は僕の事をどう思っているか分かりませんが、僕は親友だと思っています」
古泉「だからこそ、彼にいらぬ心配をさせないように、危害が加わらないように接していただけなのに……」
古泉「腐女子というのは……一体どんな思考回路をしているんだ……」
古泉「誰か助けて下さい……」
171 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 20:29:31.94 ID:PQ5f0Qt0O
情報統合思念体「なあ、有希」
長門「何か? 本日の報告は終わったはず」
思念体「涼子ちゃんにきいたんだけど、携帯買ったんだって?」
長門「……どうして?」
思念体「いや、親としては娘が心配だからさ、携帯の番号教えて欲しいなー、なんて」
長門「必要ない」
思念体「えー? でも」
長門「本日の報告を終了する」
思念体「あ、ちょっと有」
長門「あの眉毛……余計な事を」
177 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 20:33:20.11 ID:PQ5f0Qt0O
みくる「今日は長門しゃん可愛かったでしゅー」
みくる「月曜日からの学校が楽しみでしゅね!」
みくる「それにしても……キョン君なんだか様子おかしかったでしゅね」
みくる「何かあったんでしょうか」
みくる「…………ま、考えても仕方ありましぇんね。古泉君にお疲れ様のメールをして……っと」
みくる「それにしてもやっぱり恋空は面白いでしゅ」
180 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 20:38:12.72 ID:PQ5f0Qt0O
ハルヒ「古泉君……絶対負けないわよ!」
ハルヒ「あ……でも……」
ハルヒ「…………どうしよう、私みんなに謝んなきゃ」
ハルヒ「みんな許してくれるかな……」
ハルヒ「有希に相談……ううん、自分でなんとかしなきゃ」
ハルヒ「………………キョン………………」
186 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 20:42:52.84 ID:PQ5f0Qt0O
キョン「こっちの写真はいいな……」
朝倉「こっちもいいわね」
キョン妹「涼子ちゃんだっこー」
キョン「こら、朝倉に迷惑だろ!」
朝倉「ふふ、いいわよ。はい、どうぞ」
妹「わーい!」
キョン「まったく……すまんな」
朝倉「ううん、いいのよ。こうして長門さんの写真ももらえるんだし」
キョン「約束だからな」
朝倉「ふふっ」
妹「涼子ちゃんが本当のお姉ちゃんならいいのにー」
朝倉「えっ!? ええっ!?」
キョン「お、おい!」
こうして夜は過ぎていく。
223 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 21:48:20.61 ID:PQ5f0Qt0O
休みもあけ、学校が始まった。
登校中に古泉を見たが、何故か疲れきった表情でふらついて歩いていた。
機関の意見が変わったのかどうか聞きたかったのだが、あの様子では無理だろうと思いやめておいた。
……古泉も大変だな。
ハルヒ「キョン、おはよう」
キョン「おう」
ハルヒ「……キョン……あのね……」
谷口「WAWAWA忘れ物〜キョンどうしたらいい!? 宿題のノート忘れちまった!」
キョン「歌えばいいと思うよ」
225 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 21:53:36.84 ID:PQ5f0Qt0O
ハルヒが何故か谷口を睨んでいたが、気にしない事にした。
キョン「んで、どうしたハルヒ」
ハルヒ「う、ううん。あとで……」
キョン「? まあいいが」
とくに日中は特筆すべき事もなく過ぎていった。
そういえば、昼休みに鶴屋さんがスモークチーズを探しに来たが、いつものようにスモークチーズがあるわけもなく、にょろーんと帰って行った。
230 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 21:59:14.65 ID:PQ5f0Qt0O
わかめ〜わかめ〜わかめ〜放課後〜
キョン「今日の校長はスタンダードに来たか……」
キョン「さて部室に行くか」
ハルヒ「あ、キョン!」
キョン「なんだ?」
ハルヒ「あのね……今までごめんね」
キョン「は?」
ハルヒ「むちゃくちゃな事言ったり、罰金とか言って奢らせたり……」
キョン「それで?」
ハルヒ「うっ……だから……ごめんなさい!」
キョン「言いたい事はそれだけか?」
ハルヒ「………………」
キョン「なら早く部室に行くぞ」
233 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 22:03:18.21 ID:PQ5f0Qt0O
ハルヒ「えっ?」
キョン「なんだ?」
ハルヒ「怒ってないの……?」
キョン「別に……」
ハルヒ「……ぷっ、あはははは、何よそれ! エリカ様のつもり?」
キョン「似てたか?」
ハルヒ「全然似てないわよ!」
キョン「そっか」
ハルヒ「……キョン」
キョン「んー?」
ハルヒ「ありがと」
キョン「はいはい。ほら部室行くぞ」
236 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 22:06:16.74 ID:PQ5f0Qt0O
部室のドアを開けたらそこは天国でした。
キョン「はぅわ!」
ハルヒ「有希可愛いー!!」
長門「……………………」
みくる「次はこれでしゅよー」
長門「本が落ち着いて読めない」
古泉「Zzzzzz…………」
237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 22:11:40.12 ID:PQ5f0Qt0O
キョン(古泉……疲れてるんだな……)
キョン(しかし未来人め……! 長門をおもちゃのように……!)
キョン(だが長門のファッションショーも見たい……クソッ!)
ハルヒ(古泉君は眠ってるのね。一安心だわ)
ハルヒ(え……なんでキョンが古泉君を気にしてるのよ! ダメよ! ダメダメ!)
ハルヒ(っ! そうか! キョンは優しいから、だから古泉君を気にしちゃうんだわ! んもうキョンったら!)
みくる(長門しゃん可愛いでしゅー)
長門(誰か助けて……)
242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 22:17:37.03 ID:PQ5f0Qt0O
キョン(クソッ! クソッ!)
みくる「長門しゃんの髪の毛サラサラでしゅねー」
ハルヒ「うわ本当。いいなー」
有希「せめて本を読ませて」
みくる「いいでしゅよ。それじゃ今からは髪型いじりましゅね」
ハルヒ「あ、私もやりたい! ……いいかな?」
みくる「いいでしゅよー」
キョン(チクショー!)
古泉「ZZzzzz……うぅ……」
245 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 22:23:38.66 ID:PQ5f0Qt0O
鶴屋「ぃぃいいやっほー! こんちわっ!」
ハルヒ「あら、いらっしゃい」
鶴屋「おんやぁー? なんだか長門っちってば大分おめかししてるねえ」
みくる「長門しゃん可愛いんでしゅよー」
長門「あるーひー、もりのなーかー」
鶴屋「おっ! キョン君っ! スモークチーズはあるかいっ!?」
キョン「あるわけねえだろおおおおお!!!!!」
鶴屋「にょろーん」
キョン「はっ、すいません。少し気が立っていたもので」
鶴屋「もう怒らないにょろ?」
キョン「ええ」
248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 22:30:00.22 ID:PQ5f0Qt0O
みくる「どうしたんでしゅか、キョン君」
ハルヒ「そうよ、カルシウム足りてないんじゃない?」
長門「牛乳……飲む?」
キョン(ここは抑えるんだキョン……!)
キョン「ああ、ありがとう長門」
ちゅるや「長門っちー、お絵描きするにょろー」
みくる「あらあら、また鶴屋しゃんがちゅるやしゃんになってましゅ」
ハルヒ「くぅぅー、有希の膝の上なんて最高じゃない!」
キョン(朝倉……! お前の分まで撮っておくからな!)パシャパシャパシャパシャパシャ
251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 22:35:01.41 ID:PQ5f0Qt0O
みくる「ちゅるやしゃんもリボン付けてあげましゅ」
ちゅるや「わーい」
長門「暴れないで」
キョン(もうフィルムが……携帯のカメラ!)ピロリロピロリロピロリロピロリロピロリロ
ハルヒ「そうよ、キョン! これだけ有希やちゅるやさんが可愛いんだから、もしかしたら不思議な事も寄ってくるかも!」
ハルヒ「キョン! 不思議探しに行くわよ!」
古泉「女は黙ってろよ!!! 寝れねえだろうが!!!」
終わり
256 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2008/02/03(日) 22:41:37.56 ID:PQ5f0Qt0O
ひとまず終わりです
まったく何も考えない状態で書くのって大変ですね
しかもこんなに長く書いたの初めてです
まったく朝の俺は何を考えていたのでしょう
途中言ったとおり僕はパイナポゥです
いろんなまとめ見ても総スルーされてますので、
ハルヒ「キョンの……パンツがぁ……」
ハルヒ「キョンのパンツがぁ……略してキョパンがぁ……」
スレでの僕のネタは、ログ持ってる人しか見れません
僕は持ってません
最後に
朝倉は俺の嫁