227 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/04/30(月) 23:18:21.79 ID:DgyjsupR0
いきあたりばったりで書かせてもらう
誰も書くやつがいないんだ、中途半端に終わっても文句は言うな
いったい俺はどうしたいい?
朝比奈さんは帰り
長門は消え
古泉は去っていった
そしてハルヒは、死んだ
そりゃそうだ
観察やら監視か知らないがハルヒのために集まってたんだからな
みんないなくなるのは当然だ
そしてそう、俺はたった一人ぼっちだ
用も無いのに部室に来て
何もせずに帰る
そんな毎日の繰り返し
よくもまぁ飽きないよな
・・・なんで死んじまったんだよ、ハルヒ?
交通事故だって?笑わせんな
だってお前は何だってできるんだろが
望みを叶えてしまうんだろうが
なんで死んだんだよ
いったい俺はどうしたらいい?
229 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/04/30(月) 23:31:17.47 ID:DgyjsupR0
今日だって俺は放課後の部室に一人でいた
気付けば暗くなっていた
どうやら眠っていたようだ
明かりさえ点けずにじっと座っている
いいかげん俺もバカだってわかってる
こんなことしてたって死んだやつは生き返らない
あの日常は帰ってくることは無い
自分の精神がこんな弱いものだとは思わなかった
ほんと笑っちまうぜ
だってそうだろ?
友達をちょっといっぺんに失っただけだ
別にありえないことじゃない
たとえば卒業ともなればこんなの日常茶飯事だろう
でも、いったい何なんだ
この悲しさは
この辛さは
俺は壊れてしまったんだろうか?
234 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/04/30(月) 23:53:12.15 ID:DgyjsupR0
はっきりしない頭で学校をでる
いつのまにか家に着いていた
ハルヒが死んだのはもう2週間も前のことなのに
俺はその日からなにも進んでいない
涙さえ出ない
まだ夢のようで現実感がなかった
いや、いっそのこと夢であればどんなによかったことか
だって信じれるわけ無いだろう
ハルヒが
あのハルヒがだぞ?
人類が絶滅してもあいつだけは生きてそうだったあいつが、車でひかれて死ぬなんて
そんなばかなことあるか
くそっ
ハルヒ
おまえだったらこんなときどうするんだ
いつもみたいにバカみたいなハイテンションで解決しちまうのか?
俺にはとてもできそうにねぇよ
教えてくれ
俺はいったいどうすればいい?
俺はいつのまにか眠っていた
235 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/01(火) 00:01:56.78 ID:9gZk3+gc0
夢を見た
「そんなに私と会いたいならあんたも死んだら?」
・・・それもいいかもしれん
でもそっちには長門も朝比奈さんも、ついでに古泉もいないだろう?
俺はみんなに会いたいんだ
「それもそうね・・・あんただけ来たってどうしようもないわ」
だろ
SOS団には
いつも黙って本を読む長門と
コスプレでうまいお茶をくんでくれる朝比奈さんと
くだらないゲームで挑戦してくる古泉と
バカ騒ぎしてるお前がいるんだよ
俺だけじゃとても力不足だ
「バカ騒ぎって何よ、殴るわよ?」
すまん
「まぁいいわ。この際許してあげる
でも私は死んでしまったわ
それはどうやっても覆らない」
237 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/01(火) 00:11:04.27 ID:9gZk3+gc0
・・・わかってるさ
だからこうやって悩んでる
「でもあんたがそこまでSOS団に執着してるなんて少し以外ね」
俺もだ
「SOS団なんて忘れたら楽になれるんじゃない?」
・・・
「記憶、消したい?」
俺が知ってるハルヒはそんなこと言わねぇよ
それについでに答えてやるなら、それはNOだ
「冗談よ・・・忘れたいなんていってたら死刑だったところよ
でもじゃぁあんたはどうしたいの?一生引きずっていく気?」
・・・
「あんたは何を望むの?」
・・・もう一度
「もう一度?」
もう一度やりなおしたい・・・!
「・・・そう、じゃぁすこしだけ力貸してあげるわ」
239 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/01(火) 00:18:18.38 ID:9gZk3+gc0
「キョン君!朝だよ!起きて!」
目を開ける
妹が目に入った
・・・ただの夢だったのか・・・?
リアル、だったな
「ほら、早くしないと学校遅刻しちゃうよ!」
何を言ってるんだこいつは?
昨日は土曜日
今日は日曜日のはずだ
「何言ってるの?今日は火曜日だよ?」
火曜日・・・?
待て・・・今日は何日だ?
「今日?えーと※※※日だよ、今日のキョン君なんかへんー」
・・・?
・・・・・・!!
ハルヒが死んだ日!?
まさか・・・まさか俺は・・・!
時間をさかのぼった!?
242 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/01(火) 00:25:41.21 ID:9gZk3+gc0
学校に全力で急ぐ
教室の扉を思いっきり開けた
そこには──
俺の後ろの席には──
ハルヒがいた
間違いない・・・俺は・・・!
俺は帰ってきた!
「どうしたのキョン?そんな怖い顔s」
「ハルヒ、今日一緒に帰ろう」
俺はもう失ったりしない
ハルヒを
みんなを
SOS団を
決して、もう失ったりしない
それと、夢のハルヒ
ありあがとな
死ぬのはまた今度にするよ
完
244 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/05/01(火) 00:27:59.99 ID:9gZk3+gc0
うわっ
落ち微妙・・・
ともあれ読んでくれた方
ありがとうございました
力不足で微妙なことになってしまいましたが
そこは俺もこれからがんばりますんでご容赦ください
いつか神作品が作れるようにがんばります
ではまたいつか